【図解】楽天銀行マネーサポートのデメリットは?無料で使える範囲と、預けるもの

家計

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「楽天銀行のマネーサポートって、結局なにができるの?」「無料と書いてあるけれど、なにか裏があるのでは?」——そんなところが気になって調べている方が多いと思います。

結論から書くと、これは家計簿アプリの代わりではありません。もっと手前にある、「いま自分がいくら持っているのか」を見えるようにするための道具です。この記事では、公式に書かれている機能と条件を整理したうえで、いちばん見落とされがちなデメリットまでまとめます。

結論:無料で「全体像が見える」道具。家計簿の代わりにはなりません

先に要点だけ置いておきます。

知りたいこと 答え
利用料 無料
必要なもの 楽天銀行の口座(口座開設・維持は無料)
登録できる金融機関の数 上限なし
まとめられるもの 銀行・証券・クレジットカード・各種ポイント・電子マネーの残高
得意なこと 総資産の内訳と推移をグラフで見る/入出金をカテゴリ別に分ける
苦手なこと 費目を細かく作り込む、レシート単位の家計管理
いちばんのデメリット 各金融機関のログインIDやパスワードを預ける仕組みであること

「無料なのに機能が多い」と評判になりやすいサービスですが、ただし条件が1つあります。それがいちばん下の行です。ここを納得できるかどうかで、使う・使わないがほぼ決まります。順番に見ていきます。

何ができるのか、公式の機能から整理します

マネーサポートは、楽天銀行の口座を起点に、ほかの銀行口座や証券口座、クレジットカードなどをまとめて表示できるサービスです。楽天銀行の公式ページでは「金融機関はいくつでも登録可能で、上限はございません」と案内されています。

バラバラの残高を、1つの画面に集める仕組みほかの銀行の口座証券口座クレジットカードポイント・電子マネーID・パスワードを預けて取得マネーサポート楽天銀行アプリの中口座は上限なしで登録利用料は無料見えるようになるもの総資産の内訳と推移入出金のカテゴリ分類※登録には、その金融機関のログインIDやパスワードの入力が必要です利用には楽天銀行の口座(無料)が必要。2026年8月時点の公式情報より
機能 できること
総資産の可視化 資産の合計をグラフで表示し、内訳と推移を確認できる
入出金の分類 日々の入出金をカテゴリー別に自動で分類して表示する
保有商品の確認 保有している商品の数量・残高・評価損益などを確認できる
ローンの状況 借入の状況を明細として確認できる
マンスリーレポート 毎月はじめに、資産とお金の流れをメールで受け取れる
ポイント・電子マネー 各種ポイントや電子マネーの残高も対象になる

ここに並べたものは、いずれも楽天銀行の公式サイトに書かれている内容です(2026年8月時点)。「無料版はここまで」といった機能制限の線引きは、公式ページ上では設けられていません。

ゆきこ( ゚Д゚)『無料って聞くと機能が心配になりますよね。でも意外と見やすいです』

いちばんのデメリットは「ログイン情報を預けること」です

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

楽天銀行のご利用ガイドにある初期設定の手順を読むと、金融機関を登録する場面でこう書かれています。「金融機関サイトにログインするために必要な情報(ログインIDやパスワード等)を入力して」登録する、と。

つまりマネーサポートは、あなたの代わりに各金融機関のサイトへログインして、残高を取ってくる仕組みです。これは「アカウントアグリゲーション」と呼ばれる、この種のサービスでは一般的な作り方で、マネーサポートだけが特別というわけではありません。

ただし、一般的だからといって、リスクがゼロという意味にはなりません。他社に預けたログイン情報がどう扱われるかは、自分では確かめようがないからです。ここは「便利さと引き換えに何を渡すか」という、好みではなく判断の問題だと思います。

気になる場合に、自分の側でできることを挙げておきます。

  • 登録する口座を絞る。全部つながなくても、メインの2〜3口座だけでも全体像はかなり見えます
  • パスワードを使い回さない。ほかのサービスと同じパスワードにしていると、影響が連鎖します
  • 各金融機関側の二要素認証やログイン通知を有効にしておく。身に覚えのないログインに気づける状態にしておくことが先です
  • 使わなくなったら登録を解除する。放置している連携がいちばん危ないという考え方もあります

逆に言えば、これらに納得できるなら、無料でここまで見えるサービスはそう多くありません。「怖いから使わない」でも「便利だから全部つなぐ」でもなく、つなぐ範囲を自分で決めるのが現実的なところだと思います。

家計簿アプリとは、そもそも見ている場所が違います

「家計簿アプリのほうが高機能では?」という声をよく見ますが、これは比べる軸がずれています。2つは、見ている距離が違うんですね。

見ている場所が、そもそも違いますマネーサポート残高の合計を、遠くから見る口座もカードも、まとめて1画面家計簿アプリ1件ずつの支出を、近くで見る費目ごとに、1円単位で追うどちらが上ではなく、役割が違います。両方使う人もいます
観点 マネーサポート 一般的な家計簿アプリ
主に見るもの 資産の合計と内訳 支出の費目と金額
粒度 口座単位・カテゴリ単位 1件ごと・レシート単位
手入力 基本的に不要 現金払いは入力が要ることが多い
料金 無料 無料枠と有料プランに分かれることが多い
向く場面 「今いくらある?」を知りたいとき 「何に使いすぎ?」を突き止めたいとき

家計簿が続かなかった人ほどマネーサポートを評価している、というのは、おそらくこの差によるものです。続かなかったのは根気の問題ではなく、必要のない粒度で記録しようとしていたからかもしれません。まずは全体が見えれば十分、という段階の人には、こちらのほうが合います。

良い評判と、気になる評判を並べてみます

良いと言われている点 気になると言われている点
無料でここまで見られる 動作が重く感じることがある
銀行が提供しているという安心感 ログイン情報を預ける仕組みへの抵抗
手入力がほぼ要らず、続けやすい 費目を細かく作り込めない
資産全体をひと目で把握できる 投資の詳細な分析には物足りない
楽天カードや楽天証券と相性がよい 連携先によっては反映が遅れることがある

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、家計管理を趣味レベルで極めたい人向きではありません』

ただ、これは裏を返せば「そこまでやりたくない人には十分」ということでもあります。物足りないという評価は、多くの場合もっと細かい道具を求めている人から出ているものです。

向いている人・向いていない人

向いている 向いていない
家計簿が続いたことがない 費目を自分で細かく設計したい
口座やカードが増えて把握できていない 現金払いが生活の中心
楽天銀行をメインで使っている 楽天銀行の口座を作る気がない
まずは無料で試したい ログイン情報を他社に預けたくない
資産の推移を月単位で眺めたい 投資の損益を細かく分析したい

いちばん右下の「ログイン情報を他社に預けたくない」に当てはまる方は、無理に使う必要はまったくありません。各金融機関のアプリを個別に開くのは手間ですが、それで困らない口座数なら、それでいいと思います。

使い始めるまでの流れ

楽天銀行のご利用ガイドに沿うと、アプリからの手順はおおよそ4段階です。

手順 すること
1 楽天銀行アプリにログインし、「マネーサポート(資産管理)」を開く
2 利用規定を確認して「利用登録」へ進む
3 登録したい金融機関を選び、その金融機関のログインIDやパスワードを入力する
4 プロフィール(家族形態・居住形態など)を登録して完了。あとから設定することもできます

3番目でつまずく方が多いはずです。ここで手が止まったなら、その感覚は正しいと思います。急いで全部つながず、まずはメインの銀行1つだけで様子を見るのがおすすめです。

よくある質問

料金と条件について

  • Q: 本当に無料ですか?
    → 楽天銀行の公式サイトに「無料でご利用いただけます」と明記されています。利用にあたって楽天銀行の口座が必要ですが、口座開設と維持も無料です。

  • Q: 楽天銀行の口座がなくても使えますか?
    → 使えません。楽天銀行の口座を持っている人向けのサービスとして提供されています。

  • Q: 登録できる金融機関に上限はありますか?
    → 公式には「上限はございません」と案内されています。ただし、すべての金融機関が対応しているわけではないため、対応機関一覧での確認が必要です。

安全性について

  • Q: ログイン情報を預けるのは危なくないですか?
    → 危険度をこちらで断定することはできません。仕組みとしては、この種の資産管理サービスで広く使われている方式です。判断材料として、パスワードの使い回しをやめる・各金融機関側の二要素認証を有効にする・つなぐ口座を絞る、といった対策をとったうえで使う方が多いようです。

  • Q: 登録した金融機関を後から外せますか?
    → 金融機関の管理画面から登録の追加・削除ができるよう案内されています。使わなくなった連携は外しておくほうが安心です。

使い勝手について

  • Q: 家計簿アプリの代わりになりますか?
    → 用途が違います。資産の全体像を見るには十分ですが、費目ごとに1円単位で管理したい場合は、家計簿アプリのほうが向いています。

  • Q: 反映されない・残高が古いことがあります
    → 各金融機関のサイトから情報を取得する仕組みのため、金融機関側の仕様変更やメンテナンスの影響を受けることがあります。しばらく待っても直らない場合は、登録の再設定を試す形になります。

  • Q: マンスリーレポートは必ず届きますか?
    → 前々月末日から配信日まで継続して登録していることが対象条件として案内されています。設定した直後は、開始が1〜2回分ずれることがあるとされています。

まとめ:まず1口座だけつないでみる

マネーサポートは、無料で、上限なく口座をまとめられて、手入力もほぼ要らない——という点だけを見ればかなり強いサービスです。そのうえで、各金融機関のログインIDやパスワードを預ける仕組みであるという一点を、納得したうえで使うかどうか。判断はそこに集約されます。

迷っているなら、まずはメインの銀行1つだけを登録して、1か月眺めてみるのがいいと思います。全体像が見えるだけで、お金に対する落ち着き方はけっこう変わります。完璧じゃなくていい。まずは、自分のお金の流れを知ること。そこから先は、必要になったときに考えれば間に合います。

お金の入り口を増やす側の話については、副業のデメリット8選のほうで、口座や収入が増えたあとに起きることをまとめています。

この記事で参照した情報

  • 楽天銀行 公式サイト「無料資産管理サービス『楽天銀行のマネーサポート』」(利用料無料/登録金融機関数の上限なし/総資産のグラフ表示・入出金のカテゴリー分類・マンスリーレポート)
  • 楽天銀行 ご利用ガイド「マネーサポート初期設定」(金融機関サイトにログインするために必要な情報=ログインIDやパスワード等を入力して登録する旨の記載)
  • 楽天銀行 ご利用ガイド「マネーサポートの金融機関管理」
  • 楽天銀行 プレスリリース「無料資産管理ツール『マネーサポート』のカテゴリーにiDeCoを追加」(2018年)

いずれも2026年8月時点の内容です。サービスの仕様・手数料・対応金融機関は変更されることがあるため、申し込みの前に必ず楽天銀行の公式サイトでご確認ください。

※本記事はサービス内容を調査・整理したものであり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的とするものではありません。また、実際の使用体験を断定的に示すものでもありません。

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