ペダルレンチの代用——15mm薄口スパナと六角レンチで外せる。左は逆ネジ、の落とし穴つき

生活

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子ども乗せ自転車のペダル交換、折りたたみペダルへの付け替え、処分前の分解——いざやろうとして気づくんですよね。「ペダルレンチって、うちにない」。ホームセンターで千円ちょっと、でも今日この1回のためだけに買うのはちょっと悔しい。

結論、ペダルの形によっては家の工具で代用できます。ただしペダルには「左は逆ネジ」という有名な落とし穴があって、これを知らずに回すと、外すつもりが全力で締め込む事故になります。代用工具の話とセットで、そこまで含めてまとめますね。

まず裏を見る——六角穴があれば「六角レンチ」が最有力

実は最近のペダルの多くは、軸の裏側(クランクの内側から見える軸の端)に六角穴が開いています。ここに六角レンチ(アーレンキー)の6mmまたは8mmを差して回せば、ペダルレンチなしで外せます。組み立て家具用の六角レンチセットがある家なら、実はもう道具は揃っているんです。

  • クランクの内側から差し込んで回します(スパナと左右の回し向きが逆に感じられるので、後述の「緩む向き」を必ず確認)
  • 短い六角レンチはトルクが出しにくいので、長い柄のタイプか、パイプをかぶせて(安全注意は後述)

六角穴がない昔ながらのペダルは、次のスパナ編へどうぞ。

代用の本命は「六角レンチ」か「15mm薄口スパナ」① 軸の裏に六角穴あり→ 六角レンチ6mm/8mmを クランク内側から差して回す家具用の六角セットでOK② 六角穴なし→ 15mmの薄口スパナで軸の 二面幅を挟んで回すモンキーは厚くて入らない事が多い最大の落とし穴:左ペダルは逆ネジ。緩める向きは「両方とも後輪の方へ回す」知らずに回すと全力で締め込む事故に。回す前に左右とネジ向きを必ず確認固着:浸透潤滑剤→10分→パイプ延長で「押す」向きに体重。指の位置に注意それでも動かなければ自転車店へ(工賃数百円〜。ネジ山を壊すより安い)

スパナで代用するなら「15mm・薄口」——モンキーがダメな理由

ペダル軸の根元には、スパナをかける平らな二面があります。ここの幅はほとんどの自転車で15mm(一部9/16インチ表記も実質同じ)。つまり15mmのスパナ(コンビネーションレンチ)があれば回せます。

ただし条件がひとつ、「薄口」であること。ペダルとクランクの隙間は数ミリしかなく、普通の厚いスパナやモンキーレンチはあごの厚みで隙間に入らないことが多いんです。モンキーで無理にナナメ掛けすると、滑って二面の角をなめる(丸くする)→本職のレンチでも掛からなくなる、という最悪コースへ。入らない工具で粘らないのが、ここでの大事な判断です。ハブコーンレンチ(15mm)は薄さは完璧ですが、薄すぎ+短すぎでトルクに耐えない設計なので、固着ペダルには使わないであげてください。

最大の落とし穴——左ペダルは「逆ネジ」です

工具より大事な知識がこれ。自転車の左ペダル(進行方向に向かって左・チェーンのない側)は逆ネジで、普通のネジの感覚で反時計回りに回すと締まります。走行中にペダルが緩まないようにするための設計です。

覚え方はこれがいちばん間違えません——「緩めたい時は、左右どちらのペダルも“自転車の後ろの方向”へ回す」。クランクを水平にして、レンチを掛けて、後輪の方へ。締める時は逆に、前輪の方へ。左右で条件が対称になるので、混乱がなくなります。「渾身の力で回したら実は締めていた」は、ペダル外しの失敗談で一番多いパターンです。回す前に深呼吸して向きの確認を。

固着して外れない時——潤滑・延長・それでもダメなら店

「ペダルが外れない」の大半は、長年の雨とサビで軸がクランクに固着したケース。手順で攻めます。

  1. 浸透潤滑剤をネジの合わせ目に吹いて10分待つ(一晩置ければなお良し)。サビがひどい車体は、まわりのサビ落としも兼ねて自転車のサビ取りもどうぞ
  2. レンチに鉄パイプをかぶせて柄を延長し、テコを長くします。この時、「引く」より「押す」向きで体重をかけるのが安全のコツ。外れた瞬間に手がチェーンリング(ギザギザの歯)やスポークに突っ込まない位置か、先に確認してください。軍手より、滑らないゴム引き手袋が安心です
  3. 反対側のクランクを踏んで固定する、車体を壁に寄せて動かないようにする、も効きます
  4. ここまでで動かなければ、自転車店へ。ペダル外しの工賃は数百円〜が相場で、なめたネジ山やクランクを傷めてからでは修理代が一桁変わります。撤退も整備のうちです

ゆきこ( ゚Д゚)『長男の自転車の左ペダル、私は5分間、全力で締め続けていました…。「後ろに回す」を知ってからは一発。力の問題じゃなかったんです』

外れたら——次のペダルを付ける時の2つの約束

  • ネジ山にグリス(なければ薄く油)を塗ってから締める——次回の固着予防に効く、いちばん大事なひと手間です
  • 左右を間違えない——ペダル軸の端に「L」「R」の刻印があります。逆に付けるとネジ山を壊すので、締まりが妙に固い時は即ストップして刻印確認を

これからも自分で整備しそうなら、結局ペダルレンチ(または15mm薄口スパナ)を1本持っておくのが早くて安全です。千円ちょっとで、貸し借りにも重宝しますよ。


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まとめ:裏の六角穴→15mm薄口→向きは「後ろへ回す」

  1. まず軸の裏を見る。六角穴があれば六角レンチ6mm/8mmが最有力の代用
  2. なければ15mmの薄口スパナモンキーは厚みで入らない・なめるので粘らない
  3. 左ペダルは逆ネジ。緩める向きは「左右とも後輪の方へ回す」で覚える
  4. 固着は浸透潤滑剤10分→パイプ延長→押す向きに体重。指の位置を確認してから
  5. 動かなければ自転車店(工賃数百円〜)。取り付け時はグリス+L/R刻印の確認

保存版:この記事の早見表

代用チャートを1枚にまとめました。

ペダルレンチの代用早見表:ペダル軸の裏に六角穴があれば六角レンチ6ミリか8ミリをクランク内側から回すのが最有力。なければ15ミリの薄口スパナ。モンキーレンチは厚くて入らないことが多くなめる原因になる。左ペダルは逆ネジで、緩める向きは左右とも後輪の方へ回すと覚える。固着は浸透潤滑剤を吹いて10分置きパイプ延長で押す向きに体重をかける。外れなければ自転車店へ。取り付け時はグリスを塗りLとRの刻印を確認

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