【図解】ドアストッパーの外し方|床埋め込みのマグネット式はキャップを回す。ネジが見えない時・床を傷めない養生・効かない時の4か所

住

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

掃除機をかけるたびにガチャンと当たる、床から生えた小さな金具。お掃除ロボットが乗り上げてしまう、子どもが足の指をぶつけた、模様替えでドアの開く向きを変えたい。理由はいろいろですが、床に埋め込まれたドアストッパーを外したいと思って上からのぞき込んだら、ネジらしきものが何も見えなくて手が止まる。ここで固まる方、とても多いと思います。

先に結論をひとつ。床埋め込みのマグネット式は、多くの製品で上のキャップやカバーを反時計回りに回すと、中からネジが顔を出します。いきなり引き抜こうとしたり、こじ開けようとしたりすると床が欠けるので、順番さえ間違えなければ落ち着いて外せます。

外すこと自体より大事なのは床材を傷めないことと部品をなくさないこと。まずは、お宅のストッパーがどの種類かを下の図で確かめてください。

うちのドアストッパーはどれ? しゃがんで「床」と「ドアの下」の両方を見る どれに近い? 床から丸い金具 マグネット式 キャップを回すと ネジが出てくる 第2章へ ▶ ドアの下にレバー ツメ式・床は何もない ドア側の ネジ2本で外れる 第4章へ ▶ 置く・はさむだけ くさび・重り 持ち上げれば 終わり 第1章へ ▶ くっつかないだけ 本当は直したい 外す前に 4か所を見る 第5章へ ▶ 床を傷めない養生は第3章、賃貸の考え方は第6章

→ 種類の見分け/床埋め込みの外し方/床を傷めない養生/ドア側の受け金具/効かない時の4か所/賃貸で外していい?/よくある質問

まずは種類の見分けから——外し方が全部ちがいます

「ドアストッパー」とひとくちに言っても、家についているものは何種類かあります。見分けがついた時点で外し方は半分決まるので、まずしゃがんで床とドアの両方を見てみてください。

  • 床埋め込みのマグネット式。床から丸い金具が少しだけ出ていて、ドアの下のほうにも金属の板が付いているタイプ。ドアを開け切ると磁石でカチッと吸い付いて止まります。外すのは床側とドア側の2か所になります
  • ドア下部のツメ式(フック式)。ドアの下のほうに付いたレバーを足で踏み下ろすと、床に引っかかって止まるもの。床には何もありません。ドアに付いたネジ2本で留まっていることがほとんど
  • 置き型・差し込み型。ゴムのくさびをドアの下に差し込むもの、床に置くだけの重りタイプ。これは外すも何も、持ち上げれば終わりです
  • 戸当たり(壁付け)。壁の巾木のあたりから棒状に出ていて、ドアが壁に当たるのを受け止めているもの。ネジ1〜2本ですが、外すとドアノブが壁に当たって穴を開けることがあるので、外す前に一度考え直したいタイプです

ここから先は、いちばん質問の多い「床埋め込みのマグネット式」を中心にお話しします。

床埋め込みのマグネット式を外す手順——ネジが見えないのは「隠れている」だけ

上から見てもネジ穴がない、というのがこのタイプの共通の悩みです。ネジはキャップの中に隠れています。中の構造は、だいたい下の図のようになっています。

ネジはキャップの下。外す順番は ①→②→③ ① キャップを回す 反時計回り 滑るならゴム手袋 ② ネジをまっすぐ抜く 押し付け 斜めに当てると頭がつぶれる ③ 台座を持ち上げる 当て木 力はまっすぐ上・数ミリずつ いきなり引き抜く・床を支点にこじる = 床が欠ける
  1. 床に養生をする。外す金具のまわり10cmくらいに、はがしやすいテープを貼っておきます(次の章で詳しく)
  2. 上のキャップを反時計回りに回す。指でつまんで回るものが多いです。回らなければ、ゴム手袋をはめると滑りにくくなります。それでもだめなら、輪ゴムを何重かに巻いてから回すと指が食いつきます
  3. 中のネジをドライバーで抜く。キャップの下に、プラスのネジが1本か2本。サイズの合ったドライバーを、まっすぐ押し付けながらゆっくり回してください。斜めに当てると頭をなめて(つぶして)しまい、そこから一気に難しくなります
  4. 台座を持ち上げる。ネジが抜ければ、金具はすっと外れます。抜けない時は接着剤やほこりで固着しているので、次の段落へ

キャップが回らない、ネジも見えない、というタイプもあります。製品によって構造がちがうので、型番や刻印が見えればメーカーの取付説明書を探すのが近道です。手で外す場合は細いマイナスドライバーを金具と床のすき間に差し込んで、少しずつ。一気に力を入れず、位置をずらしながら数ミリずつ持ち上げるのがコツです。当て木(薄い板や折りたたんだ厚紙)をはさんで、てこの支点を床に直接作らないようにしてください。

固着している時は、時間をかけるほうが結局は早いです。ぬるま湯を含ませた布をしばらく当てて汚れをふやかす、すき間のほこりを掃除機で吸い出す。それでも動かないなら、そこは無理をしないで管理会社や工務店に相談するのが安全です。床を割ってしまうと、金具1個の話ではなくなってしまうので。

床材を傷めないための養生——ここだけは先に読んでほしいところ

フローリングの表面は、木目を印刷したシートや薄い突き板で仕上げてあることが多く、金属の工具でこすると白い傷が入りやすいです。養生は5分、傷の後悔は何年です。

  • 金具のまわりにテープを貼る。工具がすべった時の保険になります。はがす時はゆっくり、低い角度で。長く貼りっぱなしにすると跡が残ることがあるので、作業が終わったらすぐはがす
  • 工具と床の間に必ず当て木か布を入れる。マイナスドライバーでこじる時、支点になるところに薄い板や厚紙を敷きます。ここを省くと、支点のところがへこみます
  • 工具を床に直接置かない。タオルを1枚敷いて、その上に道具をまとめておくと安心です
  • 力の向きは「まっすぐ上」。斜めに引っ張ると、支点の一点に力が集中して床が欠けます
  • 畳やクッションフロアはもっと弱い。工具の角で切れてしまうので、より広めに養生を

ドア側の受け金具(吸着板)とツメ式の外し方

床側を外したら、ドアの下のほうに残っている金属の板も外しておきましょう。こちらは分かりやすく、ネジ2本で留まっているのがほとんどです。ツメ式のストッパーも、ドアの下部に付いた本体をネジで外す形です。

  • ドアを開けた状態で、下のほうの内側を見るとネジが見えます。プラスドライバーで2本抜けば外れます
  • ネジ穴が縦長の長円になっているものは、高さを調整できるタイプ。ゆるめて上下に動かし、いい位置で締め直せます
  • 外した跡にネジ穴が2つ残ります。木部用の補修材やクレヨンタイプのパテで埋めておくと目立ちません
  • 中が空洞の軽いドアは、ネジを何度も抜き差しすると穴がゆるくなります。抜くのは1回で済ませたいところ

ドアまわりの分解でつまずいた時は、クローゼットの扉の外し方と直し方や、ドアノブのラッチが動かない時の分解のしかたも参考になると思います。ネジの向きや部品の並びは、どのドアでも考え方が似ています。

外れない、じゃなくて「効かない」時——見るのはこの4か所

そもそも外したいのではなく、くっつかなくなったから何とかしたいという方も多いですよね。マグネット式が効かなくなる原因は、だいたい次の4つに絞られます。

くっつかない時は、外す前にこの4か所 1 高さのずれ ドアが下がって すき間ができる 2 ほこり・髪 乾いた布で 両面をふく 3 ゴムの摩耗 先のゴムだけ 交換できることも 4 ネジのゆるみ 床側もドア側も 締め直す 受け金具のネジ穴が縦長なら、高さを合わせ直せる
  1. 高さがずれている。ドア側の板と床側の金具の高さが合っていないと、磁石の力が届きません。ドアの重みで丁番が下がると、数ミリのずれが出ます。ドア側の受け金具のネジをゆるめて、床側の高さに合わせて締め直すと戻ることが多いです
  2. 間にほこりや髪の毛がはさまっている。磁石は距離が少し開くだけで力が急に落ちます。両方の面を乾いた布でしっかりふくだけで、あっさり直ることも。掃除機のノズルの先で吸うのも早いです
  3. ツメやゴムの摩耗。ツメ式のストッパーは、先のゴムがすり減ると床をつかめません。この部分だけ交換できるものもあるので、金具全体を替える前に部品を見てみてください
  4. ネジがゆるんでいる。何年も開け閉めしていれば、床側もドア側もゆるみます。締め直すだけで直ることも意外と多いです

それでも直らない、部品がもう手に入らない、という時は交換になります。床に新しい穴を開けたくない場合は、置くだけのタイプや、ドアの下にはさむタイプに切り替えるという手も。軽い室内ドアなら止まっても、重い玄関ドアや風の強い場所では押し負けることがあるので、商品の対応するドアの重さや用途の表示を見て選び分けてください。

賃貸で外していい?——「戻せるかどうか」で考えると迷いません

賃貸で最初から付いている設備は、基本的に大家さんのものです。外すこと自体がすぐ違反になるわけではありませんが、退去の時に元の状態に戻せるかどうかが判断の分かれ目になります。

  • 外した部品は全部まとめて保管する。台座、キャップ、ネジ、ドア側の板、ワッシャーのような小さい部品まで。ジッパー付きの袋に入れて、油性ペンで「玄関ドアのストッパー」と書いておくと、数年後の自分が助かります
  • 新しい穴は開けない。別の場所に付け直したくなっても、賃貸では置き型やはさむタイプで乗り切るのが安全です
  • 心配なら、外す前に管理会社へ一本連絡を。「掃除ロボットが乗り上げるので一時的に外して保管したい」と伝えれば、話が早いことが多いです
  • 床に残った穴に足を引っかけない。抜いたあとの穴は思ったより存在感があります。薄いマットを敷くか目立つテープを貼っておくと、家族がつまずきません

そして小さなお子さんがいるお宅では、外したネジやマグネットを床に置きっぱなしにしないこと。磁石を複数飲み込むと腸をはさんで穴が開くなど、重大な事故につながることが消費者庁などから注意喚起されています。作業のあいだは別の部屋で遊んでもらう、外した部品はその場ですぐ袋へ、を徹底してください。

よくある質問

Q. キャップがどうしても回らない。

A. ゴム手袋や輪ゴムで滑りを止めても回らない場合は、回すタイプではない可能性があります。型番や刻印を手がかりにメーカーの取付説明書を探すか、管理会社・工務店に相談してください。工具でキャップをつかんで回すと、表面に傷が付きやすいので当て布をします。

Q. ネジの頭がつぶれて回らなくなった。

A. それ以上同じドライバーで回すと悪化します。一回り大きいサイズのドライバーに替える、ゴムシートを頭にはさんで押し付けながら回す、などで回ることがあります。無理なら専門の業者へ。床の近くで電動工具を使うのは、床を傷めやすいので避けたほうが安心です。

Q. 外した跡の穴はどうする?

A. 持ち家なら、床の色に合わせた補修材で埋める方法があります。賃貸は自分で埋めると原状回復の範囲で問題になることがあるので、穴はそのままにして、部品を保管しておくのが無難です。

Q. お掃除ロボットが乗り上げるだけなら、外さなくていい方法は?

A. ロボットの進入禁止の設定(アプリの禁止エリアや境界テープなど)で、ストッパーのまわりだけ避けさせる方法があります。機種の説明書で使える機能を確かめてみてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『子どもが床のストッパーに小指をぶつけて泣いた日に真顔でドライバーを取りに行く、という流れ、よく聞きます。キャップが回らなくて格闘して、ゴム手袋をはめた瞬間にくるっと回るのもお約束。外したネジをその辺に置くと3分で行方不明になるので、袋は先に用意してくださいね』

外したあとに「やっぱり止まらないと不便」となった時は、床に穴を開けずに使えるタイプがあると安心です。マグネット式は磁力の強さと高さの合わせやすさで使い心地がずいぶん変わるので、今のドアの重さに合うものを選んでみてください。


マグネット式のドアストッパーをAmazonで探す

あわせて読みたい

ドアまわりの困りごとは、外し方の考え方が似ています。クローゼットの扉の外し方と直し方では、外れた扉を戻す時の順番を。ドアノブのラッチが動かない時の分解は、ネジをなめないコツも一緒に書いています。冬場にドアノブでバチッとくるのがつらい方は、ドアノブの静電気を防ぐ方法もどうぞ。

まとめ:キャップを回せばネジが出る、その前に養生を

  1. 床埋め込みのマグネット式はキャップを反時計回り。中にネジが隠れていることが多い
  2. 外す前にまわり10cmを養生。当て木をはさみ、力はまっすぐ上へ
  3. ドア側の受け金具はネジ2本。長円の穴なら高さを調整できます
  4. 効かない時は高さ・ほこり・摩耗・ゆるみの4か所を順に
  5. 賃貸は部品を全部保管。新しい穴は開けず、小さい部品とマグネットは子どもから遠ざける

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ドアストッパーの外し方の早見表:種類は床に埋め込みのマグネット式、ドア下部のツメ式、置き型や差し込み型、壁付けの戸当たりの4つで、まず床とドアの両方を見て見分ける。床埋め込みの外し方は、まわり10cmに養生テープを貼る、上のキャップを反時計回りに回す、中に隠れたネジをドライバーでまっすぐ抜く、台座を持ち上げる、ドア側の受け金具はネジ2本で外す、外した部品は袋にまとめる。床を傷めないコツは当て木をはさんでこじる、工具を床に直接置かない、力の向きはまっすぐ上、畳と床シートは広めに養生する。効かない時は高さのずれ、間のほこり、ツメやゴムの摩耗、ネジのゆるみの4か所を順に見る。賃貸は原状回復が基本で、外した部品はまとめて保管し、新しい穴は開けず、小さい部品とマグネットは子どもの手の届かない所へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました