水耕栽培のカビと虫——スポンジの白いカビ、根が茶色い時、室内で虫がわく理由

家事

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土を使わないから清潔、と思って始めた水耕栽培。それなのに、スポンジにふわっと白いカビが生えた、水がなんだか臭う、根が茶色くなってきた、小さな虫が飛ぶ……。「どこで間違えたのかな」と、がっかりしますよね。

先に結論をひとつ。水耕栽培のカビや臭いは、「水の汚れ」「水に当たる光」「スポンジの湿りすぎ」から起きやすい。つまり、水の替え方と容器の洗い方、光をさえぎる工夫で減らせます。また、根が茶色くても、においとぬめりがなければ、その植物のもともとの色のこともあります。まずは自分の状況から見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へスポンジが白いふわふわ→カビの見分けを見る第1章へ ▶黒い点・水が臭う→水と容器を洗う第3章へ ▶根が茶色い→においとぬめりを確認第4章へ ▶小さな虫が飛ぶ→水のこぼれと入り口を見る第5章へ ▶ポンプやライトを使う→電気と水の距離に注意第6章へ ▶

ケース別に読む:カビを見分けたい人|スポンジにカビが生えた人|水と容器を洗いたい人|根が茶色い人|虫がわく人|ポンプやライトを使う人

4コマ漫画|水耕栽培のカビと虫1スポンジに白いカビスポンジに白いふわふわが…白いカビ光が当たる容器は要注意2そのまま放置しばらくこのままでいいか放置水もにごってくる3スポンジ交換と容器洗いスポンジを替えて容器も洗おう新しい水中性洗剤でしっかりすすぐ4すっきり再スタート光をさえぎって再スタート遮光して水を清潔に

カビかどうかの見分け表——白い綿・黒い点・緑のこけ・ぬめり

水耕栽培の容器まわりに出る汚れは、見た目で大まかに分けられます。

見た目 考えられること まずやること
白い綿のようなふわふわ スポンジや根元に生えたカビ スポンジを替える。容器を洗い、水を入れ替える
黒い点や黒い斑点 黒カビの可能性 その部分を取り除き、風通しと湿りすぎを見直す
水や容器の内側が緑っぽい 光が当たって育ったこけ 容器を洗い、光をさえぎる
触るとぬるぬる、においがある 水の汚れ。根が傷んでいることも 水を全部替え、容器を洗う。根の状態を確認

ピンク色のぬるぬるが出た時は、加湿器などでも同じことが起きます。考え方は加湿空気清浄機のタンクやトレーがピンク・黒っぽい時にまとめています。

水耕栽培のカビは、「清潔にしているつもりなのに出る」ことも珍しくありません。室温が高い季節や、日当たりのよい窓辺に容器を置いている場合、水の温度が上がって汚れが進みやすくなります。透明な容器は、外から根の様子が見えて楽しい反面、光が入りやすいので、遮光の工夫がより大切です。

スポンジに白いカビが生えた時——取り替える

スポンジの白いカビは、芽を出すために湿ったスポンジに、水の汚れと室温が重なって出ることが多いです。見つけたら、そのスポンジは新しい物に替えるのが基本です。

  • 芽や根を傷めないよう、スポンジを少しずつ裂いて、ていねいに外す
  • 根や茎についたカビは、水で優しく流す
  • 新しいスポンジは、下の部分だけが水に触れる水位にする。全体がつかりきらないように
  • 容器は洗って、水も全部入れ替える

スポンジが常に水でびしょびしょだと、カビが出やすくなります。根が水に触れて、スポンジの上の部分は空気に触れている状態が理想です。水位は、植物の種類や容器で変わります。市販のキットの説明書きに合わせてください。

水の替え方と容器の洗い方——光をさえぎる工夫も

水の汚れは、においやカビのいちばんの元です。水の替え方は、植物の種類や季節、容器の大きさで変わります。頻度は説明書きに従い、水が濁った・臭う・ぬるぬるしたと感じたら、早めに替えるようにしましょう。

容器の洗い方の3ステップ1水を全部捨てる根は傷めない→2中性洗剤でやさしくこする→3しっかりすすぐ洗剤を残さない
  • 台所用の中性洗剤で洗い、洗剤が残らないよう、しっかりすすぐ
  • 洗う時は、ゴム手袋があると手荒れしにくい
  • 塩素系の漂白剤と、酸性の洗剤は絶対に混ぜない。「まぜるな危険」の表示を必ず守る。使うなら換気を
  • 容器に光が当たると、こけが出やすい。外側に布や紙を巻いて遮光する

薬剤やカビ取り剤は、植物に使えるかどうか製品の表示を確かめてから。使う場合も、換気と子どもやペットを近づけないことを守ってください。

水を替える時は、根を傷めないよう、新しい水の温度が極端に冷たかったり熱かったりしないものを使います。水道水をそのまま使う場合の扱いは、植物の種類や説明書きに従ってください。水を替えるたびに、容器の縁と、水が触れていた内側の線のあたりを指でなでて、ぬめりがないか確かめる習慣をつけると、カビの芽に早く気づけます。

根が茶色い・根腐れ・根詰まりの時

根が茶色いと、「腐っている?」と心配になります。でも、植物によっては、もともと根が茶色っぽいことがあります。大事なのはにおいとぬめりです。

  • においもぬめりもない:その植物の色の可能性があります。様子を見ましょう
  • いやなにおいがする・ぬるぬるして、触ると崩れる:傷んでいる可能性が高いです。傷んだ根を取り除き、水を全部替えます
  • 根が容器いっぱいに詰まっている:根詰まりかもしれません。容器を大きくする時の目安は、植物の説明書きで

「水耕栽培は根腐れしない」と言われることがありますが、これは土のように水が抜けない状態になりにくい、という意味合いです。実際は、水が汚れたり、根が空気に触れなかったりすると、傷むことがあります。水の汚れと空気、このふたつを意識すると考えやすくなりますよ。

戻らない時や、傷みの範囲が広い時は、園芸店に相談してください。根腐れ防止の製品を使う場合は、表示のとおりに。

室内で虫がわく時——入り口と湿気を見る

室内の水耕栽培で飛ぶ小さな虫は、水のこぼれや、湿った場所に集まっていることがあります。

  • 受け皿や、容器のまわりにこぼれた水がたまっていないか
  • スポンジが傷んで、水が濁っていないか
  • 窓や換気扇から入ってくる虫が、容器のまわりに集まっていないか

こぼれた水はこまめに拭き、傷んだスポンジは替えます。容器の口を防虫ネットなどでふさぐ方法もあります。根を水につけて育てる豆苗の水の扱いは豆苗の保存方法は?も参考になります。水と根の様子をこまめに確認する習慣が、虫を減らす近道です。

殺虫剤を使う場合は、製品の表示どおりに。換気をして、食べる植物や子ども、ペットに触れないようにします。効き目をあてにするより、水を清潔に保つことを優先してください。

食べる野菜を水耕栽培で育てている場合は、カビや傷みのある部分は食べずに取り除きます。においがおかしい、ぬるぬるしている、といった時は、無理に使わないほうが安心です。迷ったら、食べないという選択をしてください。

ポンプやライトを使う時の水と電気

水を循環させるポンプや、育てるためのライトを使う場合、水と電気が近くなります。次のことを必ず守ってください。

水耕栽培の電気の安全✓OK説明書どおりに使う乾いた手で触るコンセントは水から離す✕NG延長コードに水がかかる濡れた手でさわる自分で配線を直す
  • 市販のポンプやライトを、説明書どおりに使う
  • コンセントや延長コードは、水がかからない高い位置に置く
  • 濡れた手で、プラグやコードに触らない
  • 自分で配線や改造はしない。不具合があれば、メーカーの案内に従う

水槽のポンプやフィルターの手入れは、水槽のフィルターの掃除の仕方も参考になります。

子どもやペットのいる家で

小さな子どもは、容器の水を飲んだり、小さな部品を口に入れたりすることがあります。水耕栽培の容器は、手の届かない棚に置いてください。ペットが水を飲んだり、スポンジをかじったりする心配がある家も同様です。

ゆきこ( ゚Д゚)『水耕栽培は「清潔そう」だからこそ、カビが出るとショックですよね。でも、水と容器を洗う習慣さえつけば、ぐっと続けやすくなると思います』

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根を支えるために、土の代わりになる粒を使う方法もあります。水はけのよい粒は、スポンジより乾きやすく、カビの心配を減らす選択肢になります。


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まとめ:水の汚れと光とスポンジの湿りすぎを減らす。電気は説明書どおりに

  1. カビと臭いは、水の汚れと光とスポンジの湿りすぎから。見た目で見分ける
  2. カビたスポンジは替え、容器は洗って水を全部入れ替える。洗剤はしっかりすすぐ
  3. 塩素系と酸性の洗剤は混ぜない。換気とゴム手袋を守る
  4. 根が茶色でも、においとぬめりがなければ様子を見る。傷みがあれば取り除く
  5. ポンプやライトは説明書どおり、水を近づけない。配線は自分でいじらない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

水耕栽培のカビと虫の早見表:カビや臭いは水の汚れ・光・スポンジの湿りすぎから。白い綿はカビでスポンジを替える、黒い点は取り除く、緑はこけで遮光する、ぬるぬるは水を全部替えて容器を洗う。台所用の中性洗剤でしっかりすすぎ、塩素系と酸性の洗剤は混ぜない。根が茶色でもにおいとぬめりがなければ様子を見る。虫はこぼれた水と傷んだスポンジに集まりやすいので、こまめに拭いて防虫ネットも使う。ポンプやライトは説明書どおりに使い、コンセントや延長コードに水をかけない、濡れた手で触らない、自分で配線しない。子どもとペットの手の届かない所に置く

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