金のなる木の挿し木が根付かない時——茎が曲がる・倒れる・寒さで傷んだ時と、花の咲かせ方

家事

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枝を切って挿してみたのに、いつまでたっても根が出た気配がない。葉もだんだん元気がなくなってきた。そんな時は、「やり方が間違っていたのかな」と心配になりますよね。しかも金のなる木は、増やしやすい植物と言われているので、うまくいかないと余計にがっかりしてしまいます。

先に結論をひとつ。挿し木で大事なのは、「切り口を乾かす」「湿らせすぎない」「明るい日陰で待つ」の3つです。根が出ないときも、茎が曲がったり倒れたりするときも、寒さで傷んだときも、この3つに戻って考えると迷いません。この記事では、挿し木の流れと、うまくいかない時の見直しポイント、傷んだ株の整え方、花を咲かせたい時の考え方まで、順番に見ていきましょう。

状況から自分の章へ挿し木の手順を知りたい→切る・乾かす・挿す・待つ第1章へ ▶根が出ない→切り口・土・置き場所を見る第2章へ ▶茎が曲がる・倒れる→光の向きと支えを見直す第3章へ ▶寒さや雪で傷んだ→傷んだ所は切って整える第4章へ ▶花を咲かせたい→日当たりと水の加減を知る第5章へ ▶

ケース別に読む:挿し木の手順を知りたい人|根が出ない人|曲がる・倒れる人|寒さで傷んだ人|花を咲かせたい人

4コマ漫画|金のなる木の挿し木挿し木したのに1根が出ないよ…長いこと変化なし変化のないまま時間が過ぎるやりがちNG2水をたっぷり!すぐ挿そう切ってすぐ湿った土へ見直し3切り口を乾かしてから挿そう乾かしてから浅く挿す待つ4明るい日陰でゆっくり待つ水は控えめに様子を見る

挿し木の流れ——切る・乾かす・挿す・待つ

金のなる木は、葉や茎に水をためる性質があります。だから、切った枝もすぐには枯れません。この「ためている水」を味方にして、根が出るまでゆっくり待つのが挿し木の基本です。

挿し木の4ステップ1切る清潔なはさみで→2切り口を乾かす風通しのよい日陰→3浅く挿す乾いた土に→4明るい日陰で待つ水は控えめに
  1. 切る。元気な枝を選んで、清潔なはさみで切ります。はさみは使う前に洗って乾かし、刃先は自分や家族に向けないようにします
  2. 切り口を乾かす。切ってすぐ土に挿さず、風通しのよい日陰に置いて、切り口を乾かします。乾き方は枝の太さで違うので、触ってしっとりしていなければ大丈夫です
  3. 浅く挿す。水はけのよい乾いた土に、枝が自立する程度に挿します。深く埋める必要はありません
  4. 明るい日陰で待つ。直射日光は避けて、明るい場所に置きます。根が出るまで、水は控えめにします

何日で根が出るかは、枝の状態や置き場所、季節で大きく変わります。「何日たったから失敗」と決めつけず、枝にハリがあって、新しい葉の気配があれば、土の中で根が動いていると考えて待ちましょう。

根が出ない時の見直し——切り口・土の湿り・置き場所

待っても変化がないときは、次の3つを順に見てください。

  • 切り口:乾かさずに挿していませんか。切り口が湿ったままだと、そこから傷みやすくなります
  • 土の湿り:挿し木のあとに水をたっぷり与えていませんか。土が湿りすぎていると、根が出る前に枝の根元が傷みます
  • 置き場所:暗すぎる、風が強く当たる、寒い窓辺に置いている、のどれかになっていませんか

挿し木のあとの水やりは、「土が乾いたらほんの少し」という考え方が一般的です。ここで迷うのが「いつ、どのくらい?」ですよね。目安は、枝の根元を軽く指で触り、ハリがあるなら水は足さないことです。葉がしわしわになってきたら、土の表面を軽く湿らせる程度にします。たっぷりの水は、根が出てからで間に合います。

念のため、枝を軽く引いてみる方法もあります。抵抗があれば根が出始めています。逆に、根元が黒くやわらかい、においがするときは、傷んだ部分です。傷んだ所を清潔なはさみで切り戻して、乾かしてからもう一度挿し直しましょう。根腐れの見方は金のなる木の葉が落ちる時に詳しく書いています。

挿し木用の小さな鉢があると、枝の本数が多くても管理しやすくなります。水やりの道具で困ったらじょうろの代わりになるものも見てみてください。

茎が曲がる・倒れる時——光の向きと支えを見直す

枝や茎が一方向に曲がっていく、ひょろっと細く伸びて倒れそうになる。これは、明るい方へ伸びようとする植物の性質が出ている状態です。置き場所を見直すと、変化が見えてきます。

曲がる・倒れる時こんな時窓の方へ曲がるひょろっと細い軽い鉢で倒れる見直すと鉢を少しずつ回す支えを添える重い鉢に替える
  • 鉢を少しずつ回す:窓の方向に曲がるなら、鉢を回して、まんべんなく光が当たるようにします。一度に大きく回すより、少しずつの方が株への負担が少ないです
  • 支えを添える:細い支柱を鉢に挿し、茎をゆるくひもで添えます。きつく縛ると、茎に跡がつきます
  • 重い鉢に替える:背が高くなると、軽い鉢では倒れやすくなります。底が広く、重みのある鉢を選ぶと安定します

伸びすぎた茎は、切って整える方法もあります。切る場所は、葉の付け根の少し上です。清潔なはさみで切り、切り口は乾かします。切った先は、そのまま挿し木に使えます。

背の高くなった鉢や、支柱を立てた鉢は、地震や何かのはずみで倒れることもあります。置く場所は、倒れても人に当たらない所、ベッドやソファの上は避けた位置にしましょう。子どもやペットの通り道からも、少し離しておくと安心です。

寒さや雪で傷んだ時——傷んだ所の見分けと整え方

冬の窓辺や、雪が降った朝に、葉が黒く透けたようになったり、茎がやわらかくなったりすることがあります。これは、冷たい空気や雪に当たって、中の水分が傷んだ状態です。

寒さで傷んだ時1夜は窓から離す窓辺は冷える→2傷んだ所は戻らない黒く透けた部分→3切って整える元気な緑まで

傷んだ所は、元には戻りません。無理に水をあげて復活させようとするより、黒く透けた所、やわらかく崩れた所は、切って整えるほうが、残りの部分を守れます。切るときは、元気な緑の部分が見えるところまで切り戻し、切り口は乾かします。

窓辺は、夜になると室内より冷えやすい場所です。寒い時期は、夜だけ窓から離す、窓の断熱シートで冷えをやわらげる、といった対策が助けになります。窓の冷え対策は窓の断熱シートはいつから貼る?が参考になります。ベランダや庭で雪に備えたいときは、窓の雪囲いを自作する方法もあわせて読んでみてください。

何度まで耐えられるか、いつ室内に入れるかは、育てている株の大きさ、品種、地域で違います。説明書きや園芸店の案内を見て、迷ったら早めに室内へ入れる、という考え方が安心です。

花を咲かせたい時の考え方

金のなる木は、条件が合うと小さな花をたくさん咲かせることがあります。ただ、咲かせ方は株の大きさや育ってきた環境で違うので、「これをすれば必ず咲く」という方法はありません。花につながると言われる考え方は、次の3つです。

  • 日当たり:しっかり光を浴びた株ほど、花芽をつけやすいと言われています
  • 水を控える時期を作る:涼しくなる秋から冬にかけて、水やりを控えめにする考え方があります。時期と加減は地域で違うので、説明書きを見てください
  • 株が育っていること:挿し木で増やしたばかりの小さな株は、まず根と葉を育てる時期です。花は、株が大きくなってからのお楽しみにしましょう

ゆきこ( ゚Д゚)『挿し木って、「待てるかどうか」がいちばん大きい気がします。気になって何度も掘り返したくなりますけど、土の中は見えないぶん、触らないのがいちばんの近道ですよね』

お子さんやペットがいる家で気をつけること

切った茎、落ちた葉、抜いた枝は、小さなお子さんの口に入ったり、猫や小鳥、小動物がかじったりすることがあります。切ったらすぐに片付け、鉢も、切りくずも、手の届かない所に置くようにしましょう。はさみで切る作業は大人だけで行い、使い終わったら閉じてしまっておきます。

もし口に入れてしまった時は、口の中のものを取り出し、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください。ペットの場合は獣医さんへ。植物の名前がわかる写真を撮っておくと、話が早く進みます。

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挿し木を何本か同時に試すなら、小さな育苗ポットが便利です。水はけのよい小さなポットに分けておくと、本数が増えても管理しやすくなります。


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葉が落ちたり根腐れが心配だったりするときは金のなる木の葉が落ちる時へ。窓辺の冷えは窓の断熱シートはいつから貼る?、雪への備えは窓の雪囲いを自作する方法、水やりの道具はじょうろの代わりになるものも合わせてどうぞ。

まとめ:切り口を乾かして、湿らせすぎず、明るい日陰で待つ

  1. 挿し木は3つの基本。切り口を乾かす、湿らせすぎない、明るい日陰で待ちます
  2. 根が出ない時は切り口・土の湿り・置き場所。たっぷりの水は根が出てからです
  3. 曲がる・倒れる時は光と支え。鉢を少しずつ回し、重い鉢と支柱で安定させます
  4. 寒さで傷んだ所は切って整える。窓辺の夜の冷えと、倒れても人に当たらない置き場所に注意します
  5. 切りくずは手の届かない所へ。口に入れたら医療機関か中毒の相談窓口へ連絡します

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

金のなる木の挿し木が根付かない時の早見表:挿し木は切る、切り口を乾かす、乾いた土に浅く挿す、明るい日陰で待つの流れ。根が出ない時は切り口が乾いているか、土が湿りすぎていないか、置き場所が暗い・寒い・風が強くないかを見る。水は枝にハリがあれば足さず、根が出てからたっぷり。茎が曲がる・倒れる時は鉢を少しずつ回し、支えを添え、重い鉢に替える。背の高い鉢は倒れても人に当たらない位置に置く。寒さや雪で黒く透けた所は切って整え、窓辺の夜の冷えに注意する。花は日当たりと水を控える考え方で、株が育ってから。切りくずは子どもとペットの口に入らない所へ

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