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「ゼラニウムの葉が黄色くなってきた。水のやりすぎ? それとも足りない?」。ベランダや窓辺で育てていると、下のほうの葉から色が抜けて、ぽろっと落ちることがありますよね。葉が白っぽくなったり、茎が木のように固くなって上にしか葉がなかったり、冬を越せずに弱ったり。ゼラニウムの困りごとは、実は種類がいくつもあるんです。
先に結論をひとつ。下のほうの葉が1枚ずつ黄色くなるのは、古い葉の入れ替わりのことがあります。慌てて水や肥料を足す前に、「どの葉が、どのくらい黄色いのか」を見てみましょう。株全体が黄色いなら、水の量、日当たり、寒さの順に見直します。白くなる・葉がなくなる・冬越しに失敗する・においが苦手、という悩みも、自分に近い章から読めるようにしてあります。
ケース別に読む:症状を早見表で確かめたい人|葉が黄色くなる人|葉が白くなる人|茎が木のようになった人|冬越し・夏越しに悩む人|においが苦手な人|ローズゼラニウムとの違い
症状の早見表——黄色・白・木質化・冬越しの失敗を見分ける
ゼラニウムは丈夫な鉢花といわれますが、育てる環境によって葉の様子はよく変わります。まずは、目の前の株がどれに近いかを表で確かめてみてください。
| 見えている様子 | まず見ること | 考え方 |
|---|---|---|
| 下の葉が1〜2枚だけ黄色い | 上の葉が元気か、新しい芽が出ているか | 古い葉の入れ替わりのことがある。黄色い葉を外して様子を見る |
| 株全体が黄色っぽい | 土が湿りっぱなしか、鉢の水はけ、日当たり | 水のやりすぎ・光の不足・寒さを順に見直す |
| 葉が白っぽい | 粉のような物がこすると取れるか、色が抜けただけか | 風通しと水のかけ方を見直し、傷んだ葉を外す |
| 茎が固く、上にしか葉がない | 茎の下のほうが木のようになっていないか | 切り戻しで形を整える考え方がある |
| 冬や夏に急に弱った | 寒さ・蒸れ・雨に当たっていないか | 季節で置き場所を動かす |
品種や季節で違うので、育てている株の説明書きもあわせて見てください。
葉が黄色くなる時——水・鉢の水はけ・置き場所を順に見る
株全体が黄色っぽいときは、原因の候補が3つあります。水が多すぎる、光が足りない、寒さや雨に当たった、です。ゼラニウムは乾き気味を好むといわれるので、土がいつも湿っていると根が弱って、葉の色が抜けることがあります。
見分けるコツは、土を指で少し掘ってみること。表面が乾いていても、中が湿っているなら水はまだ足りています。鉢の底から水が流れ出にくい、受け皿に水がたまったままになっている、という場合は、水はけのほうが原因かもしれません。受け皿の水はこまめに捨ててください。鉢底に敷く石については、鉢底石は要らない?でも触れています。
日当たりは、窓辺やベランダのどこに置いているかで変わります。建物の影になって光が少ない、レースのカーテン越しでも暗い、という場所では、葉の色が薄くなってひょろっと伸びやすくなります。反対に、真夏の強い日差しが直接当たると、葉の縁が焼けることもあります。
ベランダに出している場合は、雨も関係します。梅雨の長雨に当て続けると、土が乾く間がなくなります。雨の日だけ軒下へ移す、ベランダの奥へ寄せる、といった動かし方で変わることがあります。ベランダ自体の汚れや排水口のつまりが気になる人は、マンションのベランダ掃除も見てみてください。
葉が白くなる時——粉なのか、色が抜けただけなのか
「白くなる」と言っても、2つの場合があります。表面に粉のような白い物が付いているのか、葉の色そのものが薄くなっているのか、です。指でそっとなでてみて、粉のように取れるなら前者、取れないなら後者の可能性があります。
- 粉のような物が付いている。風通しが悪く、湿気がこもっていることが多いと言われます。傷んだ葉は外し、株の間隔をあけて風を通します
- 色が抜けたように白っぽい。強い日差しや、急に環境が変わったことで起こることがあります。置き場所を少し変えて様子を見ます
- 水のあとが白く残る。葉に水をかけて乾いたあとが、しみのように見えることがあります。水やりは株元に
薬を使うかどうかで迷う人もいますが、使うときは製品の表示どおりに、換気して、子どもとペットを近づけないようにしてください。まずは風通しと、傷んだ葉を取ることから始めるのが基本です。
茎が木のようになって葉が少ない時——切り戻しの考え方
長く育てていると、茎の下のほうが茶色く固くなって、葉が先のほうにしか付かなくなります。これが「木質化」です。株が元気に育った証拠でもあるのですが、見た目が間延びして、風にも弱くなります。
形を整えたいときは、葉や芽が残る位置で茎を切り戻す考え方があります。葉が1枚もない固い部分まで深く切ると、新しい芽が出にくいことがあるので、緑の部分を残すのがポイントです。切る時期は品種や地域で違うので、育てている株の説明書きを見てください。
切るときは、清潔なはさみを使ってください。刃が汚れていると、切り口から傷みやすくなります。刃先は自分や子どもの手のほうに向けないよう、作業中も気をつけて。はさみの手入れはハサミの研ぎ方にまとめています。切った茎や葉は、小さな子どもやペットの口に入らないよう、すぐに片づけます。
冬越しや夏越しに失敗した時——季節で置き場所を動かす
ゼラニウムは寒さに弱く、同時に夏の蒸れにも弱いといわれます。冬に弱ったときは、寒い風や霜に当たっていないか、土が湿ったまま冷えていないかを見ます。冬は外に出しっぱなしにせず、軒下や、日の当たる室内の窓辺に動かす考え方があります。窓辺は夜に冷えやすいので、窓のそばの冷えについては窓の断熱シートの記事も参考になります。何度まで耐えられるかは品種で違うので、買ったときの説明書きを確かめてください。
夏に弱ったときは、蒸れと雨が疑わしい場面です。風が通る場所に置き、葉が混み合っていたら間引いて、枯れた葉や花がらは早めに外します。鉢が熱くなる場所では、鉢の下にすのこやレンガを置いて、地面からの熱を避ける方法もあります。
においが苦手な時——触れない場所に置けば和らぐ
ゼラニウムは、葉に触れたときに強く香る性質があります。好きな人にはいい香りでも、苦手な人には「薬っぽい」「きつい」と感じられることがあります。香りの感じ方は人によって違うので、好みの問題として整理しておくと気持ちが楽です。
通路や玄関ドアのすぐ横、人がよく触れる場所に置くと、葉にぶつかって香りが広がります。人の通り道から離して、風が抜ける場所に置くと、気になりにくくなります。どうしても苦手なときは、無理に育てずに手放す選択もあります。
ローズゼラニウムやハーブとの違い——名前が似ていて迷うとき
ゼラニウムと呼ばれる植物には、大きく分けて花を楽しむ種類と、葉の香りを楽しむ種類があります。ローズゼラニウムは後者の一つとして知られ、ハーブとして売られている香りの強い種類は、花を楽しむ種類より葉の香りが目立つ傾向があります。売り場で迷ったら、ラベルに書かれた種類名を見て、花を見たいのか葉の香りを楽しみたいのかで選ぶと失敗しにくくなります。
なお、ゼラニウムの葉や茎は、小さな子どもの手の届く所に置かないでください。ペットの猫や小鳥がかじることもあるので、届かない高さに。万一、口に入れてしまったときは、医療機関や中毒の相談窓口に相談を。樹液や葉で手がかゆくなる人もいるので、作業のときは薄手の手袋を使い、終わったら手を洗いましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『黄色くなると、つい水や肥料を足したくなりますよね。でも正直、先に土の中と置き場所を見るほうが、ゼラニウムには近道だと思います』
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ベランダの置き場所や排水が気になる人はマンションのベランダ掃除を、切り戻しに使うはさみの手入れはハサミの研ぎ方を、水やりのときのホースまわりは散水ホースのつなぎ目の水漏れをどうぞ。冬の窓辺の冷えは窓の断熱シートにまとめています。
まとめ:下の葉の黄色は入れ替わりのこともある。置き場所と土を先に見る
- 下の葉だけの黄色は様子を見る。入れ替わりのことがあるので、黄色い葉だけ外す
- 株全体が黄色いときは、水・日当たり・寒さの順に。土の中が湿っていないかを指で確かめる
- 白くなるときは、粉か色抜けかを見分ける。風通しを良くし、傷んだ葉を外す
- 木質化は、葉や芽が残る位置での切り戻しを考える。清潔なはさみを使い、時期は説明書きで
- においは置き場所で調整する。子どもとペットの届かない所に置き、触れたら手を洗う
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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