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サンダルの臭いは、足の汗と皮脂を菌が分解して出るものです。つまり消臭スプレーで隠しても、菌が残っていれば戻ります。素材別に洗えるかどうかを見分けて、菌の数を減らすのが唯一の解決策です。洗い方と、臭わせない使い方をまとめました。
素材別・洗える早見表
| 素材 | 丸洗い | やること |
|---|---|---|
| EVA・ラバー(ビーチサンダル) | ◎ | 中性洗剤でこすって丸洗い |
| 布・キャンバス | ◎ | 酸素系漂白剤で30分つけ置き |
| 合成皮革 | ○ | 濡れた布で拭く。つけ置きは短時間 |
| 本革 | × | 革用クリーナー+消毒用エタノール |
| コルク底(ビルケン系) | △ | 足の当たる面だけ。水に浸けない |
| スエード | × | 専用ブラシとスプレー |
臭いの正体は「菌」なので、隠しても戻る
足の裏は1日にコップ1杯近い汗をかきます。その汗と皮脂を皮膚の菌が分解するときに、臭いのもとになる物質ができます。
だから対策は次の3つに絞られます。
- 菌の数を減らす…洗う、エタノールで拭く
- 汗を減らす・乾かす…交代で履く、乾かす
- 栄養(皮脂)を残さない…足を洗う、こまめに拭く
消臭スプレーは香りで覆うか、一時的に臭い成分を中和するだけです。菌が残っていれば、履いた翌日には戻ります。まず洗って菌を減らし、そのうえで日々の使い方を変えるのが順序です。
洗える素材の洗い方
- 洗面器かバケツに40℃のぬるま湯を張る
- 酸素系漂白剤を表示どおりに溶かす
- サンダルを沈めて30分つける(浮くなら重しを)
- 足が当たる面(インソール側)をブラシでこする
- ストラップの裏と、指が当たる部分を重点的に
- 流水で徹底的にすすぐ
- タオルで水気を押し取る(絞らない)
- 風通しのよい日陰で完全に乾かす
- 乾いたら消毒用エタノールを軽く吹いて仕上げる
ポイントは足が当たる面を狙うことです。外側をきれいにしても、臭いは減りません。菌がいるのは足の裏が触れる面です。
完全に乾かすまでが対策です。半乾きのまま履くと、かえって菌が増えて臭いが強くなります。夏でも半日から1日かかると考えてください。
本革・コルク底は水につけない
本革を水につけると硬くなって縮み、コルクは水を吸って崩れます。どちらも元に戻りません。
| 素材 | やること | やらないこと |
|---|---|---|
| 本革 | 固く絞った布で拭く→乾かす→消毒用エタノール | つけ置き・洗濯機 |
| コルク底 | 足の当たる面だけ湿らせた布で拭く | 水に浸ける |
| スエード | 専用ブラシでかき出す→防水スプレー | 水洗い |
| 金具付き | 金具を避けて拭く | 長時間の水濡れ(錆びます) |
本革のサンダルで臭いが強い場合、消毒用エタノールを布に含ませて足が当たる面を拭くのがいちばん効きます。アルコールで菌が減り、揮発するので革へのダメージも小さいです。色落ちが心配なら、目立たない場所で試してください。
インソールが外せるタイプなら、インソールだけ洗うか交換する手もあります。臭いの大半はインソールに残っています。
臭わせない使い方
- 2足を交代で履く…1日休ませると乾いて菌が増えにくくなります。これがいちばん効きます
- 帰ったらすぐ拭く…足が当たる面を乾いた布で拭くだけで違います
- 玄関で乾かす…下駄箱にすぐ入れず、風の通る場所に置きます
- 足を洗う…指の間を石けんで洗う。ここが最大の発生源です
- 足を乾かしてから履く…濡れた足で履くと一気に増えます
- 週1回エタノールで拭く…菌の数をリセットできます
2足を交代で履くだけで、臭いの出方はかなり変わります。同じ1足を毎日履くと、前日の汗が乾かないまま次の汗が加わり続けます。
足の指の間は、体の中でも菌が多い場所です。お風呂で指の間まで石けんで洗い、拭くときも指の間をしっかり拭いてください。ここを変えると、靴もサンダルも臭わなくなります。
それでも取れないとき
| 状態 | できること |
|---|---|
| 洗ってもすぐ臭う | インソールを交換する。または買い替え |
| 黒い点がある | カビです。エタノールで拭いて完全に乾かす |
| ベタつく | 素材の劣化(加水分解)。買い替え時期です |
| 足の皮がむける・かゆい | 皮膚の状態が原因の可能性。皮膚科へ相談 |
EVAやウレタンのサンダルは、数年で素材そのものが劣化してベタつきます。この状態になると洗っても改善しません。
足のかゆみや皮のむけを伴う場合は、サンダル側ではなく皮膚の状態が関係していることがあります。市販薬で様子を見るより、一度皮膚科で見てもらったほうが早く解決します。ここは自己判断せず、専門家に相談してください。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 洗濯機で洗ってもいいですか?
EVAやラバーのビーチサンダルなら、洗濯ネットに入れて洗える場合があります。ただしドラムを傷めるので、手洗いのほうが無難です。本革・コルク底は絶対に入れないでください。
Q. 重曹は効きますか?
消臭には多少効きますが、菌を減らす力は弱いです。洗ったあと乾かす段階で、重曹を紙に包んで入れておくと湿気とにおいを吸ってくれます。
Q. 10円玉を入れると臭わないと聞きました
銅に抗菌作用があるという説によるものですが、効果は限定的です。洗って乾かすほうが確実に効きます。
Q. 消臭スプレーは意味がないですか?
洗って乾かしたあとの仕上げとしては有効です。ただし臭いが出ている状態にかけても一時的です。順番は「洗う→乾かす→スプレー」です。
Q. 素足で履くのをやめたほうがいいですか?
サンダルの魅力が減ってしまうので、2足を交代で履く運用にするほうが現実的です。どうしても気になる場合は、見えないフットカバーを使う方もいます。
Q. 干すときは日なたでいいですか?
日陰で風通しのよい場所にしてください。直射日光はEVAやウレタンを劣化させ、革は硬くなり、色も褪せます。
Q. 子どものサンダルが臭います
子どもは汗が多いので、素材が洗えるものを選ぶと管理が楽です。EVA製なら丸洗いできます。帰宅後に足を洗う習慣をつけるのが最も効きます。
Q. 職場でサンダルを履くので気になります
週1回のエタノール拭きと、デスクの下で脱いだときに風が当たるようにしておくとかなり抑えられます。インソールを予備で1組用意して交代させる手も有効です。
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まとめ
臭いの原因は菌なので、隠すのではなく減らすのが解決策です。洗える素材は酸素系漂白剤で30分つけ置き→足が当たる面をブラシ→徹底的にすすぐ→日陰で完全に乾かす。本革とコルク底は水につけず、消毒用エタノールで拭きます。そして2足を交代で履くのがいちばん効きます。


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