【図解】換気扇の掃除はつけおきが正解|重曹40〜50℃で30分・こする力は不要

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換気扇のベタベタ汚れ、ゴシゴシこすっていませんか。油汚れはアルカリ性の液に30分つけおきするだけで、力を入れずに落ちます。仕組み・つけおき液のレシピ・やってはいけないNG・次回がラクになる予防まで、図解と4コマ漫画つきでまとめました。必要なのは腕力ではなく、待つ時間です。

図解|換気扇のつけおき掃除油汚れが落ちる仕組み(断面図)固まった油こすっても取れないつけおき浮いて分解されるアルカリが油を分解油は酸性→アルカリ性の洗剤で中和して落とすつけおき液のレシピ重曹40〜50℃のお湯4Lに大さじ4/手肌にやさしいセスキ炭酸ソーダ水4Lに大さじ2/重曹より強力食器用洗剤ぬるま湯4Lに大さじ2/軽い汚れに専用クリーナー表示どおりに希釈/頑固な汚れに所要時間の目安0分外す5分湯を張る30分つけおき40分すすいで乾かすやってはいけないこと・アルミ製の部品に重曹(黒ずむ)・熱湯(変形)/塩素系との混用必ず電源を切ってから外す外す物① 整流板(カバー)② フィルター③ ファン(取扱説明書を確認)

つけおき液の早見表

つけおき液 分量の目安 向いている汚れ
重曹 40〜50℃のお湯4Lに大さじ4 一般的な油汚れ。手肌にやさしい
セスキ炭酸ソーダ 水4Lに大さじ2 重曹より強力。水でも溶ける
食器用中性洗剤 ぬるま湯4Lに大さじ2 軽い汚れ・こまめな掃除
専用クリーナー 製品の表示どおり 年単位で放置した頑固な汚れ
共通 つけおき時間は30分〜1時間 長く置きすぎない

なぜつけおきで落ちるのか

換気扇の汚れの正体は、調理中に舞い上がった油とほこりが混ざって固まったものです。油は酸性なので、アルカリ性の液で中和すると分解されて浮きます。図解のとおり、こする力ではなく化学反応で落とすわけです。

  • 温度が高いほど油はやわらかくなる(40〜50℃が目安)
  • 重曹もセスキも弱アルカリ性。手肌への刺激が比較的少ない
  • つけおき中に汚れが浮くので、仕上げは軽くこするだけでよい
  • こすって落とそうとすると、塗装やコーティングを傷める

ポイントは熱湯を使わないこと。60℃を超えるお湯はプラスチック部品を変形させることがあります。「手を入れられるくらいの熱さ」が目安と覚えてください。

手順:外す→つける→30分待つ→すすぐ

作業時間は実質10分ほど。あとは待つだけなので、その間に他の家事を進められます。

手順 やること 注意点
① 電源を切る ブレーカーまたはコンセントを抜く 安全のため必須
② 外す 整流板→フィルター→ファンの順 説明書で外し方を確認
③ 液を作る シンクや大きな袋にお湯と重曹 40〜50℃。熱湯は不可
④ つけおき 30分〜1時間 放置しすぎない
⑤ こする スポンジや古歯ブラシで軽く 金属たわしは傷のもと
⑥ すすぐ 洗剤成分をしっかり流す 残るとベタつきの原因
⑦ 乾かす 完全に乾いてから戻す 水分はサビ・故障のもと

シンクに入らない大きな部品は、大きなポリ袋を二重にして、その中で液に浸す方法が便利です。段ボール箱にごみ袋を敷いて簡易の浴槽を作るやり方もあります。浴槽を使う場合は、あとで浴槽自体の掃除が必要になる点に注意してください。

やってはいけない3つのこと

安全と部品の保護のために、次の3点は必ず守ってください。知らずにやってしまうと、故障や事故につながります。

  • アルミ製の部品に重曹・セスキを使わない…アルカリでアルミが変色し、黒ずみます。アルミ製フィルターには中性洗剤を使ってください
  • 熱湯を使わない…プラスチックの変形、コーティングのはがれの原因になります
  • 塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない…有毒ガスが発生します。製品の「まぜるな危険」表示を必ず確認

加えて、分解できる範囲は機種によって違います。無理に外そうとすると部品を割ってしまうことがあるので、必ず取扱説明書を確認してください。説明書が手元になければ、メーカーサイトで型番から探せます。モーター部分や配線がある箇所は自分で触らず、汚れがひどい場合は専門業者へ依頼するのが安全です。

次回をラクにする予防策

換気扇掃除がつらいのは、1年分の汚れを一度に落とそうとするからです。予防と小掃除を挟めば、大掃除そのものが不要になります。

方法 やること 効果
使い捨てフィルター フィルターの上に貼る 交換するだけで本体が汚れない
月1の拭き取り 表面を薄めた中性洗剤で拭く 固着する前に落とせる
調理後に数分回す 火を止めた後も換気を続ける 油煙を残さない
揚げ物の後 その日のうちに表面を拭く いちばん汚れる日に対処
年2回のつけおき 夏と年末など 固着を防げる

とくに費用対効果が高いのが使い捨てフィルターです。100円ショップでも手に入り、2〜3か月ごとに交換するだけで本体の汚れが激減します。貼るときは通気を妨げないよう、サイズの合った物を選んでください。

年末の大掃除でまとめてやるより、気候のよい秋にやってしまうのもおすすめです。水が冷たくなく、窓を開けても寒くないので、同じ作業でも負担がまったく違います。

掃除のあとは、周辺のケアもしておくと仕上がりが変わります。レンジフードの外側や壁のタイルにも油の膜がついているので、つけおきを待っている30分の間に、薄めたセスキ水をスプレーして拭き上げてしまいましょう。コンロ周りの壁は、油汚れが冷えて固まる前の調理直後の温かいうちに拭くといちばんラクに落ちます。

4コマ漫画でおさらい

4コマ漫画|換気扇はつけおきで大掃除の日換気扇がベタベタ!1油は放置するほど固まるゴシゴシしても腕が疲れるだけで落ちない…2力任せは時間の無駄つけおきが正解重曹+40〜50℃30分ほど待つあとは軽くこする3アルカリと温度に働いてもらう30分後つるん!待つだけだった4こするのは最後の仕上げだけ

力ではなく、アルカリと温度と時間に働いてもらう。こするのは最後の仕上げだけで十分です。

よくある質問

Q. つけおきは長ければ長いほど落ちますか?

いいえ。30分〜1時間で十分です。長く置きすぎると塗装がはがれたり、部品が傷んだりすることがあります。落ちきらない場合は、液を新しくして2回に分けるほうが安全です。

Q. 重曹とセスキはどちらがいいですか?

汚れが軽ければ重曹、しっかり落としたいならセスキです。セスキは水にも溶けるので手軽ですが、アルカリ度が高いぶん手荒れしやすいので、ゴム手袋の着用をおすすめします。

Q. ファンが外せない機種はどうすれば?

無理に外さず、外側から拭き取る掃除にとどめてください。内部の汚れが気になる場合は、メーカーや専門業者にクリーニングを依頼するのが確実です。

Q. 掃除の頻度はどれくらいが理想?

表面の拭き取りは月1回、つけおきを含む本格的な掃除は年2回が目安です。揚げ物が多い家庭ほど頻度を上げると1回あたりの負担が軽くなります。

Q. 業者に頼むといくらくらい?

レンジフードのクリーニングで1万〜2万円台が一般的な目安です。分解が難しい機種や、何年も放置してしまった場合は依頼したほうが結果的に早くきれいになります。

Q. つけおき後にベタつきが残るのはなぜ?

洗剤成分のすすぎ残しか、油が再付着している可能性があります。流水でしっかりすすぎ、乾いた布で拭き上げてください。それでも残る場合は、液を新しくしてもう一度つけおきを。

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まとめ

換気扇の油汚れはアルカリ性の液に40〜50℃で30分つけおきすれば、こする力はほとんど要りません。アルミ部品への重曹、熱湯、洗剤の混用の3つだけは避けてください。使い捨てフィルターと月1回の拭き取りを習慣にすれば、次の大掃除はもっと軽くなります。

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