【図解】ヨーグルトメーカーの容器は100均で代用できる?ダイソー・セリアとガラス容器の可否

ヨーグルトメーカーの容器を100均・耐熱ガラス・牛乳パックで比較 キッチン

ヨーグルトメーカーに付属する専用容器は1つだけ、というのがよくある構成です。作ったヨーグルトを食べ終わるまで次が作れない。洗って乾かす時間も要る。だから2つ目の容器が欲しくなります。

結論から言うと、100均の容器でもガラス容器でも代用できます。ただし「入ればいい」で選ぶと失敗します。条件は4つだけなので、それを先に押さえてください。

代用容器に必要な4条件
▲「入ればいい」で選ぶと失敗する

代用容器に必要な4つの条件

① 本体の内側に入り、ふたを閉められるサイズ

当たり前に見えて、ここでいちばん外します。測るべきは「本体の内寸の直径」と「高さ」の両方です。特に高さは、本体のふたが閉まらないと保温できないため、容器のふたのつまみが出っ張っている形状だと数ミリで引っかかります。

買う前に、本体の内側の直径・深さをメモしてから店に行ってください。これだけで失敗の大半が消えます。

② 消毒に耐えること ★最重要

ヨーグルト作りは、容器の消毒が成否を分けます。雑菌が入ると乳酸菌が育つ前に別の菌が優勢になり、固まらない・においがおかしい・分離するという結果になります。

消毒の方法は主に3つで、容器がどれに耐えるかで選択肢が決まります。

  • 熱湯をかける/煮沸する … 耐熱温度が必要。100℃前後
  • 電子レンジで加熱する … 「電子レンジ対応」表示が必要
  • 食品用のアルコールスプレー … 素材を選ばないが、しっかり乾かす必要がある

つまり「耐熱温度が低い容器」は、消毒手段がアルコールだけに絞られます。これが100均の容器を選ぶときの分かれ目になります。

③ 発酵温度で変形しないこと

ヨーグルトは40〜43℃ですが、甘酒や塩麹を作るなら55〜60℃です。低温調理まで使うなら63〜65℃。耐熱温度が「70℃」と書かれた容器だと、余裕がほとんどありません。耐熱100℃以上の表示があるものを選ぶと、用途を選ばずに使えます。

④ 中身に対して大きすぎないこと

牛乳1リットルを一度に作るなら1リットル以上、少量ずつ作るなら小さめ。容器が大きすぎると、少ない中身が薄く広がって温度ムラが出ます。

100均(ダイソー・セリアなど)で選ぶときに見る表示

100均の食品保存容器は種類が多く、同じ見た目でも耐熱温度がまったく違います。パッケージや底面の表示で、次の3点を確認してください。

見る場所 合格ライン
耐熱温度 できれば100℃以上。最低でも実際に使う温度+20℃の余裕
電子レンジ対応の可否 「対応」なら消毒が一気に楽になる
煮沸消毒の可否 「煮沸不可」の記載があるものは避ける

耐熱温度が70〜80℃台の容器は、100均では珍しくありません。この帯のものは熱湯消毒ができないので、アルコール消毒前提で使うことになります。作れないわけではありませんが、初めての1回目には向きません。

形状で言うと、円筒形で、ふたのつまみが低く、口が広いものが扱いやすいです。口が狭いと中を洗いにくく、洗い残しがそのまま次回の失敗になります。

素材別の向き・不向き
▲ 条件だけで言えば耐熱ガラスがいちばん有利

ガラス容器で代用する場合

条件だけで言えば、耐熱ガラスの容器がいちばん有利です。理由は次のとおりです。

  • 煮沸・熱湯消毒・電子レンジのすべてに対応できるものが多い
  • においや色が移りにくい … 樹脂容器は、カレーや納豆のにおいが残ることがあります
  • 傷がつきにくい … 樹脂の細かい傷は雑菌の住処になります
  • 中の様子が見える … 固まり具合を開けずに確認できます

注意点も明確です。

  • 「耐熱ガラス」であることを必ず確認する。普通のガラス容器に熱湯を注ぐと割れます
  • 急激な温度差を与えない。冷蔵庫から出してすぐ熱湯、はやめてください
  • 重い。本体に入れるときと出すときに気をつけてください
  • ガラスは熱が伝わるのに少し時間がかかります。その分、発酵時間を長めに見ておくと安定します

ジャム瓶や保存瓶を使う場合は、金属ふたのパッキンが熱に耐えるかも見ておいてください。

そもそも「牛乳パックのまま」でいい場合

多くのヨーグルトメーカーは、牛乳パックを開けて、そのまま本体に入れて作る使い方を想定しています。この方法なら容器の消毒は不要です(牛乳パックの中は未開封時点で清潔なため)。

容器を買い足す前に、まずこの使い方で足りないか考えてみてください。足りなくなるのは次のような場合です。

  • 牛乳パック以外のものを作る(甘酒・塩麹・納豆・水切りヨーグルト)
  • 作ったあと冷蔵庫で保存しにくい(紙パックは倒れる・場所を取る)
  • 1リットルは多すぎるので少量で作りたい
  • 紙パックの口を清潔に扱う自信がない(開け口に触れた手から菌が入ります)

逆に言えば、プレーンヨーグルトしか作らないなら、容器を買わずに済む可能性があります。

作ったヨーグルトは、その容器で何日もつか

手作りヨーグルトの目安は、冷蔵で3〜4日程度と考えてください。市販品のような賞味期限は付けられません。市販品は工場で管理された環境で作られていますが、手作りは家庭のキッチンで、家庭の器具で作ったものだからです。

そしてこの日数を縮めるのも延ばすのも、容器です。

  • 密閉できる容器のほうが長くもちます。ラップだけのふたは、冷蔵庫内のにおいと乾燥を拾います
  • 消毒が甘い容器で作ったものは、早く傷みます。発酵中に混入した雑菌は、冷蔵庫でも少しずつ増えます
  • 食べるたびにスプーンを入れる容器は、そのたびに菌が入ります。使い回しのスプーンを直接入れないだけで持ちが変わります
  • 大きい容器で一度に作ると、食べ終わるまでの日数が延びます。2つの容器で小分けに作るほうが、結果的に良い状態で食べきれます

次のどれかがあれば、日数に関係なく処分してください。ピンクや緑の点が出ている/カビのようなものが浮いている/アルコールのようなにおいがする/ホエー(透明な液体)が異常に多く分離している。

選んではいけない容器

  • 耐熱温度の表示がないもの … 判断できません
  • 内側に細かい傷が入っている、使い込んだ樹脂容器 … 雑菌が残ります
  • においが取れなくなった容器 … 前に入れたもののにおいがヨーグルトに移ります
  • 納豆を作った容器これは最も重要な禁止事項です。納豆菌は非常に強く、同じ容器を使い回すと、あとで作るヨーグルトが固まらなくなることがあります。納豆を作るなら容器と器具を完全に分けてください
  • 密閉できないもの … ほこりと乾燥が入ります

2つ目の容器を用意すると、何が変わるか

単純ですが、大きいのはここです。「食べ終わるまで次を作れない」がなくなります。1つが冷蔵庫、1つが本体、という回し方ができるようになると、市販ヨーグルトを買う頻度がはっきり下がります。

そのうえで、「熱湯消毒できる耐熱容器を1つ」と「軽くて扱いやすい容器を1つ」という組み合わせにしておくと、作るものによって使い分けられます。

まとめ

  • 代用容器の条件は①本体に入るサイズ ②消毒に耐える ③発酵温度で変形しない ④中身に対して大きすぎない
  • 100均で見るのは耐熱温度・電子レンジ対応・煮沸の可否の3つ。耐熱70〜80℃台の製品もあるので必ず表示を確認
  • 買う前に本体の内寸(直径と高さ)を測っておく
  • 耐熱ガラスがもっとも条件を満たしやすい。ただし「耐熱」表示の確認と、急な温度差に注意
  • プレーンヨーグルトだけなら牛乳パックのままで足りることがある
  • 保存の目安は冷蔵で3〜4日。密閉できる容器と、スプーンを直接入れない習慣で変わる
  • 納豆を作った容器はヨーグルトに使い回さない。固まらなくなる

※対応する容器のサイズ・使用可否は機種によって異なります。牛乳パックのまま作れるかどうかも機種によります。実際の使用前に、お手持ちの機種の取扱説明書と、容器側の耐熱表示をご確認ください。

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