【図解】リクシル ダストワゴンの使い勝手|決め手は通路の広さです

キッチン

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キッチンのゴミ箱問題。生活感が出る、においが気になる、動線の邪魔になる——そこで候補に挙がるのが、キャビネットの中に収まるLIXILのダストワゴンです。

ただ、この設備の満足度を分けるのはデザインではありません。決め手は「通路の広さ」と「ゴミ袋のサイズ」という、とても地味な2つです。この記事はそこを実寸で整理しました。

結論:見た目ではなく「通路の広さ」で決まります

知りたいこと 答え
いちばんの落とし穴 引き出すと通路をふさぐこと。ワゴンの奥行は37.5cm(間口90cm用)
必要な通路幅 メーカーの目安は90cm前後、2人で立つなら120cm前後
容量 ペールは12L・18.2L・35Lから選ぶ形。45Lの袋の感覚だと足りません
本体の価格 公式ストアの掲載例でペール2個付き31,900円(税込)
ふた 別売です。においが気になるなら最初から予算に入れてください
向く人 通路が広く、ゴミ袋を小さめに切り替えられる家庭

ゆきこ( ゚Д゚)『ショールームは通路が広いんです。うちの台所と同じ幅ではありません』

引き出したワゴンは、通路の上に出てきます

いちばん見落とされるのがここです。ダストワゴンは引き出し式なので、使っている間ずっと、ワゴンの奥行の分だけ通路が狭くなります。

引き出したワゴンは、通路の上に出てきます上から見た図です(通路78cmの例) システムキッチン本体(奥行65cm) 背面の収納・カップボード(奥行45cm) ワゴン 奥行37.5cm 37.5cm 残りは約40cm 人 大人の肩幅は およそ40〜45cm 通路78cm メーカーの目安は通路90cm前後、2人で立つなら120cm前後
通路が狭いキッチンでは、開けている間ずっと道をふさぐことになります

間口90cm用のワゴンで奥行は37.5cm。たとえば、キッチン本体の奥行が65cm、背面の収納が45cmで、通路が78cmという間取りだとします。ワゴンを引き出すと残る幅は40cm前後。大人の肩幅がおよそ40〜45cmですから、開けている間は人が通れません。

料理中は「ゴミ箱を開けたまま作業する」場面が多いので、これは想像以上のストレスになります。メーカーのカタログでも、キッチンの通路は最低90cm前後、2人で立つなら120cm前後が目安とされています。

確認の仕方はかんたんです。キッチン本体の前から、背面の収納や壁までをメジャーで測ってください。そこから37.5cmを引いた数字が、ワゴンを開けている間の通路です。50cmを切るなら、ここで一度立ち止まったほうがいいです。

容量は「45Lのゴミ箱」の感覚だと足りません

「思ったより入らない」という声の正体も、感覚ではなく数字で説明できます。

中に入るペールは3種類あります同じ縮尺で並べています(公式ストアの掲載値) 2Lペットボトル 高さ約31cm 12L W172×D304×H350mm 5,940円 18.2L W206×D338×H390mm 5,500円 35L W357×D338×H389mm 26,873円 高さはどれも35〜39cmでほぼ同じ。変わるのは幅です 18.2Lなら20L前後のゴミ袋が扱いやすいサイズです
「容量が少ない」と言われる正体はここ。45Lの袋を前提にすると足りません
容量 サイズ 公式ストアの価格(税込) 向く使い方
12L W172×D304×H350mm 5,940円 プラごみ・缶などの分別を増やしたいとき
18.2L W206×D338×H390mm 5,500円 標準的な選択。2個並べる構成が多い
35L W357×D338×H389mm 26,873円 可燃ごみが多い家庭。ただし幅を取ります

高さはどれも35〜39cmでほとんど変わりません。変わるのは幅だけで、キャビネットの間口という限りある幅を、何個でどう分けるかという話になります。

そして意外と効くのがゴミ袋のサイズです。18.2Lのペールに45Lの袋をかけると、あまった部分が中でだぶついて、かえって入る量が減ります。20L前後の袋に切り替えるのが現実的です。お住まいの自治体の指定袋に小さいサイズがあるかどうか、契約前に確認してください。指定袋が45Lしかない地域では、毎回折り返して使うことになります。

本体だけでは完成しません

もうひとつ、見積書を見て驚きやすいのがここです。公式ストアの部品一覧を見ると、ふた・袋ストッパー・袋掛け・フックかけは、それぞれ別の商品として並んでいます。

中身と、あとから足せる部品 キャビネットの中 ペール ペール ふた(4,730円〜) においが気になるなら最初に 袋ストッパー(715円) 袋がずり落ちるのを止めます フックかけ(2,189円) レジ袋を掛けて分別を増やす キャスター(715円〜) 重くなったら交換もできます 価格は公式ストアの掲載値(税込)
本体だけで完成ではありません。ふたや袋ストッパーは別売の部品です
部品 公式ストアの価格(税込) あると変わること
ダストワゴン本体(ペール2個) 31,900円 —
ダストボックス蓋 4,730円・6,237円など においの広がり方が変わります
袋ストッパー 715円 袋がずり落ちて中が汚れるのを防ぎます
袋掛け・フックかけ 2,189円 レジ袋を掛けて分別を1つ増やせます
ワゴン用キャスター 715円〜 重くなって動きが渋くなったら交換できます

とくに「ふた」は、においを気にしてこの設備を選ぶ人ほど最初から入れておくべき部品です。扉を閉めれば見えなくなりますが、においは扉の内側にこもります。

良いと言われる点と、我慢することになる点

良いと言われる点 我慢することになる点
ゴミ箱が表に出ないので、床が広く見える 開けている間は通路がふさがる
掃除機やモップが引っかからない 片手でサッと捨てる動作はできない
来客時に生活感が出ない ゴミ袋のサイズを小さくする必要がある
分別の数をあとから増やせる ふたや袋ストッパーは別売
キャスターごと引き出して丸洗いできる 市販のゴミ箱に比べて価格が高い

「動線がスムーズになる」とよく言われますが、正確にはゴミ箱が床から消えるぶんの動線は良くなり、開けている間の動線は悪くなります。どちらが日々の生活で重いかは、通路の広さで決まります。

買う前に確認しておきたい3つのこと

  • 通路をメジャーで測る。キッチン本体の前から背面までの実寸から37.5cmを引いてください。ここが最重要です
  • 自治体の指定袋のサイズを見る。20L前後の袋が使えるかどうかで、日々の使いやすさが変わります
  • ふたを見積もりに入れる。においを理由に選ぶなら、本体だけでは目的を達成できません

同じくキッチンの「見た目と実用の両立」問題として、グローエ ミンタ(キッチン水栓)の使い勝手もまとめています。リフォームの検討がまとめて進みます。

いまのキッチンに後付けできますか

ダストワゴンはキャビネットの中に収める部材なので、「置くだけ」の製品ではありません。公式ストアでは部品単体も売られていますが、それは対応するキャビネットがあることが前提です。

  • 同じシリーズのキッチンで、該当する間口の引き出しがあるなら入れ替えられる可能性があります
  • 他社のキッチンや、扉のサイズが合わない場合はそのままでは付きません
  • 受注生産の扱いになる商品もあるため、納期がかかることがあります

「うちに付くかどうか」は間口と扉の形で決まります。型番と間口を控えて、施工店かメーカーに聞くのがいちばん早いです。ここを自己判断で買うと、届いてから入らないという事故になります。

向いている人・向いていない人

向いています 向いていません
キッチンの通路が90cm以上ある 通路が80cmを切っている
これからリフォーム・新築で決められる いまのキッチンにそのまま足したい
床にものを置きたくない 調理中に片手でポンポン捨てたい
分別を細かくしたい 可燃ごみが1日で45L近く出る
掃除のしやすさを優先したい とにかく費用を抑えたい

使い始めてからのにおい対策

  • ふたを付ける。いちばん効きます。扉を閉めても、内側の空気は動きません
  • 生ごみは水気を切ってから。においの多くは水分から出ます。三角コーナーで一度切ってください
  • 夏場は生ごみだけ別に。小さい袋に入れて口を結び、収集日まで冷凍する方法もあります
  • ペールを丸洗いする。キャスターごと引き出せるのがこの設備の利点です。月に一度で十分変わります
  • 袋ストッパーを使う。袋がずり落ちて汁がペールの底にたまるのが、においが取れなくなる原因です

代わりになるもの

LIXILのダストワゴン 市販の後付けワゴン
見た目 扉の中に完全に隠れる 置き型。生活感は残る
費用 本体3万円台から+部品 数千円〜2万円程度
設置 対応キャビネットが前提 置くだけ
容量 ペールのサイズで決まる 45L対応の製品も選べる
通路 引き出すと37.5cm出る ペダル式なら通路を使わない

見た目の統一を最優先するならLIXIL、費用と容量を取るなら市販品。通路が狭い家では、この比較の結論が市販品側に傾きます。

よくある疑問

Q. ワゴンの奥行はどれくらいですか。
間口90cm用で37.5cmという実測例があります。通路の実寸から、この数字を引いて考えてください。

Q. ゴミ袋は45Lが使えますか。
18.2Lのペールでは、袋があまってだぶつきます。20L前後のサイズが扱いやすいです。

Q. ふたは付いていますか。
別売です。公式ストアでは4,730円・6,237円などの価格で並んでいます。においが気になる方は最初から入れてください。

Q. 4人家族だと足りませんか。
可燃ごみの量によります。18.2L×2の構成なら、収集が週2回ある地域なら回ります。週1回の地域や、紙おむつが出る時期は厳しいと考えてください。

Q. 掃除はしやすいですか。
ペールをキャスターごと引き出せるので、丸洗いはしやすい構造です。ここは市販の据え置き型より優れています。

Q. 分別を増やしたいときは。
12Lのペールに替えて数を増やす、フックかけを足してレジ袋を掛ける、という方法があります。

Q. 価格はどれくらい見ておけばいいですか。
公式ストアの掲載でいえば、本体(ペール2個)が31,900円、ふたや袋ストッパーを足して4万円前後が目安です。実際の見積もりはリフォーム全体に含まれるので、施工店に部品名で確認してください。

Q. 結局、買って後悔しやすいのはどんな人ですか。
通路が狭い家と、45Lの袋しか使えない地域の方です。この2つに当てはまらないなら、満足度は高い設備だと思います。

まとめ

  • 決め手は見た目ではなく通路の広さ。ワゴンの奥行37.5cmを通路の実寸から引いてください
  • メーカーの目安は通路90cm前後、2人で立つなら120cm前後
  • ペールは12L・18.2L・35L。45Lの袋の感覚だと足りません
  • ふた・袋ストッパーは別売。においを理由に選ぶなら本体だけでは足りません
  • 後付けは対応するキャビネットが前提。間口と扉の形を施工店に確認してください

ゆきこ( ゚Д゚)『価格は高くなりがちですが、毎日使うものだからこそ、満足感の行く物を導入することで日々の幸福度を上げてくれると思うんですよね。』

出典

※価格・仕様は掲載時点の公式ストアの表示です。変更されることがあるので、購入前に商品ページと施工店の見積もりでご確認ください。

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