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マフラー交換や吊りゴムの交換で、いざ外そうとしたら——固い。ビクともしない。「みんなどうやって外してるの?」と車の下で途方に暮れる、あの部品です。
最初に言ってしまうと、吊りゴムは素手で外れないのが正常です。走行中の振動でマフラーが落ちないよう、キツキツに設計されています。だから必要なのは腕力ではなく、滑らせる潤滑と、こじる道具と、正しい向き。この3つがそろえば、あっけないほどスルッと外れます。
作業前の安全確認——ここは飛ばさないでください
- マフラーが完全に冷えてから。走行直後の排気系は火傷する温度です。最低でも1〜2時間は置いてください
- ジャッキアップして車体の下に入るなら、必ずウマ(リジッドラック)と輪止めを併用。ジャッキだけで支えた車の下に入るのは、慣れた人でも絶対にやりません
- スロープやピットが使えない・不安がある——その時点で整備工場やカー用品店に頼むのが正解です。吊りゴム交換は部品数百円・工賃も安い部類なので、無理する場面ではありません
基本の外し方:潤滑→こじる→ねじる
- シリコンスプレー(または石鹸水)をゴムの穴とフックの当たり面に吹く。これだけで難易度が半分になります。ゴムを傷める油系より、シリコン系か石鹸水が安心です
- マイナスドライバーをゴムの穴とフックの間に差し込み、テコでこじりながら、ゴム全体をねじる。まっすぐ引っ張るのではなく、ゴムを斜めに傾けて片側ずつ穴を抜くイメージです
- 固い場合はマフラーハンガープライヤーという専用工具があります。挟んでレバーを握るだけでフックからゴムが押し出される仕組みで、数を外すなら千円台の投資で世界が変わります
- 外す順番はマフラー本体を支えながら1か所ずつ。全部一気に外すとマフラーの重さが最後の1本に集中して危険です。外したら本体はそっと降ろすか、ひもで仮吊りしておきます
それでも外れない時の見直しポイント
- 引く方向が間違っている——フックの先端には抜け止めの返しがあります。ゴムをフックの根元側へ一度押し込んでから、返しをかわす角度で抜くと通ります
- ゴムが完全に固着している——長年ものは熱でゴムがフックに焼き付いていることがあります。潤滑剤を吹いて数分置く→ねじって固着を割る→また吹く、の繰り返しで根気よく。どうせ交換するなら、ゴムをカッターで切ってしまうのが最速です(再利用しない場合限定)
- 手が入らない・見えない——無理な体勢での刃物・工具使用はケガのもと。ここが整備工場ラインです
新しいゴムの取り付けは「石鹸水」が合言葉
外すより、はめるほうが固いのが吊りゴムあるある。新品ゴムの穴に石鹸水(食器用洗剤を薄めたもの)を塗って、フックに斜めにかけてからねじり込むと、ウソみたいにスルッと入ります。シリコンスプレーでもOK。乾けば滑りは消えるので、走行中に抜ける心配はいりません。
ちぎれかけの放置は「安い部品で大きな事故」のパターン
吊りゴムのひび割れ・伸び・ちぎれかけを放置すると、最悪走行中にマフラーが落ちて路面を引きずります。火花・破損・後続車への危険と、数百円の部品からは想像できない大ごとになります。段差でガコンと下回りから音がする・マフラーが片側に下がって見えるのは交換サインです。なお、ゴムの軽い劣化だけなら車検に通ることも多いですが、ちぎれや脱落は整備不良なので、車検前にまとめて交換しておくのが安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『夫の帰省中に「マフラーの後ろが下がってない?」と気づいて、整備工場に持ち込んだら吊りゴム2本で部品代600円。「よく気づきましたね、ちぎれる寸前でした」と言われて、600円で家族の平和が買えました』
自分で交換するなら、吊りゴムは車種汎用サイズがネットで数百円から。シリコンスプレーは車のゴム・樹脂全般の保護に使い回せるので、1本あると便利です。
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まとめ:腕力ゼロ、潤滑と角度が9割
- 吊りゴムは素手で外れないのが正常。潤滑・こじる・ねじるの3点セットで
- 完全に冷えてから・下に入るならウマ+輪止め。不安なら整備工場(安い)
- 外れない時は返しをかわす角度を探す。交換前提なら切るのが最速
- 取り付けは石鹸水でスルッと。乾けば滑りは消える
- ひび・伸び・ちぎれの放置は脱落事故のもと。数百円をケチらない
保存版:この記事の早見表
外し方と安全ポイントを1枚にまとめました。



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