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芝刈り機の切れ味が落ちてきて、「刃研ぎ用の研磨剤(ラッピングコンパウンド)を買わなきゃ」と思ったものの、園芸店に置いてない・ネットだと送料のほうが高い——で、ふと思うわけです。「これ、車のコンパウンドじゃダメなの?」と。
結論から言うと、リール式芝刈り機の刃研ぎなら、車用の液体コンパウンド(研磨剤入りの磨き剤)で実用上の代用ができます。専用品も中身は「研磨の粒+ペースト」で、原理は同じだからです。ただし向き不向きと、やってはいけないパターンがあるので、順番に説明しますね。
先に安全のお約束(ここだけは絶対)
- 電動芝刈り機は、作業前に必ず電源プラグを抜く/バッテリーを外す。刃の近くに手を入れる作業で、これを省略する選択肢はありません
- 厚手の手袋(軍手より革・ゴム引き推奨)を着ける。切れなくなった刃でも、指は普通に切れます
- 回転部に指や布を巻き込まれないよう、袖口をまとめて作業してください
代用になるもの・ならないもの
- ◎ 車用の液体コンパウンド(細目〜中目)——いちばん現実的な代用品。ホームセンターやカー用品店ですぐ買えて、量も十分。芝刈り機の刃研ぎは「鏡面に仕上げる」のではなく「刃同士の当たりを整える」作業なので、粒度は神経質にならなくて大丈夫です
- ○ 金属磨き(ピカールなど研磨剤入りのもの)——粒がかなり細かいので時間はかかりますが、軽い切れ味低下なら十分働きます。サビ落としを兼ねられるのも利点
- △ 歯磨き粉——研磨剤入りとはいえ粒が細かすぎ&量が確保できず、正直気休めです。「今日どうしても少しだけ」の非常用
- × サンドペーパーの粉・クレンザーの厚塗り——粒度が粗すぎたり不均一だったりで、刃の当たり面を荒らすことがあります。回転させて研ぐラッピングには不向きです
基本手順:塗って、逆回転で「すり合わせる」
リール式の刃研ぎは、包丁のように砥石で研ぐのではなく、回転刃(リール)と受け刃の間に研磨剤を挟んで、逆回転させてすり合わせる「ラッピング」という方法です。
- 刃に付いた芝カスや土をブラシで落とす
- リール刃の刃先に、研磨剤を筆や割り箸で点々と塗る(ベッタリ塗る必要はありません)
- 機種の手順に従ってリールを逆回転させる。手動式はハンドルを逆に回す、逆回転用のアダプタが付く機種、調整ネジで刃を当ててから回す機種など、ここは機種差が大きいので取扱説明書の「ラッピング」「刃調整」の項が最優先です
- シャリシャリという音が軽くなってきたら、新聞紙やコピー用紙を1枚挟んで試し切り。スパッと切れれば合格です
- 研磨剤を布でしっかり拭き取り、薄く防錆油(ミシン油等)を塗って終了。拭き取りを省くと、残った研磨剤が芝に付き、刃のサビの原因にもなります
研ぐ前に知っておきたい2つのこと
- 切れ味低下の原因が「すき間」のことも多い——リール刃と受け刃のすき間が広がっているだけなら、研がなくても調整ネジを締めて当たりを直すだけで切れ味が戻ることがあります。まず紙の試し切り→ダメなら調整→それでもダメなら研磨、の順が無駄がありません
- 刃こぼれ・曲がりは研ぎでは直りません——石を噛んだ後のガタガタの刃は、ラッピングの守備範囲外です。替え刃への交換か、メーカー・専門店の研磨サービス(数千円)を検討してください
ゆきこ( ゚Д゚)『実家の手動芝刈り機、10年ものでもはや芝を「ちぎる」機械になっていたのですが、車用コンパウンドでラッピングしたら父が「新品や」と感動していました。作業時間20分、費用は家にあったコンパウンドで0円です』
コンパウンドを買うなら、車の小傷消しにも使える液体タイプの細目が使い回しやすいです。芝刈りシーズンの終わり(ちょうど今ごろ)に研いで油を塗ってからしまうと、来春の一発目から気持ちよく刈れます。
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まとめ:原理は同じ、拭き取りまでが刃研ぎ
- リール式の刃研ぎは車用液体コンパウンドで代用可。金属磨きも時間をかければ働く
- 歯磨き粉は気休め、クレンザー厚塗り・粗い粒はNG
- 手順は塗る→機種の手順で逆回転→紙で試し切り→拭き取り+防錆油
- 研ぐ前にすき間調整で直らないか確認。刃こぼれは交換か専門店
- 電源を抜く・厚手の手袋。ここだけは代用も省略もなし
保存版:この記事の早見表
代用品と手順を1枚にまとめました。


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