ベビーモニターはスマホで代用できる?——古いスマホで代わりにする仕組み、専用機との違い、代用のデメリット、安全に置くための決まりごと、代用でいい家と専用機が向く家

子供・育児・子育て

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引き出しの奥に、機種変更で使わなくなったスマホが1台か2台、眠っていませんか。「これをベビーモニターの代わりにできたら、専用機を買わなくて済むのに」と考えるのは自然なことですよね。小さい子がいる家なら、寝かしつけたあとの台所仕事の間だけ様子を見られたら、と何度も思いますよね。

先に結論をひとつ。古いスマホはベビーモニターの代わりになります。ただし「専用機と同じ」ではないし、どちらであっても「直接見に行くこと」の代わりにはなりません。その前提をはっきりさせたうえで、代用の仕組み、専用機との違い、スマホならではのデメリット、安全に置くための決まりごと、そして代用で足りる家と専用機を買ったほうがいい家を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ古いスマホで代用したい見守りアプリかビデオ通話でつなぐ→第2章専用機と何が違う?暗視・通知・連続使用は専用機が上→第3章代用の弱点は?発熱・通知の見逃し・回線・権限→第4章どこに置けば安全?布団から離す・コードは届かない所→第5章買うか代用か迷う短時間なら代用、夜通しなら専用機→第6章

ケース別に読む:仕組みを知りたい人専用機との違いを見たい人弱点を知りたい人置き方を確かめたい人買うか迷っている人

最初に——モニターは「見守りの代わり」ではなく「見に行くまでのつなぎ」

専用機でもスマホでも、モニターの映像で分かるのは「動いているか」「泣いているか」くらいです。顔が布団に埋まっていないか、呼吸が苦しそうでないか、体が冷えていないかは、画面越しには分からないことがあります。だから、モニターがあっても、

  • 同じ家の中にいる。外出中に映像だけで見守る道具ではありません
  • 定期的に直接見に行く。画面で静かでも、決めた間隔でそっと部屋をのぞく
  • 寝かせ方の基本は変えない。あお向け・硬めの敷布団・顔の近くに柔らかい物を置かない、といった基本はモニターがあってもなくても同じです

このあとの話は、「見に行くまでの数分を少し安心にするための道具」として読んでもらえたらうれしいです。

代用の仕組み——古いスマホと「見守りアプリ」か「ビデオ通話」

用意するのは、古いスマホ(カメラ側)と、今使っているスマホ(親側)の2台です。つなぎ方は大きく2つあります。

  1. 見守りカメラ用のアプリを両方に入れる。片方を「カメラ」、もう片方を「モニター」として設定すると、映像と音が届き、機種によっては動きや泣き声で通知が来ます。アプリはたくさんあるので、ここで名前は挙げませんが、探し方は次のとおり。アプリストアで「ベビーモニター」「見守りカメラ」と検索し、評価の数と最終更新日が新しいもの、求める権限(カメラ・マイク以外に何を要求するか)が説明されているものを選ぶ。無料版で試して、必要なら有料に
  2. ビデオ通話でつなぎっぱなしにする。家族と使っている通話アプリで、古いスマホから自分のスマホにビデオ通話をかけて、そのまま置いておく方法。追加のアプリがいらない代わりに、通知機能はなく、通話が切れたことに気づきにくいのが弱点です

どちらも自宅の無線LANにつないで使うのが基本です。古いスマホは回線契約がなくても、無線LANにつなげば動きます。同じ家の中なら通信量は気にならないことがほとんどですが、親側のスマホをモバイル回線で見ると通信量がかさむので、家の中では無線LANに切り替えておくと安心です。

専用機との違い——暗視・温度・通知・遅延・電池

見たいところ 専用機 スマホ代用
暗い部屋での映像 赤外線の暗視で真っ暗でも映る機種が多い カメラの性能次第。真っ暗だとほぼ映らず、小さな明かりが必要
室温の表示 ついている機種がある 基本的にない。温度計を別に置く
声をかける(双方向) 多くの機種でできる アプリによってはできる
映像の遅れ 専用の電波で短いことが多い 無線LANの混み具合で数秒遅れることがある
通知の確実さ 親機が鳴る仕組みが単純で見逃しにくい スマホの省電力や他の通知に埋もれて見逃しやすい
長時間の連続使用 連続で使う前提の設計 充電しながらの長時間で本体が熱くなりやすい
費用 本体の購入が必要 手持ちのスマホなら追加費用が小さい

こうして並べると、スマホ代用は「費用が小さい」以外はだいたい専用機に譲ります。ただ、「隣の部屋で家事をする30分だけ」のような使い方なら、この差が気にならない家も多いんですよね。差が効いてくるのは、夜通し使いたいときと、暗い部屋で使いたいときです。

スマホ代用は「見に行くまでのつなぎ」として使う代用の仕組み古いスマホ=カメラ側今のスマホ=親側見守りアプリかビデオ通話でつなぐ自宅の無線LANで使うアプリは評価・更新日・権限で選ぶ専用機に譲るところ暗い部屋の映像(暗視)室温の表示通知の確実さ映像の遅れの少なさ夜通しの連続使用スマホ代用が勝つのは費用の小ささ安全の決まりごと充電中のスマホを 布団の近くに置かないコードは手の届かない所落ちない位置に固定パスワードと共有範囲同じ家の中で使い定期的に直接見に行くデメリット:発熱/通知の見逃し(省電力・他の通知)/無線LANが切れると映らない/権限と更新切れ映像で分かるのは「動いているか・泣いているか」まで。顔の埋まりや呼吸は画面では分からないことがある代用で足りる:短時間・同じ家の中/専用機が向く:夜通し・暗い部屋・通知を確実に受けたい

スマホ代用のデメリット——発熱・通知の見逃し・回線・権限

  • 充電しながらの長時間で熱くなる。カメラをつけっぱなしにして充電も続けると、スマホは想像より熱を持ちます。古い機種は電池も弱っているので、なおさらです。これは次の「置き方」に直結する、いちばん大事なデメリットです
  • 通知を見逃しやすい。親側のスマホは、家族からの連絡や他のアプリの通知も受けています。省電力の設定でアプリが裏で止まる、画面を消していて気づかない、ということが起きます。専用機の「親機が鳴る」単純さには勝てません
  • 無線LANが切れると映らない。ルーターの再起動、電子レンジの使用、部屋の位置で電波が弱い、といった理由で映像が止まることがあります。止まったことに気づく仕組み(画面に時刻が出る、切れたら通知が来るアプリ)を選んでおく
  • アプリの権限とプライバシー。見守りアプリは映像を外部のサーバーを経由して届けるものがあります。家の中の映像がどこを通るのか、誰と共有される設定になっているのかを、最初に一度は確かめてください。カメラ・マイク以外の権限(連絡先・位置情報など)を求めるアプリは避ける
  • 古いスマホの更新切れ。長く更新が止まったスマホは、安全面の修正も止まっています。家の中の無線LANだけで使い、余計なアプリを入れず、使い終わったらカメラのアプリを閉じる、くらいの慎重さがあると安心です
  • 暗い部屋では映らない。小さな常夜灯などが必要で、その明かりで赤ちゃんが眠りにくい家もあります

安全に置くための決まりごと——熱・コード・落下・設定

ここは代用するときに、必ず守ってほしいところです。専用機でも同じ考え方ですが、スマホはもともと「赤ちゃんの部屋に置く」ために作られていないので、置き方で補います。

  1. 充電しながらのスマホを、布団やベッドの近くに置かない。発熱したスマホと充電器が寝具に触れるのは避けたい組み合わせです。赤ちゃんから離れた、硬くて熱の逃げる場所(棚の上・机の上)に置く。布や毛布で覆わない
  2. コードは赤ちゃんの手の届かない所に。充電のコードが寝ている場所に垂れると、つかんで引っ張る・首に絡まる危険があります。コードは壁側にまとめて、ベッドの柵の外側から手が届かない高さに。つかまり立ちが始まると届く範囲が一気に広がるので、月齢が進んだら置き場所を見直す
  3. 落ちない位置に固定する。スマホが倒れて映らなくなるだけならまだしも、ベッドの中に落ちると危ないです。棚の縁に立てかけるのではなく、卓上のスタンドで角度をつけて固定し、ベッドの真上は避ける
  4. 外から見られない設定にする。アプリのアカウントには推測されにくいパスワード、共有は家族だけ、無線LANのパスワードも初期のままにしない。使い終わったらカメラを止める習慣を
  5. 決めた間隔で直接見に行く。「画面で静かだから大丈夫」ではなく、たとえば15〜20分に一度は部屋をのぞく、と決めておく
安全に置くための決まりごと5つ1布団やベッドの近くに置かない——棚や机の上に。布で覆わない2コードは手の届かない所に——壁側にまとめ、月齢が進んだら置き場所を見直す3落ちない位置に固定——卓上スタンドで角度をつけ、ベッドの真上は避ける4外から見られない設定に——パスワード、共有は家族だけ、使い終えたら止める5決めた間隔で直接見に行く——15〜20分に一度は部屋をのぞく

ゆきこ( ゚Д゚)『寝かしつけたあと、隣の部屋で洗い物をする15分が長くて何度ものぞきに行く、という話はよく聞きます。道具は「のぞきに行く」を省くためじゃなくて、のぞきに行くまでの間を少し落ち着いて過ごすためのものなんですよね。画面を見ていても、結局は足で見に行くのが一番だと思います』

古いスマホをカメラにするなら、棚の上で角度を変えられて、倒れにくい卓上のスマホスタンドが1つあると、置き場所の自由度がぐっと上がります。ベッドの真上や柵の上ではなく、少し離れた棚から見下ろす角度で固定するのが安心です。

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代用で足りる家、専用機が向く家

  • 代用で足りる家:隣の部屋で家事をする間など、短時間の見守りが中心。部屋に小さな明かりがあっても眠れる。無線LANが安定している。古いスマホが手元にあって、設定を自分で確かめられる。まず試してから、必要なら買う、と決めている
  • 専用機が向く家夜通し使いたい。真っ暗な部屋で寝かせている。通知を確実に受けたい(上の子の世話や入浴で手が離せない時間が長い)。スマホを充電しながら置く場所に不安がある。2階と1階のように電波が届きにくい間取り

「まずスマホで試してみて、毎晩使うようになったら専用機」という順番は、失敗が少ないです。専用機を買うときに口コミでよく出る「いらなかった」「使わなくなった」の理由は、ベビーモニターで後悔した理由をまとめた記事に整理しています。また、赤ちゃんが大きくなってからも子ども部屋や留守番で使いたいなら、見守りカメラで後悔した理由のほうが近いかもしれません。

代用で足りる家、専用機が向く家代用で足りる家隣の部屋で家事をする間など短時間小さな明かりがあっても眠れる無線LANが安定している古いスマホがあり設定を自分で確かめられるまず試してから、必要なら買う専用機が向く家夜通し使いたい真っ暗な部屋で寝かせている通知を確実に受けたい充電しながら置く場所に不安がある2階と1階など電波が届きにくい間取りまずスマホで試して、毎晩使うようになったら専用機、の順番が失敗しにくい

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専用機を持っていて、親機の充電がうまくいかなくてスマホ代用を考えている、という方は、先にベビーモニターが充電できない時の切り分けを見てみてください。ケーブルや端子の汚れで直ることも多いです。専用機と見守りカメラのどちらが合うかは、ベビーモニターで後悔した理由で向く家・向かない家を書いています。

まとめ:代用はできる、ただし「見に行く」の代わりにはならない

  1. 古いスマホと見守りアプリで代用できる。自宅の無線LANで、アプリは評価・更新日・権限で選ぶ
  2. 専用機に譲るのは暗視・通知の確実さ・夜通しの連続使用。勝つのは費用
  3. デメリットは発熱・通知の見逃し・回線切れ・権限と更新切れ
  4. 充電中のスマホを布団の近くに置かない・コードは手の届かない所・落ちない位置に固定
  5. 専用機でもスマホでも、同じ家の中で、定期的に直接見に行くのが前提

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ベビーモニターをスマホで代用する時の早見表:前提としてモニターは見守りの代わりにならず、同じ家の中で定期的に直接見に行く。映像で分かるのは動いているかと泣いているかまでで、顔の埋まりや呼吸は画面では分からないことがある。仕組みは古いスマホをカメラ側、今のスマホを親側にして、見守りアプリかビデオ通話で自宅の無線LANにつなぐ。アプリは評価の数、最終更新日、求める権限で選ぶ。専用機との違いは暗視、室温表示、通知の確実さ、遅延、夜通しの連続使用で専用機が上、費用はスマホ代用が小さい。デメリットは充電しながらの発熱、通知の見逃し、無線LANが切れると映らない、アプリの権限とプライバシー、古いスマホの更新切れ。安全の決まりごとは、充電中のスマホを布団やベッドの近くに置かない、コードは赤ちゃんの手の届かない所に、落ちない位置にスタンドで固定、パスワードと共有範囲を確かめる。代用で足りるのは短時間で同じ家の中の見守り、専用機が向くのは夜通しや暗い部屋や通知を確実に受けたい家

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