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「積み木って、買っても遊ぶかな」。1歳前後の子がいる家で、よく出てくる迷いですよね。木の積み木はそれなりの値段だし、場所も取るし、投げて床に傷がつく話も聞く。まずは家にある物で試して、はまるようなら買おう、と考える人は多いと思います。
先に結論をひとつ。代用で先に決めるのは「何を使うか」ではなく「大きさ」です。目安は、トイレットペーパーの芯。芯を通る大きさの物は口に入って喉に詰まる心配があるので、積み木の代わりには使いません。それさえ守れば、空き箱や紙コップ、牛乳パックで作った物は、積む・崩す・並べるという積み木の遊びをちゃんと引き受けてくれます。大きさの決め方、代用の早見表、作り方のコツ、角と重さと塗料の注意、買うなら見るところまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:大きさの目安を知りたい人|家にある物で代用したい人|作り方のコツを知りたい人|角・重さ・塗料が気になる人|月齢の目安を知りたい人|買うなら何を見るか知りたい人
先に大きさ——トイレットペーパーの芯を通る物は、積み木の代わりにしない
代用を探す前に、これだけは決めておいてください。トイレットペーパーの芯を通る大きさの物は使わない。芯の内側は直径4cmほどで、小さな子の口の大きさに近く、誤飲の目安としてよく使われる大きさとほぼ同じです。ここを通る物は、口に入って喉に詰まる心配があります。
- 芯を用意して、実際に通してみる。「たぶん大丈夫」で済ませず、候補の物を1つずつ通してみると迷いません。斜めにしたら通る物も、通る側に数えます
- ちぎれる・割れる物は、今は大きくても小さくなる。薄いスポンジ、発泡スチロール、硬いプラスチックは、噛んだり投げたりするうちに欠片が出ます。欠片が芯を通る大きさなら、それもNGです
- 口に物を入れる時期は、目を離さない。大きさを守っても、なめる・噛むは続きます。遊んでいる間は大人が見える所に
万が一、喉に詰まって声が出ない、顔色が悪い、という時は迷わず119番へ。飲み込んでしまって様子がおかしい時も受診してください。この記事は一般的な目安をまとめたもので、判断に迷う時は小児科やこども医療電話相談(#8000)に聞くのがいちばん確かです。
家にある物の代用早見表——牛乳パック・空き箱・紙コップ・スポンジ
大きさの線を越えた物だけを、遊び方と一緒に並べます。積み木の遊びは「積む・崩す・並べる・入れる」なので、その全部を1つでまかなう必要はありません。
| 代用 | 向く遊び | 気をつけること |
|---|---|---|
| 牛乳パックの積み木 | 積む・崩す・並べる。軽くて当たっても痛くない | 中に新聞紙を詰めて潰れないように。テープの端はめくれないよう内側へ |
| 空き箱(お菓子・ティッシュ) | 大きい物を積む。トンネルや家に見立てる | 薄い箱は潰れる。角をテープで保護。印刷面をなめるなら包む |
| 紙コップ | 重ねる・タワー・倒す | 噛むと割れて欠片が出る。噛む時期は目を離さない |
| 食器用スポンジ(大きめ) | 柔らかい積み木。投げても平気 | 小さい物やちぎれる物は誤飲。なめる子には向かない |
| 保存容器(ふたなし) | 重ねる・入れ子・中に物を入れる | 小さいふたは芯を通るなら外して片づける。割れる硬い物は避ける |
| ペットボトルのふた | — | 芯を通るので使わない。集めて遊ぶのは大きくなってから |
「ペットボトルのふたを洗って積み木にする」工作はよく見かけますが、口に入れなくなった年齢向けの話です。小さいブロックやおはじきも「上の子の物を借りる」形になりがちなので、遊ぶ場所を分けてくださいね。
牛乳パック積み木の作り方——洗って乾かす→新聞紙を詰める→口を折ってテープ
代用の中でいちばん使い勝手がいいのが、牛乳パックで作る積み木です。軽くて、角が柔らかくて、投げても床を傷めない。作り方はこの3つだけです。
- 洗って、完全に乾かす。中に牛乳が残っているとカビと臭いの元です。注ぎ口を全部開いて、逆さにして1〜2日
- 新聞紙を丸めて詰める。ぎゅっと詰めるほど潰れにくくなります。上まで隙間なく。重くしたい時も、砂や小石は入れないでください。破れた時に出てきて誤飲の元になります
- 口を折りたたんで布テープで留める。全面に貼ると丈夫で、なめても印刷面が出ません。テープの端は内側に折り込んで、めくれる所を作らないように
立方体にしたい時は、1本を高さ7cmほどに切って、もう1本の切った物を差し込んでふたにすると、きれいな四角になります。切る作業はカッターやハサミを使うので、大人が、子どもの手の届かない所で。
角・重さ・塗料・割れる物——気をつけること
大きさの次に見るのが、この4つです。代用は「たまたま家にあった物」なので、角や素材の配慮を大人が補います。
- 角。空き箱の角はテープを貼って丸めます。木の端材を使うなら、角のとがりとささくれを紙やすりで落としてから。やすりの粉は吸わないよう、換気して大人が作業を
- 重さ。缶詰や瓶は、落ちると足の上に、崩れると顔に当たります。割れる物でもあるので使いません。高く積む遊びは、軽い物ほど安心です
- 塗料・印刷のインク。空き箱の印刷面をなめるなら、テープや紙で包む。手作りで色を塗るなら、子ども用の表示がある絵の具やクレヨンで、しっかり乾かしてから。乾き切らない塗料は手や口につきます
- 割れる物。硬いプラスチック容器や薄いガラスは、投げたり踏んだりして割れると、欠片が小さくなって誤飲の元になります。柔らかい物か紙の物で
- 目を離さない。代用に限らず、口に物を入れる時期の遊びは、大人が見える所で。特に上の子の小さいおもちゃが混ざる家は、遊ぶ場所を分けてください
口に入れる時期の道具の線引きは、おしゃぶりの代用でも同じ考え方で書いています。「今は大丈夫でも、噛んだら小さくなる物」を先に外す、という順番です。
月齢と遊び方の目安——できないからといって心配しなくていい
「うちの子、まだ積めないけど早いのかな」という声もよく見ます。積み木の遊びには順番があって、「積む」はいちばん最後なんです。目安として並べますが、個人差が大きいので、当てはまらなくても気にしないでください。
- 座って物をつかめる頃。握る・なめる・落とす・両手で持ち替える。大きくて軽い物を1〜2個で十分
- つかまり立ちの頃。大人が積んだ物を崩す、箱に入れる・出す。崩す遊びは、この時期の子がいちばん喜びます
- 1歳を過ぎた頃。2〜3個を積む、横に並べる。うまく積めずに崩れるのも遊びのうち
- 2歳頃から。高く積む、乗り物や家に見立てる。ここまで来ると、木の積み木の重さと精度が生きてきます
遊びの順番を見ると、家にある物で試したい時期は、たいてい「崩す」が中心の頃。牛乳パックや空き箱で十分な理由が、ここにあります。同じ時期の道具で迷いやすい歩行器の話は歩行器はいらない?にまとめました。発達のことで気になる点があれば、道具の話より先に、小児科や健診で相談してくださいね。
買うなら見るところ——芯を通らない大きさ・角の処理・塗料の表示
代用で「積む」が始まったら、買い時です。選ぶ時はこの5つを見てください。
- 大きさ。いちばん小さいピースが、トイレットペーパーの芯を通らない物。基本の1ピースが4cm以上の物が、小さい子向けとして多いです
- 角の処理。面取りしてある物は、当たっても痛くなく、ささくれも出にくいです
- 塗料の表示。無塗装か、子どものおもちゃとしての安全基準の表示がある物。なめても大丈夫かどうかは、表示で確かめます
- 重さと木の種類。重い木は積みやすい反面、投げると痛いし床にも傷がつきます。最初は軽めか、少なめの数から
- 収納箱。片づけの箱がついている物は、遊びの終わりを作りやすいです
遊ぶ場所も一緒に考えておくと安心です。投げる時期はマットの上か、ベビーサークルの中で。サークルの使い勝手はベビーサークルは後悔する?、体を動かす遊びの場所づくりは室内ジャングルジムは後悔する?にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、積み木は「積む」より「崩す」が先で、崩す遊びなら牛乳パックで十分だと思っています。買うのは、子が自分で積み始めてからで遅くないですよね』
💡 この困りごとへの提案
「積む」が始まった時に選ぶなら、芯を通らない大きさで、面取りしてあって、塗料の表示がはっきりしている木の積み木を。数は少なめの物から始めると、片づけも遊びも続けやすいです。
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まとめ:先に大きさ。芯を通る物は使わない。牛乳パックと空き箱で「崩す」から始める
- 先に大きさを決める。トイレットペーパーの芯を通る物は、積み木の代わりにしない
- 代用は牛乳パック・空き箱・紙コップ・大きいスポンジ。ふた・ビー玉・小さいブロックはNG
- 牛乳パックは新聞紙を詰めて布テープ。角は丸め、印刷面は包む。刃物は大人が
- 缶・瓶・割れる容器は使わない。目を離さない。詰まって声が出なければ119番
- 買うなら芯を通らない大きさ・面取り・塗料の表示。「積む」が始まってからで遅くない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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