積み木の代用——買う前に家にある物で試すなら、先に「大きさ」を決める(トイレットペーパーの芯を通る物は使わない)、空き箱・紙コップ・牛乳パック・スポンジの早見表、ペットボトルのふたがNGな理由、角・重さ・塗料で気をつけること、買うなら見るところ

子供・育児・子育て

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「積み木って、買っても遊ぶかな」。1歳前後の子がいる家で、よく出てくる迷いですよね。木の積み木はそれなりの値段だし、場所も取るし、投げて床に傷がつく話も聞く。まずは家にある物で試して、はまるようなら買おう、と考える人は多いと思います。

先に結論をひとつ。代用で先に決めるのは「何を使うか」ではなく「大きさ」です。目安は、トイレットペーパーの芯。芯を通る大きさの物は口に入って喉に詰まる心配があるので、積み木の代わりには使いません。それさえ守れば、空き箱や紙コップ、牛乳パックで作った物は、積む・崩す・並べるという積み木の遊びをちゃんと引き受けてくれます。大きさの決め方、代用の早見表、作り方のコツ、角と重さと塗料の注意、買うなら見るところまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へまず何に気をつける?大きさ。芯を通る物は使わない→第1章家にある何で代用する?空き箱・紙コップ・牛乳パック→第2章作り方のコツは?牛乳パックに新聞紙を詰めてテープ→第3章角・重さ・塗料は?角を丸める。軽く。塗料は表示→第4章買うなら何を見る?大きさ・角の処理・塗料の表示→第6章

ケース別に読む:大きさの目安を知りたい人家にある物で代用したい人作り方のコツを知りたい人角・重さ・塗料が気になる人月齢の目安を知りたい人買うなら何を見るか知りたい人

先に大きさ——トイレットペーパーの芯を通る物は、積み木の代わりにしない

代用を探す前に、これだけは決めておいてください。トイレットペーパーの芯を通る大きさの物は使わない。芯の内側は直径4cmほどで、小さな子の口の大きさに近く、誤飲の目安としてよく使われる大きさとほぼ同じです。ここを通る物は、口に入って喉に詰まる心配があります。

トイレットペーパーの芯が目安OK(芯を通らない)牛乳パックで作った積み木お菓子・ティッシュの空き箱紙コップ大きめの食器用スポンジふたを外した保存容器NG(芯を通る・割れる)ペットボトルのふたビー玉・おはじき・ボタン小さいブロックボタン電池・磁石硬くて割れるプラスチック容器
  • 芯を用意して、実際に通してみる。「たぶん大丈夫」で済ませず、候補の物を1つずつ通してみると迷いません。斜めにしたら通る物も、通る側に数えます
  • ちぎれる・割れる物は、今は大きくても小さくなる。薄いスポンジ、発泡スチロール、硬いプラスチックは、噛んだり投げたりするうちに欠片が出ます。欠片が芯を通る大きさなら、それもNGです
  • 口に物を入れる時期は、目を離さない。大きさを守っても、なめる・噛むは続きます。遊んでいる間は大人が見える所に

万が一、喉に詰まって声が出ない、顔色が悪い、という時は迷わず119番へ。飲み込んでしまって様子がおかしい時も受診してください。この記事は一般的な目安をまとめたもので、判断に迷う時は小児科やこども医療電話相談(#8000)に聞くのがいちばん確かです。

家にある物の代用早見表——牛乳パック・空き箱・紙コップ・スポンジ

大きさの線を越えた物だけを、遊び方と一緒に並べます。積み木の遊びは「積む・崩す・並べる・入れる」なので、その全部を1つでまかなう必要はありません。

代用 向く遊び 気をつけること
牛乳パックの積み木 積む・崩す・並べる。軽くて当たっても痛くない 中に新聞紙を詰めて潰れないように。テープの端はめくれないよう内側へ
空き箱(お菓子・ティッシュ) 大きい物を積む。トンネルや家に見立てる 薄い箱は潰れる。角をテープで保護。印刷面をなめるなら包む
紙コップ 重ねる・タワー・倒す 噛むと割れて欠片が出る。噛む時期は目を離さない
食器用スポンジ(大きめ) 柔らかい積み木。投げても平気 小さい物やちぎれる物は誤飲。なめる子には向かない
保存容器(ふたなし) 重ねる・入れ子・中に物を入れる 小さいふたは芯を通るなら外して片づける。割れる硬い物は避ける
ペットボトルのふた 芯を通るので使わない。集めて遊ぶのは大きくなってから

「ペットボトルのふたを洗って積み木にする」工作はよく見かけますが、口に入れなくなった年齢向けの話です。小さいブロックやおはじきも「上の子の物を借りる」形になりがちなので、遊ぶ場所を分けてくださいね。

牛乳パック積み木の作り方——洗って乾かす→新聞紙を詰める→口を折ってテープ

代用の中でいちばん使い勝手がいいのが、牛乳パックで作る積み木です。軽くて、角が柔らかくて、投げても床を傷めない。作り方はこの3つだけです。

「洗う→新聞紙を詰める→テープ」の3つ1洗って乾かす中をよく洗う逆さにして完全に乾かす注ぎ口を開いておく→ 乾き不足はカビの元2新聞紙を詰める丸めてぎゅっと詰める上まで隙間なく重さは軽いまま→ 潰れにくくなる3口を折ってテープ口をたたんで布テープ全面に貼ると丈夫端は内側に折り込む→ めくれをなくす
  1. 洗って、完全に乾かす。中に牛乳が残っているとカビと臭いの元です。注ぎ口を全部開いて、逆さにして1〜2日
  2. 新聞紙を丸めて詰める。ぎゅっと詰めるほど潰れにくくなります。上まで隙間なく。重くしたい時も、砂や小石は入れないでください。破れた時に出てきて誤飲の元になります
  3. 口を折りたたんで布テープで留める。全面に貼ると丈夫で、なめても印刷面が出ません。テープの端は内側に折り込んで、めくれる所を作らないように

立方体にしたい時は、1本を高さ7cmほどに切って、もう1本の切った物を差し込んでふたにすると、きれいな四角になります。切る作業はカッターやハサミを使うので、大人が、子どもの手の届かない所で。

角・重さ・塗料・割れる物——気をつけること

大きさの次に見るのが、この4つです。代用は「たまたま家にあった物」なので、角や素材の配慮を大人が補います。

  • 。空き箱の角はテープを貼って丸めます。木の端材を使うなら、角のとがりとささくれを紙やすりで落としてから。やすりの粉は吸わないよう、換気して大人が作業を
  • 重さ。缶詰や瓶は、落ちると足の上に、崩れると顔に当たります。割れる物でもあるので使いません。高く積む遊びは、軽い物ほど安心です
  • 塗料・印刷のインク。空き箱の印刷面をなめるなら、テープや紙で包む。手作りで色を塗るなら、子ども用の表示がある絵の具やクレヨンで、しっかり乾かしてから。乾き切らない塗料は手や口につきます
  • 割れる物。硬いプラスチック容器や薄いガラスは、投げたり踏んだりして割れると、欠片が小さくなって誤飲の元になります。柔らかい物か紙の物で
  • 目を離さない。代用に限らず、口に物を入れる時期の遊びは、大人が見える所で。特に上の子の小さいおもちゃが混ざる家は、遊ぶ場所を分けてください

口に入れる時期の道具の線引きは、おしゃぶりの代用でも同じ考え方で書いています。「今は大丈夫でも、噛んだら小さくなる物」を先に外す、という順番です。

月齢と遊び方の目安——できないからといって心配しなくていい

「うちの子、まだ積めないけど早いのかな」という声もよく見ます。積み木の遊びには順番があって、「積む」はいちばん最後なんです。目安として並べますが、個人差が大きいので、当てはまらなくても気にしないでください。

  • 座って物をつかめる頃。握る・なめる・落とす・両手で持ち替える。大きくて軽い物を1〜2個で十分
  • つかまり立ちの頃。大人が積んだ物を崩す、箱に入れる・出す。崩す遊びは、この時期の子がいちばん喜びます
  • 1歳を過ぎた頃。2〜3個を積む、横に並べる。うまく積めずに崩れるのも遊びのうち
  • 2歳頃から。高く積む、乗り物や家に見立てる。ここまで来ると、木の積み木の重さと精度が生きてきます

遊びの順番を見ると、家にある物で試したい時期は、たいてい「崩す」が中心の頃。牛乳パックや空き箱で十分な理由が、ここにあります。同じ時期の道具で迷いやすい歩行器の話は歩行器はいらない?にまとめました。発達のことで気になる点があれば、道具の話より先に、小児科や健診で相談してくださいね。

買うなら見るところ——芯を通らない大きさ・角の処理・塗料の表示

代用で「積む」が始まったら、買い時です。選ぶ時はこの5つを見てください。

  • 大きさ。いちばん小さいピースが、トイレットペーパーの芯を通らない物。基本の1ピースが4cm以上の物が、小さい子向けとして多いです
  • 角の処理。面取りしてある物は、当たっても痛くなく、ささくれも出にくいです
  • 塗料の表示。無塗装か、子どものおもちゃとしての安全基準の表示がある物。なめても大丈夫かどうかは、表示で確かめます
  • 重さと木の種類。重い木は積みやすい反面、投げると痛いし床にも傷がつきます。最初は軽めか、少なめの数から
  • 収納箱。片づけの箱がついている物は、遊びの終わりを作りやすいです

遊ぶ場所も一緒に考えておくと安心です。投げる時期はマットの上か、ベビーサークルの中で。サークルの使い勝手はベビーサークルは後悔する?、体を動かす遊びの場所づくりは室内ジャングルジムは後悔する?にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、積み木は「積む」より「崩す」が先で、崩す遊びなら牛乳パックで十分だと思っています。買うのは、子が自分で積み始めてからで遅くないですよね』

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「積む」が始まった時に選ぶなら、芯を通らない大きさで、面取りしてあって、塗料の表示がはっきりしている木の積み木を。数は少なめの物から始めると、片づけも遊びも続けやすいです。


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まとめ:先に大きさ。芯を通る物は使わない。牛乳パックと空き箱で「崩す」から始める

  1. 先に大きさを決める。トイレットペーパーの芯を通る物は、積み木の代わりにしない
  2. 代用は牛乳パック・空き箱・紙コップ・大きいスポンジ。ふた・ビー玉・小さいブロックはNG
  3. 牛乳パックは新聞紙を詰めて布テープ。角は丸め、印刷面は包む。刃物は大人が
  4. 缶・瓶・割れる容器は使わない。目を離さない。詰まって声が出なければ119番
  5. 買うなら芯を通らない大きさ・面取り・塗料の表示。「積む」が始まってからで遅くない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

積み木の代用の早見表:先に大きさを決め、トイレットペーパーの芯を通る物は誤飲の心配があるので使わない。使えるのは牛乳パックで作った積み木、空き箱、紙コップ、大きめの食器用スポンジ、ふたを外した保存容器。使わないのはペットボトルのふた、ビー玉やおはじき、小さいブロック、ボタン電池や磁石、硬くて割れる容器。牛乳パック積み木は洗って完全に乾かし、新聞紙をぎゅっと詰め、口を折って布テープを全面に貼る。空き箱の角はテープで丸め、印刷面をなめるなら包み、缶や瓶は使わない。遊びの順番は握る・崩す・積むで、家にある物で試す時期は崩すが中心。目を離さず、喉に詰まって声が出ない時は119番。買うなら芯を通らない大きさ、面取り、塗料の表示を見る

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