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冬が近づいて、物置からスタッドレスタイヤを出してきたものの、どっちを外側にして付ければいいのか分からない。右と左で違うのか、前と後ろはどうなのか。年に一度しか触らないタイヤだからこそ、去年どう付けていたかを忘れてしまいますよね。
先に結論をひとつ。スタッドレスタイヤの向きは、タイヤによって違います。回転する方向が決まっている物、内側と外側が決まっている物、決まりがない物があり、どれに当たるかはタイヤの側面の矢印や文字の表示で分かります。表示が見つからない時や不安な時は、取扱説明書を見るか、販売店やカー用品店に聞くのが確実です。
この記事では、向きの種類と見分け方、側面の表示の見方、向きを間違えた時のこと、付け替えの時の確認、自分で付け替える時の安全を、図解で順番に見ていきます。
ケース別に読む:向きがあるか知りたい人|表示の見方を知りたい人|間違えたかもしれない人|付け替えの時の確認をしたい人|自分で付け替える人
スタッドレスタイヤの向きはある?——タイヤによって3つの種類
スタッドレスタイヤの向きは、すべてのタイヤに決まりがあるわけではありません。溝の模様(トレッドパターン)の作り方によって、次の3つに分かれます。
| 種類 | 決まっていること | 見分け方 | 付ける時 |
|---|---|---|---|
| 回転方向が決まっている | タイヤが回る向き | 側面に回転の向きを示す矢印 | 車が前に進む時に、矢印の向きに回るように付ける |
| 内側と外側が決まっている | 車の外側に向ける面 | 側面に外側・内側を示す表示 | 外側の表示がある面を、車の外から見える側に |
| 決まりがない | 向きの指定なし | 矢印も外側の表示もない | どちら向きでも付けられる |
回転方向が決まっているタイヤは、溝の模様が矢じりのように片側に流れる形をしていることが多いです。内側と外側が決まっているタイヤは、左右で模様が違う形になっていることがあります。ただ、模様だけで判断せず、必ず側面の表示を確かめるのが確実です。
どこを見る?——タイヤの側面の矢印と、外側の表示
向きの表示は、タイヤの側面(サイドウォール)に刻まれています。文字が小さく、黒いゴムに黒い文字なので見落としやすいのですが、ぐるっと一周見てみると見つかります。
- 回転方向の矢印:矢印と一緒に、回転を意味する英語の言葉が書かれていることが多いです。車が前に進む時に、タイヤが矢印の向きに回るように付けます。つまり、車の右側と左側で、タイヤの向きが鏡写しのようになります
- 外側・内側の表示:外側を意味する英語の表示がある面を、車の外から見える側に向けます。内側の表示がある面は、車体側に隠れます
- 表示が見当たらない時:タイヤの取扱説明書や、メーカーの案内を見ます。それでも分からない時は、販売店やカー用品店に聞くのが確実です
向きを間違えたら?——本来の性能が出にくい、早めに付け直す
回転方向や内側・外側が決まっているタイヤを、逆向きに付けてしまうと、次のようなことが起こりやすいと言われます。
- 雪や水をかき出す働きが弱まり、本来の性能が出にくくなる
- 走っている時の音が大きくなることがある
- タイヤの減り方がかたよることがある
向きを間違えていたことに気づいたら、早めに正しい向きに付け直しましょう。付け直すのが不安な時は、販売店やカー用品店に頼むと安心です。スタッドレスタイヤの音についてはスタッドレスタイヤがうるさい・つけっぱなしでいい?にまとめています。
付け替えの時の確認——外す時に印を付けておく
向きで迷わないためには、外す時の準備がいちばん大切です。
- どこに付いていたか印を付ける:外したタイヤに、「右前」「左後ろ」などの印を付けておきます。チョークや、はがせるテープが便利です
- 位置の入れ替え(ローテーション)は表示どおりの向きで:タイヤの減り方をそろえるために位置を入れ替える時も、回転方向や外側の表示は守ります。回転方向が決まったタイヤは、同じ側(右なら右)の前後で入れ替えるのが基本です
- ひびや溝の減りを見る:出してきたタイヤに、ひび割れや溝の減りがないかも確かめます。気になる時は、販売店で点検してもらいましょう
- 空気圧を確かめる:しまっている間に空気は少しずつ抜けます。適正な空気圧は、運転席のドアのあたりに貼られた表示で確かめられます
いつ履き替えるかの目安はスタッドレスタイヤはいつから?、外したタイヤの置き場所はスタッドレスタイヤをベランダに保管していい?が参考になります。
自分で付け替える時の安全——車の下に体を入れない
タイヤの付け替えを自分でする時は、向きと同じくらい、安全の手順が大切です。
- 平らで固い場所で作業する:坂道や、やわらかい土の上は避けます。ギアをパーキングにして、ハンドブレーキをかけ、外すタイヤの対角線のタイヤに輪止めをします
- ジャッキで上げた車の下に体を入れない:ジャッキは車を支え続けるための道具ではありません。手や足を車の下に入れないようにします
- ナットは対角線の順に締める:一か所ずつ締めきらず、対角線の順に少しずつ締めていくと、ホイールがかたよらずに付きます
- 締める強さは取扱説明書のとおりに:強すぎても弱すぎてもよくありません。車の取扱説明書で確かめます
- 付け替えた後、しばらく走ったら締め直しの点検:走るとナットがなじんでゆるむことがあるので、もう一度締まり具合を確かめます
少しでも不安がある時は、無理をせず、販売店やカー用品店に頼みましょう。安全に走るための大切な部分なので、任せるのもひとつの選択です。お店に頼む時も、外したタイヤに付けた印を伝えると、次の付け替えがスムーズになります。
ゆきこ( ゚Д゚)『タイヤの向き、一年たつと本当に忘れますよね。外す時に「右前」とひと言書いておくだけで、次の冬がずっと楽になると思います』
💡 この困りごとへの提案
履き替えのついでに空気圧を確かめるなら、タイヤ用のエアゲージがひとつあると便利です。季節の変わり目にさっと測れます。
よくある質問
Q. ホイール付きのタイヤでも、向きはありますか?
A. ホイールに付いていても、タイヤ自体の向きの決まりは同じです。側面の表示を確かめて付けます。
Q. 古くなったスタッドレスタイヤはどうすればいいですか?
A. 頼める所や確かめることはスタッドレスタイヤの処分にまとめています。
Q. タイヤチェーンも向きがありますか?
A. チェーンにも付け方の決まりがある物があります。製品の説明書に従って付けてください。代わりの物についてはタイヤチェーンの代用も参考になります。
あわせて読みたい
音やつけっぱなしはスタッドレスタイヤがうるさい・つけっぱなしでいい?、履き替えの時期はスタッドレスタイヤはいつから?、処分はスタッドレスタイヤの処分へどうぞ。
まとめ:向きは表示で確かめる。外す時に印を付け、付け替えは安全第一で
- 向きは「回転方向」「内側と外側」「決まりなし」の3種類。タイヤで違う
- 側面の矢印と外側の表示を確かめる。分からなければ説明書か販売店へ
- 逆向きは本来の性能が出にくい。気づいたら早めに付け直す
- 外す時に「右前」などの印を付ける。入れ替えも表示どおりの向きで
- 車の下に入らず、ナットは対角線の順に。しばらく走ったら締め直しの点検
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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