【図解あり】エアコンが暖房だけ臭い——冷房では平気なのに臭う理由と、自分でできる手入れの範囲

家事

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寒くなって久しぶりにエアコンの暖房を入れたら、むわっと変なにおいがした。夏の冷房では気にならなかったのに、どうして暖房だけ臭うのだろう。そう思って、スイッチを切ってしまった人も多いですよね。年に一度しか使わないと、「このにおい、普通なの? 掃除していいの?」と、手が止まりがちです。

先に結論をひとつ。エアコンが暖房だけ臭う時は、まず「どんなにおいか」で見分けることが出発点です。ほこりっぽいにおいが使い始めだけなら様子を見て、酸っぱい・カビっぽいにおいが続くならフィルターなど見える所のお手入れを。焦げ臭い・電気のようなにおいは、すぐ止めて相談です。自分でできる範囲と、やめて任せる線引きを、順番にお伝えします。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ使い始めだけ臭う→様子を見て、フィルターを確認→第二章ずっと酸っぱい→見える所のお手入れから→第三章焦げ臭い・電気のにおい→すぐ止めて相談する→第二章部屋のにおいが移る→部屋のにおいの元を見直す→第一章

ケース別に読む:なぜ暖房だけ臭うのか知りたい人|においの種類を見分けたい人|フィルターを洗いたい人|やめた方がいいことと業者の目安を知りたい人|よくある疑問を見たい人

エアコンが暖房だけ臭うのはなぜ?——冷房では平気なのに

冷房では気にならないのに、暖房にした時だけ臭う。これにはいくつか考えられる理由があります。どれか一つとは限らず、重なっていることもあります。

  • 中についたにおいの元が、温風で広がる。夏の間にエアコンの中にたまったほこりや湿気が、暖房の温かい風で温められて、においとして出てくることがあります
  • 久しぶりに使うので、ほこりが焦げたようなにおいがする。しばらく使っていなかった間にたまったほこりが、温まって出るにおいです。使い始めの短い間だけで消えるなら、ありがちな現象です
  • 部屋のにおいを吸い込んで出している。料理、たばこ、ペット、洗濯物の部屋干しなどのにおいが、エアコンの中を通って出てくることがあります
  • 冷房と暖房で、風が通る量や温度が違う。同じにおいの元でも、暖房の方が気づきやすくなる場合があります

においだけで体の不調と結びつけて決めつけることはできません。気になる症状(のどの違和感、せき、頭痛など)が続く時は、エアコンを止めて換気し、医療機関に相談してください。

暖房を入れると白い煙のようなものが出る場合は、においの話とは別に、エアコンの暖房で白い煙が出るで、霜取りの湯気との見分けを書いています。

においの種類の早見表——様子を見るにおいと、すぐ止めるにおい

暖房のにおいは、種類で動き方が変わります。難しく考えず、鼻で感じた通りに、下の表から近いものを探してください。

においの種類 考えられること 動き方
ほこりっぽい、焦げたような軽いにおいが使い始めだけ たまったほこりが温まった 数分で消えるなら様子を見る。フィルターを見る
酸っぱい、すえたにおいが続く 中の湿気やよごれのにおい プラグを抜いてフィルターを洗う。続くなら業者の掃除を検討
カビっぽい、土のようなにおい 中の湿気やカビの可能性 見える所の手入れ。取扱説明書の送風や内部クリーンを確認
料理やたばこ、ペットのにおい 部屋のにおいを吸って出している 換気とフィルターの手入れ。部屋のにおいの元を減らす
焦げ臭い、プラスチックや電気が焼けるにおい 電気部品などの異常の可能性 すぐ止める。プラグを抜いて相談

表のいちばん下の行だけは、様子を見ません。焦げ臭い・電気が焼けるようなにおい・煙・火花・異常な音がある時は、運転を止めて、電源プラグを抜いてください。プラグが熱い・抜けない時は、無理に触らずブレーカーを切ります。そのうえで、メーカーや販売店に相談してください。本体を開けたり、水をかけたりはしません。

焦げ臭いにおいは、エアコンだけでなく、ほかの暖房器具でも起こります。ハロゲンヒーターの場合の見分け方はハロゲンヒーターが焦げ臭いに書いているので、考え方の参考にどうぞ。

自分でできる手入れの範囲——フィルターを外して洗う

様子見のにおいや、酸っぱいにおいが気になる時、自分でできるのは見える所のお手入れまでです。いちばん取りかかりやすいのが、フィルターです。ほこりがたまると、風が通りにくくなり、においも残りやすくなります。

止める→外す→洗う→戻す一電源を抜く先にプラグ→二外して払うほこりを落とす→三洗って乾かす日陰でよく乾かす→四戻す乾いてから
  1. 運転を止めて、電源プラグを抜く。プラグが手の届かない所にある時は、ブレーカーを切る方法を取扱説明書で確かめます
  2. 前面パネルを開けて、フィルターを外す。外し方は機種ごとに違うので、取扱説明書の図で確認を。高い位置にあるので、安定した踏み台を平らな所に置いて、椅子やテーブルの上には乗らないでください
  3. 掃除機でほこりを吸うか、ブラシで払う。落ちにくい汚れは、水かぬるま湯で洗います。中性洗剤を使う時は、洗剤と取扱説明書の表示に従います
  4. 日陰で、しっかり乾かす。濡れたまま戻すと、においやカビの元になります。直射日光や熱風で乾かすと、変形することがあります
  5. 乾いたら、向きと位置を合わせて戻す。パネルを閉じて、プラグを差します

吹き出し口のまわりは、見える範囲を、乾いたやわらかい布や細いブラシで軽く拭く程度にします。風向きを変える板(ルーバー)は、手で無理に動かすと壊れることがあるので、動かす時はリモコンの操作で。水や洗剤が本体の中に入らないようにも気をつけてください。

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しない方がいいことと、業者の掃除を考える目安

自分でする所と任せる所自分でできるフィルターを外して洗う吹き出し口の見える所を拭く説明書にある送風や内部クリーン部屋の換気任せる・しない本体を分解する電気の部分に水をかける説明書にない作業をする焦げ臭いのに使い続ける

においが気になると、中まで掃除したくなりますよね。でも、エアコンの内部は電気の部品と、熱を交換するための細かい部品が詰まっています。分解や、説明書にない作業は、しないでください。

  • 市販の洗浄スプレーを中に吹きつける前に、必ず取扱説明書を確認する。機種によっては使用を勧めていません。使い方を誤ると、電気の部分に水分がかかる、ふき取れず残る、といったおそれがあります
  • 吹き出し口の奥や、本体のカバーを外さない。ネジを外す作業は業者に任せます
  • 濡れた手や濡れた布で、電気の部分や差込口に触らない
  • 焦げ臭いのに、「少しだけだから」と使い続けない

業者の掃除を考える目安は、次のようなものです。フィルターを洗っても酸っぱいにおいが続く、数シーズン、中の掃除を一度もしていない、吹き出し口の奥に黒い点々が見える、といった時です。賃貸の備え付けのエアコンは、管理会社や大家さんに先に確かめてください。

内部クリーン(運転のあとに内部を乾かす機能)の考え方はエアコンの内部クリーンは必要?に書いています。機能の有無と使い方は、お使いの機種の取扱説明書で確認してください。

よくある疑問

Q. 使い始めのにおいは、何分くらいで消えますか?
A. 機種や、ほこりの量で違います。短い時間で消えるなら様子を見て、消えない、だんだん強くなる時は、運転を止めて、フィルターを見てください。

Q. 窓を開けて換気しながら使っていいですか?
A. においが出ている間は、窓を開けて空気を入れ替えながら様子を見るのは理解できます。ただし、焦げ臭いにおいの時は、換気より先に運転を止めてください。

Q. 消臭スプレーを吹き出し口に使ってもいいですか?
A. 本体の中に入ると、故障や、においの混ざりの原因になることがあります。使う前に取扱説明書の確認を。迷ったら使わず、部屋側の換気を優先してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、においって「これくらいなら大丈夫」と自分を納得させがちなんですよね。焦げ臭いだけは例外にして、あとは順番に見ていく、で落ち着けると思います』

あわせて読みたい

暖房で白い煙のようなものが出る人はエアコンの暖房で白い煙が出る、内部クリーンの考え方はエアコンの内部クリーンは必要?へどうぞ。ほかの暖房器具が焦げ臭い時の見方はハロゲンヒーターが焦げ臭いで見られます。

まとめ:においの種類を見分けて、プラグを抜いてから。焦げ臭いはすぐ止める

  1. 暖房だけ臭うのは、温風でにおいの元が広がるためのことがある。部屋のにおいを吸うこともある
  2. 使い始めだけのほこりのにおいは様子見。続く酸っぱいにおいは手入れを
  3. 焦げ臭い・電気のにおいは、すぐ止めてプラグを抜く。抜けなければブレーカー
  4. 自分でできるのは、フィルター洗いと見える所の拭き掃除。プラグを抜いてから、踏み台は安定させる
  5. 分解や説明書にない作業はしない。続く時は業者かメーカーへ、賃貸は管理会社へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

エアコンが暖房だけ臭い時の早見表:暖房だけ臭うのは、中についたにおいの元が温風で広がる、久しぶりに使うのでほこりが温まる、部屋のにおいを吸って出す、などが考えられる。においの種類は、使い始めだけのほこりっぽさは様子を見る、酸っぱい・カビっぽいにおいが続くならフィルターなど見える所を手入れ、焦げ臭い・電気が焼けるにおいはすぐ止めてプラグを抜き、抜けなければブレーカーを切って相談する。自分でできるのは、プラグを抜いてからフィルターを外して洗って日陰で乾かす、吹き出し口の見える所を乾いた布や細いブラシで拭く、ルーバーは無理に動かさない。高い所は安定した踏み台で、水が電気の部分にかからないように。分解や取扱説明書にない作業、洗浄スプレーを確認なしで使うことはしない。続く時は業者かメーカー、賃貸の備え付けは管理会社に相談する

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