【早見表つき】エアコンの暖房で白い煙が出る——霜取りの湯気と、すぐ止める煙の見分け方

家事

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寒い朝にエアコンの暖房を入れたら、室外機のあたりから白いもやもやが立ちのぼっていた。部屋の中でも、吹き出し口の近くが白っぽく見えた。「これって煙? 火事になるのでは?」と、一瞬ひやっとしますよね。年に一度の暖房シーズンの始まりは、エアコンの動きを忘れていて、余計に不安になりがちです。

先に結論をひとつ。エアコンの暖房で白い煙のように見えるものの多くは、寒い日に室外機の霜を溶かす「霜取り」の湯気です。ただし、焦げ臭いにおいがする・色がついている・室内機やコンセントのあたりから出る・パチパチ音がする・ランプが点滅するという時は、湯気ではありません。見分けの早見表と、止める時の手順を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ室外機から白い湯気→霜取りのことが多い→第一章室内機の口が白くもやっと→すぐ消えるなら様子を見る→第二章焦げ臭い・火花・点滅→すぐ止めてプラグを抜く→第三章霜取りの間どうする?→待つ。室外機をふさがない→第四章

ケース別に読む:室外機から湯気が出る人|室内機が白くもやっとする人|焦げ臭い・火花・点滅がある人|霜取りの間にできることを知りたい人|よくある疑問を見たい人

エアコンの暖房で白い煙が出る正体——室外機の霜取りの湯気

暖房は、外の空気から熱を集めて部屋に運ぶ仕組みです。外が冷え込んでいる日は、室外機の中の冷えた部分に空気中の水分が凍りついて、霜が付いていきます。霜が厚くなると熱を集めにくくなるので、エアコンはときどき運転を切り替えて、霜を溶かす動きをします。これが霜取りです。

溶けた霜は水や水蒸気になるので、室外機から白い湯気のようなものが立ちのぼります。見た目は煙そっくりですが、実際は水分です。そのため、においがなく、しばらくすると止まります。霜取りの間は、室内に出てくる温風が一時的に止まったり弱まったりすることがあります。故障と勘違いしやすい所ですが、機種によって動き方は違うので、細かい所はお使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

見えるもの どこから におい・音 考え方
白い湯気がふわっと立つ 室外機 においなし・水の音程度 霜取りのことが多い。しばらく待つ
吹き出し口の近くが白くもやっとする 室内機 においなし 冷えた部屋で湿った空気が冷やされた可能性。すぐ消えるなら様子見
灰色や黒っぽい、色のついた煙 室内機・室外機 焦げ臭いにおい 湯気ではない。すぐ止める
白くても止まらず、においがする どこでも 焦げ臭い・薬品のようなにおい すぐ止める
コンセントやプラグのまわり 電源まわり 焦げ臭い・パチパチ音 湯気ではない。触らずにブレーカーを切って相談
ランプが点滅して止まった 室内機 音は様々 取扱説明書の表示の意味を確認。続くなら相談

見分けのコツは、色とにおいと場所の3つです。「室外機から」「真っ白」「においなし」がそろえば霜取りの湯気、という見方で大きく外れません。ひとつでも違う時は、次の章以降で止め方を確認してください。

霜取りの流れ一霜が付く寒い日の室外機→二霜を溶かす湯気が出る。温風は一時停止も→三暖房に戻るしばらくで元どおり

室内機から白いもや——すぐ消えるなら様子を見る

室内機の吹き出し口のあたりが、ふわっと白く見えることがあります。冷え込んだ部屋では、空気中の湿気が温風と混ざった時に、一瞬白く見えることがあるんです。冬に吐く息が白くなるのと似た見え方です。

  • においがなく、すぐに消える。暖房を入れた直後の短い間だけなら、あわてなくて大丈夫です
  • 部屋が寒く、湿度が高い。結露が出るような朝や、洗濯物を部屋に干している日に目立ちます
  • 白いもやが長く続く、量が増える、においが混じる。この時は湯気とは考えず、次の章に進んでください

暖房を入れたとたんに、においが気になる場合は、煙とは別の話であることも多いです。冷房では平気なのに暖房だけにおう時は、エアコンが暖房だけ臭いで、においの種類ごとの見方を書いています。

すぐ止める煙——焦げ臭い・火花・ランプの点滅

ここからは、見て見ぬふりをしない章です。次のうちひとつでも当てはまるなら、湯気ではない前提で動いてください。

  • 焦げ臭い、薬品のようなにおいがする
  • 灰色や黒っぽいなど、色のついた煙が出ている
  • 室内機の中や、コンセントとプラグのまわりから出ている
  • パチパチ、ジジジという音や、火花が見える
  • ランプが点滅して、取扱説明書の表示の意味が重い異常を示している
危ない煙の時の3手順一運転を止めるリモコンで停止→二電気を切るプラグかブレーカー→三相談する開けず、水もかけない
  1. リモコンで運転を止める。リモコンまで近づくのが危ない状況(煙が濃い、火花が見える)なら、無理に近づかず、先に電源を切る方を考えます
  2. 電源プラグを抜く。濡れた手では触りません。プラグが熱い、焦げている、抜けない時は、無理に触らずブレーカーを切ります。ブレーカーの位置は、普段から見ておくと安心です
  3. 自分で本体を開けない、水をかけない。内部は電気の部品がむき出しです。水は感電や故障の元になります
  4. メーカーや販売店に相談する。型番のシールを控えておくとスムーズです。賃貸の備え付けのエアコンなら、管理会社や大家さんに先に連絡します

火が出て、炎が見える、煙が止まらず部屋に広がるといった時は、相談の前に、避難と119番が先です。「大げさかな」と迷うくらいなら、動いた方が安全です。体調が気になる時は、換気をして、必要に応じて医療機関に相談してください。

霜取りの間にできること——待つ、室外機のまわりをふさがない

湯気の正体が霜取りだとわかったら、あとはお任せで大丈夫です。ただ、霜取りがうまく進むように、人がしてあげられることが少しあります。

  • 待つ。リモコンの操作を何度も繰り返さない。切ったり入れたりすると、かえって長引くことがあります
  • 室外機のまわりをふさがない。前や後ろに荷物、自転車、鉢植えが置かれていないか。風の通り道がふさがると、熱を集めにくくなります
  • 雪で埋まっていないか確かめる。雪が積もる地域では、室外機のまわりを雪かきして、吹き出し口とすき間を空けます。足元が凍っている日は滑りやすいので、ゆっくり動いてください
  • 屋根の上や高い所にある室外機には上がらない。届かない所は管理会社や業者へ
  • 室外機にお湯をかけない。変形や感電のおそれがあります

室内のフィルターにほこりがたまっていると、暖房の効きが落ちて、霜取りも増えがちになります。暖房シーズンの前後に一度、フィルターを見ておくと安心です。内部クリーンの使い方や考え方はエアコンの内部クリーンは必要?にまとまっています。暖房器具はほかにもいくつか出す時期なので、電気ストーブのほこりが気になる人は電気ストーブのほこりの掃除も、あわせてどうぞ。

よくある疑問

Q. 霜取りは、どのくらいの間隔で起きますか?
A. 外の気温や湿気、機種によって違い、一定ではありません。取扱説明書に目安が書かれていることがあるので、気になる時は見てください。

Q. 室外機から出る水は、そのままで大丈夫ですか?
A. 霜が溶けた水が、室外機の下から出ることがあります。通路や玄関先で凍ると滑りやすいので、水が流れる先に注意してください。

Q. 白い煙と湯気の見分けに自信がない時は?
A. 迷った時は止める方を選んでください。運転を止めてプラグを抜いても、損をすることはほとんどありません。そのうえで、メーカーや販売店に相談すれば安心です。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、「湯気かも」と思っても、においが少しでも違えば止めておく方が、後悔が少ないと思っています。怖がりすぎず、でも見て見ぬふりはしない、のちょうどいい距離ですよね』

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あわせて読みたい

暖房を入れるとにおいがする人はエアコンが暖房だけ臭い、内部クリーンの考え方はエアコンの内部クリーンは必要?へどうぞ。電気の暖房器具のほこりが気になる人は電気ストーブのほこりの掃除で見られます。

まとめ:湯気か煙かは、色とにおいと場所で。迷ったら止めて相談

  1. 室外機の白い湯気は、霜取りのことが多い。においがなく、しばらくで止まる
  2. 室内機の白いもやは、すぐ消えるなら様子見。続く時や増える時は止める
  3. 焦げ臭い・色つき・火花・点滅は、すぐ運転を止めてプラグを抜く。抜けなければブレーカー
  4. 自分で開けない、水をかけない。メーカーや販売店、賃貸は管理会社に相談
  5. 霜取りの間は待つ。室外機のまわりをふさがず、高い所には上がらない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

エアコンの暖房で白い煙が出る時の早見表:室外機から出る白い湯気は寒い日の霜取りのことが多く、においがなくしばらくで止まる。霜取りの間は温風が一時止まることがあり、待つ。室内機の白いもやはすぐ消えるなら様子を見る。焦げ臭い、色のついた煙、室内機やコンセントから出る、パチパチ音や火花、ランプの点滅は湯気ではない。リモコンで運転を止め、電源プラグを抜き、抜けなければブレーカーを切る。自分で開けず水もかけず、メーカーや販売店、賃貸は管理会社に相談する。炎が見える時は避難して119番。室外機のまわりをふさがず、雪かきは足元に注意し、屋根の上の室外機には上がらない

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