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雨が上がって庭に出てみたら、アナベルの大きな花が地面に向かってお辞儀をしていた。そんな場面は、アナベルを育てているとよくあります。つぼみの頃は元気に立っていたのに、花が開くにつれて、だんだん傾いてくることもありますよね。
先に結論をひとつ。アナベルが倒れるのは、「花が大きく重くなる」「雨で水を含む」「日陰で茎が細いまま伸びた」のどれかが多く、株ごと囲むリング支柱を早めに立てておくと倒れにくくなります。花が咲かない時は、日当たりと、切った時期を見直してみてください。自分の状況に近い章から、順番に読んでいきましょう。
ケース別に読む:つぼみの頃から傾く人|毎年倒れる人|雨のあと倒れた人|花が咲かない人|茶色く枯れた人|子どもやペットがいる人
倒れる3つの理由——花が重い・雨を含む・茎が細い
アナベルの花は、小さな花がぎゅっと集まった大きな丸い形です。咲き進むほど、花の重さは増していきます。そこに雨が降ると、花が水を含んで、さらに重くなります。茎がそれを支えきれなくなって、お辞儀をするように倒れるんです。
| 見えている様子 | 考えられる理由 | まずやること |
|---|---|---|
| 雨のあとにまとめて倒れた | 花が水を含んで重くなった | 花の水を軽く落とし、支えを足す |
| つぼみの頃から外へ傾く | 日当たりが足りず、茎が細く長く伸びた | 置き場所を見直し、早めに支える |
| 毎年同じように倒れる | 支えがないまま、花が大きく育つ | 来年は芽の頃からリング支柱を立てる |
| 片側だけ倒れる | 風の通り道や日の向きに偏りがある | 倒れる側に支えを寄せる |
どれも、アナベルが悪いわけではありません。花が大きく育つ花だからこそ起きることなんです。支えを足してあげれば、きれいに咲かせられます。
毎年倒れる人に——リング支柱で株ごと囲む
倒れやすい株には、茎を1本ずつ縛るより、株ごと輪で囲むリング支柱が向いています。茎が自由に伸びながら、ある高さで受け止めてもらえるので、倒れにくくなります。
- 芽が伸びてくる頃に立てる。時期は地域や年で違うので、新芽が伸び始めたら立てると考えます
- 株の外側に、輪を囲むように差し込む。足は土にしっかり刺します。茎の根元を傷つけないように、少し離して立てます
- 伸びたら輪の高さを上げる。高さを変えられるタイプなら、成長に合わせて調整します
- 茎は縛りつけない。輪の中に自然に収まるだけで大丈夫です。きつく縛ると、茎が傷んだり、花の重みで折れたりしやすくなります
支柱の先端で目や顔を傷つけないように、先にキャップをかぶせるか、目の高さを避けて立てると安心です。作業は手の届く高さの範囲で行い、脚立に乗る必要はありません。ベランダの鉢に立てる場合は、鉢と支柱が倒れても人に当たらず、落ちない位置に置いてください。
庭に広がりすぎた株は、まず範囲を整えてから支えるのが楽です。範囲の決め方はアナベルは庭に植えてはいけない?にまとめています。
雨のあと倒れた時の手当て——水を落として、支えを足す
倒れてしまった朝は、慌てて茎を強く引き起こさないでください。茎が折れやすくなっています。
- 花の水を軽く落とす。株をそっと揺らして、花に溜まった水を落とします。軽くなると、自然に起き上がることもあります
- 重い花を少し切って軽くする。咲き終わりかけの花や、特に重い花を選んで、手の届く範囲で切ります。切り花にして楽しむのもひとつです
- 支えを足す。起こした株に、リング支柱や細い支柱を添えて、また倒れないようにします
- 折れた茎は無理に戻さない。折れた所の少し下で切って、切り花にします
雨が続く時期は、先に支えを足しておくと、一度の雨でまとめて倒れるのを防げます。天気予報で雨が続きそうな時は、花が開く前に支えを確かめておきましょう。
はさみは清潔なものを使い、刃先を体に向けないでください。使い終わったら子どもの手の届かない所に片付けます。切り花にする時の注意は、あとの子どもとペットの章にまとめています。
花が咲かない時の見方——日当たりと切った時期
倒れる悩みと一緒に、花がつかないという悩みも多いですよね。見る順番は、次の3つです。
- 日当たり。アナベルは半日陰でも育ちますが、暗すぎると花つきが悪くなると言われます。建物や大きな木の陰になっていないか見てください
- 切った時期。アナベルは、春に伸びた枝に花がつくと言われます。そのため、冬に切っても咲きやすいと言われます。ただ、春に伸びてきた新しい芽を切ってしまうと、花のつく枝を減らします。切るなら、冬の間にします(月は地域や品種で違います)
- 株の若さ。植えたばかりの株は、根づくまで花が少ないことがあります
日当たりが足りない場所では、咲かないだけでなく、茎が細く長く伸びて倒れやすくもなります。倒れる悩みと咲かない悩みは、根っこが同じことも多いんです。置き場所を変えられる鉢植えなら、午前中の日が当たる場所へ動かすのもひとつの方法です。地植えで動かせない場合は、まわりの枝や草をすっきりさせて、光が届くようにしてみましょう。
ここで、一般的なアジサイとの違いに注意してください。一般的なアジサイは、前の年の枝に花芽ができると言われるので、花のあとすぐに切るのが目安です。アナベルと同じ感覚で冬に切ると、咲かなくなることがあります。見分け方と切る時期の考え方は、アナベルとアジサイの違いにまとめています。
茶色く枯れた時の見方——株元から芽が出るか
冬に葉が落ちて、茎が茶色く見えるのは、アナベルが休んでいる姿のことが多く、枯れとは限りません。春になって、株元から新しい芽が出るかを見てください。
- 春に株元から芽が出る。生きています。枯れた茎は、切って整理して大丈夫です
- 夏に葉が茶色くなる。西日が強い、土が乾いている、のどちらかが多いです。西日が当たる場所は、日よけを考えます
- 春になっても何も出ない。根元の水はけが悪い、傷んでいる可能性があります。しばらく様子を見て、判断に迷う時は、園芸店や自治体の相談窓口に聞いてみましょう
子どもやペットがいる庭で——口に入れない・料理に使わない
アナベルを含むアジサイの仲間は、葉・花・つぼみを口に入れると体に合わないと言われています。倒れた花を切って家に飾る時も、同じです。
- 切り花は、食卓や、子どもが触れる低い棚から離して置く
- 料理やお菓子の飾りには使わない
- 猫・犬・小鳥がかじらないように、届かない高さに置く
- 切った葉や花がらは、集めてすぐ片付ける
- 口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ連絡する
切り花を花びんに生けた時の水も、子どもやペットが飲まないよう、手の届かない場所に置いてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、倒れる前に支えを立てておくのがいちばん楽だと思います。迷ったら、芽が伸びる頃に輪を立てる、と覚えておくと間違いにくいですよね』
💡 この困りごとへの提案
花の重みで倒れる株には、株ごと囲むリング支柱が、いちばん手間のかからない備えになります。
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広がりすぎた時の範囲の決め方はアナベルは庭に植えてはいけない?、見分け方と切る時期の違いはアナベルとアジサイの違い、柏の葉の形のアジサイの花芽の見方はカシワバアジサイが咲かない時にまとめています。支柱や骨が折れた時の直し方の考え方は傘の骨折れは自分で直せる?もどうぞ。
まとめ:アナベルは芽の頃にリング支柱。冬に切っても咲きやすい。口に入れない
- 倒れる理由は3つ。花が重い・雨を含む・日陰で茎が細い
- 芽が伸びる頃にリング支柱を立てる。株ごと囲み、茎は縛らない
- 雨のあとは水を落として支えを足す。強く引き起こさない
- 咲かない時は日当たりと切った時期を見る。春に伸びた枝に花がつくと言われる
- 葉・花・つぼみは口に入れない。料理の飾りにも使わない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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