コーヒーメーカーは手入れが楽なのを選ぶ——手間が決まる5つのポイント、タイプ別の比較、毎日と週1と月1の分け方、売り場で見る3点

キッチン

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コーヒーメーカー、買った当初は毎朝うれしくて使っていたのに、いつのまにか台所の隅で埃をかぶっていた。理由はたいてい「洗うのが面倒」なんですよね。粉を捨てて、バスケットを洗って、サーバーを洗って、水タンクも……と考えると、忙しい朝には勝てません。

先に結論をひとつ。手入れが楽かどうかは、使い方の工夫ではなく、買う時点でほとんど決まっています。洗う場所の数と、外せるかどうか。この2つで手間が何倍にも変わるんです。すでに持っている方にも効く、頻度の分け方も一緒にまとめました。順番に見ていきましょう。

手入れの手間は、この5つで決まる

  1. バスケットが外せるか。粉を入れる部分が本体からすっぽり外れると、シンクまで運んで洗えます。外れずに本体を傾けて洗う形だと、これだけで毎朝が憂うつになります
  2. 水タンクが外せるか。外せるタンクは、水を替えるのも中を洗うのも簡単。外せないタイプは、注ぎ口から水を入れて、内側は洗えないまま使うことになります
  3. ミルが付いているか。豆を挽く機構があると、洗う場所が確実に増えます。ここが最大の分かれ目です
  4. パーツの数。バスケット、フィルター、ドリップ受け、サーバー、ふた、パッキン。数えてみると、機種によって倍くらい違います
  5. 食洗機に入れられるか。説明書に「食洗機使用可」と書いてある部品が多いほど、手洗いの回数が減ります。書いていない部品を入れると変形するので、そこは必ず確認を

この5つを、売り場やお店の商品ページで確かめておくと、買ってから後悔しにくくなります。「どんな失敗が起きやすいか」はコーヒーメーカーで後悔した理由にまとめてあるので、選ぶ前に一度見ておくといいと思います。

タイプ別・手入れの手間くらべ

方式によって、洗う場所も回数もかなり変わります。私が使ったことのない機種の味や使い心地は書けないので、「洗う場所がいくつあるか」という手入れの構造の話として並べますね。

タイプ 毎回洗うもの 手入れの重さ
ペーパードリップ式 バスケット、サーバー(紙ごと粉を捨てられる) いちばん軽い。粉が紙に包まれて捨てられるのが大きい
ペーパーレス(金属フィルター) 金属フィルター、バスケット、サーバー 中くらい。細かい目に粉が残るので、毎回しっかり洗う必要がある
カプセル式 使用済みカプセルを捨てる、受け皿を流す いちばん軽い。ただし定期的な内部洗浄は必要
ミル付き全自動 バスケット、フィルター、サーバー、ミルまわり いちばん重い。粉と豆の油が残りやすい

「手入れが楽なのがいい」を最優先にするなら、ペーパードリップ式でミルなし、バスケットと水タンクが外せるものが素直な答えです。紙で粉を包んで捨てられるのが、思っている以上に効きます。

ペーパーレスは紙を買わなくていいのが魅力ですが、手入れの面では別の気を使います。そのあたりはペーパーレスのコーヒーメーカーのデメリットで正直に書いています。

楽かどうかは「洗う場所の数」で決まる手間が決まる5点①バスケットが外せる②水タンクが外せる③ミルの有無④パーツの数⑤食洗機に入るか買う前に数えておくタイプ別の重さ紙で落とす式:軽い 粉を紙ごと捨てるカプセル式:軽いペーパーレス:中 毎回しっかり洗うミル付き全自動:重い頻度の分け方毎日:粉を捨てる・ バスケットと器を洗う 水を替えて乾かす週1:水タンク・ふた・ パッキンを洗う月1:クエン酸で水垢売り場で見る3点:口の広さ/外せる部品の数/洗う場所がいくつあるか手が入らない細い口は、いちばん洗いにくいところになりがち電源を抜いて冷ましてから/クエン酸と塩素系を混ぜない/やけどに注意

毎日・週1・月1の分け方

全部を毎日やろうとすると続きません。「毎日は3分、週に1回だけ少し丁寧に」と分けると、無理なく回ります。

  • 毎日:粉(またはカプセル)を捨てる。バスケットとサーバーを食器用洗剤で洗う。水タンクの水を捨てて入れ替える。ふたを開けて乾かす
  • 週に1回:水タンクを外して中を洗う。ふたのパッキンや、ドリップの受け皿など、ふだん見ない部品を外して洗う。細い口はやわらかいブラシで
  • 月に1回:クエン酸を使って水垢を落とす。水の通り道に白い汚れが溜まると、抽出に時間がかかったり音が変わったりします

いちばん効くのは、じつは毎日の最後の「ふたを開けて乾かす」です。湿ったまま閉じるとにおいやぬめりのもとになります。すでににおいが気になる方は、コーヒーメーカーの臭いの取り方に部品別の手を書きました。抽出の音が変わってきた時はコーヒーメーカーの音がうるさい時の見方も参考になります。

掃除の時の約束ごと

ここは家電なので、いくつかだけ守ってほしいことがあります。

  • 手入れの前に、必ず電源プラグを抜いて、完全に冷ましてから。抽出直後は本体もサーバーもかなり熱いままです
  • 熱いサーバーでやけどをしない。取っ手の付け根が熱くなる機種もあるので、ふきんを一枚かませると安心。熱いサーバーを濡れた台に置くと、急な温度差で割れることがあります
  • クエン酸と塩素系のものを一緒に使わない。混ざると有害なガスが出ます。塩素系の漂白剤はコーヒーメーカーの洗浄には使わない、と決めてしまうのがいちばん安全です
  • クエン酸で回したあとは、水だけで2回以上すすぐ。すすぎが足りないまま飲まないでください
  • 本体を水につけない。電気の入る部分に水が入ります

ミル付きが「大変」と言われる理由と、それでも選ぶ人がいる理由

ミル付き全自動は、手入れの話になると必ず「大変」と言われます。理由はふたつあって、豆の油粉の残りです。

豆には油分があって、挽いた刃や通り道に少しずつ付いていきます。この油は時間がたつと酸化して、においの原因になります。さらに細かい粉が隅に残るので、放っておくと固まる。だからミル付きは、洗う場所が増えるだけでなく、「洗わないと味に出る」のが手強いところなんです。

それでも選ぶ人がいるのは、豆のまま保存できるからです。豆は挽いた瞬間から香りが飛んでいくので、飲む直前に挽ける価値は大きい。手入れの手間と香りを天秤にかけて、香りを取る人が選ぶタイプ、という整理になります。

迷っているなら、「毎朝5分、洗い物が増えても平気か」を自分に聞いてみてください。無理そうなら、ミルは別に手動のものを持って、コーヒーメーカーはミルなしにする、という分け方も現実的です。

ゆきこ( ゚Д゚)『水タンクが外せない機種を選んで、中が見えないから洗えず、夏ににおいが気になって使わなくなった、という失敗談をよく読みます。うちで選ぶなら真っ先にタンクを外してみます。値段の差より、洗える形かどうかのほうが、毎朝のことなので大事だと思います』

買う前に、売り場で見る3点

お店で実物を触れるなら、この3つだけ確かめてください。カタログの数字には出てこないところです。

  1. 口の広さ。サーバーとバスケットの口に、自分の手やスポンジが入るか。手が入らない細い口は、いちばん洗いにくい場所になります
  2. 外せる部品。バスケット、水タンク、ふた、パッキン。その場で外してみて、戻せるかまで確かめる。外しにくいものは、結局洗わなくなります
  3. 洗う場所の数。毎朝洗うことになる部品を、指で数える。3つまでなら続けやすく、5つを超えると「今日はいいか」が始まります

価格は店やタイミングで変わるので、私からは金額を言えません。ただ、「安いから選んだのに使わなくなった」がいちばんもったいないのは確かです。洗う場所が少ないシンプルなものほど、結果的に長く使えることが多いと思います。

手入れの軽さを最優先にするなら、ミルなし、バスケットと水タンクが外せて、パーツの少ないもの。この条件で探すと、候補がぐっと絞られて選びやすくなりますよ。


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あわせて読みたい

選ぶ前に読んでおくと役に立つのがコーヒーメーカーで後悔した理由です。どこで「思っていたのと違う」が起きるかが分かります。紙を使わないタイプが気になっている方はペーパーレスのコーヒーメーカーのデメリットを、においが気になり始めたらコーヒーメーカーの臭いの取り方をどうぞ。

まとめ:楽かどうかは、買う時点でほとんど決まっている

  1. 手間はバスケット・水タンク・ミル・パーツ数・食洗機の5点で決まる
  2. いちばん軽いのは紙で粉を捨てられる方式でミルなし
  3. 毎日は3分、週1で水タンク、月1でクエン酸と分ける
  4. 手入れはプラグを抜いて冷ましてから。塩素系とは混ぜない
  5. 売り場では口の広さ・外せる部品・洗う場所の数を見る

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

コーヒーメーカーの手入れが楽なものを選ぶ早見表:手間が決まるのは、バスケットが外せるか、水タンクが外せるか、ミルが付いているか、パーツの数、食洗機に入れられるかの5点。タイプ別では、紙で粉を包んで捨てられるペーパードリップ式とカプセル式が軽く、ペーパーレスの金属フィルターは細かい目に粉が残るので毎回しっかり洗う必要があり中くらい、ミル付き全自動は豆の油と粉が残るのでいちばん重い。頻度の分け方は、毎日は粉を捨ててバスケットとサーバーを洗い水を替えてふたを開けて乾かす、週に1回は水タンクとふたとパッキンを外して洗う、月に1回はクエン酸で水垢を落として水だけで2回以上すすぐ。手入れは必ず電源プラグを抜いて完全に冷ましてから行い、クエン酸と塩素系を一緒に使わない、熱いサーバーでやけどをしない、本体を水につけない。売り場で見るのは口の広さ、外せる部品、毎朝洗う場所の数の3点

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