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秋の気配がしてきて、そろそろ編み物の季節。押入れから毛糸の袋を出したら、もわっと独特の匂い。あるいは、ネットでお得に買った毛糸が届いたら、開封した瞬間「ん?」となる——毛糸好きなら一度は経験するやつです。
毛糸の匂いは正体が3タイプあって、それぞれ対処が違います。そして大事なのは、毛糸は「玉のまま洗わない」こと。編む前の素材を傷めない消臭の順番でお話しします。
まず匂いの正体を嗅ぎ分ける
- 獣っぽい・油っぽい匂い → ウール本来の匂い(羊毛の脂分・ラノリン由来)。特に無漂白・ナチュラル系の毛糸や海外毛糸に多く、不良品ではありません。湿気ると強く感じます
- カビっぽい・押入れっぽい匂い → 保管中の湿気による匂い移りや軽いカビ臭。実家由来・長期保管品に多いタイプ
- ツンとする薬品臭 → 防虫剤や染色工程の残り香。閉め切った袋の中で濃縮されています
基本はこれ:洗わずに「風と吸着」で抜く
どのタイプも、まず試すのは洗わない方法です。毛糸は濡らすと縮み・フェルト化のリスクがあるので、乾いたまま抜けるならそれが一番安全です。
- 陰干しで風に当てる(2〜3日)——玉のまま、直射日光の当たらない風通しのよい場所へ。ネットに入れて吊るすと全面に風が通ります。獣臭・防虫剤臭はこれだけでかなり抜けます
- 重曹と一緒に密封(1週間)——大きめの袋や箱に毛糸と、お茶パックに入れた重曹(または市販の脱臭炭)を同居させて閉じます。匂い成分を吸着させる作戦で、カビっぽい匂いに特に有効です
- スチームを軽く当てる——アイロンのスチームを触れない距離からふわっと当てると、匂い成分が蒸気と一緒に飛びます。当てすぎは縮みの元なので、さっとだけ
それでも取れない時:「カセ」にしてから、そっと洗う
ここが毛糸ならではの注意点です。玉のまま水につけると、中まで乾かずカビの温床になり、乾燥中に糸が締まって扱いにくくなります。洗うなら、
- 毛糸玉をほどいて、椅子の背もたれなどにぐるぐる巻き取り、数か所をゆるく結んで「カセ」(輪の束)にします
- 30度以下のぬるま湯+おしゃれ着用中性洗剤で、押し洗いせず浸して振り洗い程度。もみ洗いはフェルト化します
- すすいだらタオルに挟んで水気を取り、輪のまま陰干し。ハンガー2本に渡すと形よく乾きます
- 完全に乾いてから玉に巻き直します
ウールは熱と摩擦で縮む素材なので、お湯・もみ洗い・乾燥機は三大禁忌。ここさえ守れば、洗ってもふんわりが保てます。
編んだあとの作品が臭う場合
完成品のマフラーやニットなら、カセ問題がないぶんシンプルです。30度以下+おしゃれ着用洗剤で押し洗い→タオルドライ→平干し。干す時にハンガーに掛けると伸びるので、平らに寝かせるのがニットの鉄則です。着る前日にファブリックミストより、お風呂上がりの浴室に一晩吊るす(スチーム効果)のほうが繊維の奥の匂いには効きます。
ゆきこ( ゚Д゚)『実家から譲り受けた毛糸一式、開封したら昭和の押入れの香りがしました。重曹と1週間の同居で無事に無臭化。この毛糸はいま、次男の腹巻きになる順番を待っています』
編み物シーズン前の毛糸補充は、ネットのセット買いが色を揃えやすくてお得です。おしゃれ着用洗剤も小さいのを1本、編み物棚に常備しておくと安心です。
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薬品系の匂いなら衣類についた防虫剤の匂いの取り方も公開しています。毛糸の匂いが防虫剤タイプだった方はこちらが本編です。
まとめ:まず風と重曹、洗うならカセにして水で
- 匂いの正体は獣臭・保管臭・防虫剤臭の3タイプ
- 基本は洗わず陰干し2〜3日か重曹と密封1週間
- 洗うなら玉のままNG。カセにして30度以下+中性洗剤
- お湯・もみ洗い・乾燥機は禁忌。ウールは熱と摩擦で縮む
- 完成品は押し洗い+平干し。浴室スチームも効く
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取り方チャートを1枚にまとめました。



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