※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
秋の味覚狩りの定番・栗拾い。ただし栗のイガのトゲは鋭く、軍手くらいなら貫通します。服装は「長袖・長ズボン・帽子・底の厚い靴」、道具はトングが主役。イガの開き方から持ち帰った栗の下処理(虫止め)まで、初めてでも安全に楽しむコツを図解と4コマ漫画つきでまとめました。
服装と持ち物の早見表
| 項目 | 正解 | 理由 |
|---|---|---|
| 服装 | 長袖・長ズボン(厚手) | 枝・イガ・虫から肌を守る |
| 帽子 | 必須 | 木からイガが落ちてくる |
| 足元 | 底の厚い靴・長靴 | 落ちたイガを踏む |
| 道具 | トング+厚手軍手+バケツ | イガは素手厳禁 |
| 拾い方 | 両足でイガを挟んで開く | トゲに触れずに実を取れる |
| 持ち帰り後 | 水に一晩→虫止め | 栗の中の虫対策 |
服装は「肌を出さない」が大原則
栗拾いの服装は、おしゃれよりも防御です。栗林では上からイガが落ち、足元にはイガが転がり、やぶ蚊も多い——肌の露出は全方向のリスクになります。
- 長袖シャツ…薄手でよいので必ず長袖。腕まくりしない
- 厚手の長ズボン…デニムなど。イガをかすっても通しにくい
- 帽子…風でイガが落ちてくることがある。子どもは特に必須
- 底の厚い靴か長靴…薄いスニーカーはイガを踏むとトゲが届く
- タオルを首に…汗対策と首筋のガードを兼ねる
サンダルやクロックス系の靴は絶対に避けてください。また、栗林は足場が土や斜面のことも多いので、滑りにくい靴底であることも大切です。服の色は、黒っぽい服がハチを刺激しやすいとされるため、白やベージュなど淡い色が無難。秋はスズメバチの活動期でもあるので、甘い香りの香水や整髪料も控えめにしておくと安心です。子どもの服は「汚れてもよい物」一択。土の上に膝をつくので、帰りの着替えも車に積んでおきましょう。
イガの開き方:両足で挟んでトングで拾う
栗拾いの最大のコツがこれです。イガは素手で触らない。軍手でも触らない。栗のトゲは硬く鋭く、普通の軍手なら簡単に貫通します。
- ① 両足でイガの両端をそっと踏んで固定する
- ② 靴でイガを左右に押し開く…口が開いて中の実が見える
- ③ トングか火ばさみで実だけをつまむ
- ④ バケツやかごに入れる…ビニール袋はトゲで破れる
- 落ちて時間がたち、口が開いているイガから拾うと楽
拾うのは地面に落ちている栗だけ。木になっている栗はまだ未熟で、勝手にもいだり枝を揺らしたりするのはマナー違反です(農園のルールに従ってください)。ツヤがあってずっしり重く、お尻の白い部分がきれいな栗が当たり。穴があいている栗、軽い栗は虫の可能性が高いので避けます。
子ども連れの注意点
栗拾いは子どもが夢中になる遊びですが、夢中になるほど手が出ます。最初に「イガは絶対さわらない」を約束してから始めてください。
- 子ども用にも小さめのトングを用意すると安全に参加できる
- イガ踏み(両足で開く係)は靴底の厚い大人が担当
- 木の下に長くとどまらない。風の強い日はイガが落ちやすい
- トゲが刺さったら、清潔な毛抜きで抜いて水で洗い絆創膏を。深く刺さって抜けない場合は無理をせず医療機関へ
- 蚊対策の虫よけは到着時にひと吹き
拾った栗を「何個拾えたか」数えたり、大きさ比べをしたりすると、小さい子も最後まで楽しめます。農園によっては量り売り・持ち帰り上限があるので、受付でルールを確認してから始めましょう。滞在時間は1時間もあれば十分拾えるので、子どもの集中力が切れる前に切り上げるのも上手な楽しみ方です。
持ち帰ったら最初にやる「虫止め」
拾った栗をそのまま置いておくと、中に潜んでいた虫が出てくることがあります。帰宅したら、まず虫止めをしてください。
- ① 水に一晩(半日〜1日)浸ける…浮いた栗は虫食いの可能性大なので除く
- ② 水気をよく拭いて乾かす…濡れたままはカビのもと
- ③ ポリ袋に入れて冷蔵庫のチルド室へ…低温で甘みも増す
- すぐ食べない分は、チルド保存で数週間〜1か月ほど
- 80℃程度の湯に数分浸ける方法(湯止め)もある
冷蔵庫のチルド室で数日〜数週間置くと、でんぷんが糖に変わって甘みが増すのはさつまいもと同じ理屈です。拾ってすぐ食べるより、少し寝かせてからのほうがおいしくなります。ゆで方・皮むき・保存の詳細は、当ブログの栗の保存記事・渋皮煮の記事もあわせてどうぞ。
4コマ漫画でおさらい

長袖長ズボンに帽子、イガは足で開いてトングで。帰ったら水に一晩の虫止めまでが栗拾いです。
よくある質問
Q. 栗拾いの時期はいつごろですか?
地域や品種によりますが、おおむね9月上旬〜10月中旬です。早生種は8月末から始まる農園もあります。行きたい農園の開園情報を事前に確認してください。
Q. 雨の翌日でも拾えますか?
拾えますが足場がぬかるみ、栗も濡れています。長靴が必須になり、持ち帰ったらよく乾かす手間も増えます。濡れた栗はカビが早いので、その日のうちに虫止めを。
Q. 何個くらい拾うのが適量?
家族で食べるなら1〜2kg(40〜80個程度)で十分です。栗は下処理に時間がかかるので、拾いすぎると持て余します。農園の料金体系(入園料+量り売りなど)も確認を。
Q. 拾った栗に穴があいていました。
虫が出た跡です。その栗は処分してください。穴がなくても虫がいることがあるため、持ち帰ったら必ず水に浸けて浮いた物を除きます。
Q. トングがありません。代用品は?
火ばさみ、菜箸(長めの物)、ゴミ拾い用のはさみで代用できます。農園によっては貸し出しもあるので受付で聞いてみてください。素手と薄い軍手だけは避けましょう。
Q. イガごと持ち帰ってもいい?
農園のルールによりますが、イガは基本的に現地で外します。飾り用に欲しい場合は受付に確認を。持ち帰るなら新聞紙で包み、素手で触らないよう注意してください。
Q. 予約は必要ですか?
人気の農園は週末を中心に予約制のところが多いです。栗は取り尽くされると翌日まで落ちてこないため、開園直後の午前中がいちばん拾える時間帯。行く前に公式サイトやSNSで「本日の落ち具合」を確認できる農園もあります。
あわせて読みたい
- 【図解】どんぐり工作の虫処理|煮沸3〜5分か冷凍1週間・拾った日のうちに
- 【図解】栗の保存方法は?虫止めしてチルド室1〜3か月・甘みが増す裏ワザ
- 【図解】栗の渋皮煮で渋皮が破れた!小さい傷は続行・大きい傷は別鍋が正解
まとめ
栗拾いは長袖・長ズボン・帽子・厚底の靴で肌を守り、イガは両足で挟んで開いてトングで拾うのが鉄則です。ツヤとお尻のきれいな重い栗が当たり。持ち帰ったら水に一晩浸けて虫止めし、チルド室で寝かせれば甘みも増します。道具と服装さえ整えば、栗拾いは秋いちばんの宝探しです。


コメント