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春に咲いていたミヤコワスレの花が、気づけばしおれて茶色くなってきた。このまま放っておいていいのか、切るならどこなのか、夏はどう過ごさせればいいのか。花が終わるころは、迷いが一気に出てくる時期ですよね。
先に結論をひとつ。花が終わったら、花の茎のつけ根(葉の上)で花がらを切るのが基本と言われます。そのあと夏は、強い日差しと蒸れを避けて過ごさせる。株分けは、株が混んできた時に考える。この三つを押さえておけば、大きく外すことはありません。自分の状況に近い章から、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:花がらの切り方を知りたい人|夏の過ごさせ方が気になる人|株が混んできた人|鉢植えで元気がない人|秋から冬の見方を知りたい人|口に入れない・ペット・持ち帰りが気になる人
花がらの切り方——花の茎のつけ根(葉の上)で切る
花が終わったころのミヤコワスレは、花びらがしぼんで色が抜け、花の中心がふくらんで綿毛のようになってくることがあります。このしおれた花を「花がら」と呼びます。花がらをそのままにしておくと、見た目が気になるだけでなく、株が種を作ることに力を回しやすいと言われます。ですから、花が終わったら早めに取りのぞくのが、基本の手入れになります。
切る位置は、花そのものではなく、花の茎のつけ根(葉の上)です。花を支えている細い茎をたどっていくと、下のほうで葉のついた部分につながっています。そのつながっている所の少し上で、茎ごと切ります。花だけをちぎって茎を残すと、細い茎が枯れ込んで残りやすいので、茎ごと整理したほうがすっきりします。
- しおれた花の茎を、指でそっとたどって、葉のついている所を探す
- 葉を切らないように、つけ根の少し上に花ばさみの刃を当てる
- 茎ごと切って、切った花がらはまとめて袋に入れる
ひとつの株でも花の終わる順番はばらばらです。そろってから一度にやろうと考えるより、終わったものから順に取っていく形のほうが、気づいた時に手を動かせます。道具は先の細い小さな花ばさみが扱いやすいです。刃先が自分や子どもに向かない持ち方を守って、使い終わったら刃を閉じ、子どもの手の届かない所にしまってください。
切った花がらは、自治体の分け方に沿って出します。空き地や川原、山に捨てるのは避けてください。
夏の過ごさせ方——半日陰・蒸れ・水やりの見方
ミヤコワスレは涼しい環境を好むタイプと言われていて、夏の強い日差しや蒸し暑さが続くと、葉が傷んで見えることがあります。花が終わったあとは、株が次の季節に備える期間でもあります。この夏をどう過ごさせるかが、気になる点になりますよね。
| 気になる様子 | まず見ること |
|---|---|
| 葉の先が茶色く乾く | 強い日差しや西日が長く当たっていないか。置き場所を見直す |
| 葉がぐったり垂れる | 土が乾きすぎていないか、逆に湿りすぎていないか。指で土を触って確かめる |
| 株元が蒸れて見える | 葉が重なって風が通らない状態。傷んだ葉を取って風を通す |
| 日なたで元気がない | 午前だけ日が当たる所や、木漏れ日の所へ。鉢植えなら動かせる |
基本の考え方は、強い日差しを避けて、風を通すこと。地植えの場合は、建物や高い木の影になる時間がある場所が合いやすいと言われます。鉢植えなら、夏だけ日陰寄りに動かせるのが強みです。コンクリートの上は照り返しで熱くなりやすいので、直接置かずに台にのせると、鉢の中の温度が上がりにくくなります。
水やりは、間隔を日数で決めようとすると外れやすい作業です。同じ週でも、雨の日と晴れの日で土の乾き方がまったく違うからです。土の表面を触って、乾いていたらたっぷり。これを目安にしてください。暑い時間帯に水をやると鉢の中がお湯のようになることがあるので、朝や夕方の涼しい時間に、株元へそっとやります。葉に水をかけ続けると蒸れやすくなるので、株元を狙うのがコツです。
株分けの考え方——混んできた時だけ考える
ミヤコワスレは、株元から新しい芽を出して年々株が広がっていくタイプと言われます。そのため、何年かたつと株元が混み合って、花の数が減ったように感じることがあります。ただ、花が終わったからといって、必ず株分けが必要になるわけではありません。
いつ分けるのがよいかは、住んでいる地域とその年の気候で変わります。ここで時期を決めてしまうより、苗や株についていたラベルと、地元の園芸店の案内を見るほうが確実です。目安は次のような様子です。
- 株元の葉が重なり合って、風が通らなくなっている
- 去年より花の数が減ったように感じる
- 鉢植えで、鉢の中が根でいっぱいになっている
この様子が当てはまらないなら、今は分けずに、花がらを切って夏を越すことを優先して大丈夫です。分け方の流れや、分けたあとの株の考え方は、ミヤコワスレは増える?にまとめています。この記事では「分けるかどうかの見極め」までにしておきます。
鉢植えで元気がない時の見方
鉢植えは、地植えよりも環境の変化を受けやすいぶん、様子の見やすさもあります。元気がない時は、次の順番で確かめると迷いにくくなります。
- 置き場所。夏の日差しと照り返しが強すぎないか。半日陰に動かせるか
- 土の様子。表面が乾ききっていないか。逆に、いつまでも湿っていないか
- 受け皿。水がたまったままだと、根が蒸れやすくなります。たまったら捨てます
- 鉢の大きさ。根が鉢いっぱいに回っていないか。鉢底の穴から根が出ていないか
マンションのベランダに置く場合は、避難のための通路や、隣との仕切り板のそばをふさがないようにします。手すりの上に鉢を置くのも、落下の心配があるのでやめてください。水やりの水が下の階へ流れないよう、受け皿の水の捨て方にも気を配ります。共用部の使い方は、管理規約で決まっていることが多いので、確かめておくと安心です。
秋から冬の見方——地上部が小さくなっても慌てない
夏を越したあと、秋から冬にかけて、ミヤコワスレは地上の葉が少なくなったり、株が小さく見えたりすることがあります。これを見て「枯れたのでは」と心配になる人は多いのですが、地上部が小さくなる時期があるのは、宿根草ではよくある様子と言われます。
まず、株元を見てください。株元に小さな芽のようなふくらみがあれば、そこから春に向けて動き出すことがあります。傷んで茶色くなった葉は、株元に近い所で取りのぞくと、風通しがよくなります。まだ緑の葉は、切らずに残しておきます。
見分けがつかなくて不安な時は、株ごと掘り上げてしまう前に、苗を買った園芸店や、地域の園芸の相談窓口で写真を見せると確かです。冬の間も、土が完全にからからになったままにならないよう、乾いていたら水をやります。
口に入れない・ペット・持ち帰らない——安全面のまとめ
- 口に入れない。観賞用の草花の葉や花は、食べたり料理の飾りに使ったりしません。万一口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください
- 猫・犬・小鳥。株をかじらないよう、届かない場所に置きます
- 公園や他人の庭。咲いている株や花を持ち帰りません。集合住宅の共用の庭も、管理規約に沿います
- 道具。花ばさみは使ったら刃を閉じて、子どもの手の届かない所へ
ゆきこ( ゚Д゚)『花がらは、気づいた時にひとつずつ取るのが、続けやすいやり方ですよね。まとめて、と思うと後回しになりがちです』
💡 この困りごとへの提案
花がらを切る作業は、先の細い小さな花ばさみが一本あると、茎のつけ根に刃が届きやすくて楽になります。
あわせて読みたい
株が混んできたと感じたら、増え方と分け方をまとめたミヤコワスレは増える?へどうぞ。道具の切れ味が気になる時はハサミの研ぎ方も参考になります。庭の道具のそばに自転車がある家なら、自転車のパンク修理キットは100均で足りるかもあわせてどうぞ。
まとめ:切る位置は花の茎のつけ根(葉の上)、夏は半日陰と風通し
- 花が終わったら花がらを切る。しおれた花は早めに取りのぞく
- 切る位置は花の茎のつけ根(葉の上)。茎ごと切って細い茎を残さない
- 夏は半日陰と風通し。強い日差しと蒸れを避け、水は土を見てやる
- 株分けは混んできた時だけ。時期は地域とラベルで確かめる
- 秋冬は地上部が小さくなっても慌てない。口に入れず、刃物は手の届かない所へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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