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ふんわり蒸したてがおいしいシュウマイ。手作りで多めに包んだ日も、横浜土産の焼売をもらった日も、「余った分をどう保存する?」で迷います。答えを先に言うと、手作りは「生のまま冷蔵しない・その日食べない分もまとめて蒸す」、蒸したあとは冷蔵2日・バラ凍結で冷凍約1か月。市販品は「消費期限が製造から17時間」の要冷蔵タイプと「常温で5か月」の真空パック、「-18℃で数か月」の冷凍食品という別物が同じ名前で売られているので、袋の表示で見分けます。この記事では、生のまま冷蔵すると皮がべちゃつく仕組み、蒸気でふんわり戻す温め直し、市販3タイプの日持ちの違いを図で整理しました。
→ 手作りは蒸してから/冷凍はバラ凍結/温め直し/市販・お土産の見分け方/傷みのサイン/Q&A
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結論:手作りは「蒸してから」冷蔵2日・冷凍1か月。市販品は袋の表示が3種類あります
迷いどころを先に早見表にまとめました。手作りの日数は、ひき肉と玉ねぎを使った作り置き全般の目安で、メーカー表示のある市販品は表示が優先です。
| 状態 | 保存方法 | 日持ちの目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 手作り(蒸した後) | 冷蔵(10℃以下) | 2日 | 粗熱を取って密閉。結露を残さない |
| 手作り(蒸した後) | 冷凍 | 約1か月 | バラ凍結してから袋へ。凍ったままレンジ |
| 手作り(生・包んだ状態) | 冷蔵 | おすすめしない | 皮がタネの水分を吸ってべちゃつく。ひき肉は傷みも早い |
| 手作り(生・包んだ状態) | 冷凍 | 2〜3週間 | 凍ったまま蒸す(解凍すると皮が破れる) |
| 要冷蔵の市販品(例:崎陽軒「昔ながらのシウマイ」) | 表示どおり | 消費期限は製造から17時間(12時間以内に冷蔵なら40時間) | お土産は保冷バッグで持ち帰り、当日〜翌日に |
| 真空パックの市販品(例:崎陽軒「真空パックシウマイ」) | 常温 | 賞味期限は製造から5か月 | 開封後は冷蔵で当日〜翌日 |
| 冷凍食品のシュウマイ | -18℃以下 | 賞味期限まで。家庭では2〜3か月で使い切るのが目安 | 解凍したら再冷凍しない |
つまり、手作りの失敗は「生のまま冷蔵」から始まり、市販品の失敗は「同じシュウマイだと思って表示を見ない」ことから始まります。順に見ていきます。
手作りシュウマイは「蒸してから」保存。生のまま冷蔵すると皮がべちゃつく理由
シュウマイのタネは、ひき肉に玉ねぎ(または長ねぎ)、片栗粉、調味料を混ぜたものです。包んだ状態で冷蔵庫に入れると、翌日には皮が半透明にふやけて、底が容器に貼りつきます。原因は、塩と時間で玉ねぎとひき肉から水分が出て、乾いた小麦粉の皮がそれを吸うからです。蒸す前の皮は水分を吸う余地が大きく、タネの水分が移るほど「ふやけた皮」になります。
一方、蒸してしまえば、タネのたんぱく質が固まって水分が肉汁として閉じ込められ、皮のでんぷんは糊化して形が決まります。だから、その日食べない分も、まとめて蒸してから保存するのが手作りの基本です。
- まとめて蒸す。中心まで熱くする(厚生労働省の家庭での食中毒予防の目安は中心部75℃で1分以上)。竹串を刺して透明な肉汁が出れば火が通っています
- 粗熱を取る。湯気が出なくなるまでバットに広げて冷ます。熱いまま密閉すると、ふたの裏の結露が皮に落ちてべちゃつきの原因になります
- 密閉して冷蔵。キッチンペーパーを1枚敷いた容器に間隔をあけて並べ、2日以内に食べる。それ以上は冷凍へ
「2日」は、ひき肉を使った加熱済みの作り置き全般に共通する目安です。ひき肉は表面積が大きく、かたまり肉より菌が付きやすい食材なので、余裕を見て短めに数えます。厚生労働省は、残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして冷蔵し、時間が経ちすぎたら思い切って捨てることを勧めています。
「生のまま冷蔵」をどうしてもするなら、当日中に蒸す
包んだ直後に食べる予定が数時間後にずれる程度なら、ラップを密着させて冷蔵し、当日中に蒸せば実用上は問題ありません。翌日に持ち越すなら、皮のふやけと肉の傷みが同時に進むので、蒸すか凍らせるかのどちらかにしてください。
冷凍は「バラ凍結」でくっつき防止。蒸してからが正解で、生のままなら凍ったまま蒸す
冷凍の基本は、蒸したシュウマイを1個ずつ離して凍らせてから袋にまとめる「バラ凍結」です。最初にくっつけて凍らせると、1個だけ取り出せず、袋ごと解凍して結局余らせることになります。
- 蒸して冷ましたシュウマイを、バットに間隔をあけて並べる(金属のバットは熱が伝わりやすく、家庭の冷凍庫でも早く凍る)
- ラップをかけて2〜3時間凍らせる
- 凍ったら冷凍用保存袋にまとめ、空気を抜いて約1か月
お弁当用は、1個ずつシリコンカップに入れて凍らせると、朝そのままレンジにかけてカップごと詰められます。農林水産省は、家庭の冷凍庫は開け閉めが多く温度変化が起きやすいため、冷凍食品でも2〜3か月で使い切ることを勧めています。手作り品はパッケージのような密封ができないので、乾燥や霜を考えて1か月を目安にしています。
生のまま冷凍する場合は、解凍せずに凍ったまま蒸す
包みたてをバラ凍結して袋に入れれば、2〜3週間が目安です。調理は凍ったまま蒸し器で12〜15分。冷蔵庫で解凍してから蒸すと、解凍中にタネの水分が皮に移って、生のまま冷蔵したときと同じべちゃつきが起きます。「生冷凍は凍ったまま加熱」が鉄則です。
冷凍食品のシュウマイを買ってきたときは
市販の冷凍シュウマイは-18℃以下で賞味期限まで持つように作られていますが、家庭の冷凍庫では上記の理由で2〜3か月を目安に。一度解凍したものを再冷凍すると、氷の結晶が大きくなって皮とタネの組織が壊れ、水っぽくなるので避けます。「自然解凍OK」と袋に書いてある商品だけがそのままお弁当に詰められ、書いていない商品と手作りは必ず加熱してから詰めます。
ふんわり戻す温め直し:合言葉は「水と蒸気」

冷蔵・冷凍したシュウマイの皮が硬くパサつくのは、加熱で糊化した皮のでんぷんが、冷えるあいだに水分を離して元の固い状態に戻ろうとする(老化する)ためです。温め直しは、もう一度水分と熱を与えて糊化し直す作業なので、乾いたままレンジにかけるのがいちばんの失敗です。
| 方法 | 手順 | 目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 電子レンジ | 耐熱皿に並べ、水を小さじ1ふってラップをふんわり | 冷凍4個で500W約2分。冷蔵なら約1分 | 朝のお弁当、あと一品 |
| 蒸し器・フライパン蒸し | クッキングシートを敷いて並べ、湯気が立ってから | 冷蔵5分・冷凍8分前後 | 蒸したてに一番近い。来客のとき |
| 焼きシュウマイ | フライパンに油少々で焼き目を付け、水を注いでふたをして蒸し焼き | 水がなくなるまで3〜4分 | 羽根つき風の香ばしいアレンジ |
どの方法でも、中心まで熱いことが条件です。電子レンジは加熱ムラが出やすいので、皿の外側に円を描くように並べ、途中で一度向きを変えると均一になります。温め直した分をまた保存するのは、加熱と冷却を繰り返すほど品質も安全性も落ちるので、食べる分だけ温めるのが鉄則です。
ゆきこ( ゚Д゚)『水をふるかどうかで、同じレンジでも皮の仕上がりがまるで違うんですね。小さじ1のひと手間、覚えておきます』
お土産・市販シュウマイの見分け方:同じ崎陽軒でも「17時間」と「5か月」がある
市販のシュウマイで失敗が多いのは、「シュウマイは日持ちする」「しない」とひとくくりにすることです。横浜土産の定番、崎陽軒を例にすると、同じ「シウマイ」の名前で日持ちがまったく違う商品が並んでいます。
| タイプ | 例 | 保存と期限(公式表示) | 家庭での扱い |
|---|---|---|---|
| 要冷蔵・当日タイプ | 崎陽軒「昔ながらのシウマイ」(15個・30個・ポケット6個) | 消費期限は製造から17時間。ただし12時間以内に冷蔵保存した場合は40時間 | 買ったら保冷バッグで持ち帰り、その日か翌日に。余りは蒸し直して食べきる |
| 常温・真空パックタイプ | 崎陽軒「真空パックシウマイ」 | 常温で製造から5か月の賞味期限 | 未開封は冷暗所。開封後は空気に触れるので冷蔵して当日〜翌日 |
| 冷凍食品タイプ | 各社の冷凍シュウマイ | -18℃以下で賞味期限まで | 家庭の冷凍庫では2〜3か月で使い切る。解凍後の再冷凍はしない |
| チルドのパック品(スーパーの惣菜・チルド売り場) | 各社 | 要冷蔵・表示の消費期限まで | 開封後・加熱後は当日〜翌日。家庭での再冷凍は食感が落ちるので非推奨 |
見分け方は簡単で、「消費期限」と書いてあれば当日タイプ、「賞味期限」で常温なら真空パックです。消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「おいしく食べられる期限」で、消費期限の商品は期限を過ぎたら食べないのが原則です。お土産でもらったときは、まず袋の裏のこの2語を探してください。
お土産を持ち帰る日の注意
要冷蔵タイプは、崎陽軒の表示にあるとおり「12時間以内に冷蔵」できるかで期限が17時間と40時間に分かれます。新幹線で数時間持ち歩くなら保冷バッグと保冷剤を用意し、帰宅したらすぐ冷蔵庫へ。翌日食べるなら、蒸し直しではなく電子レンジに水を少しふる方法で十分ふんわり戻ります。
傷んだシュウマイのサインと、迷ったときの判断
冷蔵で2日、生のまま置いた、真空パックを開けてから日がたった——そんなときは、次のサインを確認します。ひとつでも当てはまれば食べません。
| サイン | 状態 | 判断 |
|---|---|---|
| におい | 酸っぱい、アンモニアのような刺激臭 | 捨てる |
| 表面 | 皮がぬるぬる・糸を引く | 捨てる |
| 色 | タネが灰色〜緑がかる、黒い点 | 捨てる |
| 味 | 口に入れて酸味や苦味 | 飲み込まずに捨てる |
| 皮がふやけただけ | 生のまま冷蔵して皮が半透明 | 当日中で、においが正常なら蒸して食べられる(食感は落ちる) |
加熱すれば安全になるわけではありません。食中毒の原因になる菌の中には、加熱で壊れない毒素を作るものがあるので、「におう・ぬめる」の段階で加熱せずに処分します。ひき肉料理は特に、迷ったら食べない、が基本です。
用意しておくと失敗しにくいもの
手作りシュウマイの保存で効くのは、バラ凍結用の平らな容器と、お弁当用に1個ずつ分けられる仕切りです。ここまでの手順を楽にする道具を挙げておきます。
- 金属バット+ラップ。バラ凍結の基本。プラスチック容器より早く凍る
- 冷凍用保存袋。凍ったシュウマイを移し、空気を抜いて日付を書く
- シリコンカップ。お弁当用に1個ずつ凍らせ、朝はカップごとレンジへ
- キッチンペーパー。冷蔵容器の底に1枚。結露を吸ってべちゃつきを防ぐ
💡 この困りごとへの提案
「バラ凍結したあと、袋の中でまた固まる」「お弁当に1〜2個だけ使いたい」という人には、ふた付きの小分けトレーが便利です。下の製品はSサイズ24ブロック・Mサイズ15ブロック・Lサイズ6ブロックのふた付きで、Lサイズ(1ブロック45ml)ならシュウマイ1個がちょうど収まる大きさ。仕切りごとに凍るので、くっつかずに1個ずつ取り出せます。購入前にブロックの内寸と、ご自宅のシュウマイの大きさを確かめてください。
Q&A:シュウマイの保存でよくある疑問
Q1. お弁当にシュウマイを入れるときのルールは?
朝、中心まで熱々にレンジ加熱してから完全に冷まし、それから詰めます。手作り冷凍の「自然解凍で詰める」はNGです。市販の冷凍食品で「自然解凍OK」と袋に書いてある商品だけが例外で、夏場は保冷剤を添えてください。
Q2. 皮が余った。保存できる?
できます。乾燥しないようラップでぴったり包んで冷蔵2〜3日、冷凍なら約1か月。冷凍した皮は冷蔵庫で自然解凍してから使うと破れにくいです。余り皮はスープに入れるとワンタン風になります。
Q3. えびシュウマイ・カニシュウマイの日持ちは?
魚介入りは肉だけのものより傷みやすいので、冷蔵は翌日まで・冷凍は3週間を目安に短めに考えてください。えびは加熱不足だと傷みが早いので、蒸し上がりの確認をしっかりと。
Q4. 蒸したシュウマイの皮がべちゃべちゃに。防げる?
保存時の結露が原因です。粗熱を完全に取ってから包む、容器にキッチンペーパーを1枚敷く、の2つでかなり防げます。温め直しで水をふるのは「乾いた皮に水分を戻す」ためで、べちゃつきとは別の話です。
Q5. 崎陽軒のシウマイを冷凍してもいい?
要冷蔵タイプは公式には冷凍向けの案内がなく、消費期限(製造から17時間・冷蔵で40時間)の商品なので、期限内に食べきるのが前提です。どうしても余るなら、蒸し直さずに1個ずつラップで包んで冷凍し、2〜3週間以内に凍ったままレンジで水をふって温める、という手作り品と同じ扱いになります(食感は落ちます)。真空パックは常温で5か月持つので、冷凍する必要がありません。
Q6. 蒸し器がない。電子レンジだけで最初の加熱もできる?
できます。耐熱皿にクッキングシートを敷いてシュウマイを並べ、水を大さじ1〜2ふってラップをふんわり。10個で600W約5分が目安です。加熱ムラが出やすいので、途中で皿の向きを変え、中心まで熱いか必ず確認を。保存のルールは蒸し器と同じです。
Q7. グリーンピースや枝豆をのせると保存に影響する?
影響しません。彩り野菜をのせた場合も、保存の日数はシュウマイ本体と同じルールで数えてください。
Q8. 醤油やからしを付けた状態で保存してもいい?
味付けは食べる直前に。醤油をかけて保存すると、皮が塩分で締まって硬くなります。お弁当には小袋タイプが衛生的で便利です。
あわせて読みたい
買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。市販の冷凍シュウマイをフライパン・レンジで温める——袋の表示の見方、蒸し器なしの時、固くなる・皮が破れる理由、お弁当にそのまま入れていいか。必要なところだけどうぞ。
まとめ:手作りは蒸してから冷蔵2日・冷凍1か月。市販品は「消費期限」か「賞味期限」かを見る
シュウマイは、生のまま冷蔵すると皮がタネの水分を吸ってべちゃつくので、その日食べない分もまとめて蒸してから保存します。蒸したあとは冷蔵2日、バラ凍結で冷凍約1か月。温め直しは水を小さじ1ふってラップをふんわり、が皮をふんわり戻すコツです。
市販品は、同じ崎陽軒でも要冷蔵タイプは消費期限が製造から17時間(12時間以内に冷蔵で40時間)、真空パックは常温で5か月と別物です。袋の「消費期限」「賞味期限」の2語を見て扱いを決めれば、お土産の焼売で失敗することはありません。冷凍庫に常備しておけば、お弁当も晩ごはんもあと一品に困りませんよ。
この記事で参照した情報
- 崎陽軒 商品情報「昔ながらのシウマイ」(消費期限:製造から17時間、ただし12時間以内に冷蔵保存した場合は40時間/15個入・30個入・ポケットシウマイ6個入/豚肉・干帆立貝柱)、「真空パックシウマイ」(常温・賞味期限は製造から5ヵ月間)
- 農林水産省 消費者相談「冷凍室で保存していた冷凍食品の品質はどれくらい保たれますか」(-18℃以下で温度変化を少なくすれば8〜24か月は最初の品質が保たれるが、家庭の冷凍庫は開閉が頻繁で温度変化が起きやすいため2〜3か月で使い切る。乾燥・変色・霜・固化が品質低下のサイン)
- 一般社団法人日本冷凍食品協会 よくあるご質問(自然解凍・水中解凍ができる商品にはその旨の記載があり、それ以外は表示に従って加熱調理する。家庭用冷凍室は-18℃程度で保存には適するが凍結には不十分)
- 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(冷蔵庫は10℃以下・冷凍庫は-15℃以下、加熱は中心部75℃で1分以上、残った食品は早く冷えるよう浅い容器に小分けし、時間が経ちすぎたら思い切って捨てる)
- 手作りシュウマイの冷蔵・冷凍の日数と温め直しの目安は、料理研究家・レシピサイトの作り置き解説を複数照合し、ひき肉料理の一般的な目安として短めの値を採用
いずれも執筆時点(2026年9月)に確認した内容です。市販品の期限表示は商品改定で変わることがありますので、必ずお手元の袋の表示を優先してください。手作り品の日数は目安であり、におい・ぬめり・変色があれば日数内でも食べないでください。


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