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自由研究は「調べること」よりも、まとめる段階でつまずきがちです。画用紙1枚に何をどの順番で書くかが決まっていれば、半日で形になります。学年別のまとめ方と、画用紙の割り付け、見やすくするコツをまとめました。
学年別・まとめ方の早見表
| 学年 | 向いているまとめ方 | 枚数の目安 |
|---|---|---|
| 低学年(1〜2年) | 絵を大きく、文は短く。写真+ひとこと | 画用紙1枚 |
| 中学年(3〜4年) | 画用紙1枚に7項目をきちんと | 画用紙1〜2枚 |
| 高学年(5〜6年) | 項目を分けてレポート形式/模造紙 | 画用紙2枚か模造紙1枚 |
| 中学生 | 考察を厚くしたレポート。参考文献も書く | レポート用紙数枚 |
書く順番は7項目で固定してよい
まとめ方に迷うのは、書く項目が決まっていないからです。次の7つを上から順に置くだけで、先生が読みやすい形になります。
- ① タイトル…「〜を調べてみた」で十分。ひと目で内容がわかる言葉にします
- ② 調べたきっかけ…2〜3行。「なぜ気になったのか」だけ書きます
- ③ 予想…「〜だと思った」と書きます。外れていても構いません
- ④ 方法・使った物…番号を振って短く。だれでも同じことができる書き方に
- ⑤ 結果…いちばん場所を使うところ。表・グラフ・写真を入れます
- ⑥ わかったこと…予想と比べて書きます。ここが評価される部分です
- ⑦ 感想・次に調べたいこと…下の余白か裏面へ
③の予想と⑥のわかったことを必ず対応させるのが要点です。「予想は〜だったが、実際は〜だった。理由は〜だと考えた」という形にすると、調べた意味がはっきり伝わります。
画用紙のサイズと向きの選び方
迷ったら四つ切り(約392×542mm)を縦置きにします。上から下へ読み進める形が、7項目の流れとそのまま合います。
| サイズ | 大きさ | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 八つ切り | 約271×392mm | 低学年・項目が少ないとき |
| 四つ切り | 約392×542mm | 標準。中学年以上はこれ |
| 模造紙 | 約788×1091mm | グラフや写真が多いとき・班でやるとき |
横置きにするのは、グラフを横長に見せたいときや、写真を並べて比べたいときだけで十分です。教室に掲示されることを考えると、縦のほうが並べやすく喜ばれます。
書き始める前の下準備で仕上がりが決まる
いきなりペンで書き始めると、ほぼ確実に入りきらなくなります。次の順番でやると書き直しがなくなります。
- 鉛筆で薄く枠線を引く(あとで消せる強さで)
- 同じ大きさの紙をもう1枚用意して、下書きをする
- 写真やグラフを先に置いて、文字を書く場所を決める
- 文字を鉛筆で下書きしてから、最後にまとめてペン入れする
- 消しゴムで鉛筆線を消す
写真は先に置くのがこつです。あとから貼ろうとすると、文字とぶつかって置き場所がなくなります。写真の下には必ず「何の写真か」を一行入れておきます。
やりがちな失敗と直し方
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 文字がびっしりで読めない | まわりに2cmの余白を残す。文は1行を30字までに |
| 結果の欄が小さい | 紙の半分近くを結果に使う。ここが本体です |
| 色を使いすぎて散らかる | 色は3色まで。見出し・強調・グラフに割り当てる |
| 写真を貼りすぎた | 3〜4枚に絞る。似た写真は1枚でよい |
| 感想だけ長い | 感想より「わかったこと」を厚く書く |
| タイトルが小さい | タイトルは本文の3倍の大きさにする |
とくに多いのが「結果の欄が小さい」失敗です。きっかけや方法を丁寧に書きすぎて、いちばん見たい結果が隅に追いやられます。紙を上下に分けて、下半分は結果とわかったことのために空けておく、と決めてしまうのが確実です。
画用紙・模造紙・ノートの使い分け
提出形式が指定されていない場合は、調べた回数で選ぶとうまくいきます。
- 1回で終わる実験・観察…画用紙1枚。結果が1つなので収まります
- 何日も続けた観察…ノートかレポート。日付ごとに記録が並びます
- 比べる実験(5種類など)…模造紙。横に並べて比べられます
- 工作・作品…作品+説明の画用紙1枚。作り方の写真を順に貼ります
ノートにまとめる場合も7項目の順番は同じです。ページの上に項目名を書いて、1項目1ページずつ進めると読みやすくなります。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. まとめるのに何時間かかりますか?
下書きから仕上げまで、中学年で3〜4時間が目安です。下書きを作っておけば、ペン入れは1時間ほどで終わります。一日で終えたいときは、午前に下書き、午後に清書と分けると集中が続きます。
Q. 字が下手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。評価されるのは字のきれいさではなく、調べた筋道が伝わるかどうかです。定規で薄く横線を引いて、その上に書くと字の高さがそろって読みやすくなります。
Q. パソコンで打った文字を貼ってもいいですか?
学校の指定がなければ問題ありません。表やグラフだけ印刷して貼り、本文は手書きにする形が読みやすくおすすめです。全部印刷にするなら、先生に確認しておくと安心です。
Q. 失敗した実験もまとめていいですか?
むしろ良い題材です。「予想と違った」「うまくいかなかった」という結果は、なぜそうなったかを考える材料になります。失敗した理由と、次はどうするかを書けば立派なまとめになります。
Q. 写真がない場合はどうしますか?
絵で描いて構いません。とくに変化を見せたいところは、写真より絵のほうが伝わることもあります。矢印や吹き出しを添えると分かりやすくなります。
Q. グラフはどれを使えばいいですか?
数の大小を比べるなら棒グラフ、時間とともに変わる様子なら折れ線グラフ、全体に対する割合なら円グラフです。迷ったら棒グラフにしておけば、たいていの結果は表せます。
Q. 参考にした本やサイトは書くべきですか?
書いたほうがよいです。高学年以上は「参考にしたもの」の欄を作り、本のタイトルと著者、サイト名を並べます。調べ方まで見せられると評価が上がります。
Q. 題名が思いつきません
「〇〇はどうして〜なのか」「〇〇を〜で比べてみた」の形に当てはめると出てきます。凝った言葉にする必要はありません。中身がひと目で分かるほうが読み手に親切です。
Q. 兄弟で同じテーマになってしまいました
条件を変えれば別の研究になります。たとえば同じ実験でも、使う材料の種類を変える、時間を変える、量を変えるだけで結果は違ってきます。
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まとめ
まとめ方に正解はありませんが、7項目を上から順に置く/結果に紙の半分を使う/下書きを作るの3つを守れば読みやすい形になります。書く前に鉛筆で枠を引き、写真の場所を先に決めてしまうのがいちばんの近道です。


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