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四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆が初盆(新盆)です。一度きりの行事なので勝手が分からず、気づいたら日程が迫っていた——という声をよく聞きます。準備は1〜2か月前の寺への連絡から。逆算スケジュール、白提灯の扱い、当日の流れと費用の目安まで図解と4コマ漫画つきでまとめました。
準備スケジュール早見表
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1〜2か月前 | 寺に連絡して日時を押さえる | お盆は予定が集中する |
| 1か月前 | 案内状を出す・会食の会場を予約 | 家族だけなら省略可 |
| 2週間前 | 返礼品を手配・白提灯を用意 | 返礼品はいただいた額の3〜5割 |
| 1週間前 | 仏壇とお墓の掃除・供物の準備 | お墓の掃除は早めに |
| 当日 | 迎え火・法要・会食・送り火 | 13日に迎えて16日に送る |
まず寺への連絡。ここが最優先
初盆の準備で最初にやるべきは、菩提寺への連絡です。お盆の時期は僧侶の予定が一年で最も集中するため、直前だと希望の日時が取れないことがあります。
- 1〜2か月前には電話を。7月に入ったら動き始めるのが安心
- 日時が決まったら、それを起点に他の準備を組む
- 寺との付き合いがない場合は、葬儀を担当した葬儀社に相談できる
- 自宅・寺・霊園のどこで行うかも一緒に決める
- 僧侶に来ていただく場合は、お車代の準備も忘れずに
なお四十九日がお盆より後になる場合、初盆は翌年になります。亡くなった時期によって変わるので、判断に迷ったら寺に確認してください。地域によって考え方が異なることもあります。
初盆だけの特別なもの:白提灯
通常のお盆と大きく違うのが白提灯です。初めて帰ってくる故人が迷わないようにという意味で飾られます。絵柄の入った提灯は毎年使いますが、白提灯は初盆のその年だけのものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 飾る場所 | 玄関、軒先、仏壇のそば |
| 数 | 故人1人につき1つが基本 |
| 飾る時期 | 8月初旬から16日まで(地域差あり) |
| 使用 | その年限り。翌年からは絵柄入りの提灯 |
| 処分 | 寺での焚き上げ、または自治体の分別ルールに従う |
近年は住宅事情から、小さな置き型の白提灯を仏壇のそばに置く家庭も増えています。マンションで軒先に吊るせない場合も、形にこだわらず「迎える気持ち」を優先して構いません。処分の方法は寺や購入店に相談すると教えてもらえます。
案内状・返礼品・費用の目安
親族や故人と親しかった方を招く場合は、1か月前をめどに案内状を出します。家族だけで行う場合は不要です。
| 項目 | 目安 | メモ |
|---|---|---|
| お布施 | 3〜5万円 | 地域と寺により幅がある |
| お車代 | 5,000〜1万円 | 僧侶に来ていただく場合 |
| 御膳料 | 5,000〜1万円 | 会食を辞退された場合 |
| 返礼品 | いただいた額の3〜5割 | 2,000〜5,000円が中心 |
| 白提灯 | 3,000〜1万円 | 置き型なら手ごろな物も |
| 会食 | 1人3,000〜5,000円 | 省略する家庭も増加 |
金額に迷ったら、寺に直接たずねて構いません。「皆さんどれくらいでしょうか」と聞けば、失礼にはあたらず目安を教えてもらえることがほとんどです。返礼品は日持ちする菓子折り、お茶、タオルなどが定番。当日渡せなかった方には後日郵送します。
服装と、簡略化する場合の考え方
法要をともなう初盆では、施主側は喪服または略礼装が基本です。真夏なので、暑さ対策と両立させてください。
- 施主・遺族…黒か濃紺の礼服。男性は白シャツに黒ネクタイ
- 参列者…案内に従う。「平服で」なら略礼装(普段着ではない)
- 子ども…制服があれば制服。なければ白シャツと紺・グレーのボトムス
- 半袖でも問題なし。上着は会場に着いてから羽織る形でよい
- 冷房が効いた会場もあるので、薄手の羽織りがあると安心
また近年は、家族だけで静かに行う初盆も増えています。僧侶を招かず、仏壇に故人の好きだった物を供え、家族で思い出を話す——それも立派な供養です。形式より、故人を思う時間を持てるかどうか。親族間で考え方が違う場合は、早めに相談しておくと当日の行き違いを防げます。
当日の暑さ対策も忘れずに。8月の法要は室温が上がりやすく、喪服の参列者が体調を崩すことがあります。冷房を早めに入れておく、冷たい飲み物を用意する、扇子やうちわを人数分そろえる——こうした心配りが、参列してくださった方へのいちばんのもてなしになります。高齢の親族が多い場合は特に気を配ってください。
4コマ漫画でおさらい
1〜2か月前に寺へ連絡、1か月前に案内状、2週間前に返礼品。逆算で動けば初盆は慌てません。
よくある質問
Q. 初盆と新盆は違うものですか?
同じものです。地域によって読み方や呼び方が変わり、「はつぼん」「にいぼん」「あらぼん」などと呼ばれます。内容に違いはありません。
Q. 四十九日前にお盆が来る場合は?
その年は初盆にあたらず、翌年が初盆になるのが一般的です。ただし地域や宗派によって考え方が異なるため、菩提寺に確認するのが確実です。
Q. 家族だけで済ませてもいいですか?
問題ありません。近年は家族のみで行う初盆が増えています。案内状も会食も省略でき、僧侶を招くかどうかも家庭の判断です。親族がいる場合は、事前に一言伝えておくとよいでしょう。
Q. 白提灯はどこで買えますか?
仏具店、ホームセンター、ネット通販で購入できます。7月に入ると店頭に並び始めます。サイズや吊るし型・置き型を確認してから選んでください。
Q. 提灯を飾る期間は?
8月初旬から16日までが一般的です(旧盆の地域)。7月盆の地域では7月初旬から。地域の慣習に合わせるのが確実なので、近所や親族に確認してみてください。
Q. お布施はいつ渡せばいいですか?
法要の開始前に挨拶するとき、または終了後にお礼を伝えるときが一般的です。袱紗(ふくさ)に包んで持参し、切手盆か袱紗の上に載せて渡します。表書きは「御布施」です。
Q. 香典をいただいた場合の返礼はどうすれば?
いただいた額の3〜5割を目安に、当日お渡しするのが基本です。金額に幅があるため、一律の品を用意しておき、高額をいただいた方には後日あらためて贈る形が現実的です。
Q. 遠方で参列できない親族への配慮は?
案内状に「遠方の方はご無理なさらないでください」と一文添えると相手の負担が減ります。後日、当日の様子を写真や手紙で伝えると喜ばれます。
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まとめ
初盆の準備は1〜2か月前の寺への連絡から逆算で進めます。1か月前に案内状、2週間前に返礼品と白提灯、1週間前に仏壇とお墓の掃除。白提灯はその年だけのもので、終わったら焚き上げか自治体の指示で処分します。家族だけで静かに行う形も増えています。形式にとらわれすぎず、故人を思う時間を大切にしてください。


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