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ハンドブレンダーを調べていくと、だいたい最後は「ブラウンのマルチクイック5と7、どっちにしよう」に行き着きますよね。見た目はそっくりの縦長ボディ、値段はひと回り違う。商品ページには「スマートスピード」「アクティブブレード」と聞き慣れない言葉が並んでいて、「この差にお金を払う意味はあるの?」と手が止まる——よくある迷い方だと思います。
先に構造をお渡しすると、5と7の違いは「速度の決め方」「刃の機構」「セット構成の幅」の3つに集約されます。逆に言うと、この3つが自分の料理に関係なければ5で十分ですし、刺されば7の価格差には理由がある。どちらが上等かではなく、台所での使い方がどちらの機構と合うかの話なんです。
この記事では、ブラウン公式(Braun Household)の製品情報で確認できる公称の機構説明をもとに、3つの違いを順番にほどいて、最後に用途別の選び分けまで整理します。消費電力などの細かい数値はモデルやセットごとに違うので、この記事では機構の理解に絞り、数値は公式の製品ページで確認する前提で進めますね。
違いは大きく3つ——速度の決め方・刃の機構・セットの幅
まず全体像です。マルチクイックはブラウンのハンドブレンダーのシリーズ名で、数字が大きいほど多機能な上位という並びになっています。日本でよく比べられるのがその中の5と7で、公称の説明を突き合わせると、差はこの3点に整理できます。
- 速度の決め方——5は本体のダイヤルなどで段階を決めてからスイッチを握る方式。7は「スマートスピード」といって、握る力の強さでそのまま速度が変わる方式です
- 刃の機構——7には「アクティブブレード」という、刃が上下に動く機構が入っています。5は一般的な固定刃です
- セット構成の幅——チョッパーや泡立て器などのアタッチメントをどこまで同梱するかはセットごとに違い、7のほうが展開が幅広くなっています
本体の見た目が似ているぶん、カタログの数値を見比べたくなるのですが、5と7の性格の違いは数値よりこの機構の差に表れています。ひとつずつ、台所の場面に置き換えて見ていきましょう。
速度の決め方:ダイヤルの5、握る力の7
5の方式は、いわば「先に決めてから回す」スタイルです。ダイヤルで速度の段階を選び、スイッチを握ると、その速さで回る。速度を変えたくなったら、いったん手を止めてダイヤルを回し直します。炊飯器の予約のように、決め打ちで動かす道具の感覚ですね。ポタージュや離乳食のように「なめらかになるまで回すだけ」の使い方なら、これでまったく困りません。
7のスマートスピードは、「握りながら決める」スタイルです。軽く握ればゆっくり、ぐっと握れば速く——スイッチの握り込みの深さがそのまま速度になります。ブラウン公式はこれを、握る力を変えるだけでスピード調整ができる機構として打ち出しています。
この差が効くのは、「仕上がりの粗さを途中で操りたい」場面です。たとえば具材の食感を少し残したいスープ、つぶしすぎたくないバナナ、飛び散りやすい少量の調理の立ち上がり。最初はゆっくり回して様子を見て、後半だけ一気に回す——という流れが、持ち替えなしの右手だけで完結します。逆に、いつも全力で回しきる使い方しかしないなら、この機構の出番は少なめです。
刃の機構:7だけ刃が上下に動く(アクティブブレード)
もうひとつの看板が、7のアクティブブレードです。ふつうのハンドブレンダーの刃は同じ高さでぐるぐる回るだけですが、この機構では刃自体が上下に動きながら回ります。
何がうれしいかというと、刃の届く範囲が縦に広がることです。固定刃だと、刃の高さにある食材は砕けても、少し上に浮いた塊や鍋底の硬い食材には刃が届きにくく、本体を上下に振って「食材のほうを刃に持ってくる」動きが必要になります。刃が自分から上下に動いてくれれば、その手の仕事の一部を機構が肩代わりしてくれる、という理屈です。ブラウン公式も、硬めの食材をよりなめらかに仕上げる技術として説明しています。
だからこの機構が刺さるのは、ゆでる前のにんじんのような硬めの野菜、繊維の多い葉物、大きめの塊をそのまま攻めたい人。やわらかく煮た野菜のポタージュが中心なら、固定刃の5でも十分に仕事になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『刃が自分で上下してくれるの、地味だけど腕の筋肉痛が減るやつだ…』
アタッチメントとセット構成——型番の後ろで決まる
3つめの違いは、本体そのものではなくセットの話です。マルチクイックの型番は「MQ 7030XG」のように、先頭の数字がシリーズ(5系・7系)、続く数字と英字がセット構成を表しています。同じ7シリーズでも、ブレンダー単体に近い身軽なセットから、チョッパー(きざむ容器)や泡立て器、おろし系のアタッチメントまで付く大型セットまで幅があります。
ここで大事なのは、「7だから全部付いてくる」わけではないこと。欲しいアタッチメントがあるなら、シリーズ名ではなくセットの同梱品リストで確認するのが確実です。とくにおろし系のアタッチメントは、執筆時点では7シリーズのセットを中心に展開されているので、大根おろしまで任せたい人はセット選びの段階で見ておきましょう。セット構成は入れ替わることがあるので、最新の同梱内容はブラウン公式の製品ページでの確認が安心です。
ひとつ注意点も。泡立て器アタッチメントが付いていても、ブレンダー本体の刃でメレンゲや生クリームは泡立てられません。刃は「砕く・つぶす」専門で、泡立ては専用アタッチメントの仕事です。このあたりの理屈はハンドブレンダーでメレンゲができない理由で詳しく整理しています。また、洗うときに刃に直接手を伸ばすのは厳禁です。刃まわりの手入れは、取扱説明書の手順に従ってください。
早見表:5と7はここが分かれる
| 項目 | マルチクイック5 | マルチクイック7 |
|---|---|---|
| 速度の決め方 | ダイヤル等で段階を決めてから握る(公称) | 握る力で無段階に変わるスマートスピード(公称) |
| 刃の機構 | 固定刃 | 刃が上下に動くアクティブブレード(公称) |
| 得意な場面 | ポタージュ・離乳食など定番調理を決め打ちで | 硬めの食材・仕上がりの粗さを途中で操る調理 |
| セット展開 | 基本アタッチメント中心の身軽な構成 | チョッパー・おろし系など幅広い構成 |
| 位置づけ | 軽さと手頃さの入門枠 | 機構てんこ盛りの主力枠 |
表の機構説明はいずれもブラウン公式の公称ベースです。消費電力・重さ・価格はセットごとに違い、価格は時期でも動くので、執筆時点の目安としても数字は挙げず、公式製品ページと販売ページでの確認をおすすめします。
用途別・迷ったらどっち?
- 離乳食・ポタージュ・スムージーが中心の人——5で十分戦えます。やわらかく煮た食材を回す使い方では、固定刃とダイヤル式で困る場面がほとんどありません。浮いた予算を保存容器や食材に回すほうが満足度は上がりやすいです
- 硬い野菜ごと攻めたい人・仕上がりの粗さにこだわる人——7の2つの機構がまっすぐ刺さります。握る力での速度調整は「つぶしすぎ」の失敗を減らす方向に効きます
- 大根おろしやみじん切りまで1台に任せたい人——7シリーズの大型セットを軸に、同梱品リストで確認を
- 使う頻度がまだ読めない人——実は機種選びより「そもそも使い続けられるか」のほうが後悔の分かれ目だったりします。買って使わなくなる典型パターンはハンドブレンダーで後悔した理由にまとめてあるので、ポチる前にどうぞ
ちなみに小ネタをひとつ。同じBRAUNロゴでも、キッチン家電のブラウンはイタリアのデロンギグループがライセンスを受けて展開していて、シリーズ9などのシェーバーはP&G側の担当です。ロゴは同じでも問い合わせ窓口が別、と覚えておくといつか役に立つかもしれません。
在庫メモ
まとめ:5と7の違いは「決め方・刃・セット」の3点で読む
- 速度の決め方が違う。5はダイヤルで決めてから握る方式、7は握る力でそのまま速度が変わるスマートスピード(公称)
- 刃の機構が違う。7だけ刃が上下に動くアクティブブレード(公称)。硬めの食材や大きな塊に効く方向の機構
- アタッチメントはシリーズではなくセットで決まる。おろし系まで欲しいなら7の大型セットを軸に、同梱品リストで確認
- やわらか食材の定番調理なら5で十分、硬い食材や粗さの調整まで求めるなら7。優劣ではなく使い方との相性で選ぶ
- 数値の仕様と価格は公式製品ページ・販売ページで最新を確認。刃の手入れは説明書の手順で、直接手を伸ばさない
保存版:この記事の早見表
5と7の分かれ目を1枚の画像にまとめました。家電量販店で実物を前にした時や、セールでセット構成を見比べる時に、スマホからさっと見返せます。



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