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電動歯ブラシを買おうと売り場に行くと、箱に「BRAUN」と「Oral-B」の2つのロゴが並んでいます。「ブラウンって、シェーバーの会社じゃないの?」「オーラルBが商品名で、ブラウンがメーカー名?それとも逆?」——レジ前で急に不安になる組み合わせですよね。ネット通販だと「ブラウン オーラルB」とつながった表記まで出てきて、ますます謎が深まります。
先に答えをお渡しすると、オーラルBとブラウンは「別々に生まれた2つのブランドが、いまは同じP&Gグループの中にいる」という関係です。電動歯ブラシはその2つの連名で売られているので、どちらの名前も正解。偽物でも紛らわしい類似品でもありません。
この記事では、この連名がどうやって生まれたのかという経緯と、「シェーバーのブラウン」「キッチン家電のブラウン」との関係、そして売り場で迷わないための替えブラシの入り口まで、公式情報で確認できた範囲で整理します。なお、磨き方や歯への効果のような専門的な話は歯科医院の領域なので、この記事ではブランドと製品の「見分け方」に絞りますね。
先に答え:オーラルBとブラウンは「別のブランド・同じグループ」
整理すると、こうなります。
- オーラルB(Oral-B)——歯ブラシから始まったオーラルケアのブランド。現在はP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が持っています。P&Gの公式サイトでも「ブラウン オーラルB」としてオーラルケアブランドのページが用意されています
- ブラウン(BRAUN)——ドイツ生まれの電気機器ブランド。シェーバーで有名ですが、こちらも現在はP&G傘下です
- 電動歯ブラシ——「オーラルBの歯みがきの知見」と「ブラウンの電気機器の技術」を合わせた製品として、2つのブランドの連名で展開されています
つまり箱に2つのロゴがあるのは、メーカー名と商品名が並んでいるのではなく、「共同ブランド」の表記なんです。車で言えばエンブレムが2つ付いたコラボモデルのようなもの。どちらか一方が親会社で一方が商品名、という上下関係ではありません。
ゆきこ( ゚Д゚)『ロゴが2つあるのは偽物だからじゃなくて、連名だったのね…』
2つの名前が並ぶまで——それぞれの生い立ち
この連名、成り行きを知ると腑に落ちます。2つのブランドは、生まれた場所も出発点もまったく別だからです。
オーラルBは、1950年にアメリカ・カリフォルニアの歯科医ロバート・ハトソン氏が立ち上げた歯ブラシブランドです。つまり出発点は電気製品ではなく、歯科の現場から生まれた「歯ブラシ屋さん」。その後1984年にカミソリで有名なジレット社の傘下に入ります。
ブラウンはドイツ生まれの電気機器メーカーで、シェーバーをはじめとする小型電気製品で名を上げました。こちらも同じくジレットのグループに入っていて、ここで2つのブランドが同じ屋根の下になります。歯みがきの知見を持つオーラルBと、小型モーター製品を作れるブラウン——この組み合わせから、丸型ブラシの電動歯ブラシが「ブラウン オーラルB」として育っていきました。
そして2005年、P&Gがジレットを買収したことで、オーラルBもブラウンもまとめてP&Gグループへ。現在の日本でP&Gが展開する電動歯ブラシが「ブラウン オーラルB」を名乗っているのは、この歴史の積み重ねの結果というわけです。ちなみにP&G公式は、看板の丸型ブラシを「歯科クリーニング器具から着想を得た形」と説明しています。歯科医発のブランドらしい出自が、ブラシの形にも残っているんですね。
「シェーバーのブラウン」と同じ会社?——一番ややこしいところ
ここが今日のいちばんの難所です。「BRAUN」のロゴが付いた製品は身の回りに何種類もありますが、実は担当している会社がジャンルごとに違います。
| BRAUNロゴを見かける製品 | ブランドの持ち主 | 実際に展開している会社 |
|---|---|---|
| 電気シェーバー(シリーズ9など) | P&G | P&G(ブラウン) |
| 電動歯ブラシ(オーラルB) | P&G | P&G(ブラウン オーラルBの連名) |
| ハンドブレンダーなどキッチン家電 | P&G(商標の所有は継続) | デロンギグループ(ライセンス契約で展開) |
そうなんです。ハンドブレンダーやキッチン家電の「ブラウン」は、2012年からイタリアのデロンギグループがブランドのライセンスを受けて展開しています。商標そのものの所有はP&Gに残したまま、キッチン・アイロン系のカテゴリーだけ使用権を譲る契約で、シェーバーや電動歯ブラシはP&G側に残りました。
だから「ブラウンのシェーバー」と「ブラウンのブレンダー」は、同じロゴでも問い合わせ窓口が別の会社になります。この構造はパソコン周辺機器の「ロジクールとロジテック」に少し似ていて、ロゴが同じでも運営が分かれているタイプのややこしさです。サポートに連絡するときは、製品ジャンルに合った窓口(オーラルケア・シェーバーはP&G、キッチン家電はデロンギ側)を選ぶとスムーズですよ。
シェーバー側のブラウンについては、型番の読み方がこれまた独特なので、上位モデルはシリーズ9の型番の違い、手頃な定番はシリーズ3の型番の違いでそれぞれ整理しています。
パッケージの「BRAUN」表記はどう読めばいい?
ここまでの話を、売り場での実践に落とし込みます。電動歯ブラシの棚で確認するポイントは3つだけです。
- 「BRAUN」と「Oral-B」が両方あるのが正規の連名表記。どちらかが商品名でどちらかが会社名、と読み解こうとしなくて大丈夫です
- シリーズ名を見る。執筆時点の日本の電動歯ブラシは、大きく「iOシリーズ」と、従来からの丸型回転ブラシのシリーズ(すみずみクリーンなどの名前で展開)に分かれます。iOは2020年に登場した上位系統です
- 価格帯よりも先に、替えブラシの系統を確認する。本体は買った日がゴールではなく、替えブラシを買い続ける日々のスタートだからです(次の章で詳しく)
なお「オーラルB」の名前は、電動だけでなく手磨き用の歯ブラシやフロスなどにも使われています。「オーラルB=電動歯ブラシ専用の名前」ではなく、オーラルケア全体のブランド名——ここも小さな引っかかりポイントなので、ついでに覚えておくと売り場で混乱しません。
替えブラシ売り場で迷わないための最初の分かれ道
電動歯ブラシ選びで一番あとを引くのが、替えブラシです。ドラッグストアの替えブラシコーナーには色々な種類が並んでいますが、最初の分かれ道はただひとつ。自分の本体が「iOシリーズ」か「従来の丸型ブラシシリーズ」かです。
iOシリーズは磁気駆動という新しい機構を使った系統で、替えブラシもiO専用のものを使います。一方、従来からの丸型回転ブラシの系統には、やわらかめの極細毛タイプや多方向に毛が付いたタイプなど、複数の替えブラシが用意されています。どの替えブラシがどの本体に合うかは、替えブラシのパッケージ裏の対応表と、オーラルB公式サイトの適合情報で確認できます。「丸いブラシだからどれでも合うだろう」で買うと外すことがあるので、本体のシリーズ名を控えてから売り場に行くのが確実です。
ブラシの硬さや形をどう選ぶか、どんな磨き方がいいかは、お口の状態によって変わる話なので、かかりつけの歯科医院で相談するのがいちばんです。この記事はあくまで「どの棚のどの箱を手に取ればいいか」までの案内、と線を引いておきますね。
在庫メモ
まとめ:オーラルBとブラウンの関係はこう覚える
- オーラルBは歯科医発のオーラルケアブランド、ブラウンはドイツ生まれの電気機器ブランド。別々に生まれて、いまは同じP&Gグループ
- 電動歯ブラシは2つのブランドの連名「ブラウン オーラルB」。箱にロゴが2つあるのは正規の表記で、上下関係や親子関係の表示ではない
- 同じBRAUNロゴでも、キッチン家電は2012年からデロンギグループのライセンス展開。シェーバーと電動歯ブラシはP&G側。サポート窓口も分かれる
- 売り場での分かれ道は「iOシリーズか、従来の丸型シリーズか」。替えブラシはこの系統で決まるので、本体のシリーズ名を控えてから選ぶ
- 磨き方や歯への効果の相談は歯科医院へ。ブランドの見分けはこの記事、お口のことは専門家、が正しい分担
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ブラウンとオーラルBの関係を1枚の画像にまとめました。家電量販店やドラッグストアで「あれ、どっちがメーカーだっけ?」となった時に、スマホからさっと確認できます。



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