※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
駐輪場で倒された、荷物をぶつけた、経年でパリパリになっていた——ある日気づくとチェーンカバーがバキッと割れていて、ペダルを回すたびにカラカラ、パキパキと当たる音がする。ママチャリと電動アシスト車で本当に多いトラブルです。
結論から言うと、割れたまま放置が一番ダメで、「外して乗る」も条件付きでおすすめしません。順番に、今日できる応急処置から交換の相場まで見ていきましょう。
まず確認:割れ方は「ヒビ・欠け」か「べろん」か
- ヒビ・小さな欠け:走行に支障なし。ただし樹脂カバーのヒビは振動で必ず育つので、早めにテープ補修を
- 割れた縁が内側に曲がってチェーンに当たっている(カラカラ音):当たった樹脂片がチェーンに噛むと、最悪チェーンが外れます。今日直しましょう
- 大きく割れてべろんと垂れている:走行中に巻き込むと後輪ロックの危険。その状態で乗るのはやめてください
応急処置:布ガムテープよりPPテープ+結束バンドが持つ
- 作業の前に軍手を。割れた樹脂の縁は刃物並みに鋭いです
- 内側に曲がった部分は、ペンチで外側へ曲げ戻すか、大きめのニッパーで割れ片ごと切り取ります。切り口がチェーンに触れない位置まで整えるのがポイント
- ヒビは梱包用のPPテープ(透明の幅広テープ)を内外から挟み貼り。布ガムテープは雨でベタベタの糊だけ残るので、屋外駐輪には不向きです
- ぐらつく部分は結束バンドでフレームの取り付けステーごと固定。穴がなければ千枚通しで小穴を開けて通すとしっかり留まります
この応急処置で数か月は持ちますが、樹脂の劣化割れ(パリパリ割れ)の場合は他の場所も順に割れてくるので、交換を視野に入れておきましょう。
「いっそ外して乗る」はアリ?——スポーツ車にカバーがない理由と混同しない
「ロードバイクには付いてないんだから、外しても平気でしょ」と思いますよね。でもスポーツ車に乗る人は裾を留めるバンドをして、細身の服で乗る前提です。ママチャリの使い方——スカートやワイドパンツで、買い物袋を提げて——でカバーなしにすると、こうなります。
- 裾やスカートの巻き込み。チェーンとギアの間に布が噛むと、その場で急停止して転倒につながります
- ふくらはぎに黒い油汚れ(通称チェーンタトゥー)が付く
- 雨ざらし駐輪だとチェーンのサビが一気に進む。カバーは雨よけでもあるんです
というわけで、ママチャリ・電動アシストは「直すか交換」が基本、外すのは最後の手段。外すなら裾バンドをセットで習慣にしてください。
交換はいくら?——お店なら3,000〜6,000円、自分でやるなら注意点あり
自転車店での交換は、部品代1,500〜3,000円+工賃1,500〜3,000円で、合計3,000〜6,000円くらいが目安です(チェーン全体を覆うフルカバー型はもう少し上がることも)。ママチャリのカバーは汎用品で交換できることが多いので、「もう部品がない」と言われる心配はあまりありません。
自分で交換する場合は、ドライバーとレンチがあれば半分覆うタイプ(ハーフカバー)は交換できます。ただし——
- フルカバー型は後輪の脱着やチェーン引きの再調整が絡むことがあり、初めてだと難易度が跳ね上がります。ここはお店に任せるのが無難
- 電動アシスト自転車は車種専用形状が多いので、汎用品を買う前に車種名+チェーンカバーで検索するか、お店で車種を伝えて取り寄せを
- 作業中はチェーンとギアに指を入れないこと。ペダルが不意に回ると本気で挟まれます
ゆきこ( ゚Д゚)『駐輪場のドミノ倒しでカバーがバキバキ、結束バンドで春まで粘ってからお店で交換したら工賃込みで4千円ちょっと、という流れはよくあるパターンです。カラカラ音がなくなった自転車は本当に静かで、直した人はだいたい感動しています』
汎用のチェーンカバーは通販でも買えます。サイズは今のカバーの全長を測ってから選ぶと失敗しません。
チェーンカバーの外し方——ネジの位置と、割れた破片の回収
割れたカバーを交換に出す前に外したい、応急処置のためにいったん外したい。そう思っても、どこから手をつければいいのか分かりにくいですよね。ママチャリに多い、チェーンの上側を半分ほど覆うハーフカバーなら、ドライバーとスパナ(またはメガネレンチ)で外せることがほとんどです。
作業の前に
- スタンドを立て、倒れない平らな場所で。作業中はペダルを回さないでください。チェーンとギアの間に指が入ると、少しの回転でも強く挟まれます
- 軍手をはめる。割れた縁は鋭く、手を切りやすいです
- 外したネジと留め具は、小皿や空き容器へ。戻す時や、お店で部品を合わせる時に必要になります
ネジはだいたい2〜3か所
- ペダルの軸の近く(前側)——フレームのパイプにバンドで巻きつけて留めているか、フレームの小さな台座にネジで留めています
- 後ろ側(後輪寄り)——後輪の軸へ向かう細いパイプに、金具やバンドで留めていることが多いです
- カバーの内側——外からは見えないネジが隠れていることがあります。カバーを少しずつゆらしながら、どこが引っかかっているか確かめます
ネジを外したら、チェーンに触れないよう、カバーを外側へ逃がしながら抜き取ります。固いからといって、こじったり引きちぎったりはしないでください。割れた樹脂が細かく砕けて、チェーンやギアのすき間に入り込みます。
取り付け金具が後輪の軸のナットと一緒に締められている車種や、チェーン全体を覆うフルカバー型は、外すのに後輪の固定をゆるめる必要があります。後輪の固定は、ブレーキの効きやチェーンの張りに直結する部分です。ここから先は自転車店に任せてください。電動アシスト車も同じです。
割れた破片は、残さず回収
カバーを外したら、チェーン・ギアのすき間・フレームの内側に破片が残っていないか、目で見て確かめます。挟まった破片は指ではなく、ペンチや割りばしでつまみ出してください。細かいかけらを見落とすと、走っている途中でチェーンに噛み込み、外れる原因になります。最後に、手をチェーンから離した状態でペダルをゆっくり逆回しして、引っかかりや異音がないか、前後のブレーキがいつもどおり効くかを確かめてから乗り出しましょう。
自作のカバーでしのげる?——後付けするなら汎用品を
「プラ板や下敷きを切って、自分で作れないかな」と考える方もいます。気持ちはとてもよく分かるのですが、自作のカバーはおすすめしません。薄い板は走行中の振動で曲がりやすく、留めたところが外れると、チェーンとギアの間に板ごと巻き込まれるおそれがあります。巻き込むと後輪が急に止まり、転倒につながります。
しのぐなら、上で紹介したPPテープの挟み貼りと結束バンドでの固定までにとどめて、そのあいだに汎用のチェーンカバーを用意するのが安心です。もともとカバーが付いていない自転車に後付けする場合も、車種やギアの大きさに合うかを確かめる必要があります。取り付けに自信がなければ、買ったお店か自転車店で相談してみてください。カバーが付くまでは、裾バンドやズボンクリップで巻き込みを防いでおきましょう。
あわせて読みたい
自転車の部品トラブルではカゴのサビ対策とスタンドがゆるい時の直し方も公開しています。
買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。自転車の変速機カバー(ガード)が割れた——外して乗っていいか、応急処置と交換の目安。必要なところだけどうぞ。
まとめ:カラカラ鳴ったら今日直す
- ヒビはPPテープの挟み貼り、当たる縁は曲げ戻すか切り取る(軍手必須)
- べろんと垂れた状態で乗らない(巻き込み→後輪ロックの危険)
- 外して乗るのは裾の巻き込み・油汚れ・サビの三重苦でおすすめしない
- 交換はお店で3,000〜6,000円。電動アシストは車種専用品に注意
- フルカバー型の交換は後輪脱着が絡むのでお店推奨
保存版:この記事の早見表
対処法を1枚にまとめました。



コメント