ホットサンドメーカーの洗い方——直火式と電気式でまるで違う。焼いた直後のひと拭き、こびりついたチーズのふやかし方、やってはいけない5つ、サビと変色、しまう前の乾かし方

キッチン

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ホットサンドを焼いた翌朝、シンクの中で溶けたチーズがカチカチに固まっているのを見つけて、ため息が出たことはありませんか。朝の忙しい時間に「あとで洗おう」と置いておいて、夜に絶望する、を繰り返している家は多いと思います。しかも変な形をしているから、スポンジが届かない場所があるんですよね。

先に結論をひとつ。ホットサンドメーカーは、焼いた直後の余熱があるうちに拭くのがいちばん楽です。ただしその前に確かめておきたいことがひとつあって、それが「直火式か、電気式か」。ここで洗い方がまるで変わってしまうので、順番に見ていきましょう。

まず確かめる——直火式と電気式で、洗い方がまるで違います

同じホットサンドメーカーという名前でも、中身はぜんぜん違う道具なんです。

  • 直火式(ガスの火や焚き火にかけるタイプ)。電気の部品が入っていないので、丸ごと洗える機種が多いのがいちばんの強みです。上下のプレートが外れるものなら、ふつうの鍋やフライパンと同じ感覚で洗えます
  • 電気式(コンセントに挿すタイプ)。本体には電気の部品が入っているので、水に沈めることはできません。洗えるかどうかは「プレートが外れる機種かどうか」で決まります。外れるならプレートだけシンクへ、外れないなら拭くだけになります

取扱説明書に「本体を水につけないでください」「プレートは着脱式です」と必ず書いてあります。捨ててしまった人は、型番で検索すると説明書が読めることが多いので、一度だけ目を通しておくと迷いません。電気式を洗う時は、どんな場合でも必ずプラグを抜いてから。これは絶対に省かないでくださいね。

いちばん楽なのは、焼いた直後の「余熱で拭く」

洗い方の話をしておいてなんですが、いちばん効くのは洗う前の一手です。焼き上がってホットサンドを取り出したら、まだ温かいうちに次のことをしてみてください。

  1. 火を止める(電気式はスイッチを切ってプラグを抜く
  2. キッチンペーパーを水で濡らして固く絞り、プレートの上に置く
  3. そのまま本体を閉じて、20〜30秒ほど待つ
  4. 開けて、そのキッチンペーパーでさっと拭き取る

余熱と水分で汚れがふやけるので、ほとんどの油と焦げがこれだけで落ちます。冷めてカチカチになったチーズを10分こするより、この30秒のほうがはるかに楽なんですよね。ただしプレートはまだ十分に熱いので、素手で触らず、必ずトングか厚手の布を使ってください。湯気が上がるので顔を近づけないこと、そばに子どもを近づけないこともあわせて。

もし触れないほど熱い時は、無理をせず少し待ちます。熱いうちに水をかけたり丸洗いしたりするのは、変形とやけどのもと。急な温度差でプレートがゆがむと、閉じた時に隙間ができて、次から焼き上がりが変わってしまいます。

こびりついたチーズや卵は「ふやかす」——こすらずに待つ

朝に放置して夜に気づいた、というときの話です。ここで力任せにこするのがいちばんよくないので、ふやかす方向に切り替えます。

  • 直火式でプレートが外れるタイプ:外したプレートをシンクに置き、ぬるま湯を張って5〜10分。中性洗剤を少し入れてもかまいません。そのあとやわらかいスポンジでなでるだけで落ちます
  • 直火式で外れないタイプ:閉じた状態で、上のくぼみにぬるま湯を注いで放置。ひっくり返して反対側も同じように
  • 電気式でプレートが外れるタイプ:プレートを外してから同じようにふやかします。本体側はぬるま湯で固く絞った布で拭くだけ
  • 電気式で外れないタイプ:濡らして固く絞ったキッチンペーパーをプレートに置き、閉じて10分。開けて拭き取り、落ちなければもう一度。焦らず2〜3回に分けるほうが結局早いです

それでも残る焦げには、木べらやシリコンのへらで角度をつけてそっと押し出すように。金属のものは使わないでください。重曹を使う場合はごく薄めのぬるま湯に溶かして、粉のまま振りかけて磨くのはやめておきます。粉のままだと研磨剤として働いて、加工を削ってしまうんです。

まず種類を確認→余熱で拭く→こびりつきはふやかす焼いた直後にやること火を止めプラグを抜く濡らして固く絞ったキッチンペーパーを挟む閉じて20〜30秒待つ開けて拭き取る→ これがいちばん楽 素手で触らないこびりついた時ぬるま湯で5〜10分中性洗剤は少しでよいやわらかいスポンジ木べらでそっと押す重曹は薄いお湯でこすらず待つのが早い 2〜3回に分けるやってはいけない5つ金属たわし・研磨剤食洗機に入れる本体を水に沈める熱いうちの丸洗い加工がはがれたまま使う→ 加工と形が戻らない直火式=プレートが外れれば丸洗いできる機種が多い(鉄は乾かして薄く油)電気式=本体は水に沈めず拭くだけ。洗えるかはプレートが外れるかで決まる必ずプラグを抜く/しまう前に完全に乾かす/作業中は子どもを近づけない

やってはいけない5つ——加工がはがれる原因はここにあります

  1. 金属たわし・研磨剤入りのクレンザー・メラミンのスポンジ。フッ素の加工はとても薄い膜なので、削ると二度と戻りません。焦げは落ちても、次から確実にくっつくようになります
  2. 食洗機に入れる。「食洗機対応」と書かれていない限り入れないでください。高い温度と強い洗剤で、加工が落ちたり、取っ手のねじがゆるんだりします
  3. 電気式の本体を水に沈める。プレートが外れる機種でも、本体側は絶対に水に入れません。中に水が入ると、乾いたように見えても内部に残ります
  4. 熱いうちの丸洗い。やけどの危険がありますし、急に冷やすとプレートがゆがみます
  5. 加工がはがれたまま使い続ける。黒い加工がまだらにはげて下地の色が見えていたら、そこは焦げつく場所になります。剥がれた小さな片が食べ物に混ざるのも気持ちのいいものではないので、買い替えを考えるサインだと思ってください

ちなみに「水につけていい?」という問いへの答えは、直火式のプレート部分ならおおむね大丈夫、電気式の本体は絶対にだめ。ここだけ覚えておけば、ほぼ間違えません。

プレートが外れない電気式は、こう洗います

いちばん困るのがこのタイプですよね。外せないので、洗うというより「拭ききる」作業になります。

  1. プラグを抜いて、触れる温度まで冷ます(余熱で拭ける温かさが理想)
  2. ぬるま湯で固く絞った布かキッチンペーパーで、プレートの面を拭く
  3. 落ちない汚れは、濡らしたペーパーをのせて閉じ、10分ふやかしてもう一度
  4. 油が残る時は、中性洗剤をごく薄めたお湯で絞った布で拭き、そのあと洗剤が残らないように水だけの布でもう一度
  5. 溝や角は綿棒や、割り箸の先に薄い布を巻いたものでなぞる
  6. 最後に乾いた布で水気を取り、フタを開けたまま自然乾燥

この手順で使う布は、繊維の細かいものだとひと拭きで油が取れて楽です。台所にひとつ置いておくと、フライパンの日常の手入れにも使えます。


サビと変色——直火式の鉄・アルミで起きること

直火式でよくあるのが、洗ったあとのサビと、使っているうちの黒ずみ・虹色の変色です。

  • 鉄のプレートのサビ:原因はほぼ「洗ったあとの水気」です。洗ったら火にかけて水分を飛ばし(電気の部品がない直火式だけができる技です)、冷めてから食用油をキッチンペーパーで薄くのばしておくと出にくくなります。すでに出た赤サビは、お湯でふやかしてからやわらかいスポンジで落とし、また薄く油を。焦げつきと合わせて直したい人は鉄のフライパンの焦げつきを復活させる手順が同じ考え方で参考になります
  • アルミの黒ずみ:アルミは重曹などのアルカリに弱く、黒く変色することがあります。アルミのプレートに重曹は使わないほうが無難です
  • 虹色や茶色の変色:金属が熱で色を変えているだけで、多くの場合は使えます。無理に磨いて落とそうとすると、かえって表面を傷めます
  • 取っ手のねじのゆるみ:使ううちにゆるみます。洗ったあとに軽く締め直す癖をつけておくと安心です

パンくずのたまる隙間と、しまう前の完全乾燥

耳の切れ端やパンくずは、上下のプレートの合わせ目、ちょうつがい(開閉する軸)、取っ手の根元にたまります。ここを放っておくと、次に焼いた時に焦げて煙が出たり、においが移ったりするんですよね。

  • 逆さにして軽くトントンと落とす。シンクの上でやると片づけが楽です
  • ちょうつがいの隙間は、使い古しの歯ブラシか綿棒でかき出す
  • 合わせ目の縁は、綿棒に少しだけ洗剤をつけてなぞる

そしてしまう前に完全に乾かすこと。ここが最後にして最大のポイントです。ちょうつがいの中に水が残ったまま箱にしまうと、次に出した時にサビています。フタを開けた状態で半日置くか、直火式なら弱火で数十秒あぶって水分を飛ばしてから。電気式は火にかけられないので、乾いた布で拭いてから開けたまま置いておきます。

ゆきこ( ゚Д゚)『子どもがチーズを入れすぎて、はみ出したのが焦げて炭になる。冷めてからガリガリこすって加工に傷を作り、そこから焦げつく場所になる——よくある失敗の流れですよね。うちなら「焼いたらすぐ濡れペーパーを挟む」を家のルールにします。30秒でこんなに違うのか、と拍子抜けする人は多いと思います』

洗いやすさは、正直なところ買う時点でだいぶ決まってしまいます。次に選ぶなら、私はプレートが外せるか、耳まで焼き切れるか、合わせ目に段差が少ないかの3つを見ます。段差が少ないものは、それだけでパンくずのたまり方が変わるんです。

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まとめ:直火式か電気式か、そして焼いた直後の30秒

  1. 直火式は丸洗いできる機種が多く、電気式は本体を水に沈めない
  2. 焼いた直後に濡らしたキッチンペーパーを挟んで閉じるのがいちばん楽
  3. こびりつきはぬるま湯でふやかす。こすらず待つほうが早い
  4. 金属たわし・食洗機・熱いうちの丸洗いは加工と形を壊します
  5. プラグは必ず抜く。しまう前に完全に乾かすとサビません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ホットサンドメーカーの洗い方の早見表:まず直火式か電気式かを確かめる。直火式はプレートが外れれば丸洗いできる機種が多く、電気式は本体を水に沈めず必ずプラグを抜いてから拭く。いちばん楽なのは焼いた直後で、濡らして固く絞ったキッチンペーパーを挟んで閉じ、20から30秒待って拭き取る。こびりついたチーズや卵はぬるま湯で5から10分ふやかし、やわらかいスポンジと木べらでこすらずに落とす。やってはいけないのは金属たわしや研磨剤、食洗機、本体を水に沈める、熱いうちの丸洗い、加工がはがれたまま使い続けること。鉄のプレートは乾かして薄く油を塗り、アルミに重曹は使わない。パンくずはちょうつがいと合わせ目にたまるので歯ブラシと綿棒で。しまう前に完全に乾かす。作業中は子どもを近づけない

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