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朝、トースターの扉を開けたら、底にパンくずが層になっていて「うわっ」と声が出たこと、ありませんか。朝はバタバタで、焼いて、食べて、送り出して、掃除は「あとでね」のまま何週間も過ぎてしまう家、多いと思います。気がついたら受け皿が茶色くて、庫内の底には黒い点々。ここまで来ると、もう見なかったことにしたくなりますよね。
先に結論をひとつだけ。トースターの掃除は、掃除する場所を5つに分けて、頻度をばらすと一気に軽くなります。全部を一度にやろうとするから重いだけで、毎回やるところは10秒で終わるんです。そして何より大事なのが、始める前に必ず電源プラグを抜いて、完全に冷ますこと。ここから順番に見ていきましょう。
掃除の前に必ず——電源プラグを抜いて、完全に冷ます
これは「一応書いてあるお約束」ではなくて、本当に守ってほしいところです。トースターは中に電気の通る部品がむき出しで入っていて、しかも使った直後は庫内が驚くほど熱いままなんです。
- 電源プラグをコンセントから抜く。スイッチを切っただけでは通電したままの機種があります
- 完全に冷めるまで待つ。扉を開けて30分以上が目安。使った直後は扉のガラスも受け皿も、素手で触れないほど熱いことがあります
- 熱いうちに受け皿を水につけない。急に冷やすと変形やゆがみの原因になります
- 掃除が終わったら完全に乾かしてから、プラグを挿す。濡れたまま通電するのは感電と故障のもとです
「ちょっと拭くだけだから」と熱いうちに手を入れて、指の甲を庫内の天井にぶつけてやけどをする、というのはよくある事故です。冷ますのを待つ時間も含めて掃除、と思っておくと安全です。
掃除する場所を5つに分ける
「トースターを掃除する」とひとくくりにすると腰が重いのですが、場所を分けると、それぞれが小さな作業になります。
- パンくずトレー。本体の下や後ろから引き出せる、くずを受ける浅い皿。ここが満杯だと、焦げくさいにおいの原因になります
- 受け皿。食材を載せるトレー。油とたれが落ちて、いちばん汚れが目に見える場所
- 網。焼き網。細い格子の間にチーズやパンくずが焼き付きます
- 庫内(底・側面・天井)。外せないところ。ここは「洗う」ではなく「拭く」場所です
- 扉のガラスの内側。いちばん見落とされるのに、いちばん見た目が変わるところ
この5つのうち、外して丸洗いできるのは1〜3。4と5は本体につながっているので、扱いがまったく別になります。ここを混ぜてしまうと、庫内に水をかけるような危ないことになりがちなんです。
毎回・週1・月1の分け方——溜めないコツはこれだけ
掃除がつらくなるのは、汚れが「焼き付いてから」手をつけるからです。焼き付く前に落とすなら、力もいらないし薬剤もいりません。落ち着きやすい分け方はこの形です。
| 頻度 | やること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 使うたび | 受け皿と網の上のくずを落とす。扉を開けて庫内の熱と湿気を逃がす | 10秒 |
| 週に1回 | 受け皿・網・パンくずトレーを外して、食器用洗剤で洗う。完全に乾かす | 5分 |
| 月に1回 | 庫内を固く絞った布で拭く。扉のガラスの内側を磨く。外側と操作部も拭く | 10分 |
「面倒でも最低限どこ?」と聞かれたら、答えはパンくずを溜めないことの一点です。庫内に残ったパンくずは、次に焼くときに何度も加熱されて炭になり、においと煙のもとになります。使い終わったら網の上のくずを受け皿に落として、受け皿ごとごみ箱の上でトントン。これだけで、月1の掃除がぐんと楽になりますよ。
外して洗える部品と、洗ってはいけないところ
ここが掃除でいちばん事故が起きやすい分かれ目です。外して丸洗いできるのは、説明書の「お手入れ」の章に載っている部品だけ、と覚えておくと迷いません。
- 受け皿:食器用洗剤とやわらかいスポンジで。フッ素加工の受け皿に金属たわしや研磨剤を使うと、加工がはがれて逆に汚れが付きやすくなります。焦げついてしまった受け皿は、トースターの受け皿の焦げの落とし方で素材別にまとめています
- 網:格子の間に焼き付いたものは、お湯につけてふやかしてから、ナイロンのたわしで。細い金属なので、力を入れると曲がります
- パンくずトレー:まずごみ箱の上で振ってくずを落としてから、洗剤で。乾かすのに時間がかかるので、洗ったら先に立てかけておくと段取りがいいです
- 庫内(底・側面・天井):外せないので、洗いません。固く絞った布で拭くだけ
- ヒーター管:庫内で光る、電球や蛍光灯のように見える棒。触らない・こすらない・濡らさない。割れると破片が飛び、感電の危険もあります。表面の黒い点が気になる時の考え方はトースターのヒーター管が焦げた時の見方にまとめました
洗った部品は、完全に乾いてから本体に戻す。ここも大事です。水気が残ったまま戻して通電すると、故障だけでなく感電の心配もあります。洗った日は夜のうちに戻さず、朝まで乾かすくらいでちょうどいいです。
庫内は「濡らしすぎない」——水もスプレーもかけない
庫内の汚れは、外せないぶん扱いに気をつかいます。合言葉は「濡らしすぎない」。
- 庫内に直接水をかけない。底の隙間から電気の通る部分に水が入ります
- スプレー洗剤を庫内に吹かない。霧は思った以上に広がって、電装部やヒーター管にかかります。洗剤を使いたい時は、布のほうに吹いてから拭く
- 布はぽたぽた落ちないくらい固く絞る。ぬるま湯だけでも、油汚れはけっこう落ちます
- 汚れが強い時は、ぬるま湯に重曹を溶かしたものを布に含ませて、固く絞ってから拭く。仕上げに水拭きをして、重曹の白い跡を残さないこと
- 拭いたあとは扉を開けて、完全に乾かしてからプラグを挿す
重曹や洗剤を使うときは、換気をして、手が荒れやすい方はゴム手袋を。それから、塩素系のものと酸性のものを一緒に使わないのは台所の大原則です。トースターの掃除で塩素系を使う場面はまずありませんが、シンクで他の洗剤と混ざらないようにだけ気をつけてくださいね。
見落としがちなのは、扉のガラスの内側
庫内をきれいにしても、なんとなく汚れて見える。その正体はたいてい扉のガラスの内側です。油の煙が薄い膜になって焼き付いていて、白っぽく曇っています。
- 完全に冷めた状態で、扉を開ける(外せる機種は、説明書に外し方が載っている場合だけ外す)
- ぬるま湯に重曹を溶かして布に含ませ、固く絞ってガラスに当てる。5分ほど置いて、膜をふやかす
- やわらかい布かキッチンペーパーで、円を描かずに一方向に拭く
- 水拭きで重曹を残さず取って、乾いた布で仕上げる
ここでも、金属たわしや研磨剤は使わないでください。ガラスに細かい傷が入って、次からもっと汚れが付きやすくなります。ガラスの外側は普通に拭けますが、操作パネルのまわりは水気が入りやすいので、こちらも布を固く絞ってさっと。
しまい方と、次に使う前のひと手間
掃除のあとの置き方で、次の汚れ方が変わります。ここまでやっておくと、においも湿気もこもりません。
- 完全に乾いてから扉を閉める。湿ったまま閉じると、におい戻りの原因に
- ふだんも、使い終わって冷めたら扉を少し開けておく。庫内の湿気が抜けます
- 上に物を置かない・壁から少し離す。放熱できないと、庫内の温度が上がりすぎて途中で止まることがあります
- 使う前に、受け皿にくずが残っていないかだけ見る。くずの上で焼かないのが、焦げくささを防ぐいちばんの近道です
そして、もう洗っても取れない黒いこびりつき。ここまでの「拭く・洗う」で落ちない汚れは、掃除ではなく焦げ落としの手に切り替える場面です。こすって削るのではなく、ふやかして浮かせるのがコツで、手順はトースターの焦げ落としにまとめました。同じ考え方はホットプレートの焦げ落としでも使えます。
ゆきこ( ゚Д゚)『パンくずトレーを1年近く引き出していなくて、開けた瞬間に息が止まった、という話はよくある失敗ですよね。朝食のあとに受け皿をごみ箱の上でトントンするのだけは、歯みがきと同じ扱いにしておくのがおすすめです。10秒でこの平和が買えるなら安いものだと思います』
掃除を続けやすくするなら、道具を1か所にまとめておくのが効きます。細い網の間や庫内の隅は、口の細いブラシがあると格段に早いですし、指も汚れません。やわらかい毛のブラシとナイロンのたわし、この2つだけでトースターまわりはほぼ足ります。
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洗っても落ちない黒い焦げになってしまったら、トースターの焦げ落としへ。部位別の手が分かります。受け皿だけ真っ黒な時はトースターの受け皿の焦げ、光る棒の汚れが気になる時はトースターのヒーター管が焦げた時の見方をどうぞ。トースターが使えない日に困ったら、魚焼きグリルでトースターの代わりにする方法も役に立ちます。
まとめ:抜いて冷ます、5つに分ける、頻度をばらす
- 始める前に必ず電源プラグを抜いて、完全に冷ます
- 場所はトレー・受け皿・網・庫内・扉のガラスの5つに分ける
- 洗えるのは受け皿・網・トレーだけ。庫内とヒーター管は洗わない
- 庫内に水をかけない、スプレーを吹かない。布に吹いて拭く
- 最低限は毎回パンくずを落とすこと。乾かしてから通電する
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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