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台所の作業台の上、トースターが場所を取っていて「これ、本当に要る?」と思ったこと、ありませんか。オーブンレンジもあるし、魚焼きグリルもある。引っ越しのたびに持っていくかどうかで手が止まるし、壊れたタイミングで「もう買わなくていいかも」と考える方も多いと思います。
先に結論をひとつ。トースターが要るかどうかは、機能の話ではなく「毎朝パンを食べるか」と「置き場所があるか」の話です。ほとんどの調理は他の家電で代われます。でも、代われない場面がひとつだけはっきりあるんです。そこを知ってから決めると、あとで後悔しにくくなりますよ。
トースターにしかできないこと——「表面だけを短時間で高温に」
トースターの中身は、光る棒(ヒーター管)と、それを囲む狭い箱です。狭いから庫内がすぐ高温になって、食材の表面だけを短い時間で焼き上げます。
この「表面だけ」が大事なところで、パンの中の水分は残したまま外側だけを乾かすから、あのサクッとした食感になるんです。逆に電子レンジは、食品の中の水分を内側から動かして温めます。だからパンをレンジで温めると、中はふわっと熱くなるのに、表面は湿ってしんなりする。しかも冷めるとかたくなる。同じ「温める」でも、やっていることがまるで違うんですよね。
つまりトースターに任せているのは、短時間・高温・表面だけという組み合わせ。ここだけは他の道具では少し手間がかかります。逆に言えば、この食感にこだわりがない家なら、要らないという判断は十分ありです。
レンジ・グリル・フライパンで代われる?——場面別の早見表
「代わりになるか」は道具ではなく、焼くものによって変わります。手放すかどうかを決める前に、自分がよく焼くものがどこに入るか見てみてください。
| 道具 | 代われる場面 | 代われない・苦手な場面 |
|---|---|---|
| 電子レンジ(温めのみ) | 冷凍パンの解凍、中を温める、グラタンの中まで熱くする | 表面をサクッとさせる。トーストの代わりにはならない |
| オーブンレンジのトースト機能 | 食パン、厚切り、グラタン、餅。ほぼトースターの代わりになる | 予熱に時間がかかる機種がある。庫内が広いぶん焼き色にむらが出やすい |
| 魚焼きグリル | 食パン、餅、厚切り肉。火力が強く短時間で焼ける | 火力が強すぎて一瞬で焦げる。魚のにおいが移ることがある |
| フライパン(ふたをして弱火) | 食パン、冷凍パン、チーズをのせたパン | 枚数が多い時。両面を返す手間がかかる |
表を見ると分かるのですが、オーブンレンジがある家は、機能としてはほぼ足ります。魚焼きグリルも実は優秀で、慣れると数十秒でこんがり焼けます。ただしグリルは火力が強いぶん、絶対に目を離さないでください。あと1分と思ってその場を離れて、戻ったら黒い炭になっていた、というのは本当によくある失敗です。発火の危険があるので、そばで見ていられない時は使わない、と決めておくくらいでちょうどいいです。
もっと細かい食べ物別の焼き方はトースターの代わりになるものに、魚焼きグリルの使いこなしは魚焼きグリルでトースターの代わりにする方法にまとめています。
「いらない」と言い切れる家の型
次のうち、いくつも当てはまるなら、手放しても困らないことが多いです。
- 毎朝パンを食べる習慣がない。ごはん中心の家、朝はスープだけ、という家
- 置き場所がない。作業台が狭いと、トースターがあるだけで料理のしやすさがかなり落ちます。使う頻度と面積が見合っていないなら、手放す価値は十分
- オーブンレンジがある。トースト機能が付いていれば、機能としてはほぼ重なります
- 一人暮らしで、焼くのは週に数回。フライパンか魚焼きグリルで足ります
- 焦げの掃除が苦手。受け皿と庫内の掃除がストレスなら、その手間がまるごと消えます
特に一人暮らしのワンルームだと、作業台の広さがそのまま料理のしやすさになるので、「面積あたりの働き」で考えると判断しやすいです。週に2回のトーストのために、まな板を置くスペースを削っているなら、そこは考え直していいところ。
「あったほうがいい」家の型
反対に、次に当てはまる家では、あることでかなり生活が楽になります。
- 毎朝パンを食べる。毎日のことなので、スイッチひとつで焼けて放っておける差が大きい
- 子どもが自分で使う。うちがこれです。タイマーを回して置いておけばいいので、小学生でも自分で朝ごはんを作れます。魚焼きグリルを子どもに任せるのは、火加減の面でちょっと心配ですよね
- 餅・グラタン・冷凍ピザをよく焼く。表面に焼き色をつける調理が多い家
- レンジと同時に使いたい。朝、レンジで牛乳を温めながらパンを焼く。これはオーブンレンジ1台だと順番待ちになります
- 魚焼きグリルのにおい移りが気になる。魚を焼いた翌朝のパンのにおい問題は、地味に効きます
オーブンレンジで一本化するという道もあって、そのときの選び方や「思っていたのと違った」という声は、手ごろな価格帯のオーブンレンジの評判とオーブンレンジを実際に選ぶ時に見たところに書いています。1台にまとめるか2台に分けるかは、朝の使い方で決まると思います。
買うなら見る4点
「やっぱり要る」となった時に、売り場で見るところを4つに絞ります。私は使ったことのない機種の焼き上がりを語れないので、口コミを読んでいて「ここは自分なら確かめる」と思ったところを並べます。
- 庫内の高さ。ここでつまずく人がいちばん多いところ。グラタン皿や、背の高いパンが入るか。高さが足りないと、上のヒーター管に食材が近づきすぎて焦げます
- 扉の向き。手前に開くタイプは、開けた扉が作業台を占領します。上に跳ね上がるタイプは省スペースですが、開けた時に上の棚に当たらないか確認を
- 受け皿の手入れ。外して丸洗いできるか、角が丸くて拭きやすいか。ここが面倒だと掃除が続きません
- 温度調節ができるか。段階が切り替えられると、餅やグラタンで焦がしにくくなります。ワット数の切り替えだけの機種もあります
どのタイプを選んでも、手入れは必ず電源プラグを抜いて、完全に冷ましてから。これだけは共通です。
電気代は「消費電力×時間」で自分で計算する
「トースターは電気代が高いから要らない」という話を見かけますが、金額は契約している料金プランでも、焼く回数でも変わるので、私からは断定できません。かわりに、自分で計算する式を置いておきますね。
- 本体や説明書に書いてある消費電力(W)を見る
- 消費電力 × 使う時間(時間)÷ 1000 で、使った電力量(kWh)が出ます
- そこに、検針票や明細に書いてある1kWhあたりの単価をかけると、その1回分の電気代になります
- トーストは1回あたり数分なので、「1日何回 × 何分」で1か月分に伸ばして考えると実感がつかめます
同じ考え方で、オーブンレンジのトースト機能と比べることもできます。予熱が要る機種は、その時間も足して計算するのを忘れずに。数字を自分で出してみると、思っていたより差が小さかった、ということもありますよ。
手放すと決めたら——処分は小型家電回収へ
使わないと決めたトースターは、置いておいても場所を取るだけです。処分の前に、電源プラグを抜いて完全に冷ましてから、受け皿とパンくずトレーのくずを落として、庫内を固く絞った布で拭いておくと気持ちよく送り出せます。
- 多くの自治体で小型家電の回収ボックスや、粗大ごみとしての受け付けがあります。大きさで区分が変わるので、住んでいる自治体のごみ分別のページを一度確認してください
- まだ使えるものは、家族や知り合いに譲る、リサイクルの店に持ち込むという道も
- 回収の料金は地域とサービスで違うので、金額は必ずご自身で確認を。訪問回収を頼むなら、事前に見積もりを取ってから
ゆきこ( ゚Д゚)『思い切ってトースターを手放して、オーブンレンジがあるから平気だと思ったのに、レンジで牛乳を温めている間にパンが焼けなくて数か月で買い直した、という話をよく聞きます。「朝の渋滞」がある家だと、要る要らないは性能ではなく朝の動線の話なんですよね』
もし置き場所が理由で迷っているなら、幅の狭いコンパクトなタイプに買い替える、という選択肢もあります。同じ「トースターがある生活」でも、作業台の使える面積はけっこう変わりますよ。
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今日パンを焼きたいけれどトースターがない、という日にはトースターの代わりになるものが役に立ちます。魚焼きグリルで代用するコツは魚焼きグリルでトースターの代わりにする方法へ。1台にまとめるか迷っている方は、手ごろな価格帯のオーブンレンジの評判もあわせてどうぞ。
まとめ:要る要らないは「毎朝パンか」と「置き場所」で決まる
- トースターにしかできないのは表面だけを短時間で高温にすること
- オーブンレンジがあれば機能はほぼ重なる。グリルとフライパンでも足りる
- 要らない家は毎朝パンを食べない・置き場所がない家
- あったほうがいい家は毎朝パン・子どもが自分で使う家
- 電気代は消費電力×時間÷1000×単価で自分で計算する
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手順を1枚にまとめました。



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