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コーヒーメーカー、買った当初は毎朝うれしくて使っていたのに、いつのまにか台所の隅で埃をかぶっていた。理由はたいてい「洗うのが面倒」なんですよね。粉を捨てて、バスケットを洗って、サーバーを洗って、水タンクも……と考えると、忙しい朝には勝てません。
先に結論をひとつ。手入れが楽かどうかは、使い方の工夫ではなく、買う時点でほとんど決まっています。洗う場所の数と、外せるかどうか。この2つで手間が何倍にも変わるんです。すでに持っている方にも効く、頻度の分け方も一緒にまとめました。順番に見ていきましょう。
手入れの手間は、この5つで決まる
- バスケットが外せるか。粉を入れる部分が本体からすっぽり外れると、シンクまで運んで洗えます。外れずに本体を傾けて洗う形だと、これだけで毎朝が憂うつになります
- 水タンクが外せるか。外せるタンクは、水を替えるのも中を洗うのも簡単。外せないタイプは、注ぎ口から水を入れて、内側は洗えないまま使うことになります
- ミルが付いているか。豆を挽く機構があると、洗う場所が確実に増えます。ここが最大の分かれ目です
- パーツの数。バスケット、フィルター、ドリップ受け、サーバー、ふた、パッキン。数えてみると、機種によって倍くらい違います
- 食洗機に入れられるか。説明書に「食洗機使用可」と書いてある部品が多いほど、手洗いの回数が減ります。書いていない部品を入れると変形するので、そこは必ず確認を
この5つを、売り場やお店の商品ページで確かめておくと、買ってから後悔しにくくなります。「どんな失敗が起きやすいか」はコーヒーメーカーで後悔した理由にまとめてあるので、選ぶ前に一度見ておくといいと思います。
タイプ別・手入れの手間くらべ
方式によって、洗う場所も回数もかなり変わります。私が使ったことのない機種の味や使い心地は書けないので、「洗う場所がいくつあるか」という手入れの構造の話として並べますね。
| タイプ | 毎回洗うもの | 手入れの重さ |
|---|---|---|
| ペーパードリップ式 | バスケット、サーバー(紙ごと粉を捨てられる) | いちばん軽い。粉が紙に包まれて捨てられるのが大きい |
| ペーパーレス(金属フィルター) | 金属フィルター、バスケット、サーバー | 中くらい。細かい目に粉が残るので、毎回しっかり洗う必要がある |
| カプセル式 | 使用済みカプセルを捨てる、受け皿を流す | いちばん軽い。ただし定期的な内部洗浄は必要 |
| ミル付き全自動 | バスケット、フィルター、サーバー、ミルまわり | いちばん重い。粉と豆の油が残りやすい |
「手入れが楽なのがいい」を最優先にするなら、ペーパードリップ式でミルなし、バスケットと水タンクが外せるものが素直な答えです。紙で粉を包んで捨てられるのが、思っている以上に効きます。
ペーパーレスは紙を買わなくていいのが魅力ですが、手入れの面では別の気を使います。そのあたりはペーパーレスのコーヒーメーカーのデメリットで正直に書いています。
毎日・週1・月1の分け方
全部を毎日やろうとすると続きません。「毎日は3分、週に1回だけ少し丁寧に」と分けると、無理なく回ります。
- 毎日:粉(またはカプセル)を捨てる。バスケットとサーバーを食器用洗剤で洗う。水タンクの水を捨てて入れ替える。ふたを開けて乾かす
- 週に1回:水タンクを外して中を洗う。ふたのパッキンや、ドリップの受け皿など、ふだん見ない部品を外して洗う。細い口はやわらかいブラシで
- 月に1回:クエン酸を使って水垢を落とす。水の通り道に白い汚れが溜まると、抽出に時間がかかったり音が変わったりします
いちばん効くのは、じつは毎日の最後の「ふたを開けて乾かす」です。湿ったまま閉じるとにおいやぬめりのもとになります。すでににおいが気になる方は、コーヒーメーカーの臭いの取り方に部品別の手を書きました。抽出の音が変わってきた時はコーヒーメーカーの音がうるさい時の見方も参考になります。
掃除の時の約束ごと
ここは家電なので、いくつかだけ守ってほしいことがあります。
- 手入れの前に、必ず電源プラグを抜いて、完全に冷ましてから。抽出直後は本体もサーバーもかなり熱いままです
- 熱いサーバーでやけどをしない。取っ手の付け根が熱くなる機種もあるので、ふきんを一枚かませると安心。熱いサーバーを濡れた台に置くと、急な温度差で割れることがあります
- クエン酸と塩素系のものを一緒に使わない。混ざると有害なガスが出ます。塩素系の漂白剤はコーヒーメーカーの洗浄には使わない、と決めてしまうのがいちばん安全です
- クエン酸で回したあとは、水だけで2回以上すすぐ。すすぎが足りないまま飲まないでください
- 本体を水につけない。電気の入る部分に水が入ります
ミル付きが「大変」と言われる理由と、それでも選ぶ人がいる理由
ミル付き全自動は、手入れの話になると必ず「大変」と言われます。理由はふたつあって、豆の油と粉の残りです。
豆には油分があって、挽いた刃や通り道に少しずつ付いていきます。この油は時間がたつと酸化して、においの原因になります。さらに細かい粉が隅に残るので、放っておくと固まる。だからミル付きは、洗う場所が増えるだけでなく、「洗わないと味に出る」のが手強いところなんです。
それでも選ぶ人がいるのは、豆のまま保存できるからです。豆は挽いた瞬間から香りが飛んでいくので、飲む直前に挽ける価値は大きい。手入れの手間と香りを天秤にかけて、香りを取る人が選ぶタイプ、という整理になります。
迷っているなら、「毎朝5分、洗い物が増えても平気か」を自分に聞いてみてください。無理そうなら、ミルは別に手動のものを持って、コーヒーメーカーはミルなしにする、という分け方も現実的です。
ゆきこ( ゚Д゚)『水タンクが外せない機種を選んで、中が見えないから洗えず、夏ににおいが気になって使わなくなった、という失敗談をよく読みます。うちで選ぶなら真っ先にタンクを外してみます。値段の差より、洗える形かどうかのほうが、毎朝のことなので大事だと思います』
買う前に、売り場で見る3点
お店で実物を触れるなら、この3つだけ確かめてください。カタログの数字には出てこないところです。
- 口の広さ。サーバーとバスケットの口に、自分の手やスポンジが入るか。手が入らない細い口は、いちばん洗いにくい場所になります
- 外せる部品。バスケット、水タンク、ふた、パッキン。その場で外してみて、戻せるかまで確かめる。外しにくいものは、結局洗わなくなります
- 洗う場所の数。毎朝洗うことになる部品を、指で数える。3つまでなら続けやすく、5つを超えると「今日はいいか」が始まります
価格は店やタイミングで変わるので、私からは金額を言えません。ただ、「安いから選んだのに使わなくなった」がいちばんもったいないのは確かです。洗う場所が少ないシンプルなものほど、結果的に長く使えることが多いと思います。
手入れの軽さを最優先にするなら、ミルなし、バスケットと水タンクが外せて、パーツの少ないもの。この条件で探すと、候補がぐっと絞られて選びやすくなりますよ。
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選ぶ前に読んでおくと役に立つのがコーヒーメーカーで後悔した理由です。どこで「思っていたのと違う」が起きるかが分かります。紙を使わないタイプが気になっている方はペーパーレスのコーヒーメーカーのデメリットを、においが気になり始めたらコーヒーメーカーの臭いの取り方をどうぞ。
まとめ:楽かどうかは、買う時点でほとんど決まっている
- 手間はバスケット・水タンク・ミル・パーツ数・食洗機の5点で決まる
- いちばん軽いのは紙で粉を捨てられる方式でミルなし
- 毎日は3分、週1で水タンク、月1でクエン酸と分ける
- 手入れはプラグを抜いて冷ましてから。塩素系とは混ぜない
- 売り場では口の広さ・外せる部品・洗う場所の数を見る
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手順を1枚にまとめました。



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