アイロン台のクッション材の代用——ぺたんこになった中身は何で補える?向く素材と溶ける素材の分かれ目、へたりのサイン、カバーだけ替える時の手順、台ごと買い替える目安

家事

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

何年も使っているアイロン台、カバーを外してみたら中のクッションが紙みたいにぺたんこになっていた、ということはありませんか。こうなる台、本当に多いんです。シャツをかけても前ほどシワが伸びなくて、アイロンの当たりが硬い。よく見ると、台の網目の跡が布にうっすら写っている、というのが典型的なサインです。

先に結論をひとつ。台そのものがしっかりしているなら、中のクッションだけを家にある布や手芸材料で足せます。ただし「熱で溶ける素材」を入れてしまうと、布にも台にも張り付いて取り返しがつかないので、そこだけは分かれ目をはっきり知っておきたいところです。へたりのサイン、向く素材・向かない素材、カバーだけ替える時の手順、そして「これはもう台ごと替えたほうがいい」という目安まで、順番に見ていきましょう。

なお、この記事は「台はあるけれど中身がへたった」人向けです。そもそもアイロン台がなくて今すぐ何かで代用したい、という時はアイロン台がない朝に家にあるもので代用する方法のほうにまとめています。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ布に台の網目の跡が写るへたりのサイン。中身を足す時期→第1章何を入れればいい?ウールのフェルト・綿のキルト芯・タオル→第2章スポンジや化繊綿でもいい?入れない。熱で溶けて張り付く→第3章入れ替えの手順は?カバーを外す→切って乗せる→紐を締める→第4章脚がぐらつく・板が反る中身を替えても直らない。買い替え→第6章

ケース別に読む:へたりを確かめたい人代用素材を探す人使えない素材を知りたい人入れ替え手順を知りたい人アルミコートの人買い替えを迷う人

クッションがへたっているサイン——「跡が写る」「スチームが通らない」「往復が増えた」

  • 布に台の網目や凸凹の跡が写る。クッションが薄くなって、下の板の模様がそのまま布に出ている状態です
  • スチームをかけても布がしっとりしたまま。クッションの中で湿気が広がらず、その場にこもっている
  • 同じシワを何度も往復するようになった。押した圧が沈み込まずに硬く跳ね返るので、生地に圧がかかりにくいんです
  • カバーの下を触ると、場所によって厚みが違う。いつもかける真ん中だけ薄く、端は厚いまま。これが跡や仕上がりムラの原因になります

ひとつでも当てはまるなら、中身を足す時期です。逆に、脚がぐらつく・板が反っているという症状は、クッションを替えても直りません。その見分けはあとの見出しで書きますね。

代用できる素材——家にあるものと、手芸店で買えるもの

クッション材に求められる仕事は3つあります。アイロンの熱に耐えること、スチームの湿気を吸って逃がすこと、押した時に少し沈んで圧を受け止めること。この3つを満たすのは、天然繊維の厚手の布や綿です。

  • フェルト(ウール100%か、ウール混の厚手のもの)。手芸店で切り売りされている厚手のフェルトは、市販のアイロン台の中身にいちばん近い感触です。ただし「ポリエステルフェルト」と書かれた化繊のものは避けてください。表示を見て、ウールのものを
  • 綿100%のキルト芯。布団やバッグの中に入れる中綿で、シート状になっているので台の形に合わせやすいのが利点。買う時は「綿100%」「コットン」と表示のあるものを選びます。ポリエステルの中綿は熱で縮んで固まるので向きません
  • 古いバスタオル。今すぐ何とかしたい時はこれで十分。半分に折って台の形に合わせ、真ん中が厚くなりすぎないように広げます。毛足の凹凸が布に写りやすいので、上に薄い綿の布を1枚重ねると仕上がりが落ち着きます
  • 綿100%の厚手の布(帆布・古いシーツを何枚か重ねる)。クッション性は控えめですが、熱と湿気には強い。フェルトやタオルの上に1枚かぶせて「表面をなめらかにする役」として使うと、いちばん相性がいいです

厚さの目安は、全部重ねて1〜2cmくらい。指で押してほんの少し沈む程度が、圧を受け止めつつスチームも抜ける厚みです。ここは意外と大事なところで、ふかふかにしすぎると逆効果になります。次の見出しで理由をお話しします。

向かない素材——熱で溶けるもの、湿気をためるもの

ここは言い切ります。化繊のスポンジ・ウレタン・ポリエステル綿・ビニール系のシートは、アイロン台の中に入れないでください。

  • 化繊のスポンジ・ウレタンフォーム。座布団やクッションの中身によくある素材ですが、アイロンの熱で縮み、溶けてカバーや布に張り付きます。冷えて固まった樹脂は、衣類側についてしまうとほぼ取れません
  • ポリエステル綿(ふとん用の化繊綿)。ふかふかで良さそうですが、熱で縮んで硬い塊になり、湿るとなかなか乾きません
  • ビニール・レジャーシート・発泡素材の断熱シート。溶けるうえに湿気を通さないので、スチームの水分が布の裏に戻ってきます
  • 毛布や座布団のように厚みがありすぎるもの。素材が綿でも、厚すぎるとスチームの湿気が中にこもって、湿った布の裏側に高温が残ります。かけ終わった直後の布が熱くて湿っている状態は、やけどのもとにもなるんです。だから厚さは1〜2cmまで、と覚えておくと迷いません

迷ったら「これは綿かウールか」を表示で確かめる、それだけで大きな失敗は避けられます。表示のない布は、つるつる光る化繊っぽさがあれば使わない、が安全側の判断です。

中身は綿・ウールで1〜2cm、化繊は入れない向く素材ウールのフェルト綿100%のキルト芯古いバスタオル綿の厚手の布重ねて1〜2cmが目安上に薄い綿布を1枚向かない素材化繊のスポンジウレタンフォームポリエステル綿ビニール・発泡シート→熱で溶けて張り付く厚すぎも湿気がこもる入れ替えの手順①カバーを外す②古い中身を取る③台の形に切って乗せる④薄い綿布を重ねる⑤カバーをかけ紐を締める針・接着剤は使わないへたりのサイン:網目の跡が写る/スチームがこもる/往復が増えた/真ん中だけ薄い買い替えの目安:脚のガタ/板の反り/紐が切れた/面の網が破れた→中身を替えても直らない不安定な台にアイロンを置かない/熱いアイロンは子どもの手の届かない高さに

カバーだけ替える・中身を入れ替える手順——道具はハサミだけ

市販のアイロン台の多くは、カバーの縁にゴムか紐が通っていて、それを締めて留める作りになっています。針や接着剤で細工をしなくても、紐を締めるだけで入れ替えられるので、思っているより簡単ですよ。

  1. アイロンが完全に冷めていることを確かめてから、カバーの紐をゆるめて外します。台の面に汚れや水垢があれば、乾いた布で拭いておきます
  2. 古いクッションを取り出します。崩れるものは袋の上に移すと散らかりません
  3. 新しい中身(フェルト・綿のキルト芯・タオル)を、台の面より1cmほど小さく切って乗せます。端がはみ出すと、カバーを締めた時に段差になって布に写ります
  4. 厚みは全体を均一に。2枚重ねる時は継ぎ目の位置をずらします
  5. いちばん上に薄い綿の布を1枚重ねると、表面がなめらかになって仕上がりが変わります
  6. カバーをかけて、縁の紐をしっかり締めます。紐がゆるいとかけている途中でずれて、シワの原因になるので、ここは少し強めに

カバーそのものが焦げたり破れたりしている時は、台の長さ・幅・形(先がとがったタイプか四角いタイプか)を控えて、市販の替えカバーを探すのが早いです。

中身を入れ替える手順(道具はハサミだけ)1アイロンが完全に冷めてから、カバーの紐をゆるめて外す台の面に汚れや水垢があれば乾いた布で拭く2古いクッションを取り出す崩れるものは袋の上に移すと散らからない3新しい中身を台の面より1cmほど小さく切って乗せる端がはみ出すと、カバーを締めた時に段差になって布に写る4厚みは全体を均一に2枚重ねる時は継ぎ目の位置をずらす。上に薄い綿の布を1枚5カバーをかけて、縁の紐をしっかり締める紐がゆるいと途中でずれてシワの原因に。少し強めにカバーが焦げた・破れたなら、台の長さ・幅・形を控えて替えカバーを探す

アルミコートの面は再利用できる?

カバーの表面が銀色のアルミコートになっているアイロン台も多いですよね。コーティングがはがれてきていたら、そのカバーは新しい中身と組み合わせても仕上がりが戻りにくいです。はがれた部分だけ熱の通りが変わって、ムラになるからなんです。

アルミコートの面がまだきれいなら、中身だけ替えて使い続けて大丈夫。はがれが目立つなら、カバーごと綿のものに替えるか、台を買い替えるか、というところで考えます。アルミコートの良い面と困る面については、アルミコートのアイロン台のデメリットで詳しく書いていますので、選び直す時の参考にしてみてください。

台ごと買い替えたほうがいい目安

クッションを足しても直らないのは、台の骨組みが傷んでいる時です。次のどれかがあれば、中身を替えるより買い替えを考える時期だと思います。

  • 脚がぐらつく、開いた時にカチッと止まらない。アイロンを置いた瞬間に台が傾くのは危ないので、ここは無理をしないでください
  • 板が反っている、真ん中がへこんでいる。面が平らでないと、どれだけ中身を足しても圧が均一にかかりません
  • 面の網(メッシュ)が破れている、さびている。スチームの抜け道がふさがったり、さびが布に移ったりします
  • カバーの紐を通す縁が切れていて、締められない

買い替えを機に、アイロンのほうも見直したくなることがありますよね。スチームアイロンを買って後悔しないためにに、口コミから見えてきた選び方の分かれ目をまとめていますので、あわせてどうぞ。

中身を足せば直る? 台ごと買い替え?中身を足せば直る(クッションのへたり)布に台の網目や凸凹の跡が写るスチームをかけても布がしっとりしたまま同じシワを何度も往復する真ん中だけ薄く、端は厚いまま→綿かウールを重ねて1〜2cm中身を替えても直らない(骨組み)脚がぐらつく、開いてもカチッと止まらない板が反っている、真ん中がへこんでいる面の網が破れている、さびている紐を通す縁が切れて締められない→台ごと買い替えを考える

入れ替えたあとに気をつけたいこと

  • 台が不安定なままアイロンを置かない。中身を厚くしすぎて面がゆがんでいないか、かける前に手で押して確かめてみてください
  • 熱いアイロンは、子どもの手が届かない高さに置く。台の上に置いたままその場を離れないのが基本です。うちは電源を抜いてから台の奥に寄せる、を習慣にしています
  • かけ終わったら、カバーを少しめくって乾かす。スチームの湿気が中に残ったままだと、新しい中身が傷みやすくなります

ゆきこ( ゚Д゚)『給食袋や体操着に台の網目がくっきり格子模様で写って、「これは模様?」と子どもに聞かれる、という話はよくありますよね。中身がぺたんこだと気づくのは、たいていその時。毎日見ているのに、カバーの下は見ていないものだなと思います』

家にフェルトやタオルがあれば今日中に何とかなりますが、「どうせなら市販の台と同じくらいの厚みにしたい」という時は、綿100%の厚手のキルト芯を1枚買っておくと、台の形に切るだけで済むので楽ですよ。表示で「綿100%」を確かめるのだけ忘れずに。

綿100%の厚手キルト芯を楽天市場で探す

綿100%の厚手キルト芯をAmazonで探す

あわせて読みたい

そもそも台がない、という時の話はアイロン台がない朝に家にあるもので代用する方法に。カバーの表面で迷っているならアルミコートのアイロン台のデメリットを。中身を入れ替えてからスーツのシワをきれいに伸ばしたい人は、スーツのシワの伸ばし方もどうぞ。

まとめ:中身は綿かウールで1〜2cm、化繊は入れない、脚と板が傷んだら買い替え

  1. へたりのサインは跡が写る・スチームがこもる・往復が増える。台が無事なら中身だけ足せる
  2. 向く素材はウールのフェルト・綿100%のキルト芯・古いバスタオル。重ねて1〜2cm
  3. 化繊のスポンジ・ウレタン・ポリエステル綿・ビニールは入れない。溶けて張り付く
  4. 手順はカバーを外す→中身を切って乗せる→紐を締める。針も接着剤も要らない
  5. 脚のガタ・板の反り・網の破れは中身を替えても直らない。台ごと買い替えを

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

アイロン台のクッション材の代用の早見表:へたりのサインは布に網目の跡が写る、スチームがこもる、同じシワを何度も往復する、真ん中だけ薄い。向く素材はウールのフェルト、綿100%のキルト芯、古いバスタオル、綿の厚手の布で、重ねて1〜2cmが目安、上に薄い綿布を1枚。向かない素材は化繊のスポンジ、ウレタン、ポリエステル綿、ビニールや発泡シートで、熱で溶けて布や台に張り付く。厚すぎると湿気がこもって高温が残る。手順はカバーを外す、古い中身を取る、台より1cm小さく切って乗せる、薄い綿布を重ねる、カバーの紐を締める。針や接着剤は使わない。脚のガタ、板の反り、網の破れは買い替えの目安。不安定な台にアイロンを置かない、熱いアイロンは子どもの手の届かない高さに

コメント

タイトルとURLをコピーしました