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いちじくは皮ごと食べられる果物です。よく洗えばそのままかじれますし、完熟した実ならヘタを折ってバナナのように手でむけます。皮のむき方3通り、完熟の見分け方、保存のコツまで図解と4コマ漫画つきでまとめました。旬は夏果が6〜7月、秋果が8〜10月です。
食べ方別の早見表
| 食べ方 | 向いている実 | ポイント |
|---|---|---|
| 皮ごとそのまま | 皮のやわらかい完熟の実 | 流水でよく洗い、ヘタだけ取る |
| 手でむく | 完熟の実 | ヘタを折って下へ引くだけ |
| 半分に切ってスプーン | ややかための実 | 器いらずで食べやすい |
| 湯むき | かための実・お菓子用 | 熱湯に十数秒つけて冷水へ |
皮は食べられる?結論と洗い方
いちじくの皮は食べられます。完熟した実の皮は薄くてやわらかく、皮の近くにも甘みがあるので、皮ごと食べるほうが味わいは濃くなります。
- 流水で全体をやさしく洗う(強くこすると崩れます)
- ヘタは苦みがあるので折り取る
- 皮の口当たりが気になる実は、無理せずむいてよい
- 洗ったあとは水気を拭いてすぐ食べる
「無花果」と書きますが、花がないのではなく、実の内側に花が咲く果物です。切ったときに見える赤いつぶつぶの一つひとつが花で、あのプチプチした食感の正体でもあります。
皮のむき方は3通り
実のかたさに合わせて、3つの方法を使い分けます。
- 手でむく…完熟の実はヘタをポキッと折り、そのまま下へ引くとバナナのようにむけます。包丁いらずで、いちばん果肉を傷めません
- 半分に切ってスプーン…縦半分に切り、スプーンですくって食べます。ややかたい実や、お客さまに出すときに向いています
- 湯むき…ヘタ側に浅く十字を入れ、熱湯に十数秒つけて冷水に取るとツルッとむけます。コンポートなどお菓子作りでまとめてむくときに便利です
かたい実を包丁でむこうとすると果肉がつぶれがちです。かたい実は無理にむかず、半分に切ってスプーンですくうか、常温に半日ほど置いてやわらかくなるのを待ってからにしましょう。
完熟の見分け方と食べ頃
| 見るところ | 完熟のサイン |
|---|---|
| 色 | 全体が赤紫〜こげ茶に濃く色づいている |
| 形 | ふっくら丸く、付け根まで太っている |
| おしり | 先端が少し割れ始めている(食べ頃の合図) |
| さわった感じ | 軽く持つとやわらかさを感じる |
| 香り | 甘い香りがほんのり立つ |
注意したいのは、いちじくが追熟しない果物だということです。かたいまま買っても、置いておけば甘くなるわけではありません。店頭では色づきの良いものを選び、買ったら2〜3日のうちに食べきります。
おしりの割れは食べ頃のサインですが、大きく裂けて果汁がにじんでいるものは傷みが早いので、その日のうちに食べるか、ジャムなど加熱調理に回しましょう。
保存方法|冷蔵2〜3日・冷凍1か月
- 冷蔵…1個ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。2〜3日が目安
- 冷凍…洗って水気を拭き、丸ごとラップで包んで冷凍用袋へ。約1か月保存できます
- 加工…食べきれない分はジャムやコンポートにすると1〜2週間楽しめます
冷凍した実は、半解凍でシャーベットのように食べるのがおすすめです。完全に解凍すると水分が出てやわらかくなりすぎるので、凍ったまま10分ほど室温に置いたタイミングが食べ頃です。やわらかくなったものはヨーグルトやスムージーに使えます。
常温に置いてよいのは半日程度までと考えてください。夏場の室温では傷みが早いので、すぐ食べない分は冷蔵が基本です。
食べるときの注意点
- ヘタの切り口から出る白い液は未熟のサイン。口や肌に付くとピリピリすることがあるので、拭き取ってから食べる
- 未熟な実は白い液が多く渋みもあるため、生食は避けて加熱調理に
- よく熟れた実でも、一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることがあるので、子どもは1〜2個程度から様子を見る
- 果物のアレルギーがある人や、食べて口の中に違和感が出た場合は食べるのをやめて、気になる症状が続くときは医療機関に相談する
白い液はいちじくの樹液で、天然の成分によるものです。完熟した実ではほとんど気にならなくなるので、よく熟れたものを選ぶことがそのまま食べやすさにつながります。
おいしい食べ方アレンジ
- 生ハム巻き…塩気と甘みの組み合わせで前菜の定番
- ヨーグルトと…朝食に。はちみつを少し足すと合います
- トーストに…輪切りをのせてチーズと焼くとおやつに
- ジャム…砂糖は実の重さの3〜4割、レモン汁少々で煮るだけ
- コンポート…湯むきした実を砂糖と少量の水で10分ほど煮ます
加熱すると甘みが凝縮して、生とは別の味わいになります。食べきれないときの救済としてだけでなく、かたくて甘みの薄い実をおいしく食べる方法としても覚えておくと便利です。
4コマ漫画でおさらい
皮ごと食べるか、むいて食べるかは実のかたさで決めるのがコツです。完熟ならどちらでもおいしく、かたい実は無理をしないこと。それだけ覚えておけば、毎年の「皮どうする問題」は解決です。
よくある質問
Q. 皮の農薬は大丈夫ですか?
国内で流通する果物は農薬の使用基準が定められています。気になる場合は流水で30秒ほどよく洗うか、皮をむいて食べれば安心です。
Q. 白い液が手に付いてかゆいです
いちじくの樹液は肌に合わない人がいます。すぐに石けんで洗い流してください。かゆみや赤みが続く場合は医療機関に相談しましょう。収穫やヘタ取りのときは液に直接触れないようにすると防げます。
Q. 子どもに皮ごと食べさせてもいいですか?
よく洗った完熟の実なら皮ごとでも構いませんが、皮の口当たりを嫌がる子も多いので、最初はむいて出すのが無難です。初めて食べるときは少量から様子を見てください。
Q. 1日に何個まで食べていいですか?
決まった上限はありませんが、水分と食物繊維が多い果物なので、一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることがあります。大人で1日2〜3個程度を目安に、ほどほどに楽しむのがよいでしょう。
Q. おしりが割れているのは傷んでいるのですか?
少し割れ始めているのは完熟のサインで、むしろ食べ頃です。ただし大きく裂けて果汁が出ているものは傷みが早いので、その日のうちに食べるか加熱調理に使ってください。
Q. 甘くないいちじくに当たりました
追熟しないため、置いても甘くはなりません。ジャムやコンポートにして砂糖を補うと、おいしく食べきれます。次に買うときは、色が濃くおしりが割れかけたものを選んでください。
Q. ドライいちじくと栄養は違いますか?
乾燥させると水分が抜けるぶん、同じ重さあたりの糖分や食物繊維は生より多くなります。少量で満足感がある一方、食べすぎやすいので、おやつにするなら1日2〜3粒程度が目安です。
Q. 夏と秋のいちじくはどちらがおいしいですか?
夏果は大きくてみずみずしく、秋果は小ぶりで甘みが濃い傾向があります。どちらが上というより味の違いなので、食べ比べてみると好みが見つかります。
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まとめ
いちじくはよく洗えば皮ごと食べられ、完熟ならヘタを折って手でむける果物です。追熟しないので買ったら2〜3日で食べきり、残りは冷凍やジャムに。白い液は未熟のサインなので、色づきが良くおしりの割れかけた実を選ぶのがいちばんのコツです。


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