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やっと寝たと思ったら、口からぽろっとおしゃぶりが落ちて、その瞬間に目を覚まして泣く。拾って入れて、また落ちて、また泣いて。夜に何回これを繰り返しているんだろう、と天井を見ながら思う夜、ありますよね。「外れないようにできないかな」と検索したくなる気持ち、痛いほど分かります。
一方で、同じ「おしゃぶりが取れない」でも、まったく逆の悩みがあります。そろそろ卒業させたいのに、取り上げると大泣きして、どうにもやめられない。こちらも「取れない」なんですよね。この記事では、2つの「取れない」を分けて、それぞれ「やってはいけないこと」と「できること」をお話しします。先に結論をひとつだけ。外れるのは「固定」では解決しないし、やめられないのは「取り上げ」では解決しません。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:口から外れて泣く人|外れにくくしたい人|ホルダーを使いたい人|やめられない人|歯並びが心配な人
まず、あなたの「取れない」はどっち?
- ①口から外れて泣く:寝入りばなに外れる、寝返りで落ちる、吸う力が弱くて保持できない。→「外れないように固定したい」と思う
- ②やめられない:1歳を過ぎても手放せない、ないと寝ない、取り上げると泣く。→「卒業させたいのに取れない」と思う
①は赤ちゃんの安全の話、②は成長と気持ちの話で、対処がまったく違います。①の方は次の見出しから、②の方は少し下の「やめられない時」の見出しから読んでください。
①口から外れて泣く——「固定する」のは絶対にしないでください
ここは少し強い言い方になります。おしゃぶりが外れないようにするために、テープで留める・ひもで結ぶ・帽子やスタイに縫い付ける・ベッドの柵に結ぶ、どれもしないでください。理由は3つあります。
- 吐き戻した時に口をふさぐ:赤ちゃんはよく吐き戻します。おしゃぶりが固定されていると、吐いたものが口から出られずに気道に入るおそれがあります
- 自分で外せない:赤ちゃんは、苦しい時や鼻が詰まった時に、おしゃぶりを口の動きや手で自然に外します。これは体の防御なんです。固定は、その防御を奪うことになります
- ひもが首に絡まる:ひも・リボン・長いストラップは、寝返りや体の動きで首に絡まり、窒息につながる事故が実際に起きています
「外れて泣く」のはつらいのですが、外れること自体は、赤ちゃんが自分で調節している正常な動きでもあります。寝入ってしばらくして外れるなら、もう吸わなくても眠れているということ。そこで泣くなら、外れたから泣いたのではなく、眠りが浅いタイミングでたまたま目が覚めた、ということも多いんです。
外れにくくするためにできること——安全な範囲で
固定はしない。そのうえで、外れにくくするためにできることはいくつかあります。
- サイズを月齢に合わせる:大きすぎると口に収まらず、すぐ落ちます。パッケージの「0か月〜」「3か月〜」「6か月〜」の表示を確かめて、今の月齢のものを。小さすぎるのも奥まで入るおそれがあるので、上にも下にもずらさないでください
- 形を変えてみる:乳首の形には、丸型・扁平型・先が曲がった型などがあります。どれが保持しやすいかは赤ちゃんによって違うので、1つ合わなかったら別の形を1つ。最初から何個も買わず、1つずつ試すと無駄がありません
- シールドの形と重さ:口に当たる土台が大きすぎたり重かったりすると、その重みで落ちやすくなります。小さめで軽いもの、通気穴があるものを
- 寝入ったら、そっと外す:「外れないようにする」の逆のようですが、いちばん確実です。寝入ってしばらくして呼吸が深くなったら、大人の手で外す。落ちて目覚める前に外すので、泣きにつながりにくくなります
- ひび・裂け・噛み跡があれば新しいものに:傷んだ乳首は形が崩れて保持しにくくなるだけでなく、ちぎれて喉に詰まるおそれがあります。使う前に引っ張って確かめる習慣を
それでも外れて泣くなら、「おしゃぶりで寝る」以外の寝かしつけを少しずつ混ぜていくのも手です。トントン・おくるみ・抱っこなど、口に入れない方法はおしゃぶりの代用は何ならいいかに書きました。
ホルダー(クリップ)の正しい使い方——落下防止の道具であって、固定の道具ではありません
「外れないようにする」で検索すると、おしゃぶりホルダーが出てきますよね。でもホルダーは、日中に落として汚れるのを防ぐ道具であって、口に固定する道具ではありません。ここを取り違えると危険なので、使い方をはっきりさせておきます。
- おしゃぶり用として売られている、短い専用品だけを使う。手作りのひもや、長いストラップは使わない
- 服の胸元に留める。首に回さない、ベッドや抱っこひもに結ばない
- 寝る時は、ホルダーごと外す。昼寝も同じです。ベビーカーやチャイルドシートで寝てしまったら、気づいた時点で外す
- クリップの部分にひび・欠けがないか、ひもがほつれていないかを時々確かめる
- 使わない時は赤ちゃんの手の届かない所へ。ひも状のものは、それだけで首に絡まる物になります
②やめられない——無理に取り上げず、日中から少しずつ
「もう〇歳なのに」「歯並びが心配」と焦る気持ち、よく分かります。でも、いきなり取り上げて泣かせ続けるやり方は、親も子もつらいわりに、戻ってしまうことが多いんです。少しずつ減らす形のほうが、結果的に早いことがよくあります。
- まず日中から減らす:起きている時間に「なんとなくくわえている」場面をなくすところから。遊びに夢中な時に、そっと外して見えない所に置く。気づいて欲しがったら渡していい。「なくても平気な時間」を増やすのが目的です
- 出番を決める:「寝る時だけ」「車の中だけ」と、家庭でルールを決めて、家族で揃える。おばあちゃんの家でだけ渡される、があると戻りやすいので、そこも一緒に
- 夜は最後に:日中で使わなくなってから、夜を減らします。寝入ったら外す(先ほどの方法)を続けていると、「寝入りだけ使う」に自然に縮んでいきます
- 「バイバイ」の儀式を作る:言葉が分かる年齢なら、「おしゃぶりさん、赤ちゃんにあげようね」と一緒に袋に入れる、カレンダーに日を決めて丸をつける、など。子ども自身が「自分で決めた」形にすると、泣いても納得しやすいです
- 戻してもいい:体調を崩した日、引っ越しや下の子の誕生など環境が変わった時は、戻って当たり前。「失敗した」と思わずに、落ち着いてからもう一度始めれば大丈夫です
代わりの安心として、お気に入りのタオルやぬいぐるみを持たせる方法もよく紹介されますが、寝床に入れるのは、寝返りをして自分で顔から物をどけられる月齢になってから。小さいうちは、寝床には何も置かないでください。
歯並びが心配な時は、小児歯科へ——ここでは断定しません
長く・長時間の使用は歯並びへの影響が指摘されることがあります。ただ、「何歳までにやめないとこうなる」と一律に言えるものではなく、使い方や成長で変わります。この記事では時期を断定しません。気になる時は小児歯科へ。「今のうちの子の口を見て、どう思いますか」と聞くのがいちばん確かです。寝ている間の使用や、やめる時期の目安についても、小児科やメーカーの案内を見てから決めてくださいね。
| 困りごと | やること | やらないこと |
|---|---|---|
| 寝るとすぐ外れて泣く | サイズ・形を合わせる/寝入ったらそっと外す | テープ・ひもで固定/ベッドに結ぶ |
| 日中に落として汚れる | 短い専用ホルダーを服の胸元に/予備を持ち歩く | 首に掛ける/寝る時に付けたまま |
| やめられない | 日中から減らす/出番を決める/儀式を作る | いきなり取り上げる/家族でルールが違う |
| 歯並びが心配 | 小児歯科で今の口を見てもらう | 「〇歳までに」を自分で決めつける |
ゆきこ( ゚Д゚)『外れるたびに入れ直していたら親のほうが先に寝落ちして、朝になったら本人はおしゃぶりなしで爆睡していた、という話はよく聞きます。あ、なくても寝られるんだ、って。「寝入ったら外す」に切り替えたら夜中の入れ直しがなくなった、という声も多いです。頑張って入れているのは、親の安心のためなのかもしれません』
「すぐ外れる」がサイズや形の不一致から来ている時は、月齢に合った通気穴つきのおしゃぶりに替えるだけで落ち着くことがあります。固定する道具を足すのではなく、口に合うものを選び直す、が順番です。
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おしゃぶりを嫌がる・なくした時に、ガーゼや哺乳瓶の乳首で代用してはいけない理由と、口に入れない落ち着かせ方はおしゃぶりの代用は何ならいいかに。これから買う方、やめさせるのが大変だったという口コミの声を知りたい方はおしゃぶりで後悔した理由と選び方もあわせてどうぞ。通気穴のあるシールドや消毒の方法など、選び方の基本をまとめています。
まとめ:外れるのは固定で解決しない、やめられないのは取り上げで解決しない
- 「取れない」は①外れて泣くと②やめられないの2つ。対処が違う
- ①はテープ・ひもで固定しない。吐き戻し・首への絡まりで窒息の危険
- できるのはサイズと形を合わせる・寝入ったら外す・傷んだら交換まで
- ホルダーは短い専用品を胸元に。寝る時は外す・首に掛けない
- ②は日中から少しずつ・出番を決める・戻ってもいい。歯並びは小児歯科へ
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