弁当箱の臭い取り——洗っても匂うのはパッキンの溝と蓋の裏。重曹水と酸素系漂白剤のつけ置き手順、カレーの匂いが染みた時、やってはいけない3つ、匂いを戻さない毎日の習慣と買い替えの目安

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朝、弁当箱を開けたら、昨日ちゃんと洗ったはずなのに、ふわっと嫌な匂い。おかずを詰める前からこれだと、気持ちが沈みますよね。「洗ったのに」「食洗機にも入れたのに」という声はとても多くて、弁当箱の匂いは洗い方が雑だから残るわけではないんです。

先に結論をひとつ。匂いの正体はたいてい「本体」ではなく、パッキンの溝と蓋の裏に残った油と、乾ききらないうちに閉めた湿気です。だから本体をごしごし洗っても変わらないし、逆に出どころさえ分かれば、家にある重曹と酸素系漂白剤でほとんど落とせます。出どころの見つけ方、今日できるつけ置きの手順、カレーの匂いが染みた時、やってはいけないこと、戻さない習慣まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ洗っても匂いが残る出どころはパッキンと蓋の裏→第1章今日すぐ取りたい重曹水→酸素系の順で落とす→第2章カレーの匂いが染みた油を落として天日で乾かす→第3章漂白剤を使うのが不安混ぜない・表示どおり・すすぐ→第4章もう戻したくないすぐ洗う・パッキンは外す→第5章

ケース別に読む:出どころを知りたい人今日すぐ取りたい人カレーの匂いが染みた人やってはいけないことを知りたい人もう戻したくない人

洗っても匂うのはなぜ?出どころは4か所

弁当箱は、見た目より「隙間」の多い道具です。匂いは平らな面ではなく、洗いにくい隙間にたまります。まず、どこから匂っているのかを、パーツごとに鼻を近づけて確かめてみてください。場所が分かると、やることが半分に減るんです。

場所 何が残っているか 見分け方
パッキンの溝 油と水分。外さずに洗うと溝の奥が洗えていない パッキンを外して、溝と裏側の匂いをかぐ
蓋の裏・ロックの周り 蒸気で上がった油が凹凸に入り込んで固まる 蓋だけを別にかぐと本体より強い
本体のプラスチック 油に溶けた香辛料や色素が表面に染みている 洗ったあとも表面がうっすらぬるつく・色が残る
乾き不足 閉じたまま置いた湿気で雑菌が増えている 匂いが「油」ではなく「生乾き」に近い

4つのうち、いちばん多いのはパッキンの溝です。「パッキンは外して洗うもの」と分かっていても、毎日となると面倒で、つけたまま流している家庭が多いんですよね。溝の奥に残った油は、翌日の蒸気で温まって、また匂いを出します。溝の黒ずみや落ちない汚れまで進んでいる時は、弁当箱のパッキンのカビと落ちない汚れのほうが詳しいので、あわせて見てみてください。

今日できる落とし方——中性洗剤→重曹水→酸素系漂白剤の順

順番が大事です。いきなり漂白剤に入れても、油の膜が残っていると効きが弱いんです。まず油を落として、次に匂いを吸わせて、それでも残る時だけ漂白剤。この三段で考えてください。

「油を落とす→重曹→酸素系」の順1中性洗剤で洗う40℃くらいのぬるま湯パッキンを外して溝は歯ブラシで→ 油の膜を落とす2重曹水につけ置き湯1リットルに大さじ130分〜1時間すすいで乾かす→ 匂いを吸わせる3酸素系漂白剤表示の量と時間で40℃前後の湯に溶かすすすぎは念入りに→ 残った時だけ
  1. 中性洗剤とぬるま湯で、パッキンを外して洗う。40℃くらいのぬるま湯に食器用の中性洗剤を溶かし、パッキン・蓋・本体をばらして洗います。溝は古い歯ブラシでなぞると油が浮きます。熱湯ではなくぬるま湯なのは、変形を避けるためです
  2. 重曹水に30分〜1時間つけ置き。ぬるま湯1リットルに重曹大さじ1ほどを溶かし、パーツごと沈めます。重曹は油の匂いや酸っぱい匂いを吸い取ってくれるので、多くの匂いはここで軽くなります。そのあとよくすすいで、風通しのよい所で完全に乾かします
  3. それでも残るなら酸素系漂白剤。粉末の酸素系漂白剤を、製品の表示どおりの量と時間で40℃前後のぬるま湯に溶かし、つけ置きします。表示より濃くしても長くしても効果は上がらず、パッキンや本体が傷むだけ。終わったらすすぎは念入りに。口に入るものなので、ぬめりが残らないまで流してください

酸素系漂白剤を使う時は換気をして、肌が弱い方はゴム手袋を。使ったあとの液はすぐ流し、容器は子どもの手の届かない所に置いてくださいね。溝に黒い点が出ているなら、匂いより先にカビの対処になるので、弁当箱のパッキンのカビの取り方のほうが合っています。

カレー・キムチの匂いが「染みた」時

カレーや麻婆、キムチのように、色ごと匂いが残るおかずの場合は、少し事情が違います。あれは表面に匂いが乗っているのではなく、油に溶けた香辛料や色素が、プラスチックの表面にわずかに入り込んでいる状態です。だから水で流しても取れないし、重曹だけでは物足りないことがあります。

  • まず油を落としきる。中性洗剤で二度洗いして、表面のぬるつきをなくします。油が残っている限り、匂いは油と一緒に居座ります
  • 酸素系漂白剤のつけ置き。第2章と同じく、表示どおりの濃さと時間で。色移りも一緒に薄くなることが多いです
  • 天日でしっかり乾かす。プラスチックに残った匂いは、日に当てて乾かすと抜けやすくなります。半日ほど日の当たる所に置いて、匂いが軽くなっているか確かめてみてください。ただし長時間の直射日光は本体を傷めるので、毎日ではなく気になる時だけに
  • 米のとぎ汁・お茶がら・塩でこするという昔ながらの方法もあります。やってみて軽くなる人もいれば、変わらないという声もあるので、「試す価値はある」くらいで受け止めてください

それでも残る時は、その弁当箱にはもう匂いの強いおかずを入れないという割り切りも一つの手です。カレーの日は使い捨ての容器にする、耐熱ガラスやステンレスの容器を1つ持っておく、という家庭は多いですよ。

やってはいけない3つ——塩素系の長時間・熱湯・研磨

早く取りたい気持ちで強い手に出ると、匂いは取れても弁当箱が使えなくなることがあります。やっていいことと、やらないほうがいいことを先に分けておきましょう。

匂い取りのOKとNGOKぬるま湯で、パッキンを外して洗う重曹水のつけ置き酸素系漂白剤は表示どおりすすぎを十分に乾いてから蓋をするNG塩素系に長時間つける塩素系と酸性を混ぜる(ガス)熱湯をかける・煮る(変形)たわし・研磨剤でこする濡れたまま閉める
  • 塩素系漂白剤に長時間つける。強い匂いには塩素系のほうが早く効きそうに思えますが、弁当箱のプラスチックやパッキンは、長時間の塩素で硬くなったり白く変色したりします。使うなら表示の時間内で短く、すすぎは何度も。そして塩素系と酸性のもの(クエン酸・お酢・酸性の洗剤)を絶対に混ぜないでください。有害なガスが出ます。同じ日に両方使う時は、片方を完全に洗い流してからにして、換気も忘れずに
  • 熱湯をかける・煮る。「熱湯消毒で匂いも取れる」と思いがちですが、耐熱温度を超えるとパッキンが伸びて閉まらなくなったり、本体がゆがんで蓋が合わなくなったりします。ぬるま湯までが目安で、耐熱温度は本体の表示で確かめてください。煮沸できるのは、そう書かれている製品だけです
  • 研磨剤やたわしでこする。細かい傷がつくと、そこに油と匂いが入り込んで、前より取れにくくなります。溝は柔らかいブラシで。メラミンスポンジも表面を削るので、常用はおすすめしません

もう一つ、洗剤や漂白剤を使ったら、すすぎを必ず十分に。匂いを取ろうとして、今度は洗剤の匂いや残りを食べ物に移してしまっては本末転倒ですよね。ゆがんで蓋が閉まらなくなった、逆に開かなくなった、という時は弁当箱のフタが開かない時の外し方も参考にしてみてください。

匂いを戻さない毎日の習慣と、買い替えの目安

一度落としても、また同じことをすれば同じように戻ります。習慣にできると楽なのは、次の4つです。

  • 帰ったらすぐ、せめて水につける。夜まで乾いたまま放っておくと油が固まります。すぐ洗えないなら、水を張っておくだけで違います
  • パッキンは毎回外す。慣れると10秒です。外したら溝を指でなぞって、ぬめりがなければ大丈夫
  • 乾かしてから閉める。乾ききる前に蓋をするのが、生乾きの匂いの元です。蓋と本体は別々に立てかけて、朝までそのまま
  • 週に1回、重曹水につけ置き。匂いが出る前に軽くリセットしておくと、酸素系漂白剤の出番がほとんどなくなります

買い替えの目安は、パッキンが伸びて閉まりが悪い・本体に取れない色と匂いが残っている・蓋に細かいひびが入っているのどれかです。パッキンだけ交換できる製品も多いので、本体が無事ならパッキンから。パーツの買い方は、上で紹介したカビと汚れの記事に書いています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、弁当箱の匂いは「洗い方が悪い」より「パッキンを外すのが面倒」の積み重ねだと思っています。責めるより仕組みを変えるほうが早いですよね』

💡 この困りごとへの提案

つけ置きに使う酸素系漂白剤は、粉末タイプを1袋置いておくと、弁当箱だけでなく水筒やふきん、子どもの体操服にも使い回せます。塩素系と違って色柄物にも使えるので、キッチンに1つあると出番が多い道具なんです。


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溝に黒い点が出てきたら、匂いより先にカビの対処です。弁当箱のパッキンのカビの取り方に、酸素系漂白剤の時間と交換の目安をまとめています。同じ「洗っても匂う」で悩みやすい水筒は水筒の飲み口が臭い時、何で洗えば取れる?を、蓋がくっついて開かなくなった時は弁当箱のフタが開かない時の外し方をどうぞ。

まとめ:出どころはパッキンと蓋の裏。油を落として重曹、残れば酸素系

  1. 匂いの出どころは4か所。パッキンの溝・蓋の裏・染みた油・乾き不足
  2. 中性洗剤→重曹水→酸素系漂白剤の順。漂白剤は表示の量と時間で
  3. カレーの匂いは油ごと落として天日で乾かす。残るなら容器を分ける
  4. 塩素系と酸性を混ぜない。熱湯・研磨もNG。すすぎは十分に
  5. すぐ洗う・パッキンは外す・乾いてから閉める。伸びたパッキンは交換

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

弁当箱の臭い取りの早見表:出どころはパッキンの溝・蓋の裏・染みた油・乾き不足の4か所。落とし方は、ぬるま湯と中性洗剤でパッキンを外して洗い溝は歯ブラシで、次にぬるま湯1リットルに重曹大さじ1で30分から1時間つけ置き、残る時だけ酸素系漂白剤を表示どおりの量と時間でつけ置きしすすぎは念入りに。カレーの匂いは油を落としきって酸素系と天日干し。やってはいけないのは塩素系の長時間・塩素系と酸性を混ぜる・熱湯や煮沸・研磨。予防は帰ったらすぐ水につける、パッキンは毎回外す、乾いてから閉める、週1回の重曹水。パッキンが伸びた・色と匂いが取れない・ひびは交換の目安

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