ミルクウォーマーの代用——冷蔵した母乳やミルクを温める前に守ること(電子レンジで温めない・人肌まで・手首で確認)、湯せんの手順3コマ、ボウルやマグや保温ボトルで代用する早見表、外出先で温める工夫、温め直しと飲み残しをしない理由、買うなら見るところ

子供・育児・子育て

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「ミルクウォーマーは買っていないけれど、冷蔵しておいた母乳や作り置きのミルクを温めたい」。夜中の授乳や、搾乳した母乳を家族に預ける時に、ふと困る場面ですよね。電子レンジで少しだけなら、と手が伸びそうになる人も多いと思います。

先に結論をひとつ。ミルクウォーマーの代わりは、家にある物で「湯せん」をすれば十分こなせます。ただし、電子レンジは使わない。この一点だけは、代用を考える前に決めておいてください。温めムラで一部だけが熱くなり、赤ちゃんの口をやけどさせる心配があるからです。湯せんの手順、家にある物での代用の早見表、外出先での工夫、温め直しと飲み残しをしない理由、買うなら何を見るかまで、順番に見ていきましょう。

なお、ミルクの作り方や保存できる時間は、粉ミルクの缶の表示と、小児科や公的機関の案内が最優先です。この記事は、その範囲の中で「道具をどう代用するか」をまとめたものだと思って読んでみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ電子レンジで温めていい?使わない。ムラとやけどの元→第1章湯せんのやり方を知りたい40度くらいのお湯で回す。手首で確認→第2章家にある物で何を使う?ボウル・マグ・保温ボトルの早見表→第3章外出先で温めたいお湯を分けてもらう。作ってすぐ飲む→第4章温め直し・残りはどうする?しない・捨てる。理由を知っておく→第5章

ケース別に読む:先に守ることを知りたい人湯せんの手順を知りたい人家にある物で代用したい人外出先で温めたい人温め直しと飲み残しが気になる人買うか迷っている人

先に守る3つ——電子レンジで温めない・人肌まで・手首の内側で確認

代用を考える前に、温め方の土台になることを押さえておきましょう。道具が何であっても、ここは変わりません。

  • 電子レンジで温めない。液体の一部だけが先に熱くなり、哺乳瓶の外側がぬるくても中に熱い部分が残ることがあります。振って混ぜれば、と思いがちですが、ムラは残ります。母乳は熱で成分が変わると言われることもあり、どちらにしてもすすめられていません
  • 人肌くらいまで。目安は体温に近い温度です。熱いお湯に長く浸けて、上げすぎないこと
  • 温めたら手首の内側で確認。哺乳瓶の外側を触るのではなく、中身を手首の内側に数滴垂らして、熱くないか確かめます
  • 温め直さない・残りは保存しない。一度温めた分は、飲まなかったら捨てます。理由は第5章で

そして、これらの土台になるのが、粉ミルクの缶や母乳の保存袋に書かれた表示と、小児科や保健センターなど公的な案内です。この記事の目安と違う案内を受けている時は、その案内を優先してください。月齢や体調で判断は変わります。

湯せんの手順3コマ——40度くらいのお湯・振らず回す・手首で確認

用意するのは、哺乳瓶が半分以上浸かる深さの容器と、40度くらいのお湯だけです。給湯器で温度を作れる家なら、そのお湯をそのまま使えます。沸かしたお湯を使う時は、水を足してぬるめてから。熱いお湯に直接浸けると、外側だけ熱くなって中は冷たいままになりやすく、哺乳瓶の変形や、取り出す時のやけどにもつながります。

お湯を作る→浸けて回す→手首で確認1お湯を作る40度くらいのぬるま湯熱湯は水で薄める深めの容器に張る→ 火にかけたままにしない2浸けて回す瓶を立てて浸ける振らずゆっくり回す冷蔵なら数分が目安→ 外側の温度で判断しない3手首で確認手首の内側に数滴温かくて熱くない熱ければ少し冷ます→ 温め直しはしない
  1. 容器にお湯を張る。40度くらい、手を入れて「温かい」と感じる程度です。熱湯は使いません。火にかけた鍋に浸けるのもやめてください。温度の上がり方が読めません
  2. 哺乳瓶を立てて浸け、時々回す。振らずに、瓶をゆっくり回して中身を混ぜます。冷蔵した物なら数分が目安。母乳は泡立てない方が成分を保ちやすいと言われます
  3. 手首の内側に数滴垂らして確認。温かく感じて、熱くなければ完成です。熱いと感じたら、少し冷ましてから。ここで「ちょっと熱いけど冷めるだろう」と渡さないのが大事なんです

湯せんの間、お湯の容器は子どもの手の届かない所に。上の子がいる家では、テーブルの端に置かないのも大切ですよね。冷凍した母乳は、いきなり熱いお湯に入れず、冷蔵庫か流水で解凍してから湯せんに移します。解凍の考え方も、保存袋の表示と公的な案内を優先してください。

家にある物で代用する早見表——ボウル・マグ・保温ボトル・ポットのお湯

湯せんの容器は、哺乳瓶が立って、倒れない深さがあれば何でも構いません。家にある物を並べてみます。

代用 向く場面 気をつけること
深めのボウル・洗面器 家での普段使い 瓶が倒れない深さとお湯の量。金属のボウルは外側が熱くなる
大きめのマグカップ 少量を温める 瓶が入る口径か。倒れやすいのでシンクの中で
広口の保温ボトル 夜間・外出 お湯を運ぶ道具として。ボトルの中に瓶を直接入れない(取り出せない・熱い)
電気ケトル・ポットのお湯 お湯を作る 沸かしたお湯は水で40度くらいに。ケトルの中に瓶を入れない
調乳ポットの保温湯 調乳ポットがある家 70度前後のお湯は熱すぎる。水で薄めるか冷ましてから
火にかけた鍋 すすめない 火を止めた後のお湯としては可。かけたまま温めると熱くなりすぎる

ポイントは、お湯の温度を先に作ってから、瓶を浸けることです。浸けたまま火にかける、熱湯に浸けて様子を見る、という順番だと、いつ人肌を超えるか分かりません。順番さえ守れば、道具は本当に何でもいいんです。

外出先で温めたい時——お湯を分けてもらう・保温ボトル・作ってすぐ飲む型

外出先で困るのは、ぬるま湯がないことより「熱いお湯しかない」ことが多いです。授乳室の給湯器は調乳用に熱いお湯が出るので、そのまま瓶を浸けると熱すぎます。

  • 授乳室のお湯。紙コップなどに取って、水を足してぬるめてから瓶を浸けます。熱いお湯に直接は入れない
  • 飲食店や施設でお湯を分けてもらう。「哺乳瓶を温めたいので、お湯を少しいただけますか」と頼むと、応じてもらえることが多いです。ここでもぬるめてから
  • 保温ボトルに40度くらいのお湯を入れて持ち歩く。カップに注いで湯せんに使います
  • 作ってすぐ飲む型に切り替える。粉と70度以上のお湯を分けて持ち、その場で作って冷ます形なら、温める手間がそもそも要りません。液体ミルクには温めずに飲める製品もあるので、表示を見て選んでください
  • 持ち歩く母乳は保冷剤と一緒に。温めるのは飲ませる直前に一度だけ

外出先で哺乳瓶そのものを忘れた時の探し方や、カップで飲ませる時の注意は外出先で哺乳瓶を忘れた時どうする?にまとめています。温める道具より先に、瓶がないという事態の方が慌てますよね。

温め直し・飲み残し・長時間の保温をしない理由

ウォーマーの代用で見落とされがちなのが、ここです。専用品には保温機能がありますが、代用でも専用品でも「温めたまま置いておく」のはすすめられていません。

温め方のOKとNGOK40度くらいのお湯で湯せん瓶を立てて時々回す手首の内側で温度を確認飲ませる直前に一度だけ温める表示と小児科の案内を優先NG電子レンジで温める熱湯や火にかけた鍋に浸ける飲み残しをもう一度温める温めたまま長時間置く解凍した母乳をまた凍らせる
  • 飲み残しは捨てる。口をつけたミルクには唾液が入り、雑菌が増えやすくなります。次の回に回さないでください
  • 温め直しをしない。一度温めた物をもう一度温めると、雑菌が増えやすい温度帯を2回通ります。飲ませる直前に一度だけ、が基本です
  • 温めたまま長時間置かない。人肌は雑菌にも居心地のいい温度です。「温めておいて起きたらすぐ」は、いちばん避けたい形なんです
  • 解凍した母乳を再冷凍しない。冷蔵庫や流水で解凍した分は、その日のうちに使い切る前提で
  • 時間の目安は表示と案内で。作ったミルクを室温に置ける時間や、冷蔵した母乳を使い切る時間には一般的な目安がありますが、粉ミルクの缶・保存袋の表示と、小児科や公的機関の案内の数字を優先してください

飲ませた後にいつもと違う吐き方をする、ぐったりしているなど気になる様子があれば、この記事で判断せず小児科に相談してください。

買うなら見るところ——ウォーマーより先に「調乳ポット」という考え方も

「湯せんで回るなら、やっぱり買わなくていいかも」と思った人は、ミルクウォーマーはいらない?で、要る家と要らない家の分かれ目を確かめてみてください。夜間に何度も温める、搾乳した母乳を毎日温める、という家は専用品が楽なこともあります。

  • 温度の上限が決まっているか。人肌で止まる設計かどうか
  • 哺乳瓶のサイズが入るか。太い瓶・背の高い瓶は入らないことがある
  • 洗いやすいか。水を張る道具なので、内側の水あかやぬめりの手入れが要ります

もうひとつ、「温める道具」ではなく「作りたてをすぐ用意する道具」に寄せる考え方もあります。70度以上のお湯を保温しておく調乳ポットなら、作り置きして温め直す動線そのものが減ります。後悔した声と助かった声は調乳ポットは後悔する?に整理しています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、道具の代用より「電子レンジは使わない」と家族全員で決めておく方が効くと思っています。夜中の眠い頭で、いちばん近くにあるのが電子レンジなんですよね』

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湯せんの手間が毎晩続くようなら、作り置きをやめて調乳ポットで作りたてを用意する方が、温める心配ごとがまとめて減ります。夜間の授乳が多い家ほど、向いている道具です。


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そもそも買うかどうかで迷っている人はミルクウォーマーはいらない?を先にどうぞ。作り置きより作りたてに寄せたい人は調乳ポットは後悔する?、外出先で哺乳瓶がない時は外出先で哺乳瓶を忘れた時どうする?、搾乳の道具がなくて母乳を用意したい時は搾乳機の代用にまとめています。

まとめ:電子レンジは使わない。40度くらいの湯せんで手首確認。温め直しと飲み残しの保存はしない

  1. 電子レンジで温めない。ムラで一部だけ熱くなり、口のやけどの元
  2. 湯せんは40度くらいのお湯で。振らずに回して、手首の内側で確認
  3. 代用はボウル・マグ・保温ボトル。お湯の温度を先に作ってから浸ける
  4. 外出先はお湯を分けてもらうか、作ってすぐ飲む型に。熱いお湯はぬるめてから
  5. 温め直し・飲み残しの保存・長時間保温はしない。時間は表示と小児科の案内が最優先

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ミルクウォーマーの代用の早見表:先に守るのは電子レンジで温めない・人肌まで・手首の内側で確認・温め直さないの4つ。湯せんの手順は、40度くらいのぬるま湯を深めの容器に張る(熱湯は水で薄める・火にかけたままにしない)、哺乳瓶を立てて浸け振らずにゆっくり回す、手首の内側に数滴垂らして温かく熱くなければ完成。代用はボウルや洗面器・大きめのマグ・広口の保温ボトルのお湯・ケトルのお湯を薄めて、お湯の温度を先に作ってから瓶を浸ける。外出先は授乳室や店のお湯をぬるめてから使う、保温ボトルで持ち歩く、粉とお湯を分けて作ってすぐ飲む型にする。飲み残しは捨てる・温め直さない・温めたまま長時間置かない・解凍した母乳は再冷凍しない。保存時間の目安は粉ミルクの表示と小児科や公的機関の案内が最優先

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