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編み始めたら、模様の区切りに付ける印がない。編み終わって糸端を始末しようとしたら、とじ針が見当たらない。手芸の途中でそんな場面に出会うと、お店に行くまで手が止まってしまいますよね。お気に入りの毛糸を前にして、「今日はもう編めないのかな」と肩を落とす人も多いと思います。
先に結論をひとつ。マーカーは「目に通して、あとから外せる物」なら代わりになります。とじ針は「先が丸くて、毛糸が通る大きな穴がある物」が条件です。逆に、先の尖った物を編み地に残したまま置いておくのは避けたいところです。どんな物が向いているのか、どう使えばいいのか、針の片づけまで順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:マーカーの代わりを探す人|とじ針の代わりを探す人|マーカーの使い方を知りたい人|針の片づけと子ども・ペット
マーカーの代わりになる物——目に通して外せるかどうかで選ぶ
段数マーカーの役目は、「ここが模様の区切り」「ここまで編んだ」という目印になることです。つまり、編み目にくぐらせたり引っかけたりできて、編み進めたあとで外せる物なら、形が違っても代わりになります。家にある物を並べると、こんな感じです。
| 代わりの物 | 向く使い方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 別の色の糸(短く切って輪にする) | 輪針の段の始まり、模様の区切り | 編み糸と似た色は見失う。ほどけないよう結び目はゆるく |
| ヘアゴム(細い物) | 棒針の針先に通す、段の区切り | 太い物は編み目を広げる。ゴムが傷んだ物は切れやすい |
| 小さなクリップ・洗濯ばさみ | 段の端に挟んで「ここまで」の印に | 編み地を挟む力が強い物は避ける。跡が残ることがある |
| 安全ピン | どうしても他に無い時の印 | 先が編み地や指に刺さる。必ず先を閉じ、編んでいる間は付けっぱなしにしない |
いちばん手軽で失敗が少ないのは、別の色の糸で作る輪です。編み地の糸と違う色を短く切って、結び目をゆるくして輪にするだけ。針に通して編み進めれば、段の区切りでふわっと目印になります。安全ピンは「あれば何でも」と思いがちですが、先が尖っているぶん、編み地を傷つけたり、指を刺したりしやすい道具です。ほかに選べる物があれば、そちらを先にどうぞ。
どの代わりを選ぶ時も、迷ったら「その印を外した時に、編み地に穴や跡が残らないか」を考えてみてください。毛糸は細かい繊維でできているので、きつく挟む物や、目を無理に広げる物は、編み地の表情を変えてしまうことがあります。印は軽く、ゆるく、が基本です。
とじ針の代わりになる物——先が丸くて穴が大きいことが条件
とじ針は、編み終わりの糸端を編み地の中に隠したり、パーツ同士をとじ合わせたりする針です。普通の縫い針と違って、先が丸く、毛糸が通るくらい穴が大きいのが特徴です。代わりを探す時も、この2つの条件を満たすかどうかで見ます。
- かぎ針。糸端を目に引き込む作業なら、かぎ針で代わりになることが多いです。先が丸く、編み目を割りにくいのが利点です
- 毛糸用の太めの針。裁縫箱に、穴の大きな針が入っていることがあります。糸が通らない細い針を無理に使うと、毛糸が割れて毛羽立ちます
- 先の丸い留め具。針の形をしていなくても、毛糸が通せて先が丸い物があれば、糸端の引き込みなら使えることがあります
反対に、つまようじや先の尖った針は、毛糸の代わりにしないでください。編み糸を割って傷めるうえ、先が指に刺さる心配があります。代用を考える時は、「先が刺さらない物」を先に選ぶのが決まりです。穴が小さくて糸が通らない時は、糸通しの道具や、細い針金を折り返した簡単な糸通しがあると助かります。
段数マーカーの使い方——段の区切りと模様の印に
マーカーの代わりを手に入れたら、使い方のコツを押さえておくと、編み間違いがぐっと減ります。大きく分けて2つの使い方があります。
- 輪編みの段の始まり。段の最初の目と最後の目のあいだにマーカーを通し、編んでいる途中でマーカーを見つけたら、次の段に入った合図にします
- 模様の繰り返しの区切り。「何目ごとに同じ模様」という編み図なら、その区切りごとにマーカーを置くと、数え直しの手間がなくなります
- 編んだ段の目印。ひと段ごとに付け替えるのではなく、「ここまで確認した」という印として、数段おきに付けておくと、あとから戻りやすくなります
編み図が読めなくなった時は、編み物の色変えが分からない時に、記号の読み方の順番をまとめています。マーカーが増えてくる大きな作品でも、色の違う印を使うと、どこがどの区切りか分かりやすくなりますよ。
慣れないうちは、マーカーを付けたまま編み進める時に、針先がマーカーに引っかかって手が止まることがあります。そんな時は、マーカーを無理に引っぱらず、針を少し戻して、輪をいったん外してから通し直してください。急ぐと目を落とす原因になります。
針は数えて片づける——子どもとペットの手が届かない所へ
編み物の道具は、小さくて光る物が多いのが特徴です。マーカーやボタン、針は、小さな子どもが口に入れたり、猫や犬がじゃれて飲み込んだりする心配があります。作業を中断する時も、床やソファに置きっぱなしにしないことが大切です。
- 針は出した本数を数えて、同じ本数を戻す。作業前と作業後に数える習慣をつけておくと、ソファの隙間や床で見つからなくなる事態を防げます
- 先の尖った物は、フタのある入れ物へ。針山に刺したままにするのではなく、フタが閉まる箱に戻します
- 小さなマーカーは別の袋に。バラバラにしないよう、道具箱の中でも小袋にまとめておくと、掃除機に吸い込まれる心配も減ります
- 編み地に刺したまま寝ない。クリップや安全ピンを付けたまま置くと、手に取った時に刺さることがあります
針の管理や、裁縫箱の代わりになる入れ物については、裁縫箱の代わりになる入れ物に詳しくまとめています。編みかけの作品や毛糸の置き場所は、毛糸の保管と保存も参考にどうぞ。
万一、小さな物を飲み込んだかもしれない時は、様子を見るより先に、かかりつけの小児科や救急相談窓口に連絡してください。判断は専門家に任せるのがいちばんです。
作品づくりの次の一歩——タグやボタンを付ける時は
マーカーでなんとか編み終わったら、次は仕上げです。完成した作品に名前やブランドのタグを付けたい、ボタンやファスナーを足したい、という場面も出てくると思います。編み地は伸びるので、布と同じ感覚で付けると形が崩れやすいんです。付け方の考え方は編み物にタグやボタンを付ける時にまとめています。
ゆきこ( ゚Д゚)『道具が足りない時は、買い足す前に「今ある物の役目」を考えると意外と代わりが見つかりますよね。ただし、先の尖った物だけは別です。安全を優先で選んでください』
💡 この困りごとへの提案
段数マーカーは、毎回の編み物で使う物なので、専用の物が1セットあると、手が止まらなくなります。引っかけやすく、外しやすい形の物を、数色まとめて持っておくと安心です。
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裁縫箱や針の管理で迷っている人は裁縫箱の代わりになる入れ物を、毛糸の置き場所や長く持たせる方法は毛糸の保管と保存をどうぞ。編み終わったあとのタグやボタンは編み物にタグやボタンを付ける時、色変えや編み図で迷った時は編み物の色変えが分からない時にまとめています。
まとめ:代わりは「外せる」「刺さらない」「通る」で選ぶ。針は数えて片づける
- マーカーは目に通して外せる物が代わり。別の色の糸の輪がいちばん失敗しにくい
- とじ針は先が丸くて穴が大きいことが条件。かぎ針や毛糸用の太めの針を使う
- つまようじや先の尖った針は代わりにしない。糸を割り、指に刺さる
- マーカーは段の始まりと模様の区切りに。大きな作品は色を分ける
- 針は数えて片づける。子どもとペットの手が届かない、フタ付きの入れ物へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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