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鳥かごって、意外と高いですよね。100均のワイヤーネットが並んでいるのを見ていると、「これを組み合わせたら作れそう」と思う人は多いはずです。仕切りが欲しい、旅行や掃除の間だけ別の入れ物が必要、夜の物音が気になる。困りごとは人それぞれでも、考え始めるきっかけはよく似ています。
先に結論をひとつ。小鳥の住まいは「かじる・飲み込む・すき間に頭や足を入れる」前提で考えるのが出発点です。この前提で見ていくと、住まい全体を自作するより、売られている小鳥用の鳥かごに仕切りや覆いを足す方が、危ない所を減らしやすい形になります。何が危なくなりやすいのか、足すなら何をどう足すのか、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:危ない所を先に知りたい人|ワイヤーネットで作りたい人|仕切りを足したい人|一時的に代用したい人|音が気になる人
自作で危なくなりやすい所の早見表——かじる・飲み込む・挟まる
小鳥のくちばしは強く、気になる物はかじって確かめます。足や頭を入れられるすき間があれば、入れてしまうこともあります。自作で見落としやすい所を、先に表で並べておきますね。
| 場所 | 起きやすいこと | 見る所 |
|---|---|---|
| 網目・すき間 | 頭や足が入って挟まる | 鳥の体の大きさに合う目か。売られている小鳥用の鳥かごの目と見比べる |
| ワイヤーの切り口 | とがった先でけがをする。作る人の手も切る | 先を内側に向けない。やすりで整えて、カバーで覆う |
| 結束バンドの端 | 余った端が鋭い。かじって飲み込む | 端を鳥の届かない外側へ。できれば別の留め方に |
| 塗装・金属 | はがれた破片をなめる・かじる | はがれにくい物か、素材の表示を確認。サビた物は使わない |
| 輪ゴム・細いひも・ビニール | 飲み込む。足や首に絡まる | かごの中や、鳥が届く所に使わない |
| 接着剤 | はみ出しを口にする | 製品の表示の範囲で。はみ出しを残さない |
鳥かごの目の大きさは、鳥の種類や体の大きさで合う幅が変わります。ここは数字で決めつけず、対象の鳥の種類が書かれた小鳥用の鳥かごの表示を、見本にしてください。
自作でいちばん難しいのは、実は扉です。開け閉めする部分は構造が複雑で、すき間・ゆるみ・鳥が押して開けてしまう力など、確かめる点が一気に増えます。ここが不安なまま使い始めると、あとから困ることになりがちです。
鳥の様子がいつもと違う時や、何かを飲み込んだかもしれない時は、自分で判断せず、鳥を診られる動物病院に早めに相談してください。
ワイヤーネットで作りたい時——切り口と結束バンドの端
100均のワイヤーネットは軽くて加工しやすく、棚や仕切りの材料として人気があります。ただ、もともと小鳥の住まい用に作られた物ではありません。素材の表示と、塗装がはがれやすくないかを、先に見ておきたいところです。作る時は、次の点を押さえてください。
- 切る道具は大人が扱う。ペンチやのこぎりを使う時は、手袋と保護メガネを。切った部分はとがります
- 切り口は内側に向けない。やすりで整えて、先端にカバーをかぶせる
- 結束バンドは、余りを根元で切ると断面が鋭くなる。端が鳥に届かない外側にくるよう、向きを決めて留める
- 小さな部品(フックや留め具)は外れて落ちないか確かめる。落ちた部品を鳥が飲み込むことがあります
- 作業中は鳥を別の部屋に。切りくずやバンドの切れ端は、床に残さず拾う
ここまで並べてみると、作ること自体よりも、作ったあとに残る小さな危険の方が多いと気づきますよね。ねじの先、はみ出した接着剤、ほんの小さな切れ端。作る人の目には入りにくく、鳥にはすぐ見つかる物ばかりです。
どうしても作りたい時は、いきなり住まい全体を作らず、小さな入れ物から始めてください。そして使い始める前に、家族の目で、鳥と同じ高さからもう一度確かめます。かじられそうな所、挟まりそうな所は、遠慮なくやり直しましょう。
仕切りだけ足す考え方——外せる・洗える・すき間を作らない
仕切りが欲しい理由は、鳥同士の相性、食事の場所を分けたい、落ち着ける場所を作りたいなど、家庭によって違います。理由が何であれ、考え方は共通です。
- 外せる。掃除や洗う時に取り外せる形に。固定が複雑だと、すき間ができます
- 洗える。汚れが付いたまま乾くと落としにくい。表面が平らな物が向きます
- すき間を作らない。仕切りとかごの間、仕切り同士のつなぎ目に、頭や足が入らないか
- 固定は外れにくく、でも外せる形。ひもで縛るなら、鳥の届かない外側に。輪ゴムは使わない
- かじり跡や欠けが出たら取り替える。欠けた破片は飲み込みやすいためです
仕切り越しにつつき合う鳥もいるので、相性が心配な時は、仕切りより別のかごに分ける方が合う場面もあります。迷ったら、鳥の飼い方に詳しい専門店や、鳥を診られる動物病院に相談してください。鳥の種類や数で、答えが変わるからです。
スペースを分けたいだけなら、かごの中に仕切りを作らず、かごを2つ並べる考え方もあります。ケージの代用で似た悩みを扱っている猫のケージの代用も、「囲う」「分ける」の考え方が参考になります。
一時的に代用したい時——移動や掃除の間だけ
旅行や通院、掃除の間など、いつものかごが使えない場面で代わりが必要になることがあります。まず、代わりはあくまで短い時間のものと割り切ってください。長く入れる前提では、止まり木・水・えさ入れの置き場所が足りず、無理が出ます。
| 場面 | 代わりの形 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 掃除の間だけ | 小さめの別のかご、移動用のキャリー | 入れておく時間は短く。目の届く所に置く |
| 通院・移動 | 移動用のキャリー | 倒れにくい置き方。車内の日向や、冷える所に置きっぱなしにしない |
| 箱を使う時 | 空気穴のある丈夫な箱 | 外から勝手に開かない留め具。かじって穴が広がっていないか見る |
| 使わない物 | 洗濯ネット・ビニール袋 | 空気がこもる、爪や足が絡まる。代わりにしない |
代用の入れ物に入れたあと、鳥が落ち着かない様子なら、早めに元のかごへ戻します。長く入れておくより、手早く済ませる段取りを先に考えておく方が、鳥にとっても楽です。
数日あけるなら、代用ではなく、世話の段取りを整える話になります。留守番についてはインコの留守番で考え方を整理しています。かごの汚れ方で様子を見る時は、インコのうんちが水っぽい時も見ておくと参考になります。
音が気になる時の防音——布をかける時は空気と温度に注意
夜や朝の鳴き声、羽ばたき、えさ入れをつつく音など、気になる音の出どころは意外と色々です。かごの音を完全になくすのは難しいので、まずいつ・どんな音がするかを知るのが近道になります。
- 置き場所を見直す。壁や棚に近すぎると響きます。床に直接置かず、かごの下に防振のマットを敷く手もあります
- えさ入れやおもちゃの音。素材を替えると、音が変わることがあります
- 夜だけ布をかける。全面を覆わず、空気の通り道を残します。厚い布は熱がこもることがあります
- 布は垂れ下がらないようにとめる。かごの中の物に触れると、かじったり、ほつれた糸が足に絡んだりします
- 暗くしすぎない・暑くしすぎない。防音のつもりが、環境を悪くしてしまっては本末転倒です
集合住宅で近所への音が気になる場合は、管理会社や管理規約の案内も確認してください。鳥の様子に気になる点が出たら、防音の見直しより先に、鳥を診られる動物病院に相談しましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、鳥は「かじる・なめる・挟まる」を全部やる前提で考えるのが、いちばん迷わないと思います。作る前に、その前提で材料をひとつずつ見直してみてください』
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留守番の考え方はインコの留守番、においが気になる時はインコの匂い、うんちの様子の見方はインコのうんちが水っぽい時にまとめています。かごの掃除をもっと楽にしたい人は鳥かごの掃除を楽にするにはもどうぞ。
まとめ:鳥かごは「かじる・飲み込む・挟まる」前提で。足すなら外せて洗える仕切りだけ
- 小鳥の住まいは、かじる・飲み込む・挟まる前提で考える
- 自作で危ないのは、切り口・結束バンドの端・はがれる塗装。小さな切れ端も残さない
- 住まい全体の自作より、売られている鳥かごに足す方が危ない所を減らしやすい
- 仕切りは、外せる・洗える・すき間を作らない。代用の入れ物は短い時間だけ
- 防音の布は空気の通り道を残す。様子がおかしい時は鳥を診られる動物病院へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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