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小さな白い花をびっしりつけていたアリッサムが、気づけば鉢のまわりに芽を出して増えている。かと思えば、夏になる頃に急に元気をなくして枯れてしまう。「増えるのに枯れる」というちぐはぐな姿に、戸惑う人は多いですよね。
先に結論をひとつ。アリッサムは夏の暑さに弱りやすく、こぼれ種で増えることがあります。花が終わったら、葉のつけ根の少し上で切り戻すと、また咲くと言われています。株の半分くらいを目安に、株の様子を見ながら切るのがコツです。増える話、枯れる話、切り戻しの話を順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:芽が増えた人|夏に枯れてきた人|花が終わった人|咲かない・伸びた人|種類で迷う人|子どもやペットがいる人
こぼれ種で増える時——芽は育苗ポットに移して、数を決める
アリッサムは、咲き終わった後にできる種がこぼれて、翌季に芽を出すことがあります。鉢のふちや、すき間の土から小さな芽が出ていたら、こぼれ種かもしれません。
- 芽の場所を確かめる。株のまわりや、隣の鉢の土に小さな芽が出ていないか見ます
- 育苗ポットにそっと移す。根を傷つけないよう、まわりの土ごとすくいます
- 数を決める。全部は育てきれないことも多いので、残す数を先に決めておきます
余った芽や、抜いた株は、空き地や川に捨てないでください。自治体の案内に従って捨てます。土の行き先は植木鉢の土の捨て方が参考になります。
ベランダや集合住宅の共用部の花壇では、勝手に植え広げず、管理規約と管理会社の決まりを確かめてください。鉢は手すりの外に出さず、避難経路や隣家とのしきりをふさがない位置に。排水口に土や種が流れ込まないよう、こぼれた分は掃いて集めておきましょう。
夏に枯れる理由——暑さ・西日・水・根の弱り
アリッサムは、涼しい季節に元気な草花です。日本の夏は、アリッサムにとって厳しい環境になりやすいんです。夏に弱る時は、次のあたりを疑います。
- 暑さ。気温が高い日が続くと、株が弱ります
- 西日。午後の強い日ざしで、鉢の中が熱くなります
- 水の与え方。毎日あげすぎて土が湿りっぱなしだったり、逆に乾きすぎたりすると、根が傷みます
- 根が弱っている。鉢がいっぱいになると、根が詰まって弱りやすくなります
対策は、午後に日が当たらない半日陰へ移すこと、風が通る場所に置くこと、土の表面が乾いてから水をあげることです。水やりの道具に困ったらじょうろの代用、鉢底の水はけはプランターに鉢底石はいらない?にまとめています。
枯れた株が復活するかは、株の中を見て判断します。茎の中が緑で、根元から新しい芽が出ているなら、切り戻して様子を見られます。全体が茶色く乾いてしまったら、残念ながら戻らないことが多いようです。
花が終わったら——葉のつけ根の少し上で切り戻す
花が減ってきて、茎が伸びてきたら、切り戻しの合図です。そのままにすると、種に力が回って、株が弱りやすくなります。
- 清潔なはさみを用意する。刃先を自分に向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へ
- 葉のつけ根の少し上で切る。葉を残して切ることで、そこから新しい芽が出ます
- 株の半分くらいを目安に。どこまで切るかは株の様子で決め、一度に切りすぎません
切った後は、風を通し、土が乾いてから水をあげます。しばらくして新しい芽が動き始めたら、また咲くのを待ちましょう。切る時期は地域や気温で変わるので、「花が減って伸びてきたら」を目安にしてください。
花が咲かない・ひょろひょろ伸びた時——日当たりと切り戻し
花がつかない、茎だけが細く伸びる。こちらは「徒長」と呼ばれる状態で、日当たりが足りない時に起きやすいと言われます。
- 日当たりを見直す。日陰が多いなら、日の当たる場所へ移します
- 伸びた茎は切り戻す。葉のつけ根の少し上で切ると、わき芽が出て形が整います
- 土の乾きと風通し。湿りっぱなしだと、株がひょろひょろしやすくなります
ゆきこ( ゚Д゚)『アリッサムは、切るのが怖くなりますよね。でも、伸びた茎を残すより、思い切って整える方が、結局きれいに咲く気がします』
スーパーアリッサム・スイートアリッサムとの違い
お店では、スーパーアリッサムという名前もよく見かけます。違いは、呼び名と暑さへの強さだと言われています。
| 呼び名 | 特徴 | 覚え方 |
|---|---|---|
| スイートアリッサム | 小さな白い花がこんもり咲く。涼しい季節向き | 昔からある、おなじみのアリッサム |
| スーパーアリッサム | 花の色が豊富。暑さに比べると強いと言われる | 夏越しを考える時の候補 |
ただ、「暑さに強い」と書かれていても、真夏の西日や蒸し暑さには注意が必要です。買う時は、ラベルの表示を見ておくと、後で見直しやすくなります。
いつ植え替える?——混み合ったら
鉢の中に根がいっぱいになると、水が通りにくくなり、夏に弱りやすくなります。根が鉢底の穴から出てきたら、ひとまわり大きな鉢に移す目安です。移す時期は気温が穏やかな季節を選び、根を傷つけないようにしましょう。
子ども・ペットがいる家で——口に入れない、届かない所に
アリッサムの葉・花・種は、小さな子どもが口に入れないようにしてください。切り戻した茎や落ちた花も、片付けておきましょう。鉢は子どもの手の届かない所に置きます。口に入れた時は、様子を見る前に、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください。
猫や犬、小鳥は、植物をかじることがあります。かじらない所に置き、気になる時は獣医さんに相談しましょう。土や株を触った後は、手を洗ってください。
よくある質問——種の集め方・寄せ植え・冬の様子
Q. 増やしたくない時は?
花が終わったら、種ができる前に切り戻しておくと、こぼれ種が減ります。切った茎は袋にまとめて、自治体の案内に従って捨ててください。
Q. 寄せ植えに向いている?
鉢のふちから垂れるように育つので、寄せ植えの縁取りに向いていると言われます。ただ、他の植物と混ぜると風通しが悪くなりやすいので、混み合ってきたら切り戻して整えましょう。
Q. 冬はどうなる?
地域によっては、寒い時期も咲き続けることがあります。ただ、寒さの厳しい地域では株が傷むこともあるので、無理せず様子を見てください。
Q. 切り戻しの後、肥料は必要?
土の状態や株の様子で変わります。使う場合は、製品の表示のとおりに使い、子どもとペットが近づかないようにしてください。
Q. 買ってきた苗は、すぐ植えていい?
買ってすぐに植え付けて大丈夫なことが多いですが、根が鉢の中でぎゅうぎゅうなら、軽くほぐしてから植えると根が広がりやすくなります。植え付けた後は、土が乾いてから水をあげましょう。
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鉢の水はけはプランターに鉢底石はいらない?、抜いた株や土の行き先は植木鉢の土の捨て方、水やりの道具はじょうろの代用にまとめています。
まとめ:増えた芽はポットへ、夏は西日を避け、花が終わったら切り戻す
- こぼれ種の芽は育苗ポットへ。数を決め、余りは自治体の案内で捨てます
- 夏は暑さと西日を避ける。半日陰と風通しのよい場所へ
- 花が終わったら葉のつけ根の少し上で切る。株の半分くらいを目安に
- ひょろひょろ伸びたら日当たりを見直す。伸びた茎は切り戻します
- 葉や種は口に入れない。子どもとペットの届かない所に置きます
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