ハイノキとソヨゴの違い——葉と樹形の見分け方と、アオダモと迷った時

家事

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庭に細身の木を植えたい。そう考えて調べると、必ず出てくるのがハイノキとソヨゴですよね。どちらも常緑で、すっとした姿が人気の木です。ただ、写真だけ見ると似ていて、どちらがどちらか分からなくなる人は多いんです。

先に結論をひとつ。見分けの目安は、葉のふちの形です。ハイノキは葉が細長くて小さなぎざぎざがあり、ソヨゴはふちがゆるやかに波打ちます。そこに「実がなるか」「冬に葉が落ちるか」を重ねると、アオダモとの違いまで見当がつきます。ただ、育ち方で見た目は変わるので、迷ったら苗のラベルや販売店の案内で確かめるのが確実です。

あなたはどれ? 見つけた特徴から章へ葉が細長い→ハイノキの目安。小さなぎざぎざ第2章へ ▶葉のふちが波打つ→ソヨゴの目安第2章へ ▶赤い実がなる→ソヨゴの雌株の目安第3章へ ▶冬に葉が落ちる→アオダモの目安第4章へ ▶

ケース別に読む:違いを一覧で知りたい人|葉で見分けたい人|実がなる木か知りたい人|アオダモと迷う人|シンボルツリーに選びたい人

4コマ漫画|ハイノキとソヨゴの見分け方1似ている木どっちも細身で常緑に見えるなあ遠目だと見分けにくい2見た目だけでたぶん同じ木でしょう遠目で決めると迷いやすい3葉を近くで見るふちが波打つならソヨゴかな葉のふちの形を近くで見る4実を見つけても赤い実は見るだけ口には入れない実は子どもとペットから離す

見分けの早見表——葉・花・実・樹形・日差し

先に、見る所ごとの違いを表にしました。どれも目安なので、1つの特徴だけで決めず、重ねて見てください。

見る所 ハイノキ ソヨゴ
葉 細長く、小さなぎざぎざがある ふちが波打つ。厚めでつやがある
花 白い小さな花がまとまって咲く 小さく目立ちにくい花が咲く
実 黒っぽい小さな実がつくことがある 雌株に赤い実がなる(雄株はならない)
樹形 細い幹で株立ち。やわらかい印象 すっと伸びる細身の姿
日差し 西日と乾燥に弱いことがある 植える場所は苗の案内で確かめる

ハイノキについては、常緑で、成長がゆっくり、西日と乾燥に弱いことがあると言われます。植える場所で迷う場合は、後悔しやすい点をハイノキのデメリットにまとめているので、あわせてどうぞ。

葉で見分ける——細長いぎざぎざか、波打つふちか

手軽なのは、葉を1枚、近くで見比べることです。

葉のふちを見比べるハイノキ葉が細長い小さなぎざぎざふちは細かいソヨゴふちが波打つ葉は厚めでつや全体にゆるやか
  • ハイノキ。葉が細長く、ふちに小さなぎざぎざがあります。全体に軽やかな印象です
  • ソヨゴ。葉のふちがゆるやかに波打ちます。名前は、風にそよぐ葉の様子から、という説があります

見る時の注意は、苗の葉は若いと違いが出にくいこと。複数の葉を見比べてください。公園や他人の庭の木で確かめる時は、触らずに見るだけにして、葉や枝は持ち帰らないでくださいね。

花と実で確かめる——ソヨゴの赤い実

ソヨゴは雌雄が別の木で、雌株には赤い実がなると言われます。実のなる秋から冬は、ひと目で分かる手がかりです。逆に、赤い実が見えない木は、雄株か、まだ実がつく前かもしれません。実がないからハイノキ、と決めつけないでください。

赤い実は見るだけ見るだけ遠くから眺める落ちたら早めに掃く写真に残す口に入れないかじらない猫や犬にも注意子どもの手が届かない

赤い実は口に入れないでください。小さな子どもが拾って口に入れたり、猫や犬がかじったりしないよう、落ちた実は早めに掃いておきます。万一口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談してください。

ハイノキの小さな黒っぽい実も同じです。見るだけにして、口に入れないのが基本です。

アオダモと迷った時——冬に葉が落ちるかどうか

株立ちの細い幹の雑木風の木として、アオダモも候補に上がることが多いです。ハイノキやソヨゴとの大きな違いは、冬に葉が落ちるかどうか。ハイノキとソヨゴは常緑で、季節を問わず葉がついています。アオダモは落葉樹なので、冬は枝だけになります。

  • 冬も緑がほしい:ハイノキ・ソヨゴ
  • 冬は枝の姿を楽しみたい:アオダモ
  • 冬に落ち葉の掃除をしたくない:常緑の方が楽な場面が多い

季節ごとの景色の違いを想像してから決めると、植えてからのギャップが小さくなります。

選ぶ時の考え方——西日・目隠し・実の掃除

見分けがついたら、次は「どちらを選ぶか」です。迷う人が多いのは、次の3点です。

  • 西日の当たり方。ハイノキは西日と乾燥に弱いことがあります。午後の日差しの向きを先に見ます
  • 目隠しにしたいか。ハイノキは成長がゆっくりなので、すぐ目隠しにはなりにくいです
  • 実の掃除。ソヨゴの雌株は赤い実が落ちます。小さな子どもやペットがいる家では、掃く手間と誤食の心配を考えます

迷う時は、条件を紙に書き出して比べるのがおすすめです。日差しの向き、目隠しの必要、実の掃除、冬の景色。この4つに○と△で答えていくと、自分の庭に合う木が見えてきます。どれも決め手にならない時は、見た目の好みで選んで大丈夫です。好きな木を選ぶのは、庭木を長く楽しむうえで大切なことです。そのうえで、場所に合わない点だけ、先に手を打っておくと安心です。

枝を整える時は、手の届く範囲まで。刃物を使う場合は、刃先の向きに気をつけて、使い終わったら子どもの手の届かない所へしまってください。高い所の剪定、幹を切るような強い剪定、伐採は、自分でせず造園業者に相談します。

隣家との境に植えるなら、枝が境を越えない余白を残してください。集合住宅や賃貸の共用の花壇に植える場合は、管理規約や管理会社への確認が先です。

子どもやペットがいる庭での選び方

小さな子どもやペットがいる家では、「どちらが似合うか」より前に、「実が落ちる木かどうか」が大事になります。

  • ソヨゴ。雌株は赤い実がなります。実が落ちて遊び場や通り道に転がると、拾って口に入れる心配があります
  • ハイノキ。小さな実がつくことがあります。見かけたら、同じように手の届かない扱いにします
  • アオダモ。実の様子は木によって違います。苗の案内で確かめます

庭での遊び場所や、犬の散歩ルートから離して植えるのも、ひとつの考え方です。猫や犬が庭木をかじる様子があれば、すぐ離して、気になる様子があれば動物病院に相談してください。

よくある疑問に、「雄株と雌株は苗の段階で見分けられる?」というものがあります。苗が小さい時期は花や実がなく、見分けにくいことが多いと言われます。実のあるなしにこだわるなら、販売店に相談して、実のついた株を確認できるか聞いてみてください。

もうひとつ、よくある疑問です。ハイノキとソヨゴは、どちらが手入れが楽なのか。これは植える環境で変わります。どちらも成長がゆっくりと言われ、頻繁な刈り込みが必要な木ではないとされます。手入れの量は、場所の条件と、枝をどこまで伸ばしたいかで決まります。

写真で見分けたい場合は、全体の姿より、葉を大きく写した1枚を比べるほうが分かりやすいです。ネットの写真は、撮影した地域や季節で見た目が変わるので、1枚だけで決めず、複数を見比べるようにしてください。

名前の確認が必要なのは、買う時だけではありません。植え付け後に「何の木だったか」を忘れてしまうこともあるので、苗のラベルは捨てずに取っておくか、写真に撮っておくと、手入れの時に役立ちます。

ゆきこ( ゚Д゚)『似た木は、名前を覚えるより、葉のふちを見るくせをつけたほうが早いですよね。迷ったらラベルを見る、これが安心だと思います』

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散歩で見かけた木の名前を調べたい時は、葉の形で引ける樹木の図鑑が1冊あると、見比べがぐっと楽になります。


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あわせて読みたい

ハイノキを植える前に確かめたいことはハイノキのデメリットに、葉が落ちる・黄色くなる時の見方はハイノキが枯れる時にまとめています。木を見に出かける日の靴の手入れは、登山靴の手入れも参考になります。

まとめ:葉のふちを見て、実と冬の姿を重ねる

  1. 葉のふちがいちばんの手がかり。ハイノキは細長く小さなぎざぎざ、ソヨゴは波打つ
  2. 赤い実がなるのはソヨゴの雌株。実がなくても決めつけない
  3. 冬に葉が落ちるならアオダモ。常緑かどうかも重ねる
  4. ハイノキは成長がゆっくりで、西日と乾燥に弱いことがある。場所を先に見る
  5. 実は口に入れない。大きくなった木は造園業者へ。手の届く範囲までが目安

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ハイノキとソヨゴの違いの早見表:葉のふちを見る。ハイノキは葉が細長く小さなぎざぎざがあり、ソヨゴはふちが波打つ。ソヨゴは雌株に赤い実がなる。ハイノキは常緑で成長がゆっくり、西日と乾燥に弱いことがある。アオダモは冬に葉が落ちる落葉樹。選ぶ時は西日の当たり方、目隠しにしたいか、実の掃除を考える。赤い実や黒っぽい実は口に入れず、猫や犬や子どもが触れないようにする。大きくなった木は手の届く範囲まで、高い所の剪定や強い剪定や伐採は造園業者へ。迷ったら苗のラベルで確認する

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