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庭のサルスベリを、ずっとそのままにしている。剪定したほうがいいと聞くけれど、いつどこを切ればいいのか分からないし、切りすぎて枯らしたらどうしよう、と手が出ない人は多いですよね。夏にきれいな花が咲くからこそ、触るのが怖くなります。
先に結論をひとつ。サルスベリは、剪定しないと枝が込み合い、花が小さくなったり少なくなったりすることがあると言われます。ただし、すぐに枯れるわけではありませんし、手の届く範囲の細い枝と、花がらの整理で足りることも多いです。太い枝や高い所は、無理をせず造園業者に相談してください。この記事では、剪定のやり方ではなく、「しないとどうなるか」と、花が咲かない・芽が出ない・枯れたように見える時の見方をまとめます。下の分岐図から、いまの様子に近いものを探してください。
ケース別に読む:剪定しないで放っている人|花が咲かない人|春に芽が出ない人|枯れたように見える人|葉に白い粉が出た人
剪定しないとどうなるかの早見表——手の届く範囲までが目安
剪定をしないと起こりやすいことを、表にしました。木の年数や環境で差があるので、「こうなることがある」という目安として見てください。
| しないでいると | 起こりやすいこと | 手の届く範囲での対応 |
|---|---|---|
| 枝が年々増える | 込み合って、風と日が通りにくい | 手の届く細い枝を、込み合う所だけ整理 |
| 細い枝が増える | 花が小さく、少なくなることがある | 花がらを取る程度に |
| 上へ上へ伸びる | 高い所で咲いて、花が見えにくい | 高い所は造園業者に相談 |
| 枝がはみ出す | 隣家や道路にかかる | はみ出しは話し合い・業者へ |
図のとおり、手の届く範囲の手入れと、背の高い所の手入れは分けて考えます。脚立に乗って切る、太い枝を切り詰める、幹を切る、といった作業は、落下やけがの危険があるので、造園業者に任せてください。切る月は地域や木の育ち方で違うので、迷った時は園芸店や業者に聞くのが安心です。
自分でできる範囲でも、切った枝の先で目や手を傷つけないよう、手袋と保護メガネを使います。はさみは清潔な物を、刃先を人に向けずに使い、終わったら子どもの手の届かない所にしまってください。
花が咲かない時——日当たり・込み合い・植えた直後
サルスベリは、夏から秋に長く咲く花木です。咲かない年は、次の3つを見ます。
- 日当たり。日が足りないと花つきが悪くなると言われます。周りの木や建物で日が減っていないか確かめます
- 枝の込み合い。細い枝がぎっしり重なっていると、花が小さくなることがあります。手の届く所の込み合いだけ、整理します
- 植えた直後。植えて間もない木は、まず根づくことが優先で、咲かない年があるのは珍しくありません。焦って肥料を足したり、強く切ったりしないで、様子を見ます
肥料や活力剤は、効き目をうたう前に、置き場所と日当たりを見直すのが先です。使う時は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないでください。
春に芽が出ない時——枯れたと決める前に確かめる
サルスベリは、春に新しい芽が動き出すのが遅めの木と言われています。ほかの木が緑になっても、まだ芽が出ないと、枯れたと思ってしまいますよね。でも、ここで急いで切らないのが大切です。
確かめ方は、手の届く細い枝を、軽く曲げてみること。粘りがあってしなるなら、生きている可能性があります。ぽきっと折れて、中が茶色くかさかさなら、その枝は枯れています。暖かくなるまで待って、もう一度確かめると、見間違いが減ります。
枯れたように見える時——曲げて折れる所より下の、緑の残る所の少し上で
枯れた枝が混ざっているのが分かったら、手の届く細い枝に限って、次のように整理できます。
- 枝を曲げる。ぽきっと折れる所が、枯れた部分です
- 皮の下を見る。折れた所より下で、皮の下が緑で、しっとりしている所を探します
- 切る位置。曲げて折れる所より下の、緑の残る所の少し上(芽の少し上)で切ります
幹全体が枯れている、根元から枝が出ない、背の高い木の上の方が枯れている、といった場合は、自分で切らずに、造園業者に相談してください。切った枝や葉は、お住まいの自治体の案内に従って捨てます。
葉に白い粉が出た時——園芸店の相談窓口へ
夏に、葉の表面が白い粉をまぶしたようになることがあります。葉の表面に白い粉が出る病気があると言われているので、広がっていたら、写真を撮って園芸店の相談窓口に見せてください。葉や枝に虫を見つけた時も、素手で触らず、近づきすぎずに、専門の業者や自治体の案内に相談します。
庭に植えてはいけないと言われる理由——大きくなる・花が落ちる・虫
「サルスベリは庭に植えてはいけない」と言われることがあります。その理由として挙げられるのは、主に次の点です。
- 大きくなる。年とともに背が高く、枝も広がるので、狭い庭では持て余すことがあります
- 花が落ちる。長い間咲くぶん、落ちた花が地面や玄関まわりを汚します。濡れた落ち花は、滑りやすいので、こまめに掃いてください
- 虫がつくことがある。葉や枝に虫が来ることがあるので、近づきすぎず、気になる時は専門の窓口へ
どれも、植える場所を選べば和らぐ点です。隣家との境界や、玄関・駐車場のそばを避けて、手の届く範囲で世話のしやすい位置に植える。大きくなった時は業者に任せる。この3点を先に決めておけば、植えてはいけないというほどの木ではない、と考えられます。
ライラックとの違い・白い花・匂い
サルスベリを調べると、ライラックとの違いが気になる人もいるようです。名前の響きは似ていますが、別の木です。サルスベリは夏から秋に、ちりめんのようなひだのある花を長く咲かせます。幹はつるっとして、皮がはがれやすい見た目です。ライラックは春に、房になった小さな花を咲かせる木で、花の時期も形も違います。ライラックの匂いについてはライラックの匂いにまとめています。
花の色は、ピンクや赤、紫、白などがあります。白い花は、ほかの色より植えた場所が明るく見えて、庭になじみやすいと言われます。匂いは、感じ方に差があり、近づくとほのかに感じるくらいと言われますが、気になる時は窓のそばから離すのが安心です。
子どもとペット、落ちた花の片付け
- 葉・花・落ちた花を口に入れない。口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ
- 猫・犬・小鳥はかじることがある。気になる時は獣医さんに相談してください
- 落ちた花で滑らない。玄関や階段のそばは、こまめに掃きます
- 枝のはみ出し。隣家や道路にかかる時は、まず話し合いを。困った時は自治体の案内を確かめます
- 集合住宅の共用部の木は、管理規約と管理会社の案内に従います
ゆきこ( ゚Д゚)『切りすぎが怖いなら、まずは手の届く花がらだけ取るところから始めるのが、気持ちとしても楽だと思います』
💡 この困りごとへの提案
枝に触れる作業が多いなら、腕を守るアームカバーがあると、引っかき傷を避けやすくなります。
あわせて読みたい
庭仕事で足元が濡れる日は、長靴がない時の長靴の代用が役立ちます。夏の日差しから頭を守るなら麦わら帽子の洗い方も。ライラックとの違いが気になった人はライラックの匂いもどうぞ。
まとめ:しないと込み合うが、手の届く範囲で整える。高い所と太い枝は業者へ
- 剪定しないと、枝が込み合い花が小さくなることがある。すぐ枯れるわけではない
- 自分でするのは、手の届く花がらと細い枝まで。高い所・太い枝・幹は造園業者へ
- 花が咲かない時は日当たり・込み合い・植えた直後を見る。焦って強く切らない
- 芽が出ない時は、枝を曲げて確かめる。折れる所より下の、緑の残る所の少し上で切る
- 落ちた花は滑らないよう片付け、葉や花は口に入れない。白い粉や虫は園芸店の窓口へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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