サルスベリを剪定しないと——どうなるか、花が咲かない・芽が出ない・枯れる時の見方

家事

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庭のサルスベリを、ずっとそのままにしている。剪定したほうがいいと聞くけれど、いつどこを切ればいいのか分からないし、切りすぎて枯らしたらどうしよう、と手が出ない人は多いですよね。夏にきれいな花が咲くからこそ、触るのが怖くなります。

先に結論をひとつ。サルスベリは、剪定しないと枝が込み合い、花が小さくなったり少なくなったりすることがあると言われます。ただし、すぐに枯れるわけではありませんし、手の届く範囲の細い枝と、花がらの整理で足りることも多いです。太い枝や高い所は、無理をせず造園業者に相談してください。この記事では、剪定のやり方ではなく、「しないとどうなるか」と、花が咲かない・芽が出ない・枯れたように見える時の見方をまとめます。下の分岐図から、いまの様子に近いものを探してください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ剪定しないで放っている→込み合うと花が小さく第1章へ ▶花が咲かない→日当たり・込み合い・直後第2章へ ▶春に芽が出ない→枝を曲げて確かめる第3章へ ▶枯れたように見える→緑の少し上で切る第4章へ ▶葉に白い粉が出た→園芸店の窓口へ相談第5章へ ▶

ケース別に読む:剪定しないで放っている人|花が咲かない人|春に芽が出ない人|枯れたように見える人|葉に白い粉が出た人

4コマ漫画|サルスベリの剪定そのまま放っておいていいのかな…1花が少なく込み合う慌てて高い枝まで切ろう!2高い所は切らない手の届く所手の届く所だけ整理しよう3花がらと細い枝まで高い所は高い所はお願いします4造園業者に相談する

剪定しないとどうなるかの早見表——手の届く範囲までが目安

剪定をしないと起こりやすいことを、表にしました。木の年数や環境で差があるので、「こうなることがある」という目安として見てください。

しないでいると 起こりやすいこと 手の届く範囲での対応
枝が年々増える 込み合って、風と日が通りにくい 手の届く細い枝を、込み合う所だけ整理
細い枝が増える 花が小さく、少なくなることがある 花がらを取る程度に
上へ上へ伸びる 高い所で咲いて、花が見えにくい 高い所は造園業者に相談
枝がはみ出す 隣家や道路にかかる はみ出しは話し合い・業者へ
手の届く範囲まで高い所・太い枝幹は造園業者へ手の届く範囲花がらと細い枝

図のとおり、手の届く範囲の手入れと、背の高い所の手入れは分けて考えます。脚立に乗って切る、太い枝を切り詰める、幹を切る、といった作業は、落下やけがの危険があるので、造園業者に任せてください。切る月は地域や木の育ち方で違うので、迷った時は園芸店や業者に聞くのが安心です。

自分でできる範囲でも、切った枝の先で目や手を傷つけないよう、手袋と保護メガネを使います。はさみは清潔な物を、刃先を人に向けずに使い、終わったら子どもの手の届かない所にしまってください。

花が咲かない時——日当たり・込み合い・植えた直後

サルスベリは、夏から秋に長く咲く花木です。咲かない年は、次の3つを見ます。

咲かない時に見る3つ日当たり日が足りているか枝の込み合い細い枝が重ならないか植えた直後根づくまで様子見
  • 日当たり。日が足りないと花つきが悪くなると言われます。周りの木や建物で日が減っていないか確かめます
  • 枝の込み合い。細い枝がぎっしり重なっていると、花が小さくなることがあります。手の届く所の込み合いだけ、整理します
  • 植えた直後。植えて間もない木は、まず根づくことが優先で、咲かない年があるのは珍しくありません。焦って肥料を足したり、強く切ったりしないで、様子を見ます

肥料や活力剤は、効き目をうたう前に、置き場所と日当たりを見直すのが先です。使う時は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないでください。

春に芽が出ない時——枯れたと決める前に確かめる

サルスベリは、春に新しい芽が動き出すのが遅めの木と言われています。ほかの木が緑になっても、まだ芽が出ないと、枯れたと思ってしまいますよね。でも、ここで急いで切らないのが大切です。

確かめ方は、手の届く細い枝を、軽く曲げてみること。粘りがあってしなるなら、生きている可能性があります。ぽきっと折れて、中が茶色くかさかさなら、その枝は枯れています。暖かくなるまで待って、もう一度確かめると、見間違いが減ります。

枯れたように見える時——曲げて折れる所より下の、緑の残る所の少し上で

枯れた枝が混ざっているのが分かったら、手の届く細い枝に限って、次のように整理できます。

  1. 枝を曲げる。ぽきっと折れる所が、枯れた部分です
  2. 皮の下を見る。折れた所より下で、皮の下が緑で、しっとりしている所を探します
  3. 切る位置。曲げて折れる所より下の、緑の残る所の少し上(芽の少し上)で切ります

幹全体が枯れている、根元から枝が出ない、背の高い木の上の方が枯れている、といった場合は、自分で切らずに、造園業者に相談してください。切った枝や葉は、お住まいの自治体の案内に従って捨てます。

葉に白い粉が出た時——園芸店の相談窓口へ

夏に、葉の表面が白い粉をまぶしたようになることがあります。葉の表面に白い粉が出る病気があると言われているので、広がっていたら、写真を撮って園芸店の相談窓口に見せてください。葉や枝に虫を見つけた時も、素手で触らず、近づきすぎずに、専門の業者や自治体の案内に相談します。

庭に植えてはいけないと言われる理由——大きくなる・花が落ちる・虫

「サルスベリは庭に植えてはいけない」と言われることがあります。その理由として挙げられるのは、主に次の点です。

  • 大きくなる。年とともに背が高く、枝も広がるので、狭い庭では持て余すことがあります
  • 花が落ちる。長い間咲くぶん、落ちた花が地面や玄関まわりを汚します。濡れた落ち花は、滑りやすいので、こまめに掃いてください
  • 虫がつくことがある。葉や枝に虫が来ることがあるので、近づきすぎず、気になる時は専門の窓口へ

どれも、植える場所を選べば和らぐ点です。隣家との境界や、玄関・駐車場のそばを避けて、手の届く範囲で世話のしやすい位置に植える。大きくなった時は業者に任せる。この3点を先に決めておけば、植えてはいけないというほどの木ではない、と考えられます。

ライラックとの違い・白い花・匂い

サルスベリを調べると、ライラックとの違いが気になる人もいるようです。名前の響きは似ていますが、別の木です。サルスベリは夏から秋に、ちりめんのようなひだのある花を長く咲かせます。幹はつるっとして、皮がはがれやすい見た目です。ライラックは春に、房になった小さな花を咲かせる木で、花の時期も形も違います。ライラックの匂いについてはライラックの匂いにまとめています。

花の色は、ピンクや赤、紫、白などがあります。白い花は、ほかの色より植えた場所が明るく見えて、庭になじみやすいと言われます。匂いは、感じ方に差があり、近づくとほのかに感じるくらいと言われますが、気になる時は窓のそばから離すのが安心です。

子どもとペット、落ちた花の片付け

  • 葉・花・落ちた花を口に入れない。口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ
  • 猫・犬・小鳥はかじることがある。気になる時は獣医さんに相談してください
  • 落ちた花で滑らない。玄関や階段のそばは、こまめに掃きます
  • 枝のはみ出し。隣家や道路にかかる時は、まず話し合いを。困った時は自治体の案内を確かめます
  • 集合住宅の共用部の木は、管理規約と管理会社の案内に従います

ゆきこ( ゚Д゚)『切りすぎが怖いなら、まずは手の届く花がらだけ取るところから始めるのが、気持ちとしても楽だと思います』

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庭仕事で足元が濡れる日は、長靴がない時の長靴の代用が役立ちます。夏の日差しから頭を守るなら麦わら帽子の洗い方も。ライラックとの違いが気になった人はライラックの匂いもどうぞ。

まとめ:しないと込み合うが、手の届く範囲で整える。高い所と太い枝は業者へ

  1. 剪定しないと、枝が込み合い花が小さくなることがある。すぐ枯れるわけではない
  2. 自分でするのは、手の届く花がらと細い枝まで。高い所・太い枝・幹は造園業者へ
  3. 花が咲かない時は日当たり・込み合い・植えた直後を見る。焦って強く切らない
  4. 芽が出ない時は、枝を曲げて確かめる。折れる所より下の、緑の残る所の少し上で切る
  5. 落ちた花は滑らないよう片付け、葉や花は口に入れない。白い粉や虫は園芸店の窓口へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

サルスベリを剪定しないとどうなるかの早見表:枝が込み合い、花が小さく少なくなることがあるが、すぐ枯れるわけではない。自分で手入れするのは手の届く花がらと細い枝まで、高い所と太い枝と幹は造園業者へ。花が咲かない時は日当たり、枝の込み合い、植えた直後を見る。春に芽が出ない時は枝を曲げて確かめ、ぽきっと折れる所より下の緑の残る所の少し上で切る。葉に白い粉が出たら園芸店の相談窓口へ。落ちた花は滑らないよう片付け、葉や花は口に入れない。猫や犬はかじることがある

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