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栗をたくさんもらったけれど、茹でるだけだと少し飽きてしまった。屋台やお店で見かけるような、香ばしい焼き栗を家でも味わいたい。そんな気持ちになること、ありますよね。
先に結論をひとつ。焼き栗は家でも作れますが、いちばん大事なのは、加熱する前に必ず皮へ切り込みを入れることです。切り込みがないと、中の蒸気の逃げ場がなくなって、はじけることがあります。生の栗がどんな状態かは栗は生で食べられる?に、茹でて食べる方法は栗の茹で方と皮むきにまとまっています。
ケース別に読む:家でできるか知りたい人|切り込みの入れ方|フライパンで焼く人|トースター・レンジの人|焼けたかの見方|天津甘栗との違い
家で焼き栗はできる?——必ず切り込みを入れてから
できます。フライパン、トースター、オーブンなど、家にある道具で焼き栗は作れます。ただし、栗の外側の固い皮(鬼皮)は、閉じたまま熱を加えると、中でふくらんだ蒸気の行き場がなくなります。大きな音とともに割れたり、破片が飛んだりすることがあるんです。
殻つきの栗をそのままレンジに入れるのも、同じ理由で危険です。切り込みなしでは加熱しない。この一点だけは、どの道具で焼く時も守ってください。
- 切り込みを入れていない栗は、どの道具でも加熱しない
- 音がしても、ふたや扉にすぐ顔を近づけない
- 子どもは台所に近づけない
- 熱い皮と蒸気でやけどをしやすいので、取り出す時は厚手の布やミトンを使う
焼き栗は水分が抜ける分、茹で栗よりほくっとして、香ばしさが出るのが魅力です。その反面、焼きすぎると固くなりやすい。ですから、時間を決め打ちせず、短い時間ずつ様子を見るのが失敗しにくい考え方です。
下準備——洗う・水に浸ける・切り込みを入れる
まず栗を洗って、土やほこりを落とします。そのあと、水にしばらく浸けておくと、皮が水を吸って、焼いた時に蒸されたようにむきやすくなると言われます。浸ける時間は、栗の乾き具合や季節で変わるので、決め打ちにしなくて大丈夫です。浸けている間に水に浮いてくる栗は、虫食いや乾燥で中にすき間があるかもしれません。見分け方は栗の虫の見分け方にあります。
洗ったら、水気をしっかりふいてから切り込みを入れます。濡れたままだと滑って危ないからです。
切り込みは、皮に一本、中の実まで深く届かなくてよい程度に入れます。栗は丸くて固く、すべりやすい食べ物です。必ず手袋や乾いた布巾で押さえ、刃は自分の手と反対の向きに動かしてください。力まかせに押すと刃が滑って指を切ります。切り込みが入れにくい時は、栗用のはさみを使うと安定します。子どもの手の届かない所で作業しましょう。
フライパンで焼く手順——ふたをして弱めの火で
いちばん手軽なのがフライパンです。油は引かず、切り込み面を上にして並べ、ふたをして弱めの火にかけます。ときどきフライパンをゆすって、栗を転がしながら、全体にまんべんなく熱を当てます。
焼いている最中に、パンと音がすることがあります。切り込みがあっても、皮がはじける場合はあるものです。音がしたからといってふたをすぐ開けず、少し待ってから、顔を離して開けてください。ふたの内側についた水滴や蒸気も熱いので、ふたは自分と反対側に向けて持ち上げると安心です。フライパンを空のまま長く熱するのは避け、加工がはがれやすいフライパンは取扱説明書の範囲で使いましょう。
トースター・オーブン・レンジの比較——早見表
フライパンがふさがっている時は、ほかの道具でも焼けます。それぞれ得意不得意があるので、早見表で見てください。
| 道具 | 手間 | はじけやすさ・向き | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| フライパン | ゆすって転がす手間がある | ふたがあれば飛び散りにくい。少量向き | ふたを開ける時は顔を離す |
| トースター | 並べて待つだけ。庫内が狭い | 熱源が近く焦げやすい。アルミホイルで包むと飛び散りにくい | 庫内に栗のかけらや汚れを残さない。目を離さない |
| オーブン | 天板に並べるだけで、まとめて焼ける | たくさん焼きたい時に向く | 扉を開ける時に熱い蒸気が出る。機種の説明書に従う |
| 電子レンジ | いちばん手早い | 切り込みなしだと、はじける危険が大きい | 必ず切り込みを入れ、耐熱の器にふんわりふたをする。短い時間ずつ様子を見る |
どの道具でも、切り込みなしでは加熱しないことと、そばを離れないことは共通です。焼き時間や温度は、栗の大きさや機種で変わります。分数を決め打ちにせず、短い時間ずつ様子を見て、音がしたらいったん止めて確かめるのが基本です。庫内に栗のかけらが残ると焦げやにおいのもとになるので、焼いたあとは冷めてから掃除しましょう。
焼けたかの見方とむき方——切り込みが開くのが目安
焼けたかどうかは、見た目で判断できます。
- 切り込みがぱっくり開き、皮が反り返ってきた
- 切り込みから、黄色い実が見える
- 竹串を刺すと、すっと通る
まだ固いようなら、短い時間ずつ追加して様子を見ます。焼きすぎると中が乾いてぱさぱさになりやすいので、早めに引き上げるくらいが無難です。
むく時は、取り出してから少し冷まし、厚手の布巾で栗を包んで持つと、熱さが和らぎます。切り込みに親指の爪を入れて広げると、鬼皮と渋皮がまとめてはがれやすくなります。熱いうちのほうがむきやすいのですが、やけどにはくれぐれも注意してください。子どもが手伝う時は、むいた後を食べるだけにして、熱い栗には触らせないようにしましょう。
食べる時は、小さな子どもや高齢の人は、小さく割って、座って食べてください。栗はのどに詰まりやすい食べ物です。犬や猫には与えないでください。焼いた栗が余った時の保存は甘栗の保存と温め直しが参考になります。
天津甘栗との違い——家では同じにならない
お店の天津甘栗のような味にしたくて、焼き栗を作る人も多いようです。ここは先に言っておくと、家では天津甘栗と同じ味や食感にはなりにくいです。
- 栗の種類が違う:天津甘栗は、小粒で渋皮がはがれやすい種類の栗を使うことで知られています。ふつうに手に入る大粒の栗は、渋皮が実にくっつきやすい
- 焼き方が違う:熱した小石と一緒に、かき混ぜながらじっくり熱を通すつくり方で知られています。小石が熱を均一に伝えるので、家庭のフライパンでは再現しにくい
- 道具と量が違う:大量に、毎回同じ状態で焼き上げる設備が前提になっている
甘みについても、栗は加熱するとデンプンが糖に変わって甘く感じやすくなると言われます。じっくり熱を通すほど甘みを感じやすいという考え方ですが、焼き方や栗の状態で変わるので、家では「焼き栗らしい香ばしさ」を楽しむくらいがちょうどいいですよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『焼き栗は、まず切り込みを忘れないこと。ここさえ守れば、あとは焼き加減の好みだと思います』
💡 この困りごとへの提案
切り込みを入れる時は、刃物を使うので慎重に。栗の皮に刃が入りにくい時は、栗用のはさみがあると安定して切れます。
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生の栗の状態と食べ方の考え方は栗は生で食べられる?、茹でて食べたい時は栗の茹で方と皮むき、栗を長く置きたい時は栗の保存方法にまとめています。
まとめ:焼き栗は必ず切り込みを入れてから。ふたをして、短い時間ずつ様子を見る
- 切り込みなしでは加熱しない。どの道具でも、はじけるのを防ぐ最優先の約束
- 洗って水気をふき、皮に切り込みを一本。刃は自分の手と反対向きに
- フライパンは、ふたをして弱めの火。ときどきゆすって転がす
- 焼けた目安は、切り込みが開いて黄色い実が見えること。やけどに注意
- 天津甘栗とは同じにならない。家では焼き栗の香ばしさを楽しむ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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