ツゲが枯れる時——茶色くなる原因と、復活するかの見分け方

家事

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生垣やシンボルツリーのツゲが、ある日気づいたら茶色くなっていた。一部だけ枯れ込んでいる、全体が赤茶けてきた。小さな丸い葉がびっしりつく木なので、色が変わると遠くからでもよく目立ちますよね。「もう復活しないのかな」と不安になるのは当然です。

先に結論をひとつ。ツゲが茶色くなる時は、「夏の乾き・冬の寒風」「刈り込みすぎ」「根元の水はけ」「葉を食べる虫」のどれかが多いと言われます。そして、枝の中まで枯れていなければ、春から新しい葉が出てくることがあります。まず枝が生きているかを確かめて、切るのはそのあとです。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 茶色の出方から自分の章へ全体が茶色くなった→まず枝が生きているか確かめる第2章へ ▶一部だけ茶色→乾き・寒風・水はけを疑う第3章へ ▶刈り込んだ後に茶色→切りすぎと切る位置を見る第4章へ ▶葉が白っぽい・食べられた→虫は園芸店や自治体の案内へ第5章へ ▶

ケース別に読む:原因の早見表を見たい人|全体が茶色い人|一部だけ茶色の人|刈り込んだ後の人|虫が気になる人|復活を待つ間の手入れ

4コマ漫画|ツゲが茶色くなったツゲが茶色に…もうダメかな1茶色くなった生垣の一部が赤茶けた茶色いから全部切ろう!2やりがちNG色だけ見て根元まで切る爪でこすって緑か見よう3確かめる爪でこすって緑か見る緑が残ってた!春を待とう4結果緑が残れば春を待てる

茶色くなる原因の早見表

ツゲは丈夫で刈り込みに強い木と言われますが、環境が合わないと茶色くなることがあります。まずは、茶色の出方から原因の見当をつけてみましょう。

茶色の出方 ありがちな原因 まず見ること
日当たりの強い面が茶色 夏の乾き、冬の寒風 根元の土の乾き、風の向き
全体がじわじわ茶色 根元の水はけが悪い、根が弱った 雨のあと水がたまっていないか
刈り込んだ後に内側が茶色 刈り込みすぎ、葉が減りすぎた どこまで刈ったか、緑が残っているか
葉が白っぽい、かじられた跡 葉を食べる虫 葉の裏、糸のようなものがないか

ツゲの葉は小さくて密なので、内側は日が当たりにくく、もともと葉が落ちやすい所です。外側の色が悪くなくて内側だけ茶色い、という場合は、ふだんの入れ替わりのこともあります。

茶色の原因の見当乾き・寒風外側が茶色水はけ全体がじわじわ刈りすぎ内側が茶色

全体が茶色い時——枝が生きているかの確かめ方と、切る位置

葉が茶色でも、枝が生きていれば復活の見込みがあります。切る前に、次の2つを試してください。

  1. 爪で樹皮を少しだけこする。内側が緑なら生きています。茶色でかさかさなら、そこは枯れています
  2. 枝を軽く曲げてみる。しなって戻るなら生きています。ぽきっと折れるなら枯れています

切る位置は、ぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上です。芽があるなら、芽の少し上で切ります。茶色の部分を残したままにすると、見た目も悪く、傷みが広がることがあるんです。

緑がまったく残っていなくて、どの枝も折れる場合は、その部分は戻りません。ツゲは枯れた所から新しい枝が出にくい木と言われるので、無理に復活を待たず、造園業者に相談して入れ替えを考える手もあります。

枝の確かめ方緑なら生きている爪で少しこする茶色なら枯れ内側もかさかさぽきっと折れる切る位置は下の緑

一部だけ茶色い時——乾き・寒風・水はけ

日当たりの強い面や、風の当たる側だけが茶色くなっている時は、夏の乾きや冬の寒風が原因のことが多いと言われます。ツゲは小さな葉から水分が逃げやすいので、乾いた風が続くと外側から傷んでいきます。

  • 根元の土を触る。夏に乾ききっていないか、指で確かめます。鉢なら受け皿の水もチェックします
  • 風の当たり方を見る。冬の風が強く当たる側なら、風よけを立てると和らぎます
  • 水はけを見る。雨のあとに水がたまる場所では、根が弱りやすくなります

水やりの間隔は、季節と天気と土で変わるので、決めつけずに「土が乾いたらたっぷり」を目安にしてください。肥料や活力剤を足す時は、製品の表示どおりに使います。

鉢植えのツゲは、地植えより乾きやすく、冷たい風や照り返しの影響も受けやすいです。夏は日の当たり方を見て置き場所を変え、冬は壁際に寄せるだけでも違います。生垣の場合は、茶色が出た面がどちらを向いているかをメモしておくと、翌年の見直しに役立ちます。

刈り込んだ後に茶色くなった時——手の届く高さまで

刈り込んだ直後に茶色くなる時は、葉を減らしすぎた可能性があります。ツゲは刈り込みに強いと言われますが、緑の葉が少なくなるまで深く刈ると、内側が枯れ込むことがあります。次の刈り込みでは、緑の葉を残す程度にとどめてください。

剪定ばさみや刈込ばさみを使う時は、刃先を自分や周りの人に向けず、使い終わったら刃を閉じて子どもの手の届かない所にしまいます。作業は手の届く高さまでにしてください。脚立が必要な高さや、生垣全体を大きく刈り込む作業は、造園業者に頼むのが安全です。

ゆきこ( ゚Д゚)『茶色い部分が目立つと切りたくなりますけど、まず緑が残っているかを見る。そこで落ち着けるかどうかが分かれ目だと思います』

切った枝や葉は、そのままにすると庭が散らかります。刈りくずをきれいに落とすと、見た目も気持ちよくなりますし、隣の家との境に落ちないように気をつける目安にもなります。越境しそうな枝は、話し合いで折り合いをつけてください。

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虫が気になる時と、イヌツゲとの違い、安全のこと

葉が白っぽくなったり、かじられたり、糸のようなものがついていたりする時は、葉を食べる虫がいることがあります。素手で触らず、駆除は園芸店や自治体の案内に従ってください。薬剤を使う時は、製品の表示どおりに使います。

よく似たイヌツゲは、モチノキの仲間で、ツゲとは別の木です。葉はツゲより少し小さく、黒い実をつけます。見分けにくい時は、苗のラベルや園芸店で確かめてください。

ツゲの葉や実は、口に入れないようにしてください。猫や犬、小さな子どもがかじらないように、落ちた枝葉はこまめに掃いておくと安心です。

復活を待つ間にすること、諦める目安

枝が生きていると分かったら、あとは待つ時間です。ツゲは成長がゆっくりした木なので、新しい葉が出そろうまでに時間がかかります。その間にやることは多くありません。

  • 根元の土を乾かしすぎない。夏は特に、土の表面が乾いていないか見てあげてください
  • 風の強い側を和らげる。冬は風よけや覆いで、乾いた風を直接当てないようにします
  • むやみに触らない。茶色の葉を一枚ずつむしったり、何度も切り戻したりすると、弱った木にはさらに負担です
  • 枯れた部分は、春の芽吹きのあとに整理する。どこまで生きているかが見分けやすくなります

春になっても緑の芽がどこにも動かず、枝を曲げるとどこもぽきっと折れる場合は、その部分は戻らないと考えてください。生垣の一部だけであれば、その部分だけを造園業者に相談して入れ替える、という選び方もあります。

茶色くなった原因が分からないまま同じ環境に戻すと、また同じことが起こりやすいんです。水はけ、風、日差しのどれが怪しいかを、ここまでの章を見ながら一度整理しておくと、次の夏と冬を落ち着いて迎えられます。

待つ間の手入れ土を見る乾かしすぎない風を和らげる冬は風よけを春まで待つむやみに触らない

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まとめ:茶色の出方を見て、枝が生きているかを確かめてから切る

  1. 茶色の原因は、乾き・寒風・刈りすぎ・水はけ・虫のどれかが多い。出方で見当をつけます
  2. 切る前に、爪でこすって緑か、軽く曲げてしなるかを見る。緑が残れば復活の見込みがあります
  3. 切る位置は、ぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上です
  4. 刈り込みは手の届く高さまで。生垣全体や高い所は造園業者へ
  5. 葉や実は口に入れない。虫は素手で触らず、薬剤は製品の表示どおりに

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ツゲが枯れる時の早見表:茶色くなる原因は夏の乾きや冬の寒風、刈り込みすぎ、根元の水はけ、葉を食べる虫のどれかが多い。切る前に枝が生きているかを、爪で樹皮を少しこすって緑か、枝を軽く曲げてしなるかで確かめる。切る位置はぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上。刈り込みは手の届く高さまで、生垣全体や高い所は造園業者へ。虫は素手で触らず園芸店や自治体の案内に従い、薬剤は製品の表示どおり。イヌツゲはモチノキの仲間で別の木。葉や実は口に入れず、ペットや子どもがかじらないようにする。

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