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生垣やシンボルツリーのツゲが、ある日気づいたら茶色くなっていた。一部だけ枯れ込んでいる、全体が赤茶けてきた。小さな丸い葉がびっしりつく木なので、色が変わると遠くからでもよく目立ちますよね。「もう復活しないのかな」と不安になるのは当然です。
先に結論をひとつ。ツゲが茶色くなる時は、「夏の乾き・冬の寒風」「刈り込みすぎ」「根元の水はけ」「葉を食べる虫」のどれかが多いと言われます。そして、枝の中まで枯れていなければ、春から新しい葉が出てくることがあります。まず枝が生きているかを確かめて、切るのはそのあとです。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:原因の早見表を見たい人|全体が茶色い人|一部だけ茶色の人|刈り込んだ後の人|虫が気になる人|復活を待つ間の手入れ
茶色くなる原因の早見表
ツゲは丈夫で刈り込みに強い木と言われますが、環境が合わないと茶色くなることがあります。まずは、茶色の出方から原因の見当をつけてみましょう。
| 茶色の出方 | ありがちな原因 | まず見ること |
|---|---|---|
| 日当たりの強い面が茶色 | 夏の乾き、冬の寒風 | 根元の土の乾き、風の向き |
| 全体がじわじわ茶色 | 根元の水はけが悪い、根が弱った | 雨のあと水がたまっていないか |
| 刈り込んだ後に内側が茶色 | 刈り込みすぎ、葉が減りすぎた | どこまで刈ったか、緑が残っているか |
| 葉が白っぽい、かじられた跡 | 葉を食べる虫 | 葉の裏、糸のようなものがないか |
ツゲの葉は小さくて密なので、内側は日が当たりにくく、もともと葉が落ちやすい所です。外側の色が悪くなくて内側だけ茶色い、という場合は、ふだんの入れ替わりのこともあります。
全体が茶色い時——枝が生きているかの確かめ方と、切る位置
葉が茶色でも、枝が生きていれば復活の見込みがあります。切る前に、次の2つを試してください。
- 爪で樹皮を少しだけこする。内側が緑なら生きています。茶色でかさかさなら、そこは枯れています
- 枝を軽く曲げてみる。しなって戻るなら生きています。ぽきっと折れるなら枯れています
切る位置は、ぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上です。芽があるなら、芽の少し上で切ります。茶色の部分を残したままにすると、見た目も悪く、傷みが広がることがあるんです。
緑がまったく残っていなくて、どの枝も折れる場合は、その部分は戻りません。ツゲは枯れた所から新しい枝が出にくい木と言われるので、無理に復活を待たず、造園業者に相談して入れ替えを考える手もあります。
一部だけ茶色い時——乾き・寒風・水はけ
日当たりの強い面や、風の当たる側だけが茶色くなっている時は、夏の乾きや冬の寒風が原因のことが多いと言われます。ツゲは小さな葉から水分が逃げやすいので、乾いた風が続くと外側から傷んでいきます。
- 根元の土を触る。夏に乾ききっていないか、指で確かめます。鉢なら受け皿の水もチェックします
- 風の当たり方を見る。冬の風が強く当たる側なら、風よけを立てると和らぎます
- 水はけを見る。雨のあとに水がたまる場所では、根が弱りやすくなります
水やりの間隔は、季節と天気と土で変わるので、決めつけずに「土が乾いたらたっぷり」を目安にしてください。肥料や活力剤を足す時は、製品の表示どおりに使います。
鉢植えのツゲは、地植えより乾きやすく、冷たい風や照り返しの影響も受けやすいです。夏は日の当たり方を見て置き場所を変え、冬は壁際に寄せるだけでも違います。生垣の場合は、茶色が出た面がどちらを向いているかをメモしておくと、翌年の見直しに役立ちます。
刈り込んだ後に茶色くなった時——手の届く高さまで
刈り込んだ直後に茶色くなる時は、葉を減らしすぎた可能性があります。ツゲは刈り込みに強いと言われますが、緑の葉が少なくなるまで深く刈ると、内側が枯れ込むことがあります。次の刈り込みでは、緑の葉を残す程度にとどめてください。
剪定ばさみや刈込ばさみを使う時は、刃先を自分や周りの人に向けず、使い終わったら刃を閉じて子どもの手の届かない所にしまいます。作業は手の届く高さまでにしてください。脚立が必要な高さや、生垣全体を大きく刈り込む作業は、造園業者に頼むのが安全です。
ゆきこ( ゚Д゚)『茶色い部分が目立つと切りたくなりますけど、まず緑が残っているかを見る。そこで落ち着けるかどうかが分かれ目だと思います』
切った枝や葉は、そのままにすると庭が散らかります。刈りくずをきれいに落とすと、見た目も気持ちよくなりますし、隣の家との境に落ちないように気をつける目安にもなります。越境しそうな枝は、話し合いで折り合いをつけてください。
虫が気になる時と、イヌツゲとの違い、安全のこと
葉が白っぽくなったり、かじられたり、糸のようなものがついていたりする時は、葉を食べる虫がいることがあります。素手で触らず、駆除は園芸店や自治体の案内に従ってください。薬剤を使う時は、製品の表示どおりに使います。
よく似たイヌツゲは、モチノキの仲間で、ツゲとは別の木です。葉はツゲより少し小さく、黒い実をつけます。見分けにくい時は、苗のラベルや園芸店で確かめてください。
ツゲの葉や実は、口に入れないようにしてください。猫や犬、小さな子どもがかじらないように、落ちた枝葉はこまめに掃いておくと安心です。
復活を待つ間にすること、諦める目安
枝が生きていると分かったら、あとは待つ時間です。ツゲは成長がゆっくりした木なので、新しい葉が出そろうまでに時間がかかります。その間にやることは多くありません。
- 根元の土を乾かしすぎない。夏は特に、土の表面が乾いていないか見てあげてください
- 風の強い側を和らげる。冬は風よけや覆いで、乾いた風を直接当てないようにします
- むやみに触らない。茶色の葉を一枚ずつむしったり、何度も切り戻したりすると、弱った木にはさらに負担です
- 枯れた部分は、春の芽吹きのあとに整理する。どこまで生きているかが見分けやすくなります
春になっても緑の芽がどこにも動かず、枝を曲げるとどこもぽきっと折れる場合は、その部分は戻らないと考えてください。生垣の一部だけであれば、その部分だけを造園業者に相談して入れ替える、という選び方もあります。
茶色くなった原因が分からないまま同じ環境に戻すと、また同じことが起こりやすいんです。水はけ、風、日差しのどれが怪しいかを、ここまでの章を見ながら一度整理しておくと、次の夏と冬を落ち着いて迎えられます。
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まとめ:茶色の出方を見て、枝が生きているかを確かめてから切る
- 茶色の原因は、乾き・寒風・刈りすぎ・水はけ・虫のどれかが多い。出方で見当をつけます
- 切る前に、爪でこすって緑か、軽く曲げてしなるかを見る。緑が残れば復活の見込みがあります
- 切る位置は、ぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上です
- 刈り込みは手の届く高さまで。生垣全体や高い所は造園業者へ
- 葉や実は口に入れない。虫は素手で触らず、薬剤は製品の表示どおりに
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手順を1枚にまとめています。



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