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冬の間ずっと首に巻いていたマフラー、そろそろ洗いたい。でもタグを見ると洗濯表示がない。タグを切ってしまった、手作りの物、もらい物、ずいぶん前から使っている物。理由はいろいろですが、マフラーに洗濯表示がない時は「このまま洗って縮んだらどうしよう」と手が止まりますよね。
先に結論をひとつ。素材が分からない時は「ウールかもしれない」と考えて、いちばん優しい洗い方に合わせると失敗しにくいです。ぬるま湯で、押すように洗って、こすらない。この3つが基本になります。素材の見分け方、手洗いしていいかの判断表、手順、クリーニングに出した方がよい物の順に、見ていきましょう。
ケース別に読む:表示がなくて素材が分からない人|手洗いしていいか迷う人|洗い方の手順を知りたい人|クリーニングを考えている人
マフラーに洗濯表示がないのはなぜ?——素材の見当をつける方法
表示がない理由は、だいたい4つに分かれます。タグを肌ざわりが気になって切った、手編みや手作りの物、フリーマーケットやいただき物で最初からタグがない、そして長く使ううちにタグが擦り切れた、というパターンです。どれも珍しいことではありません。
素材の手がかりは、次の順に探してみてください。
- 買った時の箱や袋が残っていないか。品質表示のシールが貼ってあることがあります
- 端っこの縫い目やラベルの裏に、小さな品質表示が縫い込まれていないか
- 手ざわりと見た目。ふわっと柔らかく空気を含んでいればウール系、つるっとして軽くて光沢があればアクリルなどの化学繊維、さらっとして薄ければ綿、のように見当がつきます
ただし、見た目や手ざわりだけで素材を言い切るのは難しいものです。ウールにアクリルが混ざった物も多く、見当が外れることもあります。分からない時は、ウールとして扱う。これが、迷った時のいちばん安全な考え方です。ウールに合わせた優しい洗い方なら、アクリルや綿だったとしても傷めにくいからです。
手洗いしていいか迷った時の判断早見表
素材の見当がついたら、次は「洗っていいか」の判断です。下の表は、手ざわりで見当をつけた素材ごとの目安です。断定ではなく、あくまで迷った時の目安として使ってください。
| 素材らしさ | 見分けのヒント | 洗い方の目安 |
|---|---|---|
| ウール・カシミヤらしい | 柔らかく空気を含む。毛先がふわっとしている | ぬるま湯で押し洗い。こすらない。縮みやすいので優しく |
| アクリルらしい | 軽くてつるっと。静電気が起きやすい | 手洗いが無難。熱に弱いので高温の乾燥機は避ける |
| 綿らしい | さらっとして薄手。ふくらみが少ない | 手洗いしやすい。ただし縮みは起こりうる |
| 毛皮・ファー付き | ふさふさした飾りや、動物の毛のような付属 | 家では洗わない。クリーニングへ |
| ビーズ・刺しゅう・装飾付き | 金具や飾りが付いている | 家では洗わない方が安心。クリーニングへ |
表で「家では洗わない」に当たった物は、迷わずクリーニングに相談しましょう。それ以外でも、色の濃い物は色落ちの心配があります。次の章の「色落ち試し」を必ず済ませてから洗ってください。
手洗いの手順——目立たない所で色落ちを試してから、押し洗い
手洗いの流れは、次の5つです。いちばん大事なのは最初の色落ち試しです。
- 目立たない所で色落ち試し。端のほうを少し濡らして、白いタオルで押さえます。色が移るなら、家では洗わずクリーニングへ
- ぬるま湯におしゃれ着用の中性洗剤をとかす。お風呂よりぬるいくらいの水温が目安です。熱いお湯は縮みの原因になります
- 押し洗い。マフラーを沈めて、手のひらで優しく押しては離すを繰り返します。ごしごしこすったり、もんだりしないでください。毛足が絡まって、ごわごわの元になります
- すすぎも押し洗いで。水を替えて、洗剤が残らなくなるまで繰り返します。洗剤が残ると、肌がかゆくなったり、においの元になったりします
- 水気はタオルで挟んで押し取る。ねじって絞るのはNG。形が崩れます。洗濯機の脱水を使うなら、ネットに入れてごく短い時間だけにしてください
- 平らな場所で、形を整えて陰干し。ハンガーに吊るすと重みで伸びるので、平干しネットか、広げたタオルの上に置きます
洗う前の準備として、ほつれや穴がないかを先に見ておきましょう。傷んだところに水が入ると、洗った拍子に広がることがあります。毛玉が気になる場合も、洗う前に軽く整えておくと、洗っている間に絡むのを減らせます。洗う頻度は、毎日使っていても、シーズンの終わりに一度が目安という考え方もあります。首元は肌や髪に触れるので、汗やファンデーションが気になる時だけ、早めに洗うと決めておくと続けやすいです。
乾くまでの時間は、素材や厚みでかなり違います。ウール系の厚手はなかなか乾かないので、洗うのは天気のよい日の午前中にしておくと、夜までに乾きやすくなります。生乾きのままたたんでしまうと、においやカビの元です。触って冷たく感じるうちは、まだ水分が残っているサインだと覚えておくと迷いません。
ここで乾燥機とアイロンの高温は当てないでください。ウールは縮み、アクリルは熱で形が変わったり、テカリが出たりします。シワが気になる時は、あて布をして低温のスチームを少し当てる程度にとどめましょう。
洗ったら伸びてしまった時は、セーターが伸びた時の戻し方が参考になります。耳当てのように小さな物の洗い方は耳当ての洗い方と代用も参考になります。
クリーニングに出した方がいいマフラー——判断の目安
「家で洗ってみたい」気持ちは分かりますが、次のような物はクリーニングに出す方が安心です。
- 毛皮やファー、ビーズ、金具などの飾りが付いている物
- 色落ち試しで、白いタオルに色が移った物
- 縮むと困る、思い入れのある物、大切な人からの贈り物
- 素材がまったく見当つかず、手ざわりも判断できない物
クリーニングに出す時は、「洗濯表示がない」ことと、分かる範囲の素材を店の人に伝えると、扱いを決めてもらいやすいです。自分では素材を決めきれなくても、そのまま相談して大丈夫です。引き取りや仕上がりの日数は店によって違うので、シーズン中に使いたい場合は、受け取りの目安を先に聞いておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『洗濯表示がないと不安になりますけど、まず色落ち試しをするだけで、失敗はぐっと減りますよね。迷ったらウール扱いで優しく、が合言葉です』
💡 この困りごとへの提案
洗剤は、ウールなどのおしゃれ着にも使える中性タイプを選んでおくと、ふだんのセーターにも使えて便利です。
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まとめ:迷ったらウール扱いで、色落ち試しから
- 表示がなくても、箱や縫い込みの表示を探す。手ざわりは見当どまり
- 素材が分からなければ、ウールとして優しく扱う。縮みを避けられる
- 洗う前に、目立たない所で色落ち試しをする。色が移ったらクリーニングへ
- ぬるま湯で押し洗い、こすらずねじらない。平干しで陰干し
- 乾燥機とアイロンの高温は当てない。毛皮や飾り付きは家で洗わない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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