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詰め合わせの焼き菓子の箱を開けたら、薄くて似たようなお菓子がいくつも並んでいた。反っている物、平たい物、くるりと巻いた物。「これはチュイール?ラングドシャ?」と、名前が分からなくなることはありませんか。
先に結論をひとつ。見分けの目安は形と食感です。チュイールは薄く焼いて反らせた、瓦のような形。ラングドシャは平たくて、さくっと軽い焼き菓子。シガールは、薄い生地を筒に巻いた物と言われます。呼び名は商品ごとに違うことがあるので、迷ったら袋や箱の表示を見るのがいちばん確かです。自分の状況に近い章から、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:形と食感の違いを知りたい人|名前の意味が気になる人|シガールとの違いを知りたい人|しけった時の考え方を知りたい人|食べる前の確認と子どもへの出し方が気になる人
見分けの早見表——形・食感・よく入る物
三つのお菓子は、どれも薄く焼いた生地のお菓子で、見た目が近く感じられます。それでも、よく見ると形の作り方がそれぞれ違います。まずは次の表で、大まかな目安をつかんでください。
| チュイール | ラングドシャ | シガール | |
|---|---|---|---|
| 形 | 薄く焼いて反らせた瓦の形 | 平たく細長い、または丸い薄い形 | 薄い生地を筒に巻いた形 |
| 食感 | 薄くてぱりっと割れる | さくっと軽くほろりとほどける | 巻いた筒でさくさく |
| よく入る物 | アーモンドをのせた物が多い | 間にチョコを挟んだ物もある | 生地の中に何も入れない物もある |
この三つはどれも、商品によって形や材料が違い、例外もたくさんあります。「反っているからチュイール」と言い切れるわけではありません。あくまで目安として、箱や袋の名前の表示もあわせて見てください。
味にも違いがあります。チュイールは、バターの香りに加えて、のせたアーモンドの香ばしさを感じやすい物があります。ラングドシャは、バターやミルクの風味が前に出て、口の中でふわりとほどけるタイプが多いと言われます。ただし、ひと口に言っても個性は商品ごとなので、好みの見つけ方は、少しずつ食べ比べてみるのが近道です。
贈り物や手みやげに選ぶ時は、相手の好みと食べやすさを考えると失敗が少なくなります。さくっと軽い物は年齢を問わず食べやすく、チョコを挟んだ物は甘みがはっきりします。アーモンドののった物は香ばしさが好きな人向けですが、ナッツのアレルギーのある方には向きません。渡す相手の好みが分からない時は、原材料が一覧で書かれた箱を選ぶと、受け取った人も確かめやすくなります。
名前の意味——瓦・猫の舌・葉巻
名前を知ると、形のイメージがつかみやすくなります。どれもフランスの言葉に由来すると言われています。
- チュイールは「瓦」の意味と言われ、反った形が屋根の瓦を思わせるところから来ているとされます
- ラングドシャは「猫の舌」の意味と言われ、平たく細長い形が似ていることから名づけられたとされます
- シガールは「葉巻」の意味と言われ、細い筒の形に由来するとされます
由来は諸説あるので、「そう呼ばれることが多い」くらいに覚えておくと、迷いません。名前の意味が分かると、箱の中身を目で見て「瓦っぽい」「舌っぽい」「葉巻っぽい」と当てる楽しみも出てきます。お菓子好きの方との会話のきっかけにもなりそうですよね。
シガールとの違い——筒に巻いてあるかどうか
ラングドシャとシガールは、どちらも薄い生地を使うため、混同しやすい組み合わせです。違いを見る手がかりは、筒に巻いてあるかどうかです。ラングドシャは平たいまま、シガールは薄い生地をくるりと巻いて筒にした物、と考えると整理しやすくなります。
チュイールも、焼き上がったあとの形づくりで、反らせる以外に筒状にすることがあるとされます。そのため、「筒だからシガール」とも言い切れません。見分けに自信がない時は、迷ったまま決めつけず、箱の名前を確かめるのがいちばんです。
シガールのような筒状の物は、中が空洞でもろく、食べる時にぽろぽろと崩れやすい特徴があります。机の上や服にこぼれやすいので、お皿の上で食べるようにすると後始末が楽です。
巻いた筒の物は、中が空洞でもろく、袋の中で割れやすいお菓子です。食べる前に袋を軽く押さえて、粉々になっていないか見ておくと、出す時に慌てません。
しけってしまった時の考え方
薄くて軽い焼き菓子は、空気中の湿気を吸うと、食感が変わりやすいお菓子です。開けたまま置いておくと、さくさく感が弱くなることがあります。
保存は、ふたのできる密閉容器に入れて、乾燥した涼しい場所に置くのが基本の考え方です。商品によっては、乾燥剤が入っていることもあるので、袋や箱の指示に従ってください。一度しけったお菓子を元に戻す方法は、商品ごとに合う合わないがあるので、袋や箱の指示を優先してください。
一度開けた袋は、口をしっかり閉じて、早めに食べきるのが基本です。小分けの袋に入った物は、食べる分だけ開けると、残りがしけりにくくなります。
見た目やにおいに異常があれば、食べないでください。カビが生えている、いつもと違うにおいがする、色が変わっている、油のにおいが強く鼻につく、といった場合です。日持ちは、袋や箱に書かれた期限と保存方法を見て判断します。
薄い焼き菓子は割れやすく、粉も出やすいものです。保存容器に入れる時は、重い物を上にのせないようにし、割れ物を扱うように、そっと入れてください。
食べる前の確認と、小さな子への出し方
焼き菓子の袋や箱は、まずアレルギー表示を見てください。
- アレルギー表示。チュイールにはアーモンド(ナッツ)がのっていることが多く、そのほか卵・乳・小麦などを使う商品もあります。食べられるかどうかは、表示を見て判断します
- 洋酒の確認。香りづけに洋酒を使う物があります。子ども、妊娠中の方、運転する方、お酒に弱い方は、原材料の表示を見て選んでください。焼いているから大丈夫、とは決めつけないでください
- 小さな子への出し方。薄い物は割れて、とがった欠片ができることがあります。筒の形のシガールは、口の中でばらけたり、崩れたりします。小さな子には小さく割って、座って、飲み物と一緒に。初めて食べさせる時は、ほんの少しからにします
お子さんにお菓子を出す時の考え方は、キャラメルは太る?何歳から食べさせていい?の記事にも、小さな子に出す時の注意や期限の目安がまとまっています。あわせて見ておくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『似た名前のお菓子は、形で見分けたあと、箱の名前でも確かめておくと、すっきりしますよね』
💡 この困りごとへの提案
薄い焼き菓子をしけらせずに置いておくには、ふたがしっかり閉まる密閉の保存容器が便利です。
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子どもに甘いお菓子を出す時の考え方や、期限切れの見方は、キャラメルは太る?何歳から食べさせていい?にまとめています。パン生地の仲間の保存の考え方はクロワッサンの保存も参考にどうぞ。
まとめ:形と食感で目安をつけ、表示で確かめて、小さく割って
- チュイールは反らせた瓦の形。ラングドシャは平たくさくっと、シガールは筒
- 形は目安。例外があるので、箱や袋の名前の表示もあわせて見る
- しけらせないよう密閉して。異常があれば食べない
- アレルギー表示と洋酒の有無を確認。ナッツ・卵・乳・小麦に注意
- 小さな子には小さく割って。座って、飲み物と一緒に
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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