もみの木は庭に植えてはいけない?——大きくなる・暑さが苦手とされる理由と、鉢で楽しむ考え方

生活

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クリスマスに鉢植えのもみの木を買った。あるいは、いただいた。飾り終わったら、このまま庭に植えようかな、と考える人は少なくないと思います。ところが「庭に植えてはいけない」という言い方を目にすると、本当なのか、何がいけないのか、気になりますよね。

先に結論をひとつ。もみの木は大きく育つ木で、暑さや乾きが苦手とされるため、庭植えには向かない場合があります。クリスマスのあとは鉢のまま涼しい場所で育て、植える前に「大きくなった時の場所」を考えるのが安心です。向かないとされる理由、鉢で育てる考え方、クリスマスの後の扱い、大きくなりすぎた時の相談先まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ庭に植えたい→向かない理由を先に確認第1章へ ▶買った鉢植えをどうする→鉢のまま涼しい場所へ第2章へ ▶クリスマスが終わった→室内から外へ少しずつ第3章へ ▶大きくなりすぎた→自分で切らず相談する第4章へ ▶毎年飾りたい→鉢か卓上のツリーで第5章へ ▶

ケース別に読む:庭に植えたい人|鉢植えをどうするか迷う人|クリスマス後の扱いが知りたい人|大きくなりすぎて困っている人|毎年飾りたい人

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庭植えに向かないとされる理由——大きくなる・暑さと乾きが苦手

「庭に植えてはいけない」と決まっているわけではありません。ただ、庭植えが難しいとされる理由はいくつかあります。植える前に、次の表で自分の庭に当てはめてみてください。

理由 とされること 庭で考えること
大きく育つ 年月がたつと、背の高い木になるとされる 建物・塀・電線・隣の敷地との距離を考える
暑さが苦手 夏の強い日ざしや蒸し暑さに弱いとされる 照り返しが強い場所や、風が抜けない場所は向かない場合がある
乾きが苦手 土が乾きすぎると傷みやすいとされる 植えたあとも、土の様子を見て世話を続けられるか
根が広がる 木が大きくなれば、根も広がるとされる 家の基礎・塀・配管の近くは避ける考え方

つまり、問題は「もみの木そのもの」より、植える場所と先々の大きさです。庭が広くて、日当たりや風通しがよく、将来の大きさまで考えられる環境なら、庭植えができる場合もあるかもしれません。ただ、一般的な住宅の庭では、大きくなってから持て余してしまうこともあります。お住まいの地域の気候によっても向き不向きは変わるので、迷う時は園芸店の人に相談するのが近道です。

鉢のまま育てる考え方——置き場所・水やり・風通し

買った鉢植えをどうするか迷ったら、いちど「鉢のまま」で考えるのが無難です。鉢なら大きさが一気に変わりにくく、置き場所を変えたり、夏の暑さを避けたりするのも楽になります。

鉢で育てる3つの目安1置き場所涼しく明るい所西日は避ける→2水やり土の乾き具合で受け皿の水は捨てる→3風通し蒸れない場所へ壁にくっつけない
  • 置き場所。涼しくて明るい場所へ。夏は西日や照り返しの強い場所を避け、日ざしのやわらかい所に動かします
  • 水やり。回数で決めず、土の乾き具合を見て与えます。受け皿にたまった水は、そのままにせず捨てます
  • 風通し。壁にぴったりくっつけず、空気がこもらない場所へ。蒸れると傷みやすくなります
  • 鉢の大きさ。根が窮屈になってきたら、一回り大きな鉢を考えます。大きくしすぎないほうが管理しやすくなります

鉢は重いので、動かす時は腰を痛めないよう、少しずつずらすか、二人で運んでください。

季節ごとの考え方も、ざっくり押さえておくと安心です。暑い時期は、日なたに出しっぱなしにせず、風が通る涼しい場所へ動かします。コンクリートの上は照り返しで鉢の中が熱くなりやすいので、台に載せて地面から離すのも一案です。寒い時期は、強い寒風が当たらない軒下や壁ぎわへ。冷え込む夜は、鉢のまわりを不織布などで覆うと守りやすくなります。くわしい覆い方は霜よけを手作りするで紹介しています。

もうひとつ、鉢のもみの木は「かわいい大きさ」のうちに楽しむ木、と割り切る考え方もあります。毎年少しずつ大きくなっていくので、鉢が窮屈になってきたら、置き場所と鉢の大きさを見直すタイミングです。育てきれないと感じた時は、無理に抱え込まず、園芸店や知人に相談してみる選択肢もあります。

クリスマスの後の扱い——室内から外へ少しずつ

室内で飾っていたもみの木を、飾り終わったとたんに寒い外へ出すのは負担が大きくなりがちです。温度の差で傷みやすいので、段階を踏むのが安心です。

クリスマスの後の3段階1飾りを外すライトや電池も全部外しておく→2玄関先で慣らす急に外へ出さない少しずつ→3涼しい場所へ鉢のまま置く土の乾きを見る
  1. 飾りを外す。オーナメントやライト、電池の入った飾りを全部外します。電気のコードは抜いて、子どもやペットの手の届かない所へ片づけます
  2. 玄関先や明るい日陰で慣らす。室内の暖かさに慣れた木を、急に寒風や強い日ざしの下に出さず、少しずつ外の環境に近づけます
  3. 涼しい場所へ置く。鉢のまま、風通しのよい涼しい場所へ。土の乾き具合を見て、水を与えます

暖房の風が直接当たる場所に置き続けると、葉先が傷みやすくなります。飾っている間も、暖房の風が当たらない位置を選ぶと、あとが楽です。クリスマスの飾りつけの時期についてはクリスマスツリーはいつから飾る?も参考にしてください。

大きくなりすぎた時——自分で切らず、専門の人に相談する

すでに庭に植えてあって、大きくなりすぎて困っている場合もありますよね。枝が建物や電線に近づいてきた、日当たりが悪くなった、落ち葉が多い。こうした時は、無理に自分で手を入れないことが大切です。

  • 高い所の作業は自分でしない。バランスを崩して落ちたり、枝が思わぬ方向に倒れたりする危険があります。造園業者に相談するのが安全です
  • 電線の近くは特に任せる。枝が電線に近い時は、自分で触らず、専門の人や電力会社の案内に従います
  • 切った枝の処分。何ごみになるかは、住んでいる自治体の分別表で確かめます。大きなものは回収の方法が別になることもあります

相談先に迷ったら、園芸店や、地域の造園業者、自治体の窓口に聞くところから始めてみてください。「植え替え」「移植」を勧められることもありますが、費用や時期は相談先で変わるので、見積もりを確かめてから決めると安心です。

毎年飾りたい時と、よくある迷い——鉢・卓上ツリー・ほかの木

毎年クリスマスにもみの木を飾りたい。でも庭植えは難しそう。そんな時の選び方を見ていきます。

  • 鉢のもみの木を毎年買う。飾るのは期間限定にして、そのあとは鉢のままで育てる方法です
  • 卓上のクリスマスツリー(作り物)を使う。置き場所を取らず、片づけも楽です。生きた木の世話がいらない分、気軽に続けられます
  • ほかの木を庭に植える。庭木としての大きさや、日当たり・寒さ・暑さへの強さは種類で違います。苗木売り場の札や園芸店の人の説明で確かめてから選びます

よくある迷いに答えておきます。もみの木とほかの針葉樹は同じ扱いでいいのか。見た目が似ていても、育ち方や好む環境は種類で変わります。購入した時の札や表示で確かめてください。また、枯れかけたら庭に植えれば復活するのか。弱っている時に植え替えると、さらに負担がかかることがあります。まずは鉢のまま、置き場所と土の乾き具合を見直すのが先です。

ゆきこ( ゚Д゚)『植える前に「大きくなったらどうなるかな」と一度想像してみると、迷いが減ると思います。鉢のまま楽しむのも立派な選び方ですよね』

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毎年気軽に楽しむなら、卓上のツリーなら置き場所に困りません。収納もコンパクトなので、片づけた後に庭の木のことで悩まなくて済みます。


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飾る時期で迷う人はクリスマスツリーはいつから飾る?を、サイズ選びで後悔したくない人は大きなクリスマスツリーで後悔する理由をどうぞ。冷え込む夜の備えは霜よけを手作りするが参考になります。

まとめ:庭植えは先々の大きさを考える。迷ったら鉢のまま涼しい場所で

  1. 庭植えは向かない場合がある。大きく育ち、暑さと乾きが苦手とされます
  2. 買った鉢植えは鉢のまま涼しい場所へ。水は土の乾き具合で与えます
  3. クリスマスの後は室内から外へ少しずつ。飾りと電気のコードを外してから
  4. 大きくなりすぎたら自分で切らない。高い所や電線の近くは専門の人へ
  5. 毎年飾りたいなら卓上ツリーも。迷ったら園芸店の人に相談します

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

もみの木は庭に植えてはいけないのかの早見表:もみの木は大きく育ち暑さと乾きが苦手とされるため庭植えには向かない場合がある、植える前に建物や電線との距離など大きくなった時の場所を考える、買った鉢植えは鉢のまま涼しく明るい場所に置き水やりは土の乾き具合で行う、クリスマスの後は飾りや電気のコードを外して室内から外へ少しずつ慣らす、大きくなりすぎた木や高い所の作業は自分でせず造園業者などに相談する、切った枝は自治体の分別表で確かめる、毎年飾りたいなら卓上のクリスマスツリーも選べる。

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