千両と南天の違い——葉の形・実のつき方と、お正月の飾り方の考え方

生活

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お正月の飾りに赤い実の枝を飾りたいと思って売り場へ行くと、千両と南天が並んでいて「どっちがどっち?」となりますよね。どちらも赤い実がついていて、遠くから見ると似ています。万両という名前もあって、ますます混乱しがちです。

先に結論をひとつ。見分ける目印は、葉と実のつき方です。千両は葉の上に実がかたまってつき、南天は細かく分かれた葉と、房になって垂れる実が目印です。万両は葉の下に実が垂れ下がります。どれもお正月の飾りに使われることが多い植物です。見分け方、飾り方、子どもやペットのいる家の注意、庭で育てる時の考え方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ見分けたい→実と葉の位置で見分ける第1章へ ▶売り場で選びたい→特徴の早見表で比べる第2章へ ▶切って飾りたい→切り口と水の扱いを見る第3章へ ▶子どもやペットがいる→口に入れない所へ置く第4章へ ▶庭で育てたい→置き場所と関連記事へ第5章へ ▶

ケース別に読む:見分けたい人|売り場で選びたい人|切って飾りたい人|子どもやペットがいる人|庭で育てたい人

4コマ漫画|千両と南天の見分け方困った場面千両と南天…どっちだろう赤い実の枝1売り場で見分けが難しいやりがちなNG色が赤いから!実の色だけで選ぶ2葉と実の位置は後回し正しい対処実が上か垂れるか見てみよう実のつき方3千両は上・南天は垂れる結果とひとことお正月に飾ろう小さめの花瓶4子どもの手の届かない所へ

見分けの目印——実が葉の上か、垂れるか、下か

見分けは、枝を横から見て、実がどこについているかを確かめるのが近道です。赤い実という共通点があるので、色だけを見ると同じに見えてしまいます。実の位置と葉の形に注目すると、ぐっと分かりやすくなります。

実のつき方で見分ける1千両葉の上に実がかたまってつく→2南天細かい葉と房で垂れる実→3万両葉の下に実が垂れ下がる
  • 千両。葉の上に、実がまとまってつきます。実が葉の上に顔を出しているような印象です
  • 南天。葉が細かく分かれていて、実は房になって垂れます。やわらかい雰囲気の枝ぶりです
  • 万両。実が葉の下に垂れ下がります。葉の陰から実がのぞいているように見えます

実の色は、赤だけではなく、黄色など別の色の種類もあります。売り場の札には名前が書かれているので、迷ったら札の名前と見比べてみてください。実際の見え方は、枝の切り方や束ね方でも変わります。

売り場では、束ねた枝が並んでいて、どの枝がどの名前なのか見失うこともあります。そんな時は、いちど手に取って横から眺めてみてください。実が上を向いて葉の上にのっているか、房になって垂れているか、葉の陰にぶら下がっているか。この3つのどれに近いかで、だいたいの見当がつきます。遠くから見ると同じに見えても、近くで見ると違いが見えてきますよ。

特徴の早見表——売り場で比べる時に見るところ

売り場で選ぶ時は、次の早見表を手がかりにしてみてください。切り花の枝として売られている物は、実や葉の様子が見分けやすいのでおすすめです。

名前 葉の様子 実のつき方 お正月での使われ方
千両 葉が上向きに広がる 葉の上にかたまってつく 切り枝を花瓶に挿す飾りとして使われることが多い
南天 細かく分かれた葉 房になって垂れる 縁起のよい木とされることが多く、お正月の飾りに使われる
万両 葉が広がる 葉の下に垂れ下がる 千両と並んで売られることがある

縁起の話をすると、南天は「難を転ずる」という語呂合わせから縁起のよい木とされることが多く、千両や万両は名前にめでたい意味を込めて飾られることがあります。ただ、こうしたしきたりは地域や家によって違います。どう飾るかは、家のやり方に合わせて大丈夫です。迷ったら、身近な人や売り場の人に聞いてみましょう。

飾り方の考え方——切り口・水・暖房の風

枝を買ってきたら、花瓶に挿して飾ります。長持ちさせたい時は、次の3つを意識してみてください。日数や水の量は決めなくて大丈夫で、「様子を見て」が基本です。

飾り方の3つのコツ1切り口を整える清潔なハサミで斜めに切る→2水を替える濁る前に替える葉を水につけない→3暖房の風を避ける実が落ちやすい乾燥にも注意
  1. 切り口を整える。清潔なハサミで、枝の根元を斜めに切り直します。切り口が広がると、水を吸い上げやすくなります。ハサミは使い終わったら、子どもの手の届かない所へ
  2. 水を替える。水が濁ったり、においがしたりする前に新しい水に替えます。水に浸かる部分の葉は取っておくと、水が傷みにくくなります
  3. 暖房の風を避ける。エアコンやヒーターの風が当たると、実が乾いて落ちやすくなります。玄関や床の間など、涼しい場所が向いています

花瓶は、小さめで安定感のあるものを選ぶと、倒れにくくて安心です。重心が高くなる背の高い花瓶は、低い台やテーブルの端に置くと倒れやすいので気をつけてください。

子ども・ペットのいる家の注意——実や葉を口に入れない

千両も南天も、実や葉を口に入れないようにしてください。赤くて小さい実は、子どもにとってはおもちゃやお菓子のように見えます。ペットも、落ちた実をくわえてしまうことがあります。

子ども・ペットの注意1口に入れない実も葉も手の届かない所へ→2花瓶は安定倒れにくい場所へ低い台は避ける→3落ちた実は拾うこまめに掃除転がる実に注意
  • 手の届かない所に飾る。高い棚や、子どもとペットが近づけない場所へ。ダイニングテーブルの端は、手が届きやすいので避けます
  • 落ちた実はすぐ拾う。実は丸くて転がります。気づいたらこまめに掃除して、床に残さないようにします
  • 花瓶ごと倒されない置き方に。ひもやテーブルクロスが垂れていると、引っ張って倒すことがあります
  • もし口に入れてしまったら。慌てて吐かせようとせず、かかりつけの医師や地域の相談窓口に、ペットなら動物病院に連絡して指示に従ってください

お正月は来客も多く、飾り終わった後の片づけも忙しいですよね。実が落ちた時にすぐ気づけるよう、床に敷物のない場所に置くのも一案です。

飾り終わった枝の片づけも、決まりごとはありません。傷んできたら、早めに花瓶から抜いて処分します。実が落ちた枝や、しなびた枝は、何ごみになるかを住んでいる自治体の分別表で確かめてください。庭に植えた株から切った枝も同じです。水が傷んだ花瓶は、洗ってからしまうと、次に使う時に気持ちよく使えます。

庭で育てたい時とよくある迷い——実が落ちる・つかない

庭や鉢で育てたい場合は、種類によって好む場所が違います。日当たりや風通しの好みは、苗木売り場の札や園芸店の人の説明で確かめるのが確実です。同じ赤い実でも、千両・南天・万両はそれぞれ育ち方に違いがあるので、買う前に札で名前を確かめておきましょう。

鉢で育てる場合は、大きさにも注意が必要です。育つにつれて枝が広がったり、株元から新しい芽が出てきたりして、思ったより場所を取ることがあります。置き場所に余裕があるか、増えた時にどうするかも、買う前に少し想像しておくと安心です。実のついた枝を飾るだけなら、切り花を毎年買うほうが、育てるより気軽という考え方もあります。

よくある迷いに答えておきます。飾っていたら実がぽろぽろ落ちてきた、という時は、暖房の風や乾燥が原因のことがあります。置き場所を涼しい所へ動かして、水を替えながら様子を見てください。育てている株に実がつかない時や、葉や実の色が出ない時、増えすぎて困る時は、次の記事も参考になります。

ゆきこ( ゚Д゚)『名前の違いを知ると、売り場で選ぶのも飾るのも、ぐっと楽しくなりますよね。迷ったら、実のつき方を見るだけで大丈夫です』

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切った枝を挿す花瓶は、小さめで安定感のあるものがあると、飾る場所を選びません。倒れにくいものを選んでおくと、小さい子がいる家でも安心感が違います。


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実がつかない時の見直しは千両に実がつかない時、色が出ない時は南天が赤くならない時、南天が弱ってきた時は南天が枯れる時にくわしくあります。

まとめ:実のつき方を見て選び、口に入れない所へ飾る

  1. 千両は葉の上に実がかたまり、南天は細かい葉と房で垂れる実。万両は葉の下に垂れます
  2. 色だけで選ばず、札の名前と実のつき方を見る。実の色は種類で違います
  3. 切り口を整え、水を替え、暖房の風を避ける。実が落ちやすくなります
  4. 実や葉は子どもとペットの口に入れない。手の届かない所に飾り、落ちた実は拾います
  5. 縁起やしきたりは地域や家で違う。迷ったら家のやり方に合わせます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

千両と南天の違いの早見表:千両は葉の上に実がかたまってつく、南天は細かく分かれた葉と房になって垂れる実、万両は葉の下に実が垂れ下がる、実の色は種類で違うので札の名前で確かめる、飾る時は清潔なハサミで切り口を整え水を替え暖房の風を避ける、実や葉は子どもやペットの口に入れないよう手の届かない所へ飾り落ちた実はすぐ拾う、縁起やしきたりは地域や家で違うので家のやり方に合わせる、実がつかない時や赤くならない時は関連記事で見直す。

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