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ガレットデロワを焼こうとして、はたと気づく。中に入れるフェーブが、家にない。通販で買い足す時間もないし、何か代わりになる物はないかな、と考えますよね。お正月の集まりに合わせて作るなら、なおさら焦ります。
先に結論をひとつ。代わりを探すより、中には何も入れず、皿の下や紙の印で当たりを決める方法がおすすめです。物を入れるなら、食品と一緒に焼けると表示された専用のフェーブだけにして、入れたことを全員に伝え、小さい子や高齢の人の分には入れないようにします。選び方と食べる時の注意を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:先に結論を知りたい人|代わりを比べたい人|子どもがいて入れたくない人|食べる時の注意を知りたい人|手持ちの小物を使いたい人
先に結論——中に入れず、印で当たりを決める
フェーブは、ガレットデロワの中に1つ入れておく小さな飾りのことで、切り分けた時に当たった人を祝う習わしがあるとされます。この習わしは、家庭や地域で扱いが違います。大切なのは、焼き菓子の中に硬い物を入れると、食べる人が思わぬけがをするおそれがあることです。
知らずに勢いよく噛むと、歯を痛めることがあります。小さい子が口に入れてしまえば、のどにつまらせる心配もあります。クリームの中に隠れた物は、取り分ける人も見落としやすいものです。だから、家にあるもので代わりを作るより、次の順に考えるのがおすすめです。
- 第一は、中に何も入れず、皿の下や紙の印で当たりを決める。やり方は第3章で紹介します
- 物を入れるなら、食品と一緒に焼けると表示された専用のフェーブだけ。入れたことは、食べる人全員に先に伝えます
- 小さい子や高齢の人の分には入れない。切り分けたあとも、入っていないか確かめてから渡します
「入れたことを伝える」のは、野暮なようで、実はお祝いの空気を壊さない工夫でもあります。「今日は1つだけ当たりが入っていますよ」と明るく声をかければ、全員が構えて食べるので、楽しさはそのままに安全も守れます。
ナッツなどの食べ物を、丸ごと中に隠す方法は勧めません。硬くて歯を痛めやすく、のどにつまらせる心配があり、ナッツのアレルギーがある人には出せません。クリームの中で見分けがつかず、取り分ける時に見落とすこともあります。
代わりの方法の早見表——印と専用フェーブを比べる
入れずに決める方法と、入れる場合の物を図で並べます。迷う時は、左側の「入れない」方法から選んでください。
| 方法 | 向く場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 紙の印・皿の下のシール | 誰が食べる集まりでも。第一におすすめ | 食べる物に混ぜない。シールの糊が食品につかないように |
| 飾りのピック | 切り分けた後、当たりの1切れに立てる | 先が尖る物は、小さい子の手が届く所に置かない |
| 食品と一緒に焼けると表示された専用フェーブ | 大人だけで食べる集まり | 欠けや割れがないか使う前に確かめる。入れたことを全員に伝える。小さい子・高齢の人の分には入れない |
ボタン電池や磁石は、飲み込むと体に深刻な影響が出ることがあるため、入れないでください。割れやすい小物や、塗装がはげる物も、欠片が口に入る心配があります。食品と一緒に焼けると表示された物か分からない物は、最初から入れないのが原則です。
専用のフェーブは、お菓子作り用として売られていて、パッケージに食品用や、食品と一緒に焼けるといった表示があります。表示は商品ごとに違うので、使う前に説明を読んで、その範囲で使ってください。
入れずに「当たり」を決める方法——小さい子がいる時
小さい子がいる食卓では、中に何も入れず、外に印を付ける方法が向いています。もちろん大人だけの集まりでも使えます。やり方はシンプルです。
- 切り分ける前に、人数分の皿を並べる。どれか1枚の裏側(皿の下)に、シールや紙の印を貼っておきます
- お菓子は大人が切り分けて、くじ引きのように皿にのせる。刃物は子どもに持たせないでください
- 皿をひっくり返さず、最後に皿の下を見る。印の付いた皿の人が当たりです
当たった人には、紙で作った王冠をかぶってもらうのが定番です。王冠は、画用紙やクッキングシートを折って作れるので、子どもと一緒に工作する時間にもなります。フェーブを入れなくても、場は盛り上がりますよ。
印で決める方法には、あとから遊びを足しやすい良さがあります。たとえば、当たった人は好きな席に座れる、最初のひと切れを選べる、といった決まりを加えるだけで、中に何も入れなくても場が盛り上がります。切り分けたお菓子の中には何も入っていないので、後から食べる時も安心です。
食べる時に気をつけること——先に伝えて、ゆっくり噛む
中に何も入れない場合でも、お菓子を食べる時の基本は同じです。専用のフェーブを入れた場合は、特に次の3つを守ってください。
- 食べる前に、「中に1つ入っています」と伝える。席に着いた全員に聞こえるように
- 最初の一口からゆっくり噛む。勢いよく噛むと、硬い物で歯を痛めることがあります
- 口の中に硬い物を感じたら、いったん止めて取り出す。慌てて飲み込まないでください
小さい子の分に入れないだけでなく、切り分けたあとの1切れに、誤って入っていないかも確かめておくと安心です。取り分ける時は、切り口をよく見て、入っている物がないかを大人が見てから渡してください。食事中に笑ったり、話したりしている時も、のどにつまらせやすくなります。食べている間は、落ち着いて座って食べるようにしましょう。
高齢の人は、噛む力や飲み込む力が人によって違います。本人に確かめて、入れていない側を出すなど、無理のない形にしてください。余ったお菓子を後で食べる時も、切り口を見て、入れた物が残っていないか確かめてから出すと安心です。
万一、硬い物を飲み込んだ、のどに詰まったかもしれない、という時は、様子を見ようとせず、すぐに救急や医療機関に連絡してください。
手持ちの小物は入れない——迷った時の目安
陶器の小さな飾りや、ボタン、アクセサリー、電池、磁石など、家にある小物は入れないでください。オーブンの熱に耐えるかどうかだけでなく、欠け、割れ、塗装のはがれ、誤飲の心配があるからです。
入れてよいのは、食品と一緒に焼けると表示された専用のフェーブだけです。お菓子作り用として売られている物でも、焼き菓子に入れてよいかは、必ず表示で確かめます。表示が見つからない、分からない、という物は入れません。
迷う時のために、次のような目安を表にしました。
| こんな時 | 目安 |
|---|---|
| ボタン・電池・磁石・飾りなど、手持ちの小物 | 入れない。印で当たりを決める |
| 食品と一緒に焼けると表示された専用フェーブがある | 入れたことを必ず伝える。小さい子・高齢の人の分には入れない |
| 表示がない・分からない | 入れない。印で当たりを決める |
| 小さい子や高齢の人がいる | 中には入れず、印で当たりを決める |
| 食物アレルギーの人がいる | 生地やクリームの原材料表示を確かめる。印で当たりを決める |
集まりの人数が多い時は、当たりを1つに決めておくと管理しやすくなります。何個も入れると、誰が何を引いたのか分からなくなり、取り分ける時の確認も増えます。迷ったら、中には入れず、印で決める形にしておくと安心です。
生地の下に敷くクッキングシートは、焼いたあとお菓子がくっつかず、持ち上げる時にも便利です。ガレットデロワのような平たいお菓子では、シートごと動かすと形が崩れにくくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『小さな物を入れるお菓子は、楽しい反面、気をつけたいことが多いですよね。迷ったら中には入れず、印で当たりを決めるのが、気持ちも楽だと思います』
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まとめ:中に入れず、印で当たりを決める。物を入れるなら専用フェーブだけ
- 第一は中に何も入れず、皿の下や紙の印で当たりを決める
- 物を入れるなら、食品と一緒に焼けると表示された専用フェーブだけ。入れたことは全員に伝える
- 小さい子や高齢の人の分には入れない。切り分けたあとも確かめる
- ボタン・電池・磁石など手持ちの小物は入れない。ナッツなど食べ物を隠す方法も勧めない
- のどに詰まった時は、すぐ救急や医療機関へ。迷う時は中に入れない
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手順を1枚にまとめています。



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